

このような方に向けて、記事を書いています。
派遣社員の仕事は簡単な作業が多く、責任を問われることもないので、基本的には楽です。
しかしその反面、給料は安くなります。
派遣社員の年収は「300万円未満」が圧倒的に多いです。
中には「年収200万円未満」の人もいますね。
派遣社員の一人暮らしがきついのは、上記のとおり、単純に「年収が低いから」です。
結論からいうと、派遣社員の底辺生活から抜け出したいなら、1日も早く正社員に転職するべきです。
いま年収200万円の派遣社員の方でも、正社員に転職すれば、年収500万円稼げるチャンスは十分にあります。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕は累計975名の転職相談に乗ってきた経験がありますが、派遣社員の方の話を聞いていると、本当に大変な労働環境の中で頑張っているんだな…と尊敬します。
でも、生活できないレベルだと、現実的に続けられないですよね。
『実家暮らしならいいけど、一人暮らしだと生活がカツカツで正直やっていけない…』というのが本音ではないでしょうか。
この記事では、僕が実際に元派遣社員の方から聞いた話をもとに、「派遣社員の一人暮らしがきつい理由」から「派遣社員の底辺生活から脱出する方法」までを解説していきます。
3分で読める内容なので、それではいきましょう。
※『今すぐ自分に合う仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
派遣社員の一人暮らしがきつい理由【どうすれば楽になれるの!?】

一人暮らしって、何かとお金がかかりますよね?
ただでさえ、お金が必要なのに、それに加えて給料も安いとなると、もう踏んだり蹴ったりです。
20代半ばを過ぎると、さまざまな理由で、実家から出ていかないといけない人も増えてくると思います。
そのため、実家から出ないといけないから、とりあえず簡単に就職できる、派遣社員を選んだ方も多いのではないでしょうか。
勢いで実家を飛び出して、一人暮らしを始めたものの、派遣社員の給料が安くて、日々の生活をするので、精一杯になっていませんか?
ここからは、派遣社員の給料が低い理由について、詳しく解説していきます。
派遣社員の平均年収はいくら?

派遣社員として働く人の、平均年収はいくらなのか?
平成29年に厚生労働省が発表した資料(平成29年度の「労働者派遣事業報告書 集計結果」)によると、1日の平均賃金は「12,212円」となっています。
1ヶ月の勤務日数を20日と考えると、派遣社員の平均月収は「約24万円」になります。
年収だと「約288万円」ですね。
しかしこの年収は、派遣社員の全ての職種を合わせた平均年収になるので、職種ごとに年収をみていくと、派遣社員の中には年収200万円未満の方もいます。
僕のところに転職相談にきた、元派遣社員の26歳女性・山口奈菜さん(仮名)は、年収192万円しかもらっていませんでした。
山口奈菜さんがやっていた仕事は、部品の検査です。部品にキズや不具合がないかを、1日中チェックする仕事ですね。
そのほかだと、元派遣社員の26歳男性・西山優二さん(仮名)は、年収336万円もらっていました。
西山優二さんがやっていた仕事は、自動車の組み立てのライン作業です。
このように何の仕事を選ぶかによって、同じ派遣社員でも稼げる給料が違ってきますが、それでも「年収200~300万円」が相場という印象です。
派遣社員の仕事は楽なのですが、年収200~300万円だと、家賃、食費、光熱費、電気代、水道代、携帯料金…といろいろなお金が飛んでいくと、生活はカツカツだと思います。
派遣社員の給料が低い理由はシンプルです

派遣社員の給料が低い理由は、派遣社員という雇用形態で働いているからです。
派遣社員は基本的に時給で働いていますが、時給の金額は「1,000円~1,700円」に設定されていることが多いです。
それぞれの月給は、次のとおりです。
- 時給1,000円×1日8時間×20日=16万円
- 時給1,700円×1日8時間×20日=27万2千円
派遣社員の年収を上げるためには、いかに時給の高い仕事を選ぶのかが重要です。

