
『ホームページの効果を出したい…』
『WEBから集客したい…』
『業者に相談してもアドバイスをもらえない…』
このような方に向けて記事を書いています。
今はインターネットで情報を調べたり、商品を購入したりするのが当たり前の時代なので、ほとんどの会社がホームページを持っています。
でも、ホームページを持っている会社の中には、次の2つのタイプがある。
- WEB戦略が機能している会社
- WEB戦略が設計できていない会社
ホームページを作っただけでは効果は出ないので、しっかりとWEB戦略を設計して、それが機能するまで育てていく必要があります。
では、中小企業がWEB戦略をうまく機能させるためには、具体的に何をすればいいのか?
結論からいうと、最適なキーワード選びをした上で、ホームページ内に有益な記事を増やしていくこと、がめちゃくちゃ重要。
なぜなら、ホームページの中にキーワード対策をした記事が増えていけば、ユーザーがGoogle検索で情報を調べたときに、さまざまなキーワードで自社のホームページが上位表示されるようになるからです。
そうすれば、ホームページのアクセス数が増えて、WEB経由での問合せや注文につながります。

記事を書いている僕はWEB業界で10年のキャリアがあり、172社の企業HPをディレクションしました。自己所有のWEBサイトは合計で月間50万PVを超えています。
この記事では『中小企業のWEB戦略はキーワード選びで9割決まる理由』から『キーワードを選ぶときのコツ』までを紹介します。
この記事を読めば、まだ本格的にWEBを活用できていない企業でも、今日からすぐにWEB戦略の設計をスタートできると思います。
3分ぐらいで読める内容なので、さっそく見ていきましょう〜。
目次
中小企業のWEB戦略はキーワード選びで9割決まる理由【失敗談あり】

中小企業がWEB戦略をうまく機能させれるかどうかは、キーワード選びで9割決まります。
このキーワード選びを間違えると、あなたの会社のWEB戦略は失敗します。
では、ここであなたに質問です。
あなたの会社が、ホームページに求める効果は何ですか?
僕は実際に172社の経営者から話を聞きましたが、多くの会社が『自社の集客アップや採用活動の効率化』のために、ホームページを活用したいと考えていますね。
ホームページのアクセス数を増やす
↓
ホームページ経由の問合せを増やす
↓
問合せの中から受注や採用につなげる
上記のとおり。
ホームページの効果を出すためには、まずホームページのアクセス数を増やさなければいけません。
つまり、ホームページを見てくれる人を増やす、ということですね。
ただしホームページの露出を増やすためには、Googleの検索結果で上位表示される必要があります。
インターネットで情報を調べるときって、検索結果の上から順番に情報を確認していきますからね。
ユーザーが調べるのは、せいぜい3ページ目ぐらいまで。
ホームページのアクセス数を増やしたいなら、1ページ目には入っておきたいところ。
ほとんどのユーザーは、1ページ目に表示されたサイトの中から、自分が欲しい情報を手に入れます。
理想は『1位〜3位』ぐらいに入ること。
ホームページの中に、Google検索で上位表示がとれる記事が増えていけば、WEB戦略の仕組みが徐々にできあがっていきます。
とはいえ、現実は9割以上の会社が、キーワード選びを真剣にやっていません…。
だから逆に考えると、キーワードの理解を深めれば、他社と差をつけるチャンスですね。
検索されないキーワードを選ぶと失敗する
では、中小企業がWEB戦略で失敗しないためには、どうすればいいのか?
まずは大前提として、『検索されないキーワードを選ばない』ように注意してください。
たとえば、キーワード検索で1位を取れたとしても、そのキーワードで検索する人がゼロなら、全く意味がありません。
試しに、あなたの個人名でGoogle検索してみてください。
ほとんどの場合、あなたの会社のホームページや個人のSNSのページが、検索結果の上位に出てくるはずです。(ただし、同姓同名の有名人がいる場合は例外ですけどね。)
でも、あなたの個人名で検索する人なんて、あなた自身か家族や友人くらいですよね?
このように、ほぼ検索されないキーワードで、検索結果の上位を狙っても、全く意味がないのです。
ですからキーワード対策をする場合は、月間検索結果が『0回』というキーワードは選ばないようにしてくださいね。
ビッグキーワードを狙うと大手企業に玉砕される

