「職場にいる他責思考の人をどうにかしたい…」と悩んでいる方は多いと思います。
どの職場にも、自分の非を認めず、すぐに他人のせいにする人っていますよね?
結論からいうと、他責思考の人と関わると損する可能性が高いです。
その理由は、他責思考の人が自責思考になるためには、外からの力ではどうにもならないからです。
思考を変えるためには、本人の意思を変える必要があります。
しかし、本人の意思というのは、他人から「ああしろ!」「こうしろ!」と言われて、変わるものではありません。
人はそれぞれに、違う問題を抱えています。
家庭環境、教育環境、友人関係、恋愛事情など、一人ひとりが別々の問題を抱えているので、それらをすべて把握して、その人を変えようとするのは無理です。
家族や友人や恋人でさえ、その人を変えることができないのですから、ただの同僚が変えれるはずありません。
ですから、他責思考の人に対して、変わってほしいという期待を持つことは的外れなのです。
今回は「他責思考の人と職場で関わると損する理由」について解説します。
3分ぐらいで読める内容なので、さっそく見ていきましょう〜。
※『今すぐ自分に合う仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
他責思考の人と職場で関わると損する理由|他人を変えることはできない
他責思考の人を変えようなどと思ってはいけません。
その理由は、他責思考の人の考え方は、他人の力ではどうにもならないからです。
人にはそれぞれ、人生の転機があります。
あなたにとっての人生の転機を思い出してください。
あなたは、何をきっかけに変われましたか?
何かの書籍を読んだり、誰かの言葉に気づきをもらったり、誰かとの出会いに影響されたりなど、いろいろなきっかけがあると思います。
しかし、何かの影響を受けた後で、最終的に考え方を変えようと思ったのは、あなた自身の判断ですよね。
つまり、自分のまわりにある情報を取捨選択して、自分に必要なものを取り入れるかどうかは、本人しか決めれないのです。
他人から何を言われても、その一瞬は変わるかもしれませんが、1時間後にはまた元に戻ります。
人間なんて、こんなものです。
どれだけ他責思考の人に時間を使っても、何も得られるものはありません。
むしろ、「なぜこんなに時間を取られなきゃいけないんだ!」と他責思考の人から反感を買うだけです。
良かれと思ってやっているのに、めちゃくちゃ虚しいですよね。
ですから、他責思考の人とは、関わらないようにしましょう。
職場にいる他責思考の人への接し方はどうすればいいのか?
職場において、他責思考の人とどのように接するべきかは、多くの人が抱える課題です。
他責思考の人は、何か問題が発生した際に自分の責任を回避し、他人に責任を押し付ける傾向があります。
これは、その人自身の仕事の質や評価に影響を及ぼすだけでなく、周囲の人々にも悪影響を与える可能性があります。
このような状況で重要なのは、他責思考の人の影響を受けず、自分のスタンスを保つことです。
彼らと一緒に仕事をすることで、自分自身も「これくらいでいい」と思うようになり、仕事の基準が下がってしまうリスクがあります。
人間は楽な方に流されやすい生き物ですので、このような状況に陥らないためにも、自己管理が不可欠です。
他責思考の人と接する際には、距離を保ちながら冷静に対応することが大切です。
彼らの行動や言動に過度に反応するのではなく、自分の目標や価値観をしっかりと持ち続け、仕事に対して前向きな姿勢を保つことが求められます。
彼らの影響を受けることなく、自分の成長やキャリアアップに集中することで、結果としてポジティブな環境を維持することができるでしょう。
また、他責思考の人と一緒に働く際には、共通の目標や成果に焦点を当てることで、協力を引き出すことも一つの方法です。
しかし、それでも改善が見られない場合は、適切な上司や管理職に相談し、適切な対処を行うことが重要です。
最終的に、自分のキャリアを守り、成長を続けるためには、他責思考の人に流されない強い意志が必要です。
他責思考の人との接し方に注意を払いながら、自分自身の目標達成に向けて努力を続けることが、成功への鍵となるでしょう。
他責思考の人の特徴や心理は?職場の部下を変えることはできない現実
職場でのリーダーや管理職が抱える悩みの一つに、「他責思考の部下をどうすればいいか?」というものがあります。
結論から言うと、他責思考の人を変えようとするのは、あまり効果的ではありません。
なぜなら、彼らの根本的な思考や心理は、外部からのアプローチで変わることはほとんどないからです。
他責思考の人には、共通する特徴があります。
まず、自分の失敗やミスに直面したとき、真っ先に考えるのは「誰のせいにしようか?」ということです。
例えば、プロジェクトが遅延したとき、「上司の指示が不明確だったから」と言い訳を並べる姿が想像できるでしょう。
