
『美容部員の給料はもう限界…』
『美容部員の将来が不安で…』
『美容部員を辞めたいけど踏み出せない…』
このような方に向けて記事を書いています。
美容部員に就職する人には、コスメが好きな人や会話が好きな人などが多いです。
美容部員は仕事の中で、お客様にメイクをしたり、プライベートな話をしたりするので、業務自体は楽しいと思います。
しかし、美容部員の問題点は、給料が安いこと…。
実際に美容部員の中には、年収200万円ぐらいしか稼げていない人もいます。
これだと、さすがに生活はカツカツかと。
どれだけ仕事にやりがいを感じていても、プライベートで使えるお金が少なければ、身も心もすり減ってしまいますよね…。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員でした。その後、WEB業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
今回は僕が実際にインタビューした、元美容部員の植村若菜さん(24歳女性・仮名)の体験談をもとに『美容部員を辞めてよかった理由』を中心に解説していきます。
この記事を読めば、美容部員を続けるリスクを理解した上で、美容部員から転職したあとの未来をイメージできると思います。
3分ぐらいで読める内容なので、さっそく見ていきましょう。
※『今すぐ自分に合う仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
美容部員辞めてよかった理由を3分で解説します【24歳女性の体験談】

まずは今回紹介する、元美容部員の『植村若菜さん(24歳女性・仮名)』の簡単な経歴をお伝えします。
植村若菜さんは大学を卒業後、美容部員に就職して、駅チカの百貨店で2年ほど働いていました。
美容部員に就職した理由は、友達のお母さんが美容部員をやっており、すごく綺麗で憧れていたからです。
植村若菜さんはオシャレ居酒屋でアルバイトをしていた経験があり、人と話すことが好きだったので、美容部員の仕事は楽しくできていました。
しかも植村若菜さんが就職した会社は、かなりホワイトな労働環境だったので、残業はほぼなく、休日もたくさんもらえていました。
おまけに人間関係も良好で、職場には良い人しかおらず、仕事中のストレスはゼロでした。
でも問題がひとつだけあって、それは年収227万円しか稼げなかったこと、です。
ちなみに、毎月の手取りは、13万円…。
植村若菜さんは一人暮らしをしていたので、毎月の手取り13万円では、なんとか1ヶ月生活するのがやっとでした。
- 貯金もできない…
- 美容系の自己投資もできない…
- 遊びや買い物にも行けない…
上記のとおり。
『休みは多いけど、使えるお金がない』という状態でした。
植村若菜さんが休みの日にやっていたのは、部屋でYouTube動画を観ることくらい。
綺麗な美容部員に憧れて就職したのに、自分の美容にお金を使えないことにストレスが溜まって、3年目で退職を決意したのです。
美容部員の仕事にやりがいはあったけど将来性がなかった
とはいえ、もともと植村若菜さんは、美容部員に憧れて就職しているので、仕事にはやりがいを感じていました。
お客様に合う商品を提案できるように、ていねいなヒアリングをして、相手の悩みやニーズを把握したり。
皮膚の構造を知るための勉強や、各ブランドの商品特徴を覚える時間をつくり、仕事のための努力を継続していました。
でも職場の先輩や上司を見ていると、時短スタッフが多くて、自分より給料が低い人ばかりだったので、美容部員を続ける将来に不安しかありませんでした。
結婚して時短スタッフやパートで働く分には、美容部員を続けるのもアリかもしれません。
しかし、植村若菜さんはまだ結婚の予定がなかったので、『美容部員をこれ以上続けるのは無理だ…』と判断するしかなかったのです
美容部員の仕事は、やりがいがあるけど、将来性がない…。
これが、多くの美容部員の方の本音ですね。
【関連記事】
⇒美容部員が底辺になりやすい理由【大変なこと・本音・年収】
美容部員は給料が安い!転職したら年収が150万円増えた

