求職者
転職を考えている人「転職エージェントって信用できないって聞くけど、どういうこと?何を注意すればいいの?」

この疑問に答えます。

結論からいうと、転職エージェントのキャリアアドバイザーの中には、信用できない人もいます。

注意点を知っておかないと、転職で失敗します。

その理由は、転職エージェントのビジネスモデルが、求職者を企業に紹介しないと成立しないからです。

転職エージェントの収益構造は、求職者が企業に入社した後に、企業から支払われる紹介料で成り立っています。

つまり、求職者を企業に入社させない限り、収益源がないということです。

ですから、転職エージェントとしては、自分たちの利益を増やすために、「内定率が高くて、誰でも入れる会社に応募してほしい」と思うのです。

この転職エージェントの裏側の真実を知っておかないと、転職エージェントに便利な商品として使われてしまい、転職で失敗します。

✔記事の信頼性

記事を書いている僕は26歳まで、年収200万円のフリーターでした。その後、転職して正社員になり、年収500万円を稼げるようになりました。
現在はキャリアアドバイザーとして、20代向けに転職サポートをしています。

今回は「転職エージェントが信用できない理由」と「転職で失敗しないための注意点」について解説していきます。

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転職エージェントは信用できない?【注意点を知らないと失敗します】

転職エージェントが信用できない理由は、以下のとおりです。

転職エージェントが信用できない理由
  • 求職者が入社しないと収益が出ない
  • 求職者は商品で、本当のお客様は求人募集する企業
  • 求職者は年収の20%~30%で売られている
  • 入社決定までのサポート期間は経費でしかない
  • 経費が少なくて利益が大きいビジネスが重宝される
  • 文句が多い求職者は不良在庫のような扱いになる

多くの求職者が勘違いしていることがあります。

それは、転職エージェントは「無料で利用できる国の機関ではない」ということです。

転職エージェントは、ハローワークのような国の機関ではないので、売上や利益がないと、潰れてしまいます。

しかし、転職エージェントを「学校の進路相談室」のような場所だと思って利用する求職者が結構います。

これは、半分正解で、半分間違っています。

転職エージェントのキャリアアドバイザーは、その名の通り、求職者に転職やキャリアのアドバイスを行います。

そのため、カウンセラーのようなイメージを持っている人も多いです。

しかしながら、現実はカウンセラーの側面と同じ比重で、営業職という側面を持っています。

「キャリアアドバイザー=営業職」というイメージがないかもしれませんが、キャリアアドバイザーは会社から営業ノルマを課せられています。

つまり、キャリアアドバイザーにも、売上目標があるということです、

転職エージェントを利用するときは、この事実を知っておかないと危険です。

いいように使われて、希望しない仕事に就職させられ、最終的に早期離職をするというオチになります。

転職エージェントの注意点は求職者が入社しないと収益が出ないところ

転職エージェント 信用できない

キャリアアドバイザーに営業ノルマがある理由は、転職エージェントのビジネスモデルが、求職者を入社させないと売上がつくれない構造になっているからです。

入社させられた求職者がゼロなら、売上もゼロになります。当然、利益もゼロですから、会社はすぐに倒産してしまいます。

転職エージェントには複数のキャリアアドバイザーが在籍しているので、毎月転職エージェントを運営するだけでも、人数分の人件費がかかるのです。

ですから、転職エージェントの運営側は、キャリアアドバイザーに対して「売上目標を達成しろ!」「入社決定数をもっと増やせ!」となるわけです。

「求職者に寄り添ったキャリアアドバイザーになりたい!」と思っていた新人社員たちも、その厳しい環境に負けて、入社決定を増やすための面談をするようになります。

ここに巻き込まれてしまうと、自分が希望しない仕事に転職させられることになり、早期離職によって、経歴に傷がついてしまいます。

転職エージェントが信用できない理由は「求職者=商品、お客様=企業」だから

転職エージェントにとっては、「求職者=商品」で「商品を買ってくれるお客様=企業」です。

ここも知っておくべきでしょう。

面談で、学校の先生と話しているときのように、好き勝手なことを言っている求職者がいますが、この人たちは自分が企業に買ってもらう商品だということを完全に理解していません。

注文や文句の多い求職者は売れないので、キャリアアドバイザーはサポートの優先順位を後回しにします。

このような求職者に対して、面接対策や進路相談などのサポートに時間をつかっても、すべて無駄になってしまいます。

転職エージェントにとっての本当のお客様は、求職者が入社するごとに、紹介料を支払ってくれる企業なのです。

求職者は年収の20%~30%で企業売られている

では、企業は転職エージェントにいくら支払っているのでしょうか?

