
『アパレル店長を辞めたい…』
『アパレルの給料だときつい…』
『アパレルで働くのはもう限界…』
このような悩みを抱える、アパレル店長に向けて記事を書いています。
アパレル店長の仕事はやりがいもあって楽しいですが、将来性を考えると不安になりますよね。
実際にアパレル業界で働く人のほとんどが、20代で異業種にキャリアチェンジしています。
でも、これまでずっとアパレル業界で働いてきた人は、どうやって転職の準備をすればいいか、よくわからないですよね?
結論からいうと、アパレル店長を辞めたい人は、転職先の職種を法人営業に絞った上で、転職エージェントを利用しましょう。
その理由は、アパレル店長の経験が最大限に活かせて、なおかつ年収アップもしやすい職種が『法人営業』だからです。
転職エージェントを利用する理由は、アパレル経験しかない人が自分ひとりで転職活動すると、失敗するリスクが高いからです。

記事を書いている僕は25歳まで年収280万円のアパレル社員でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計975名の方にインタビューしてきたので、アパレル店長の転職のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、僕が実際に話を聞いた、アパレル店長から異業種に転職した2名の実体験をもとに『アパレル店長を辞めたい方向けの失敗しない転職の進め方』から『アパレル店長から転職した2名の体験談』を紹介していきます。
この記事を読めば、アパレル店長を辞めたい人が、転職するために今日から何をするべきかがわかります。
それでは、さっそく見ていきましょう〜。
※『今すぐにアパレルから転職したい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
【アパレル店長を辞めたい人向け】失敗しない転職の進め方

アパレル業界で働くのは楽しいですし、やりがいもあるので、20代前半までは夢中になって仕事に打ち込めます。
でも25歳前後になると、多くのアパレル社員が、給料面や将来性に不安を感じるようになり、『このままアパレルで働き続けても大丈夫かな…』と考え始めます。
僕も入社3年目の25歳の時に、5年後10年後の自分の未来を想像して、このまま30代になるのはヤバそうだと思い、アパレル業界を辞めました。
当時の僕の年収は280万円で、異業種で働く周りの同世代と比べても、給料はかなり安かったです。
ただそれでも『好きなことを仕事にしている自分』に誇りを持っていたので、なんとかモチベーションを維持して頑張っていました。
しかしある時、自分の5年先輩の社員から年収を教えてもらう機会があって、その先輩が年収300万円ぐらいだったんです…。
その先輩は30歳だったので、僕は『30歳で年収300万円ってヤバくないか?』と一気に不安が大きくなりました。
それからは毎日自分の将来について考えるようになり、『5年先10年先に自分がどうなっていたいか?』をイメージし続けました。
半年くらい悩んだ結果、アパレル業界という狭い世界で働き続けるのではなく、もっと広い世界で自分の可能性を試したいと思い、年収アップとスキルアップを目的に転職することに決めました。
結果的に僕はIT企業の営業職に転職することができて、給料は年収500万円までアップし、現在はIT業界で身につけたスキルを活かして副業でも稼げるようになっています。
当時の僕のように、将来に不安を感じているアパレル店長の方には、自分の可能性を信じて、思いきって異業種に挑戦してほしいと思っています。

アパレル店長がきつい理由はアパレル業界の生産性の低さが原因です

アパレル店長を辞めたくなる理由の多くは、次のとおりです。
- 給料が安い
- 土日休みがほしい
- 友人や家族と過ごす時間がない
- 長時間労働で体力的にきつい
- キャリアアップに限界を感じる
アパレル店長の給料が安い原因は、そもそもアパレル業界自体が稼ぎにくいからです。
アパレルショップで働く場合、平均年収は次のとおりです。
- アパレル販売員:年収300万円
- アパレル店長:年収363万円
日本全体の平均年収が約430万円といわれているので、それと比較すると「70万円〜130万円も低い」ですね。
TKCグループが公開している「BAST速報版」を参考に、異業種の平均年収と比較してみると、次のとおりです。
- 婦人服小売業:275万1,000円
- 経営コンサルタント業:470万9,000円
- 広告業:536万5,000円
- 受託開発ソフトウェア業:568万4,000円
つまり世の中には、稼ぎやすい業界と稼ぎにくい業界がある、ということです。
残念ながら、アパレル業界は「稼ぎにくい業界」なのです。
ですからアパレル店長の方が、年収アップやキャリアアップを実現するためには、アパレル以外の業界に転職するしかない、ということになります。
アパレル店長から転職するなら「法人営業」がおすすめな理由