派遣社員は派遣先の企業で仕事をするのですが、給料は派遣会社からもらう形になります。
お金の流れをみると、「派遣先の企業→派遣会社→派遣社員」という順番になります。
これが何を意味するのかというと、派遣社員の手元に給料が入ってくる前に、派遣会社に取り分を持っていかれている、ということです。
派遣会社の取り分のことを「マージン」と呼ぶのですが、このマージン率の平均は30%前後です。
たとえば、派遣先の企業が「30万円」の人件費を渡しているとして、このうち派遣会社が「9万円」持っていき、残りの「21万円」が派遣社員の手元に残るという仕組みです。
めちゃくちゃ極端な考え方をすると、直接雇用の正社員で働けば「月給30万円」もらえるのに、派遣社員で働いているから「月給21万円」しかもらえない、ということです。
労働階級を移動しないと生活は楽にならない

派遣社員として働いている限り、給料は低いままですし、ずっと生活はきついままです。
底辺生活から抜け出すためには、労働階級を移動することが必須です。
労働階級を考えるために、橋本健二さんの著書「新・日本の階級社会」を参考にしていきます。
この書籍では、日本国民を、次のような階級別に分類しています。
- 資本家階級:経営者、役員
- 新中間階級:管理職、専門職、上級事務職
- 労働者階級(正規労働者):事務職、販売職、サービス業
- アンダークラス(非正規労働者):パート、アルバイト、派遣社員
「資本家階級→新中間階級→労働者階級→アンダークラス」の順番で、収入が低くなっていきます。
この労働階級をみると、派遣社員は「アンダークラス」と呼ばれる最下層の階級に入っているので、底辺を脱出するためには、まず「正規労働者」の階級に上がる必要があります。
正規労働者とは、要するに「正社員」のことですね。
正社員になると、月給は上がりやすいですし、突然解雇されるリスクも低いですし、スキルが身に付きますし、社会的な信用も得やすいですし、何より生活が安定しやすいというメリットがあります。
ですから「生活がきつい…」と悩んでいる派遣社員の方は、1日も早く正社員になれるように行動しましょう。
派遣社員でも転職すれば年収500万稼ぐチャンスがある

いま派遣社員で年収200~300万円しか稼げていない人でも、正社員に転職すれば、年収400~500万円稼ぐチャンスは十分にあります。
たとえば、僕のもとに相談に来た、元派遣社員の26歳男性・西山優二さん(仮名)の場合は、自動車の組み立てライン作業の派遣社員から、大手上場企業の正社員に転職することができました。
西山優二さんは転職した結果、「年収336万円→年収430万円」までの年収アップに成功しました。
そのほかにも、元派遣社員の26歳男性・奥田良太さん(仮名)の場合は、倉庫作業員の派遣社員から、大手建設会社の正社員に転職することができました。
奥田良太さんは転職した結果、「年収274万円→年収385万円」までの年収アップに成功しました。
ちなみに、この記事を書いている僕は、26歳までフリーターでしたが、IT業界の営業職に転職した結果、「年収200万円→年収500万円」までの年収アップに成功しています。
このような感じで、いまが派遣社員やフリーターなどの底辺生活だったとしても、正しい職場に転職すれば、年収400~500万円を稼げるチャンスはあるのです。
あとは、あなたが行動するかどうか、だけです。

派遣社員の一人暮らしがきつい理由【まとめ】
最後に「派遣社員の一人暮らしがきつい理由」をまとめておきます。
- 派遣社員は年収200~300万円しか稼げない
- 年収300万円未満だ一人暮らしはきつい
- 派遣社員は派遣会社にマージンを取られる
- 労働階級を移動しないと生活は楽にならない
- 正社員に転職すれば年収500万稼ぐチャンスがある
- 派遣社員は1日も早く正社員になるべき
今回の内容は、僕が転職エージェントのアドバイザーとして、元派遣社員の方から実際に聞いた話がもとになっています。
「派遣社員の給料では一人暮らしはきつい…」という方は、できるだけ若いうちに転職しておくのが安全です。
年齢を重ねると、未経験からの転職が難しくなって、やり直せるのが手遅れになることもあります。
この記事で紹介した元派遣社員の方たちは、皆さん正社員に転職したことで、底辺の生活から抜け出すことに成功しました。
この方たちの生き方は、たくさんある中の一部のサンプルにすぎませんが、一番伝えたいのは「20代なら絶対に人生やり直せる」ということです。
「底辺生活から抜け出したい…」と思った方は、今日というより今から行動してみましょう。
あなたに、おすすめの転職エージェントは、次の記事にまとめてありますので、今すぐに転職エージェントに登録してくださいね。
