
「給料が安くて生活がきつい…」
「給料がなかなか増えない…」
「貯金がゼロ円で将来が不安…」
このような方に向けて記事を書いています。
この世の中は情報弱者のままで生きていると、低賃金でこき使われる人生になってしまいます。
資本主義の仕組みや経済がどう成り立っているかを知らないと、最低賃金で良いようにこき使われます。
低賃金から脱出するためには、知識を増やすことが大事です。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や人生に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計975名の方にインタビューしてきたので、会社にこき使われる人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、『会社に低賃金でこき使われる理由』から『仕事でこき使われる人生から抜け出す方法』までを解説しています。
この記事を読めば、低賃金でこき使われないための方法がわかるので、仕事選びで失敗しなくなります。
3分で読める内容ですので、それではいきましょう〜。
※『今すぐに転職して年収500万稼げるようになりたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
会社に低賃金でこき使われるのが嫌なら働く業界を変えるしかない理由

日本では最低賃金というものが決められています。
2018年度の各都道府県別の最低賃金を見てみると、鹿児島県が761円、東京都が985円となっています。
最低賃金は地域によって違いますし、産業によっても違ってきます。
働き方改革の影響もあって、最低賃金は年々上昇しています。
東京都の最低賃金の推移を見てみると、2009年度は時給791円で、2018年度は時給985円まで上がっており、9年間で最低時給が194円上がっているということになります。
今後も日本の労働人口は減り続けるので、企業の人材不足問題はさらに深刻になり、最低賃金を今よりも引き上げなければいけなくなるでしょう。
ということは、社員の給料も見直されないとおかしいということです。
あなたの給料は、毎年上がっていますか?
仕事でこき使われるのが嫌なら知恵をつけよう!

もし給料が上がっていないのなら、会社の経営者に低賃金でこき使われているということです。
経営者側にも立場がありますから、自分の収入や会社の利益を守るために、必要最低限の経費でなんとか乗り切りたいと考えるのは普通のことです。
ただし理解しておくべきことは「最低賃金の上昇に合わせて、自社の従業員の給料もきちんと見直している企業が世の中には存在する」ということです。
世の中には赤字企業と黒字企業が存在しており、赤字企業が圧倒的に多いです。
赤字企業は最低賃金が上がっても、会社に利益がないので従業員の賃金を上げれないのです。
黒字企業は資金が潤沢にあり、しっかりとビジネスがまわっているので、従業員の給料を上げることに対してもダメージが少ないのです。
つまり、赤字企業で働くと、低賃金になるリスクが高いということです。
なぜ低賃金で会社にこき使われるのか?

先ほど紹介した東京都の最低賃金を例にとって考えると、時給985円で1日8時間労働を1ヶ月のうち21日稼働させた場合、この人の月給は165,480円になります。
月給165,480円払えば、違法にならないということです。
普通に考えて、月給16万円で生活するのはめちゃくちゃ大変です。
税金、保険、家賃、食費、光熱費、水道代、ガス代など、生きていくためには色々な出費が重なります。
生活にかかる経費を全部支払ったら、手元に残るお金は雀の涙ほどの金額…。
会社側は固定費をできるだけ抑えたいので、従業員に対しても必要最低限の給料以外は支払いたくないのです。
ですから、世の中の仕組みを理解していない従業員は、安い賃金で良いようにこき使われます。
会社に対して給料を上げてもらうような交渉もせず、転職もせず、文句を言わず、低賃金で働き続ける…という末路です。

会社にこき使われる人は労働分配率を知らない

あなたは『労働分配率』という言葉を知っていますか?
もし知らないなら、ぜひ覚えておいてください。
労働分配率とは簡単にいうと「企業が生み出した利益を労働者にどれだけ分配しているか」です。
労働分配率が高い企業は給料が高くなり、労働分配率が低い企業は給料が低くなります。
黒字経営の優良企業は、この労働分配率を粗利益の40〜60%に設定している企業が多いです。
利益の40〜60%を社員の給料に還元している会社なら、低賃金になりにくいということです。
中小零細企業の社長たちは適正な労働分配率を知らない人が多いので、労働分配率を無視して地域の最低時給から従業員の給料を計算することがあります。
労働分配率の計算ができない社長が経営する会社で働くと、低賃金でこき使われるリスクが大きくなります。
これが「バカは最低賃金でこき使われる理由」ですね。
会社にこき使われるのが嫌なら高利益の会社を選ぼう

低賃金労働者が嫌なら、高利益を出している会社を選びましょう。
前章でお伝えしたように、会社の労働分配率を考えることは大切です。
しかし、そもそも会社が利益を出せていないと、分配できるお金はありません。
世の中に価値のあるものを提供できている会社であれば、大きな利益を出せているはずです。もし会社に利益が出ていないのなら、その会社は世の中から求められていないということになります。
利益を出せていない会社はいずれ潰れるので、リスク回避のために早く転職したほうがいいです。

人を使い捨てにする会社が潰れるのは良いこと

世の中に価値を提供できていない会社が潰れることは、国家全体からすると良いことです。
生産性の低い会社にはどんどん潰れてもらって、生産性の高い会社に人材が流動することで、経済はうまく回るようになります。
最低賃金しか払えない会社は、自分たちの生産性を上げる努力をしていないのです。
こういう会社の経営者は、経費を抑えることしか考えておらず、思考停止状態になってしまっています。
新しいサービスや商品を開発すれば、会社を立て直すチャンスもあるのに、それをやらないのです。
ですから世の中から必要とされなくなり、いずれ潰れてしまうのです。
今の会社にいるとヤバそうだと思ったら、できるだけ早めに次の職場を探しましょう。

まとめ:会社にこき使われる人生が嫌なら行動するしかない!
今回は「バカが騙されて低賃金でこき使われる理由」についてお話ししました。
ちょっと過激なタイトルでしたが、いま低賃金で働いている方には、ぜひ知っておいてほしいと思い、この記事を書きました。
企業の従業員一人あたりが生産する粗利益が高ければ、その分従業員への分配率も高められます。
ですから高利益の会社で働く従業員は、給料が高くなるはずです。
結局は各従業員の生産性が給料に大きな影響を与えるので、会社側だけではなく従業員側も努力しないといけないということですね。
30歳に近づくほど転職が難しくなるので、できるだけ早めに行動しておくのが安全です。
あなたが今働いている業界より稼ぎやすい業界の仕事を探したいなら、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
転職エージェントに登録すると、担当アドバイザーが求人選びから面接対策まで手厚くサポートしてくれます。
ただ覚悟しないといけないのは、未経験からの転職が難しいことには変わりないので、転職エージェントから紹介してもらえる求人数が少ないこともあると思います。
そのような場合も想定して、できるだけ多くの転職エージェントに登録して、多くの求人を紹介してもらえる環境を作っておくことが重要です。
とにかくチャレンジできる求人に応募しまくって、自分に合う会社を探していきましょう。
20代のうちに行動すれば、なんとか人生をやり直すことができますよ。