アパレル店長から転職を考えている方の転職理由が、年収アップやキャリアアップなら、転職先の職種は『法人営業』の一択です。
法人営業を選ぶ理由は、アパレル経験で培ったコミュニケーション能力が最大限に活かせて、なおかつ給料も稼ぎやすいからです。
アパレル店長まで昇格できた方は、少なくともアパレル販売員として、ある程度の実績を残してきているはずです。
アパレル販売員で実績を残すためには、『来店客との会話の中で要望や悩みを把握して、それを解決するために商品やコーディネートを提案する能力』が必要になります。
アパレル経験で身につけた、このヒアリング力と提案力を、そのまま活かせるのが「法人営業」なのです。
法人営業の仕事も『お客様の要望や悩みを発見して、それを解決するために自社商品を提案すること』なので、商品とお客様が変わるだけで、アパレル販売員も法人営業も本質的にやることは同じです。
さらに法人営業は『稼ぎやすい』というメリットもあります。
DODAが発表してい『職種別の平気年収』をみると、営業職の年収は11職種中4位です。
上位3つは『専門職』『企画・管理系』『技術系』となっていますので、未経験からの転職にはハードルが高い職種です。
そのため、アパレル店長から挑戦できる仕事の中では、『営業職』が最も稼ぎやすい職種だといえます。
ちなみに、営業職の平均年収は442万円(男性:468万円、女性:378万円)となっています。
アパレル店長の年収と比べると、この年収アップは嬉しいですよね。
アパレル店長は転職エージェントを利用しないと損します

では、アパレル店長が法人営業に転職するためには、具体的にどのような行動をすればいいのか?
それは『転職エージェントを利用すること』です。
アパレル店長の方は、間違っても、自分ひとりで転職活動をしないようにしてください。
アパレル業界しか知らない人が、自分ひとりで転職活動すると失敗するリスクが高いです。

僕がアパレルから転職するときに、最初に利用していたのはハローワークや転職サイトでした。
しかし、どうやって転職先の企業を選べばいいのかわからなかったですし、企業研究や面接対策の仕方もイマイチわからず、何社か応募はしましたがどこも受かりませんでした。
そのうち転職活動をすること自体が面倒臭くなってしまい、気づいたら半年経っていました…。
そのタイミングで、たまたま友人の紹介で転職エージェントに登録し、それから約1ヶ月で、IT業界の法人営業に転職できました。
僕のように自分ひとりで転職活動すると、なかなか内定がもらえず、途中で転職活動をするのが嫌になって、怠けてしまうこともあると思うんですよ(※サボりぐせがあるのは僕だけかもしれませんが…)。
あとは、応募する企業のことを毎回自分で調べたり、企業ごとに面接対策するのって、なかなか大変ですよね。
転職エージェントを利用したら、担当のキャリアアドバイザーの方が全部やってくれたので、僕はかなり楽に転職活動を進められました。
あなたには、僕のような遠回りをしてほしくないので、最初から転職エージェントを利用してくださいね。