転職エージェントによって、紹介料の金額はさまざまですが、年収の20~30%で紹介料を設定しているところが多いです。

年収の30%が紹介料の場合
  • 年収250万円→紹介料75万円
  • 年収300万円→紹介料90万円
  • 年収400万円→紹介料120万円
  • 年収500万円→紹介料150万円

こちらの紹介料のシミュレーションを見て、気づいたことはありませんか?

求職者の年収の額に比例して、紹介料も増えていっていますよね?

つまり、高年収で採用される優秀な人材ほど、紹介料も高くなるということです。

これによって、何がいえるかというと、転職エージェントは、年収の高い人たちに対して、優先的にサポートをするということです。

大手転職エージェントに登録しても、電話面談しかやってもらえない人や全然求人を紹介してもらえない人は、後回しにされています。

これは別に悪いことではありません。転職エージェントのビジネスモデルを知っていれば、冷静に理解できることです。

では、大手の転職エージェントから見捨てられた人は、どうすればいいのか?

大手の転職エージェントではサポートしきれない、低スペックの求職者の転職を得意とする転職エージェントに登録するべきです。

フリーター、第二新卒、高卒、大学中退などの、学歴や職歴に不安がある人たちは、大手の転職エージェントに登録しても十分なサポートを受けられない場合があります。

このような人たちは、大手の転職エージェントに登録しつつ、自分に合った転職エージェントにも登録しておくのがおすすめです。

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転職エージェントにとって入社決定までのサポート期間は経費でしかない

転職エージェント 信用できない

転職エージェントにとって、求職者との面談時間や入社決定までのサポート期間は経費でしかありません。

その理由は、求職者が入社しない限り、転職エージェントにお金が入ってこないからです。

営業マンの場合だと、契約をとるまでの商談回数や書類作成などの業務は、契約がとれるまでの経費ですよね?