植村若菜さんが、美容部員3年目でもらっていた年収は227万円です。
ちなみに、24歳女性の平均年収は約310万円なので、これと比べると80万円以上も少ないですね。
80万円あったら、エステや美容院に何度も行けますし、化粧品やサプリメントにもお金を使えます。
植村若菜さんは『もっとお金を稼いで、車を買ったり、歯科矯正したり、エステに行ったり、貯金をしたりしたい…』と強く思っていました。
24歳で美容部員を辞めた植村若菜さんは、最終的にIT企業に転職しました。
そして、転職してから1年後に、年収は380万円まで増えたのです。
転職前と転職後の年収には、約150万円の差があります。
では、なぜ美容部員とIT企業では、これほど年収に差が開くのか?
その理由は、稼ぎやすい業界かどうかの違いです。
その業界の利益率が高いか低いかで、従業員に還元される給料の額も決まってきます。
『業界別の1人あたりの人件費』を比べると、次のとおり。(参考:BAST速報版(206業種12分析項目))
- 化粧品小売業:343.9万円
- 受託開発ソフトウェア業:567.1万円
- 広告制作業:635.7万円
つまり、働いて稼げる給料の上限は、どの業界を選ぶかによって、決まっているということ。
本人の頑張りよりも、働く場所の選び方が重要なのです。
美容部員から転職しやすい職種とは?
『稼げる業界で働かないと、給料が安くなるのはわかったけど、具体的にはどんな仕事を選べばいいの?』
こんな疑問もありますよね。
結論からいうと、美容部員から転職しやすい職種は、コミュニケーション能力を活かせる仕事です。
美容部員の仕事は『お客様の悩みやニーズをヒアリングして、それを解決するために商品を提案すること』です。
この経験を応用できる職種なら、美容部員の経験を評価してもらえるので、採用されやすいですし、転職後に成果も出しやすいです。
具体的な職種だと、営業職、接客、顧客サポートなどになります。
ただし、美容部員より年収を上げるなら、ぶっちゃけ営業職の一択かと。
会社にはいろいろな職種がありますが、その中でも営業職は年収が高めです。
たとえば、植村若菜さんのように、IT企業の営業職に転職すれば、年収400万〜500万円は普通に稼げる金額です。
転職するなら、職種は『営業職』に絞りつつ、『BAST速報版(206業種12分析項目)』を確認しながら業界を選ぶのがおすすめですね。
ただし、美容部員から転職するなら、理想は『25歳まで』に行動するべきです。
30歳に近づくほど、書類選考が通りづらくなります…。
ですから、年齢的な問題で手遅れにならないように、今すぐに行動しておいてくださいね。

美容部員が異業種に転職するなら転職エージェントがおすすめ!

ここまで、美容部員を何年も続けていると、人生が手遅れになりますよ~、という話をしてきました。
では、美容部員から異業種に転職するためには、具体的に何をすればいいのか?
結論をいうと、転職エージェント経由で転職するのが1番簡単です。

専門学校や大学を卒業して、新卒で美容部員に就職した人は、まともに転職活動をした経験が少ないと思います。
その状態で転職活動を進めてしまうと、書類選考が通過しない、面接で落とされまくる、という悲惨な結果になります。
実際に元美容部員の植村若菜さんの場合も、最初は自分ひとりで転職活動をしていましたが、書類選考がなかなか通らなかったそうです。
植村若菜さんの最大の武器は、美容部員で培ったコミュニケーションスキルですが、これは面接まで進まないと伝わらないですよね…。
転職活動を始めるにあたって、次の質問に答えられないなら、迷わず転職エージェントを頼るべきです。
・きちんと自己分析できますか?
・自分にあった仕事を選べますか?
・世の中にはどんな業界や職種がありますか?
・将来のキャリア設計ができますか?
・履歴書や職務経歴書は作れますか?
・ちゃんと面接対策はできますか?
・ビジネスマナーは身についていますか?
・正しい言葉遣いができますか?
・どんなスーツを選ぶべきですか?
・スーツの正しい着方はわかりますか?
・転職で失敗しない自信はありますか?
上記の内容を知っておかないと、転職で失敗するリスクが高いです。
ぶっちゃけ美容部員しかやったことがない人が、これらを全部ひとりでやるのは無理があります。
実際に3年間、美容部員をやっていた植村若菜さんの場合も、自分ひとりで転職活動してみて落選し続けた結果、『このままだと転職できない…』と痛感したそうです。
その後、自分の転職をサポートしてくれる場所をインターネットで探して、たどり着いたのが『転職エージェント』でした。
転職エージェントとは、仕事を探したい転職者と人材を採用したい企業をマッチングするような場所で、転職者はカウンセリングや求人紹介、書類作成や面接対策、さらにはビジネスマナー研修までを無料で利用することができます。
転職エージェントを利用すれば、担当のキャリアアドバイザーが全部手伝ってくれるので、かなり楽に転職を進めていけます。
最終的に植村若菜さんは、転職エージェントを利用して『年収227万円の美容部員→年収380万円のIT企業』への転職を成功させました。
ですから美容部員から異業種に転職する場合は、とりあえず転職エージェントに相談してみるのがおすすめですね。

まとめ:美容部員を辞めてよかったと本心で思う!

美容部員の退職理由で多いのは、『給料が安い・生活が厳しい・一人暮らしがきつい・遊ぶお金がない』などです。
つまり、ほとんどの美容部員が、給料に不満を感じて、転職していくのです。
ここまで伝えてきたとおり、働く場所を変えない限り、低収入の悩みは解決できません。
元美容部員の植村若菜さん(24歳女性・仮名)は、美容部員から転職したことを振り返って、次のようにコメントしています。
『美容部員の仕事は楽しかったですが、給料の安さを考えるとずっと続けるのは厳しいと思いました。車も歯科矯正もエステも旅行も貯金も、全部諦めるしかなかったです…。でも思い切って転職したら年収が150万円も増えたので、今では惨めな思いをせずに済んでいます。正直、美容部員を辞めてよかったと本心で思っていますね。』
この記事で紹介した植村若菜さんは、契約社員の美容部員という不利な状況からIT企業に転職して、150万円の年収アップに成功しました。
あなたも同じ美容部員なら、絶対に転職できるはずです。
あとは、あなた次第です。
今から行動して、理想の未来を手に入れませんか?