そして彼らは、問題解決よりも言い訳に時間を費やし、結果的に成長の機会を逃してしまいます。
「なんでこんなに言い訳ばかりするんだろう?」と感じることもあるでしょうが、その背景には、変化を恐れる心理があります。
人は誰しも、安定した状況を好みます。
特に他責思考の人は、自分を守るために現状を維持しようとする傾向が強いです。
「今のままでいいんだ、問題は自分の外にあるんだから」という考えが、彼らの成長を妨げているのです。
私はかつて、数人のチームをリードしていた経験がありますが、他責思考の社員はなかなか成果を出せませんでした。
どれだけ時間をかけて指導しても、改善するには長い時間がかかり、そして結局は変わらないことがほとんどです。
彼らは、自分を変える努力よりも、現状を守るための言い訳に力を注ぎます。
一方で、成長意欲の高い社員は、自分の失敗を受け入れ、迅速に対応する力を持っています。
彼らは柔軟な思考を持ち、リーダーの指示を素直に受け入れることで、短期間でパフォーマンスを向上させていきます。
リーダーとしては、こうした意欲的な人材に時間とエネルギーを注ぐ方が、結果的にチーム全体の成果を引き上げることになります。
最終的に、他責思考の人を変えようとするのではなく、彼らとの接し方を見直し、成長意欲のある人材にフォーカスすることが、チームや組織にとって最も効果的なアプローチです。
他人を変えることはできないという現実を受け入れ、自分のリーダーシップをどこに注ぐべきかを冷静に判断することが大切です。
職場に他責思考の人がいるときのコスパ高い対処法
職場でリーダーを務めると、どうしても他責思考の人と向き合う場面が出てきます。
そんなとき、「どうにかしてこの人を変えたい」と思うかもしれませんが、その考え方には注意が必要です。
なぜなら、他責思考の人に多くの時間やエネルギーを費やしても、その分のリターンを得ることは難しいからです。
まず、他責思考の人は仕事に対するモチベーションが低いことが多いです。
何か問題が発生した際、彼らは自分の責任を認めず、他人のせいにする傾向があります。
このような姿勢では、リーダーがどれだけ時間をかけて指導しても、その成果はほとんど上がりません。
むしろ、リーダー自身のモチベーションが低下し、チーム全体のパフォーマンスにも悪影響を与える可能性があります。
そこで、リーダーとして考えるべきは「80:20」の法則です。
これは、チームの上位20%のメンバーが全体の80%の成果を生み出すというものです。
つまり、時間とエネルギーを投資するべきは、成果を上げる意欲と能力を持つメンバーに対してです。
これにより、チーム全体のパフォーマンスが向上し、結果としてより大きな成果を得ることができます。
それでも、「他責思考の人を放置するのは気が引ける」と感じるかもしれません。
しかし、全員を同じようにケアすることは現実的ではなく、リーダー自身が燃え尽きてしまう可能性もあります。
むしろ、リーダーは自分自身の成長に時間を使うことが、チームにとって最も効果的なリーダーシップとなります。
例えば、書籍を読んで新しい知識を得たり、セミナーに参加してスキルを磨いたり、社外の人と交流を深めることで視野を広げることができます。
これにより、リーダー自身の能力が向上し、結果としてチーム全体をより良い方向に導くことができるのです。
最終的に、他責思考の人に対して過度な時間やエネルギーを注ぐのではなく、リーダー自身の成長や、優秀なメンバーの育成にフォーカスすることが、最もコスパの高い対処法です。
時間帯効果を最大化し、チームの成功を目指していきましょう。
他責思考の人と職場で関わると損する理由【まとめ】
今回の内容のまとめです。
- 他責思考の人と職場で関わると人生損をする
- 他責思考の人と一緒にいると思考が引っ張られる
- 他責思考の部下を変えることはできない
- 他人から何を言われても人間は変わらない
- リーダーは上位20%の優秀な人材だけを管理すればいい
- 他責思考の人に時間を使わずに自分に時間を投資するべき
どの会社にも、職場の人間関係の問題は必ずあります。
リーダー層の人は、「部下が育たない」や「部下のモチベーションが上がらない」などの悩みを抱えているケースが多いです。
私もリーダー経験がありますが、部下は自分の思い通りには育ちません。
手厚く育てたつもりの部下が急に辞めてしまったり、そこまで時間をかけなかった部下が成果を出したり。
部下の成長や将来は、リーダー側ではなかなかコントロールできないものです。
他人をコントロールすることなど誰にもできないので、リーダーであっても第一優先は「自分の成長」に軸を置いた方が良いかと思います。
間違っても、他責思考の人とは、関わり過ぎないようにしてくださいね。
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