もし、契約がとれないと、そこまでにかかった時間は無駄になります。

営業マンを雇っている会社の立場で考えると、契約までにかかった人件費が無駄になるということです。

これは、キャリアアドバイザーにも同じことが言えます。

キャリアアドバイザーにとっては「契約=入社決定」ですから、入社決定までの労力と時間は全て経費になります。

もし、入社決定できなかったら、キャリアアドバイザーを雇っている転職エージェントにとっては、人件費の無駄遣いになるのです。

転職エージェントが信用できない理由は経費が少なく利益が大きい入社決定が評価されるから

転職エージェントにとって理想の入社決定とは、「経費が少なくて利益が大きい入社決定」です。

つまり、「すぐに入社を決めてくれる求職者」が理想ということですね。

転職エージェントの中には、紹介料の設定を「年収の20~30%」のような形ではなく、「一律50万円」という形で設定しているところもあります。

年収に関係なく、一人採用するごとに紹介料50万円を企業からもらう、という形です。

この場合、企業との年収交渉は必要ないので、いかに求職者を早く入社させるか?にフォーカスして面談を行っていきます。

求職者には、本人の特性や希望に関係なく、「内定率が高い求人」「誰でも受かる求人」「すぐに入社できる求人」を中心に紹介していくことになります。

これでは、本来の目的を果たすための転職ではなく、とにかくすぐに働くための転職になってしまいます。

当然、離職率の高い会社が多いので、早期離職になる可能性は高いです。

転職エージェントにとって文句が多い求職者は不良在庫になる

転職エージェントの理想の求職者は、すぐに入社決定してくれる求職者です。

そのため、入社決定ができない求職者は、経費ばかり増えて売上に繋がらないので、ビジネスにとっては邪魔な存在です。

特に、キャリアアドバイザーが提案する求人やキャリアプランに対して、文句が多く、全然求人に応募しない求職者はやっかいな存在です。

このような求職者は、商品という観点から考えると、「何も生み出さないのに、維持費だけがかかる不良在庫」ということになります。

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転職エージェントの上手な利用方法【注意点を理解しよう】

転職エージェント 信用できない

ここまでは、転職エージェントが信用できない理由や注意点を中心に解説してきました。

しかし、僕は「転職エージェントを利用するのが悪い」と言っているわけではありません。

転職するときに、転職エージェントを利用するメリットはたくさんあります。

実際にキャリアアドバイザーをやっている僕自身も、転職するときは転職エージェントを利用しました。

転職エージェントを上手に活用して、転職に成功できるかは、求職者の本人次第ということになります。

今回紹介した、転職エージェントを利用する上での注意点を理解していないと、失敗する可能性は高くなります。

しかし、転職エージェントの裏側を理解した上で利用すれば、結構いい感じで活用できると思います。

最後は、転職エージェントを味方につけるための方法をみていきましょう。

自分は高く売れる人材であることをアピールする

転職エージェントにとって、「求職者=商品」ということは理解できましたよね?

転職エージェントは、企業に、できるだけ高く商品を買ってほしいと思っています。

つまり、求職者であるあなたが、高く売れる人材だと思えば、手厚く転職サポートをしてくれる、ということです。

では、どうすれば、転職エージェントに、高く売れる人材だと思ってもらえるか?

求職者が、転職エージェントにアピールしたほうがいい内容は、こんな感じです。

転職エージェントにアピールすること
  • 前職での実績をわかりやすく数字で伝える
  • 部活やアルバイトで培ったすごい経験を伝える
  • 基本的なビジネスマナーがあると思ってもらう
  • 元気よくハキハキと面談に臨む
  • コミュニケーション能力が高いと思ってもらう
  • 前向きに転職活動に取り組んでいることを伝える

前職で実績を残せている人は、小さくてもいいので、数字でしっかりと伝えましょう。

自分では大したことないと思っていても、キャリアアドバイザーが添削すれば、魅力的な実績になることがあります。

また、ビジネスマナー、エネルギッシュさ、コミュニケーション能力、前向きさなどは、キャリアアドバイザーが「この求職者は内定を獲得できる人材か?」を見極める重要な判断材料になります。

求職者の面談での雰囲気をみて、面接に行った時のことをイメージしたり、実際に入社した後の姿をイメージしたりして、「この人なら大丈夫だ!」という求人を紹介していきます。

良質な求人や年収の高い求人は、企業に対して失礼になりそうな人や内定獲得が難しい人には、絶対に紹介しません。

キャリアアドバイザーに対して、最低限の敬意があり、真面目に転職活動に取り組んでくれる人しか、手厚いサポートを受けることはできないのです。

転職エージェントから優先的にサポートしてもらって、転職を成功させるために、今回紹介した注意点を知っておいてくださいね。

転職エージェントが信用できない理由【まとめ】

最後に、転職エージェントが信用できない理由をまとめておきます。

  • 求職者が入社しないと収益が出ない
  • 求職者は商品で、本当のお客様は求人募集する企業
  • 求職者は年収の20%~30%で売られている
  • 入社決定までのサポート期間は経費でしかない
  • 経費が少なくて利益が大きいビジネスが重宝される
  • 文句が多い求職者は不良在庫のような扱いになる

これから転職を考えている方は、どこに損得があるのかを知った上で、転職エージェントを利用するのが重要です。

どうなれば相手にメリットになるのか、どうなれば自分にメリットになるのか、を考えて行動すれば、担当のキャリアアドバイザーからも、手厚い対応を受けることができます。

キャリアアドバイザーも人間なので、失礼な態度をとってくる求職者やナマイキな求職者は、すぐに見捨てられます。

逆に、最低限の敬意をはらってくれる求職者や素直な求職者は、応援したい気持ちが高まるので、手厚くサポートしてくれると思いますよ。実際に、僕の場合はこんな感じです。

ぜひ今回の内容を参考にして、転職エージェントの利用を検討してみてくださいね。

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