【体験談①】アパレル店長から総合商社に転職して年収600万円になった26歳男性

ここからは僕が実際に話を聞いた、26歳でアパレル店長から総合商社の法人営業に転職して、年収600万円になった西尾裕二さん(29歳男性・仮名)の体験談を紹介しますね。
西尾裕二さんは大卒で某アパレル企業の総合職として入社し、入社1年目はアパレル販売員としてキャリアがスタートしました。
入社2年目には店長になり、10名ほどのスタッフをまとめるなど、店舗運営のすべてを任されていました。
でも西尾裕二さんは、もともとアパレル販売員がやりたかったわけではなく、本社のバイヤーがやりたくて入社していたので、上司との面談の度にその希望を伝えていました。
しかし、上司からはいつも『お前には店舗でもっと頑張ってほしい!』と言われ、本社勤務を阻止されていました…。
当時の西尾裕二さんは、本社に戻るために夢中で働いていたので、年間休日は40日ほどしかなく、それなのに年収は240万円程度でした。
このようなハードな環境でも頑張れたのは、『本社のバイヤーになる』という目標があったからです。
さすがに26歳になり、『このままこの会社で働き続けるのは違う』と思うようになり、自分の可能性を広げるために、アパレル以外の業界に転職することを決めました。
その後、西尾裕二さんは転職エージェントに登録して、職種だけを『法人営業』に絞って、業種を問わず、さまざまな企業に応募したそうです。
転職エージェントから紹介された会社の中に、たまたま上場グループの総合商社があり、『記念に受けてみよう!』という感覚で応募したら、あれよあれよと選考が進んでいき、結果的にまさかの内定を獲得しました。
普通なら『東大』『京大』『早稲田』『慶応』などのエリートしか入れないような大手企業なので、西尾裕二さん自身もかなりビックリしたようです。
西尾裕二さんは入社後、採用担当に『なぜ自分を採用してくれたのか?』と質問したところ、その回答は『コミュニケーション能力とマネジメント経験があったから』でした。
アパレル店長から総合商社に転職したことで、年収は『アパレル店長:240万円→総合商社の営業職:600万円』まで増えたそうです。

【体験談②】アパレル店長からIT業界に転職して年収560万円になった32歳男性

ここからは僕が実際に話を聞いた、アパレル店長からIT業界に転職して、年収560万円になった永井亮太さん(32歳男性・仮名)の事例を紹介します。
永井亮太さんは専門学校を卒業後、某アパレル企業のアパレル販売員として就職し、その後アパレル店長となって、32歳までの約10年間をアパレル店長として勤めあげました。
しかし32歳の時点で、結婚して子どもができ、マイホーム購入後のローンもあったため、アパレル店長の年収では生活がギリギリの状態でした。
永井亮太さんはそのままアパレル店長を続けていても、これ以上の年収アップは期待できないことがわかっていたので、もっと給料の稼げる仕事に転職するために、約10年勤めたアパレル企業を辞める決意をしました。
その後、転職エージェントを利用して、IT業界の営業職を紹介してもらい、約1か月間の転職活動を経て、転職を成功させました。
入社後は持ち前のコミュニケーション能力を活かして、どんどん契約件数を増やしていき、入社1年半でチームリーダーのポジションに抜擢されました。
現在はアパレル店長で培ったマネジメント経験を活かして、チームリーダーとして20代の若手営業マンの管理をしています。
ちなみに年収は『アパレル店長:330万円→IT系営業職:560万円』まで増えたそうです。

アパレル店長を辞めたいと思ったら今すぐに行動しよう

ここまで、アパレル店長を辞めたい人向けに『失敗しない転職の進め方』から『アパレル店長から転職した2名の体験談』までを解説してきました。
実際にアパレル店長から転職した2名の体験談からもわかるように、アパレル店長から人生をやり直すことは可能です。
年収アップやキャリアアップをするのに、学齢も経歴も関係ありません。
大事なのは『失敗しない転職の進め方』を実践しつつ、『絶対に人生をやり直す』という決意を持つことです。
ここまで読んでくれたあなたは、もうアパレル店長から転職を成功させる方法がわかったと思うので、あとは行動するだけです。
年齢を重ねれば重ねるほど、アパレル店長からの転職は難しくなります。
ですから、今の段階で『アパレル店長を辞めたい!』と思っているなら、ぜひこの機会に行動しておいてくださいね。
あとは、あなた次第です。
今から行動して、あなたの理想の未来を手に入れませんか?
