飛び込み営業 つらい
飛び込み営業を辞めたい人『飛び込み営業の仕事が辛すぎる…。もう精神的に限界だから他の仕事に転職したい。でも飛び込み営業から転職できるのかな…』

このような方に向けて、記事を書いています。

飛び込み営業の求人広告は、若くて活気のある雰囲気を打ち出している会社が多く、『なんか楽しそう!』というイメージだけで入社を決める10代20代がたくさんいます。

でも入社して3ヶ月くらい経つと、飛び込み営業の厳しさを痛感して、多くの新入社員が退職していきます。

中には入社後の研修の雰囲気について行けず、入社3日目で退職を決める人もいるようです。

ドフラ
こんにちは。26歳まで倉庫作業員だった、ドフラです。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。

僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計978名の方にインタビューしてきたので、飛び込み営業を辞める人のリアルな情報をお伝えできると思います。

今回は僕が実際にインタビューした、元飛び込み営業の小山真司さん(21歳男性・仮名)の体験談をもとに『飛び込み営業がつらい理由』から『飛び込み営業から転職する方法』までを解説していきます。

この記事を読めば、飛び込み営業の未来に不安を抱えている方でも、人生を変えるための一歩が踏み出せるようになります。

3分で読める内容ですので、それではいきましょう〜。

『今すぐ自分に合う仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。

飛び込み営業がつらい理由を暴露!飛び込み営業から転職した21歳男性の体験談

飛び込み営業 つらい

まずは、僕が今回インタビューさせてもらった、『小山真司さん(21歳男性・仮名)』の簡単な経歴を紹介します。

小山真司さんは商業高校を卒業後、ネット回線系の会社の営業職に就職しました。

この会社はいわゆる営業会社で、基本的な営業手法は『飛び込み営業での即決営業』でした。

訪問する先は、中小零細企業や個人店がメインで、営業相手の80%が経営者でした。

社内の営業人員は20名ほどで、だいたい1日30件くらい訪問しているような環境でした。

小山真司さんに課せられていたノルマは、月間契約数18件でしたが、実際には10件ほどしか契約を取れていませんでした。

『契約社員・月給23万円』という就労条件で約2年働いていましたが、飛び込み営業のつらさや将来への不安が積み重なって、『ずっと続けられる仕事ではない…』と思い、退職を決意しました。

結果的に、小山真司さんは『営業会社の飛び込み営業から精密機器のルート営業』に転職することができ、飛び込み営業のストレスから解放されつつ、長期的に関係を築いていくというルート営業の楽しさを実感しています。

ここからは、小山真司さんの体験談をもとに、飛び込み営業の実態について詳しく解説していきます。

飛び込み営業は辛すぎる!身も心も崩壊します…

飛び込み営業 つらい

飛び込み営業が辛い1番の理由は、会社から課せられているノルマを達成しないといけないから、です。

基本的には、どのような会社の営業マンにも売上目標、いわゆる営業ノルマというものが与えられています。

ただし営業ノルマは、会社がどのような営業手法をとっているかで、その難易度が大きく違ってきます。

たとえば、新規開拓営業とルート営業では、求められる能力が全く異なります。

新規開拓営業は『いかに短時間に相手を納得させるか』が重要になり、ルート営業は『長期的に信頼関係を築くこと』が重要になります。

小山真司さんの場合は新規開拓営業で、しかも飛び込み営業の即決営業なので、営業の難易度はかなり高いです。

営業される立場を想像するとわかりますが、いきなり知らない人がアポイントも取らずに訪問してきて、一方的に商品の説明をされて即決を迫られても、その場で契約する気にならないですよね?

そのため飛び込み営業をする人たちは、グレーな営業トークを使う場面も多く、まともな感覚を持つ人はこれに後ろめたさを感じて、徐々に身も心も崩壊していきます。

小山真司さんも飛び込み営業をする中で、グレーな営業をしたことがあり、『相手の立場になれば、絶対に必要ないと思う商品を相手に売りつけて、逃げるように帰ってきた経験があります。もう二度とあの場所には行けません…』と語っていました。

僕が直接話した印象では、小山真司さんは素直で真面目な人です。このような良い人でも入社する会社を間違えると、倫理的に正しくない行動をとってしまうのです。

ちなみに、飛び込み営業の会社の特徴には、『社員が連絡なしに突然来なくなる』『社員たちに覇気がない』『社内の雰囲気がどんよりしている』などがあります。

飛び込み営業がつらい業界はどこ?

飛び込み営業 つらい

では、飛び込み営業をやっている業界には、どのような業界があるのでしょうか?

僕は累計978名の方にインタビューしてきましたが、飛び込み営業をやっていた人が働いていた業界は、次のとおりです。

  • ネット回線
  • 電話回線
  • ケーブルテレビ
  • テレビ料金回収
  • LED
  • 電力
  • リフォーム
  • 印鑑
  • 求人広告
  • 集客広告
  • コピー機

個人客を相手にするか、法人客を相手にするかで業界は違ってきますが、特にネット回線・LED・広告関係の業界に、飛び込み営業を採用する企業が多い印象です。

ちなみに個人相手と法人相手を比べると、個人相手の飛び込み営業の方がきついと思います。

個人営業がきつい理由は、一般人は法人よりも守るものが少ないため、雑な対応をされることも多々あるから、です。

僕が個人営業をしている方から聴いた話だと、庭でホースで水をかけられたり、大声で怒鳴られたり、警察呼ぶぞ!と脅されたり…。本当に壮絶な体験をされていました。

転職先を選ぶときは、求人情報の写真やキャッチコピーだけで決めるのではなく、具体的な仕事の進め方までチェックしておかないと失敗するリスクが高いです。

飛び込み営業は無駄!つらいだけだから辞めた方がいい

飛び込み営業 つらい

これだけインターネットが普及したにも関わらず、今だに飛び込み営業を採用している企業は、ぶっちゃけかなり非効率ですよね。

多くの人は、自分が欲しいと思った商品は、まずインターネットで検索してから購入します。

たとえ、飛び込み営業で商品を提案されたとしても、その場で購入することは少なく、営業マンが帰ってからインターネットでその会社の口コミなどを調べたり、他社商品と比較したりします。

