

このような方に向けて記事を書いています。
『高卒のフリーターから就職先を探そうとしても工場や肉体労働しかないかも…』と思って、なかなか就職活動に踏み出せない方も多いです。
結論からいうと、高卒フリーターでもチャレンジできる仕事はたくさんあります。
しかし求人サイトやハローワークで仕事を探そうとしても、情報量が多すぎて自分に向いている仕事を見つけるのは大変ですよね…。
そんなわけで、本記事には『高卒フリーターが正社員に就職するための基礎知識』をまとめてあります。

この記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、WEB制作会社の営業職に就職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や人生に役立つ情報を発信しています。
この記事を読めば、初めて就職活動するフリーターの方でも安心して正社員を目指すことができます。
それでは、さっそく見ていきましょう~。
※『今すぐにフリーターから正社員に就職したい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
高卒フリーターと正社員の年収の違いは?

高卒でフリーターを続けている人が将来に不安を抱く理由は『正社員よりも収入が低いから』です。
10代のフリーターはあまり危機感がないかもしれませんが、20代になると『一人暮らし・結婚・マイカー』などライフイベントも増えていきます。
将来のお金のことを想像すると、未来の自分が現在のフリーターの給料しか稼げていない…のはゾッとしますよね。
では具体的に『高卒フリーターと正社員の給料の違い』をみていきましょう。
高卒フリーターと正社員の月収・年収を比較
厚生労働省の『平成29年賃金構造基本統計調査結果』によると、高卒フリーターと正社員の月収は次のとおり。
- 高卒正社員(男性):月収29万円
- 高卒正社員(女性):月収21万円
- 高卒フリーター:月収12万円
高卒正社員(男性)と高卒フリーターを比較すると月収に『17万円』の差がありますね。
単純に上記の月収に12ヶ月を掛けてみると、年収の違いは次のとおり。
- 高卒正社員(男性):年収348万円
- 高卒正社員(女性):年収252万円
- 高卒フリーター:年収144万円
高卒正社員(男性)と高卒フリーターを比較すると年収に『200万円以上』の差があります。
高卒フリーターと正社員の生涯賃金を比較
厚生労働省の『平成29年賃金構造基本統計調査結果』によると、高卒フリーターと正社員の生涯賃金は次のとおり。
- 高卒正社員(男性):1億4,964万円
- 高卒フリーター:6,048万円
高卒正社員(男性)と高卒フリーターを比較すると生涯賃金に『8,916万円』の差があります。
フリーターの給料でも自分ひとりならギリギリ生活できるかもしれませんが、家族を養うのはかなり厳しいですね…。
将来的に奥さんと子どもと3人で生活するためには、月収12万円ではとても足りません。
低収入の問題を解決するためには、1日も早く正社員に就職するしか方法はないです。
高卒フリーターのメリット・デメリット

『高卒でフリーターのままだとやばい…』と思って正社員を目指す方は多いです。
でもいざ就職活動を始めてみるとモチベーションが維持できず、就活を途中で投げ出してしまう方もいます。
『絶対に正社員になる!』と強い意志を持つためには、フリーターのメリットとデメリットを改めて整理しておくのが効果的です。
ここでは『フリーターのメリット・デメリット』を紹介しておきますね。
フリーターのメリット
フリーターの最大のメリットは『自由が手に入ること』です。
ほとんどのアルバイトがシフト制なので、自分の都合に合わせて好きな曜日や時間で働けます。
フリーターは残業がほぼないので、出勤日でもプライベートの時間をしっかり確保できます。
あとは『ストレスが少ない』のもメリットですね。
フリーターは重要な仕事を任せられることが少ないので、職場でプレシャーを感じることがほぼありません。
職場で嫌なことがあったら、すぐに辞めれますしね。
フリーターの中にはダブルワークをしたり、何度もバイト先を変えたりする人もいます。
フリーターのデメリット
フリーターのデメリットは『低収入・スキルが身に付かない・正社員に就職しにくい』です。
第一章でも伝えたとおり、高卒フリーターと正社員では月収・年収・生涯年収に大きな差があります。
- 月収の差:17万円
- 年収の差:205万円
- 生涯年収の差:8,916万円
上記のとおり。
この金額差はやばいですよね…。
またバイト先で社会保険に加入できない場合も多く、国民年金や国民健康保険を自分で手続きして支払わなければいけません。
正社員の場合は厚生年金や健康保険の手続きは、会社がやってくれています。
国民年金は厚生年金より将来もらえるお金が少なくなるので、そこを不安に感じるフリーターも多いですね。
さらにフリーターは重要な仕事を任せてもらえず、マニュアル通りにやれば誰でも簡単にできる作業ばかりをやっています。
そのためアルバイトを何年続けても、大したスキルが身に付かないのです。
何もスキルが身に付いていないと『就活でアピールできることがない』と言って、正社員になるのを先延ばしにしちゃう人もいます。
でも、これが結構マズいんですよ…。
フリーターから就職する場合は『年齢が高いほど就職が難しくなる』ので、できるだけ早めに正社員になっておくのが安全です。
ぶっちゃけ、フリーターはデメリットだらけかと。
高卒フリーターがやばい理由【悲惨な末路だけは避けよう】