中小企業がWEB戦略で失敗しないためには、『ビッグキーワードを狙い過ぎない』のもポイントです。
たとえば、次のようなキーワードですね。
- 旅行:月間検索回数 110,000回
- 転職:月間検索回数 201,000回
- 引っ越し:月間検索回数 90,500回
このようなビッグキーワードは、月間検索ボリュームがめちゃくちゃ多いので、もちろん1位を取れれば、大きな効果が期待できます。
しかし、このような大きいビジネス市場には、莫大な資金を持つ巨大企業が参入してきます。
大量の人員を抱えて、多額の広告費が使えて、複数のWEBサイトを運用している…。
こんな大手企業に、中小企業が資金力で勝てるわけありません。
ですから中小企業がWEB戦略をする場合は、大手企業のライバルサイトが多くて、大きな広告費をかけないと勝てない市場は避けるべきです。
たとえば、『転職』というビッグキーワードではなく、『26歳 転職 おすすめ』『25歳 営業職 未経験 転職』『第二新卒 転職 IT企業 未経験』など。
複数の言葉を組み合わせたキーワードなら、月間の検索回数が少なくなるので、わざわざ大手企業が参入してくる可能性も低いです。
このようなニッチなキーワードなら、中小企業でも勝てるチャンスはあります。
中小企業は資金や人員が限られているわけですから、会社経営と同じようにWEB戦略にも『ランチェスター戦略』を応用するのがおすすめです。
複数のキーワードで対策しないと勝てない理由
中小企業がWEB戦略で失敗しないためには、『複数のキーワードで対策すること』が重要です。
たとえば、『旅行』というキーワードでしか対策をとっていないホームページだと、WEB戦略においてはめちゃくちゃ弱い。
※そもそも『旅行』はビッグキーワードなので、中小企業が狙ってはいけないキーワードですが…。
インターネットで情報を集めるユーザーは、いろいろなキーワードで検索します。
たとえば、旅行を考えているユーザーなら、次のとおり。
- 沖縄 旅行
- 沖縄 旅行プラン
- 沖縄 旅行 補助
- 沖縄 田舎 観光
- 沖縄 観光スポット
- 沖縄 旅行 温泉
- 沖縄旅行 モデルコース
- 沖縄旅行 カップル
このようにユーザーは、さまざまなキーワードでネット検索します。
そのため、複数のキーワードで対策することが重要なのです。
ちなみに、ホームページ内に投稿する記事タイトルの例は、こんな感じかと。
- 愛知県に旅行したい人向けの定番プランとは?
- 愛知県の観光スポット10選!ここは外せないでしょ!
- 愛知県旅行で人気の温泉は〇〇で決まり!絶景です
- 愛知県に旅行するカップルが選ぶおすすめの旅館7選
- 愛知県に旅行で使える補助を紹介【1万円安くなる方法とは?】
どうですか?
ちょっと、それっぽいですよね?
あなたも自社の顧客になりそうなユーザーが、どんなキーワードで検索するかを想像した上で、複数のキーワードでSEO対策してくださいね。
なおキーワードのピックアップにおすすめのツールには、『ラッコキーワード』がありますので、ぜひ活用してみてください。
まとめ:中小企業のWEB戦略はキーワード選びで全て決まる!

最後に『キーワード選びで失敗しないポイント3つ』をまとめておきます。
- 月間検索回数が0回のキーワードは選ばない
- ビッグキーワードよりニッチキーワードを狙う
- 複数のキーワードで対策しないと失敗する
中小企業のWEB戦略が成功するかは、キーワード選びで9割決まります。
しかし、キーワード選びを真剣にやっていない企業は多い。
ということは、しっかりキーワード選びをおこなった上で、ホームページ内に有益なコンテンツを増やしていけば、SEOで上位表示がとれる可能性は高いです。
この方法は、資本力や社員数で大手企業に勝てない中小企業が、WEB戦略を成功させるための唯一の突破口です。
それぐらい、キーワード選びは超重要。
まずは、あなたの会社の見込み客が、検索しそうなキーワードをピックアップしてみてください。
それを調べてみるだけで、今後のWEB戦略のヒントが見つかると思いますよ。