僕は実際にテレビ料金の訪問営業を受けた経験がありますが、その場では何も契約を結ばず、その後でインターネットであらゆる情報を調べた上で、自らインターネットで申し込みました。

僕のところに訪問営業にきたのは営業代行の会社でしたが、僕はその会社を経由せずにサービスを申し込んだので、結局その営業マンは僕に必要性だけを伝えて帰って行ったことになります。

飛び込み営業をする側としてはムカつく話だと思いますが、人間は強制されると拒む性質があるので、おそらく多くの人が僕と同じような行動をとるはずです。

こうやって考えると、飛び込み営業は無駄だと思いませんか?

飛び込み営業はつらいけど転職市場では評価が高かった【21歳男性の体験談】

飛び込み営業 つらい

ここまで話したように、飛び込み営業は本当に厳しい仕事です。

ですから、小山真司さん(21歳男性・仮名)が飛び込み営業の辛さに限界を感じて、退職した理由もわかりますよね。

小山真司さんは『飛び込み営業を辞めたい』と思っていましたが、営業という仕事自体は嫌いではありませんでした。

高校を卒業してから営業に就職したので、自分には営業の仕事くらいしかできないと思っていたそうです。

最初は自分ひとりで転職活動を進めていましたが、小山真司さんは『就職活動』というものをほとんどしたことがなく、とりあえず転職サイトに登録して数社応募してみるものの書類選考が通らない、という状況でした。

これに対して小山真司さんは、『自分はサボりぐせがあって、大事なことを後回しにする性格なので、誰かにお尻を叩いてもらわないとダメかも…と思っていました』と語っています。

そんな中で、小山真司さんは転職のプロにお尻を叩いてもらうために、転職エージェントに登録することになります。

小山真司さんは、これまでの経験や仕事でストレスを感じたことなどを担当のキャリアアドバイザー伝えて、今後どのような会社で働くのがベストかを相談しながら決めていきました。

そして、『長く続けられそうな安定企業のルート営業に転職する』という方向性で固めました。

小山真司さんは最終的に、転職エージェントを利用し始めてから1ヶ月後に『精密機器を扱う商社のルート営業』に転職することができました。

この商社の選考基準は高かったのですが、小山真司さんが採用された理由は『飛び込み営業の経験によって、まだ若いのにメンタル面が強く、商談での交渉力も身についているから』でした。

飛び込み営業の仕事はかなりハードでしたが、この経験のおかげで安定企業のルート営業に転職できた、ということです。

現在の小山真司さんは、結婚をして子供も生まれており、これからも数年はこの会社で働くつもりだと言っていました。

飛び込み営業のつらさに耐えれるのは新人だけ!ずっとは続けれない…

飛び込み営業 つらい

小山真司さんは飛び込み営業の経験があったから、商社のルート営業に転職できたわけですが、大事なポイントは『年齢が21歳だったこと』です。

もし年齢が28歳だったとしたら、採用されていない可能性が高いです。

なぜなら転職市場では、飛び込み営業の経験以上に、年齢が若いことの方が評価の対象になりやすいからです。

小山真司さんは『若いのに、飛び込み営業の経験がある』という理由で採用されましたが、『若いのに』というのが重要です。

未経験から転職するなら、年齢の目安は『25歳前後』がおすすめです。

特に注意しないといけないのは、28歳以降になると未経験からチャレンジできる求人が一気に少なくなること、です。

ですから、今もし飛び込み営業をやっている方は『若いのにすごいねぇ!』と言ってもらえるうちに、異業種に転職するのがおすすめです。

メンタル的にも、飛び込み営業はずっと続けられる仕事ではないと思うので、『飛び込み営業がつらい…』と思っているなら、今すぐ行動しないと損する可能性が高いです。

飛び込み営業がつらい人はルート営業への転職がおすすめ!

飛び込み営業 つらい

インターネットの普及や感染症対策などにより、訪問営業の将来性はかなり厳しいです。

ただし、飛び込み営業を採用する企業には、上場企業などの大手もあるので、直近で飛び込み営業の仕事自体がなくなることはないと思います。

『飛び込み営業の仕事が好きで仕方ない!』『飛び込み営業の会社で役員を目指したい!』という方は、飛び込み営業を辞める必要はありません。

でも『飛び込み営業がつらい…』『飛び込み営業を辞めたい…』と思っている人が、飛び込み営業を辞めずに悩んでいるのは、時間の無駄ですよね?

年齢が上がれば上がるほど、未経験からの転職は難しくなるので、できるだけ若いうちに行動するのがおすすめです。

この記事を読んで、『いいことを聴いた!』と思うだけでは、人生は何も変わりません。

あなたのつらい状況を変える唯一の方法は、『今すぐに行動することだけ』です。

『明日やろうはバカヤロウだ!』という言葉もありますので、今日とはいわず、今から行動してみませんか?

ドフラ
自分に向いてる仕事が知りたい方は、以下の記事で紹介する『無料適職診断テスト』を受けるのがおすすめですよ。