高卒でフリーターを続けている人の中には『実家暮らしでお金がかからない人』や『そこまで生活に困っていない人』も多いです。
そのためフリーターの現状に危機感を持っておらず、何とかなるでしょ精神で就活を後回しにしてしまいます。
以前の僕もそうでしたが、実家暮らしだと月収10万円もあれば生活できるんですよね…。
実家に1円もお金を入れずに親のすねをかじりまくって、朝昼晩の食事を提供してもらっていたので本当に最低だったとは思いますが…。反省
でも高卒フリーターの状態を放置していると、悲惨な末路になるので注意が必要です。
特に20代半ばの人は、相当な危機感を持たないとやばいですね。
たとえば20代になると職場に同世代のアルバイトが減っていくので、徐々に居場所を失っていきます…。
その後バイトを変えようとしても年齢的に接客系のアルバイトに受かりにくくなり、倉庫作業や工場などの肉体労働系のアルバイトしか選べなくなります。
そのまま30代後半になるとアルバイトで採用してくれる職場もなくなり、最後は日雇い派遣で生活費を稼ぐネットカフェ難民…という悲惨な末路です。
人生はたった一つ行動を間違えるだけで簡単に底辺まで落ちていくので、5年後10年後の未来を想像して『今どうするべきか?』を決めてくださいね。
フリーターは何歳まで許されるの?【20代の8割は正社員です】

『フリーターは何歳まで許されるの?』
この疑問に答えます。
正社員にならないといけない気持ちはあるけど、なかなか一歩が踏み出せないフリーターは多いです。
結論からいうと、フリーターが許されるのは『28歳まで』。
なぜなら28歳を超えると、未経験から応募できる求人が一気に減っていくからです。
そもそも『20代の約8割は正社員』なので、20代でフリーターの人はかなり少数派ですね。
厚生労働省が発表した『平成30年若年者雇用実態調査の概況』によると、20代フリーターの割合は次のとおり。
【20〜24歳】
・正社員:71.8%
・正社員以外:28.0%
【25〜29歳】
・正社員:73.2%
・正社員以外:26.8%
上記のうち25~29歳男性の正社員の割合は『82.4%』なので、20代男性のほとんどは正社員で働いていると思った方がいいです。
こうやって現実のデータをみていくと『早くフリーターから正社員にならないとやばい!』と焦りますよね?
以前の僕も同じように焦って、急いで就職活動を始めました。
ぜひあなたも、手遅れになる前に行動しておいてくださいね。
ちなみに、厚生労働省によると『フリーターの定義』は次のとおり。
・年齢:15歳~34歳まで
・現在就業中でアルバイトまたはパートで雇用されている人。男性は継続就業年数が1年~5年未満、女性は未婚で仕事を主としている状態
・現在無職で家事や通学をしておらずアルバイトやパートの仕事を希望している状態
要するに『フリーターと名乗れるのは34歳まで』ということですね。
フリーターから正社員になれない人の共通点【失敗する理由は簡単です】

『フリーターから正社員に就職しよう!』と思っても、なかなか正社員になれない人もいます。
なぜフリーターから正社員になれないのか?
- 正社員になる覚悟が足りない
- 正社員になるのを怖がっている
- 楽なフリーター生活を手放せない
- 不規則な夜型生活を辞められない
上記は『正社員になれないフリーターの4つの共通点』です。
せっかく就職活動を始めても、本人の正社員になる覚悟が決まっていないとダメですね。
就活を途中で放り出したり、内定が出たのに怖くて辞退したり…。
正社員に就職するために頑張った時間がリセットされて、すべてが無駄になります。
あとは『習慣を変えることへのストレス』ですね。
フリーターは不規則な生活リズムになっている人も多いですが、正社員になると毎朝決まった時間に起きるなど規則正しい生活をしなければいけません。
夜型から昼型に生活リズムを変えるためには、かなりエネルギーが必要です。
『正社員になりたい気持ち』と『生活リズムを変えたくない気持ち』を天秤にかけて、どちらが勝つかです。
正社員を目指すモチベーションが弱いと、なかなかフリーターから抜け出せません。
このような失敗をしないためにも、まずは『なぜ正社員になるのか?』を明確にしておきましょう。
何がなんでも正社員になる気持ちがあれば、どこかの企業には就職できますからね。
高卒フリーターにおすすめの職種3つとは?

『高卒のフリーターが就職できる職種って何があるの?』
このような疑問に答えます。
『高卒フリーターから就職できる仕事=工場・肉体労働』とイメージする方も多いですが、実際はさまざまな職種に挑戦できます。
たとえば、次のとおり。
- 営業職
- ITエンジニア
- 施工管理
- 介護職
- アパレル店員
- 携帯ショップ
- 飲食店スタッフ
- タクシー運転手
- トラック運転手
- 引越し業者
- 倉庫作業員
- 工場ライン作業
- 公務員
こうやって見ると、結構いろいろありますよね?
この中でも『年収面・将来性・スキルアップ』を考えて、特におすすめの職種3つを紹介していきますね。
営業職

高卒フリーターにおすすめの職種は、営業職です。
営業職は20代の未経験者を積極採用する企業も多く、高卒のフリーターでもチャレンジしやすいです。
営業の年収は選ぶ業界や会社にもよりますが、20代高卒でも年収500万円は普通に稼げるレベルです。
ちなみに僕はフリーターからWEB業界の営業職に転職して、2年目に年収500万円になりました。
年収・将来性・スキルのバランスを考えると『WEB業界・アプリ業界・広告業界・コンサル業界』がおすすめですね。
営業スキルがあれば将来的に『チームリーダーや営業部長に出世する道』や『マーケティングや人事にキャリアチェンジする道』や『起業やフリーランスになる道』などキャリアの選択肢が広がります。
ITエンジニア

高卒フリーターにおすすめの職種は、ITエンジニアです。
ITエンジニアは2030年までに55万人の人材が不足するといわれており、未経験者を採用する企業もあります。
入社後は資格や経験やスキルを身に付けていくことで、学歴に関係なくどんどん年収を上げていけます。
プログラミングスキルがあれば時間と場所を選ばずに仕事ができる点から、将来的には『フリーランスになる道』を選ぶ人も多いです。
ただし最近はITエンジニアの人気が高まっており、採用難易度が上がっているのも事実…。
『本気でITエンジニアを目指したい!』という方は、ITエンジニア向けのスクールを受講してから就活するのがおすすめですね。
最近はITエンジニア向けのスクールも増えており無料で試せるスクールもあるので、まずは無料体験を試してみるのがアリかと。
⇒TechAcademy 無料体験
施工管理

高卒フリーターにおすすめの職種は、施工管理です。
建設業界は55歳以上の人材が3割になっており、5年後10年後には高齢化で人材が一気に減ると予想されています。
そのため『未経験者を積極的に採用して入社後に教育する』施策をとる企業が増えており、高卒フリーターでも十分チャンスがあります。
施工管理は公共事業の案件も多く景気に左右されにくいので、安定的に長く働きたい方におすすめです。
年収面に関しても国家資格の取得や施工管理の経験値によって、将来的に年収700万円~1000万円を稼ぐことも可能です。

高卒フリーターが就活を有利に進めるコツは?

高卒フリーターの方は『学歴がない・職歴がない』ハンデがあります。
しかしだからといって、正社員になれない訳ではありません。
高卒フリーターが就活を有利に進めるコツは2つです。
高卒フリーターの最大の武器は『若さ』だ!
高卒でフリーターの方の最大の武器は『若さ』です。
『学歴なし&職歴なし』のフリーターが身の丈に合わないアピールをすると、逆効果になります。
そもそも企業は高卒フリーターに対して、特別なスキルや知識を求めていません。
もし能力や経験を求めているなら、フリーターは書類選考すら通りませんよね。
高卒フリーターを採用する企業が期待するのは『入社後の成長や伸びしろ』です。
面接で『元気の良さ・明るさ・笑顔・やる気』をアピールすると、人事担当に若さやエネルギーが伝わります。
『若い!』『元気そう!』『やる気がある!』
このような印象を持たれたら、採用される確率はグッと高まりますね。
アルバイトの失敗体験・成功体験を具体的に伝える
高卒フリーターの方は『自分は職歴がない…』と思っているかもしれませんが、就職活動ではアルバイト経験もアピール材料になります。
アルバイトで『どのような業務を行ってきたか?』を具体的に伝えましょう。
- どんなお客様を接客していたのか?
- 店舗の売上目標や売上実績は?
- バイト先にどう貢献していたか?
- 仕事で工夫している点はあるか?
- 後輩や新人教育をやっていたいか?
- バイトリーダーをやっていたか?
上記のとおり。
できるだけ具体的に伝えることで、『フリーターでも責任感を持って仕事していたのだな!』と好印象になります。
ちなみに人事担当から評価されやすい話は『失敗から工夫して改善できた経験』です。
『挫折を乗り越えられる人間=自社で壁にぶつかっても乗り越えられる人材』と評価されて、採用される確率がグッと高まりますね。
【チェック項目】落選しやすい高卒フリーターの4つの特徴

人材を募集する企業の中には『学歴や職歴に関係なく良い人材を採用したい!』と考える会社も多いです。
そのため高卒フリーターの方でも、正社員に就職できるチャンスは十分あります。
とはいえ、高卒フリーターの中には『就活を頑張っているけど落選ばかりで就職できない…』と悩む方もいます。
では、なぜ就職できないのか?
落選しやすい高卒フリーターには4つの特徴があります。
- 就職する意思が固まっていない
- コミュニケーション力が足りない
- 条件の高い求人を選んでいる
- 志望度が低くて志望動機がうすい
ここからは4つの特徴を解説していくので、自分に当てはまる点はないかチェックしてみてくださいね。
就職する意思が固まっていない
落選しやすい高卒フリーターは、就職する意思が固まっていません。
『就職後にこんな未来を手に入れたい!』
『就職後にこんな仕事をやってみたい!』
このような気持ちがない人は、面接ですぐに見破られます。
企業の採用担当者は『フリーター=責任のない立場で働いている人』と印象を持っているため、本当に正社員でやっていけるのかを懸念しています。
そんな中で就職する意思を感じられない発言や態度があると、採用してもすぐに辞めそうだと思われて落とされるのです。
今の段階で『就職する意思』が固まっていない方は、まずは就職する目的を明確にしておきましょう。
コミュニケーション力が足りない
落選しやすい高卒フリーターは、コミュニケーション力が足りていません。
人事担当を対象に『どのようなときにコミュニケーション不足を感じるか?』のアンケートを行った結果、次の回答が多かったです。
- 会話のキャッチボールができない
- 結論から話せない
- 話が長い
- 面接の途中で固まってしまった
- 挨拶ができない
- 視線が合わない
- 相づちが打てない
- 表情が暗い
- 声が小さい
- 声のトーンが低い
- 言葉遣いができない
上記のとおり。
すべて基本的な内容ですが、実際に多くの高卒フリーターが落選しているのです。
上記の落選理由は、事前の準備と練習によって対策できますよね。
条件の高い求人を選んでいる
落選しやすい高卒フリーターは、条件の高い求人を選び過ぎています。
自信を持って就活することは大切ですが、自分が置かれている状況を客観視することも重要です。
高卒フリーターの中には『年収500万円・土日祝休み・残業なし・WEBマーケティング・駅から徒歩5分以内・上場企業・福利厚生が充実…』と希望条件をたくさん設定する人もいます。
でも、一度考えてみてください。
『あなたはそれに見合う価値を企業に提供できますか?』
希望条件を要求することが悪いわけではないですが、当然その分の対価を企業に提供する必要がありますよね。
ぶっちゃけ高卒フリーターの方は『これからキャリアを積んでいく段階』なので、自分の希望を主張できる立場ではないです…。
どうしても外せない条件は『1つに絞る』のがおすすめ。どれだけ多くても『3つまで』が限界ですね。
まずは『正社員として第一歩を踏み出す』を最優先に行動するべきです。
志望度が低くて志望動機がうすい
落選しやすい高卒フリーターは、志望度が低くて志望動機が薄くなってしまっています。
『なぜ弊社に応募したのですか?』
この質問に対して明確に回答ができないと、志望度が低いと思われて落選します。
たとえば『有名だから・給料が良いから・休みが多いから・残業が少ないから』などの理由では、内定を出したいと思わないですよね?
納得感のある志望動機をつくるためには、企業の事業内容やミッションを調べて自分が共感できる部分をまとめておくと効果的です。
たとえば、次のとおり。
『御社の〇〇の考えに共感しぜひ御社の〇〇事業をとおして社会の役に立ちたいと思いました!私はこれまでに〇〇の経験があるので入社後は〇〇の業務で貢献できると考えております!』
応募する企業の内面的な部分に共感していることが伝わると、人事担当から好印象を得やすいですよ。
高卒フリーターが就職するための履歴書の書き方

高卒フリーターが正社員になるまでの流れは【書類選考→面接→内定→入社】です。
そのため、まずは『書類選考に通過すること』が大事になります。
とはいえ、就職活動の経験がないと履歴書の書き方ってよくわからないですよね?
履歴書の書き方のポイントは次のとおり。
- 志望動機で熱意を伝える
- 長く働きたい意思を伝える
- 企業にどう貢献できるかを伝える
ここからは、それぞれ解説していきます。
志望動機で熱意を伝える
高卒フリーターが就職するためには『志望動機で熱意を伝えること』が重要です。
失礼ながら高卒フリーターには『就職で有利になる学歴や職歴』がありませんよね。
そのため就活では『将来どんな人間になりたいのか?』や『なぜその業界や企業を選んだのか?』の熱意を伝えることが大事です。
志望動機が明確で熱意のある人材は、人事担当から『入社後に頑張って活躍してくれそうだ!』と思ってもらえるので選考通過率も高くなります。
企業の考えや事業内容を調べて共感した部分を志望動機で伝えれば、ちゃんと時間をかけて調べたことが人事担当に伝わります。
また事前に調べた上で応募していることから『こんなはずじゃなかった…』の入社後のミスマッチも防げます。
長く働きたい意思を伝える
高卒フリーターが就職するためには『長く働きたい意思を伝えること』がポイントです。
世の中的には『フリーターは気楽に生きている』イメージがあるので、人事担当は『入社後にすぐ辞めたらどうしよう…』と不安を抱えています。
この不安材料を取り除かないと、高卒フリーターは採用してもらえません。
そのため正社員になって長く働きたい意思をしっかり伝えて、人事担当に『採用しても大丈夫だ』と思ってもらいましょう。
ちなみに高卒フリーターでも同じアルバイトを長期間続けてきた方は、企業からの評価も高い傾向がありますね。
企業にどう貢献できるかを伝える
高卒フリーターが就職するためには『企業にどう貢献できるかを伝えること』が大切です。
多くの方が志望動機をつくるときに『くれくれ君』になりがちです。
たとえば、次のとおり。
- 土日祝日休みだから
- 福利厚生が充実しているから
- 研修制度が充実しているから
- 残業が少なそうだから
- 収入が高そうだったから
- 社内の風通しが良さそうだから
これって全部自分が求めているものですよね?
企業側は『あなたを採用するメリット』を知りたがっています。
- 会社にどう貢献してくれるのか?
- どんな経験を仕事で活かせるのか?
- 入社後に成長できる見込みはあるか?
- 壁にぶつかっても頑張れる性格か?
- 過去に挫折を乗り越えた経験はあるか?
上記のとおり。
企業は自社の業務内容とあなたのポテンシャルを照らし合わせて、あなたを採用するかどうかを判断します。
そのため人事担当に『この人なら入社後に活躍するイメージが持てる!』と思ってもらうことが重要です。
あなたを採用する理由が明確であるほど、内定をもらえる確率はグッと高まりますよ。
高卒フリーターが面接で注意すべきポイント

高卒フリーターから正社員に就職するためには、面接で好印象を持ってもらうことが重要です。
転職市場には大卒や正社員も就職活動しているので、学歴や職歴で勝負できない分をほかで補わなければいけません。
ですから高卒フリーターは応募書類を作り込むのはもちろん、面接対策も万全に準備しておく必要があるのです。
ここからは『高卒フリーターが面接で注意すべきポイント』を解説していきますね。
清潔感のある身だしなみが必須!
面接では『第一印象』がめちゃくちゃ大事です。
第一印象とは『初対面のときに相手に抱く印象』のこと。
人の第一印象は3秒~5秒で決まるといわれており、印象を決める要素の55%が見た目です。
- 視覚情報(見た目):55%
- 聴覚情報(声):38%
- 言語情報(話す内容):7%
心理学では『最初の印象が残りやすく後の評価に大きな影響を与える』とされています。
つまり『第一印象が悪いとその後の人間関係の構築が難しい』ということ。
第一印象を良くするためには、清潔感のある身だしなみが必須です。
面接の前に次の項目をチェックしておきましょう。
- スーツにシワがないか?
- ネクタイが曲がっていないか?
- 髪型はセットされているか?
- 髪色や長さは大丈夫か?
- ヒゲは剃ってあるか?
- 靴が汚れていないか?
- カバンが破れていないか?
- 腕時計が派手過ぎないか?
上記を確認して、面接にふさわしい見た目を準備してくださいね。
面接で想定される質問の準備をしておこう!
面接で失敗する最大の理由は『準備不足』です。
特に『質問に対する回答の準備』が足りていないですね。
企業の面接で聞かれる質問は、だいたい想定できます。
- 自己紹介
- 前職の仕事内容
- 退職理由
- 志望動機
- 入社後に達成したいこと
面接でされる主な質問は、上記のとおり。
まずは、上記の質問に対する回答をしっかり準備しておきましょう。
ほかに想定される質問だと、以下の3つですね。
- なぜ大学に進学しなかったのか?
- なぜフリーターになったのか?
- なぜ正社員になろうと思ったのか?
質問に回答するときのポイントは、ポジティブな発言を心がけること。
- 勉強が嫌いだったから
- 就職したくなかったから
上記のようなネガティブな発言をするとマイナスな印象を与えてしまい、選考で不利になります。
もしこれが事実だとしても『現在は考えを改めて前向きに行動できるように意識しています』と発言するのがおすすめ。
『失敗から学んで自分を成長させようとする姿勢』を採用担当に評価してもらえる可能性があります。
面接の最後は必ず逆質問をしよう!
『最後に何か質問はありますか?』
面接の最後には、だいたいこの質問をされます。
このときに『特にありません』と答えてしまうと、採用担当に『この人はうちの会社に興味ないのかな?』と思われてしまいます。
採用担当が最後に質問する意図は、求職者の志望度の確認です。
そのため『何も質問がない=入社意欲が低い』と判断されるのです。
とはいえ『とりあえず質問しておけばいい』話ではありません。
たとえば『企業のホームページをみればわかるような内容の質問』や『残業はあるか?休日出勤はあるか?など働く意欲を疑われる質問』をするとマイナスですね。
最後の逆質問でおすすめなのは、次の質問です。
- 入社までに何かやっておくことはありますか?
- 御社で活躍されている方の特徴を教えてください。
- どうすれば御社で評価される社員になれますか?
上記のような質問は入社意欲や成長意欲の高さが伝わるので、採用担当の印象はかなり良くなりますよ。
高卒フリーターの就職には転職エージェントを利用するのがおすすめ!

ここまで『高卒フリーターの方が就職するコツ』を解説しました。
とはいえ、初めての就職活動はちょっと不安ですよね?
『就職できなかったらどうしよう…』
『ブラック企業に就職したらやばいな…』
『自分に合う仕事を選べるかな…』
こんな悩みもあると思います。
ぶっちゃけ高卒フリーターの方は、自分ひとりで就活すると失敗するリスクが高いです。
以前の僕もそうでしたが、自分ひとりで就職活動していたときは半年間に30社応募しても内定ゼロでした…。
フリーターからの就職を成功させるためには『自己分析・求人のピックアップ・応募書類・面接対策』などやることがたくさんあります。
これを正社員経験のないフリーターが、自分ひとりでやるのは大変過ぎますよね…。
このような人のために世の中には『転職エージェント』というサービスがあります。
転職エージェントに登録すると担当のキャリアアドバイザー が付いてくれて、『自己分析・求人のピックアップ・応募書類・面接対策』を全てやってくれます。
担当アドバイザーが手厚くサポートしてくれるので、正直かなり楽ですね。
ちなみに僕は友人の紹介で『転職エージェント』に利用し始めてから、約1ヶ月でWEB制作会社の営業職に就職できました。
当時は正社員になれたことを喜ぶと同時に『自分ひとりで頑張っていた半年は何だったんだろう…』とショックでしたね。
あなたは僕のような失敗をしないように、最初から転職エージェントを使用しておくのが安全ですよ。
どの転職エージェントも全て無料で利用できるので、あなたのリスクはゼロです。
『フリーターから正社員になって人生をやり直したい!』という方は、ぜひこの機会に行動してみてくださいね。
