アパレル ノルマ きつい

「アパレルのノルマがきつい…」
「ノルマが達成できなくて辛い…」
「ノルマに追われて休みが取れない…」

このような方に向けて記事を書いています。

アパレルの仕事はやりがいも多いですが、店舗ごとに売上目標というノルマが課せられている点が、なかなか大変なところです。

店舗の売上目標が達成できないと、ショップ店長の中には責任を感じて、休み度返しで連勤しまくる人も多いようです。

結論からいうと、アパレルのノルマがきつい理由は、大義名分のない中で、常に昨年対比より高いノルマを要求されるから、です。

ただ会社の売上を増やすために、昨年より高い売上目標を要求され続けるのは、正直モチベーションを維持できないですよね…。

ドフラ
こんにちは。元アパレル社員のドフラです。

記事を書いている僕は25歳でアパレル企業を退職→26歳まで年収190万円のフリーターでした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。

僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計985名の方にインタビューしてきたので、アパレル業界で働く人のリアルな情報をお伝えできると思います。

この記事では、僕が実際に話を聞いた、元アパレル店長の西尾裕二さん(29歳男性・仮名)の体験談をもとに『アパレルのノルマがきつい理由』から『アパレル現場のリアル』までを解説しています。

この記事を読めば、アパレルの仕事のリアルがわかるので、アパレルの仕事を続けるべきかどうかの判断材料になると思います。

3分で読める内容なので、それではいきましょう〜。

『今すぐ自分に合う仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。

アパレルはノルマきつい?アパレル店長から転職した29歳男性の体験談

アパレル ノルマ きつい

ファッションが好きな人や人と会話をするのが好きな人は、アパレルショップの業務内容そのものに、ストレスを感じることは少ないと思います。

好きな洋服に囲まれて、お客様と好きな洋服のことについて会話をするわけですから、これが嫌な人はそもそもアパレルの仕事を選びません。

では、アパレルの仕事がきついと思う瞬間はいつか?

それは、『アパレルのノルマがきつい』と思う瞬間です。

アパレルショップには本部から年間、月間、週間の売上目標が課せられているので、常に売上目標というノルマを追わされている状態です。

会社を存続させるためには、売上と利益が必要なので、仕事をする上でノルマが課せられること自体は、一般的なことです。

しかしノルマに対して、必要以上に責任を感じてしまうと、『自分で自分をブラック労働させる』という問題が起こります。

この悩みを抱えているのは、主に店長クラスの人たちで、店舗の売上状況などを本部に直接報告する立場の人たちです。

一般社員のショップ店員では、そこまでノルマの厳しさを感じることはないですが、店長クラスになると、本部から定期的に厳しいチェックが入るようになるのです。

アパレルショップ店員のノルマはきつい!でも良い経験になりました

アパレル ノルマ きつい

アパレルのノルマは基本的に、店舗の売上目標を達成することです。

そのためショップ店員個人に対して、販売ノルマのプレッシャーが重くのしかかることは少ないです。

それぞれのショップごとに販売スタッフの人数、店舗の広さ、立地や家賃、販売商品などが異なるため、各店舗ごとに個別のノルマが設定されています。

店舗スタッフたちは店長を中心に、店舗の売上目標をどうやって達成するかを考え、毎日「仮説→実践→検証」をくり返すのです。

朝礼と終礼では、その日に出勤したスタッフ全員で集まって、次の内容を発表し合います。

  • 何を考えてどのように行動したのか?
  • その結果どうだったのか?
  • 明日はどうやって改善するのか?

たしかにアパレルにはノルマがありますが、このように「仮説→実践→検証」を毎日くり返す習慣が身に付くので、異業種に転職したときに、この経験は活かせます。

アパレルは売上が厳しいとノルマ未達で本部から詰められます…

アパレル ノルマ きつい

では、アパレルのノルマのプレッシャーを直接受けるのは誰か?

それは、アパレルショップの店長です…。

僕がインタビューした元アパレル店長の西尾裕二さん(29歳男性・仮名)は、アパレルショップの店長を3年間やっていましたが、本部から定期的にノルマ達成のプレッシャーをかけられていたそうです。

『順調に店舗の売上目標を達成しているときは何もいわれませんが、週間目標が達成できなくなると、本部から店長宛に電話やメールで連絡がきます。』とのこと。

店長の辛いところは、このプレッシャーを自分ひとりで抱え込まなければいけないところです。

なぜなら、本部からのプレッシャーをそのまま店舗スタッフに落とし込んでしまうと、店舗スタッフのモチベーションが低下して、一気に店舗の雰囲気が悪くなってしまうからです。

お客様の立場で考えると、ピリピリした雰囲気のお店で、洋服を買いたくないですよね?

当然そうなると、店舗の売上はさらに悪くなり、負のスパイラルから抜け出せなくなります。

ドフラ
僕が元アパレル社員27名にインタビューした退職理由は、以下の記事にまとめてあります。

アパレル店長は常に昨年より高いノルマを要求されるからきつい…

アパレル ノルマ きつい

アパレル店長は本部からのプレッシャーを、自分ひとりで処理しなければいけないので、精神的にもきつい部分があります。

それに追い打ちをかけるように、本部からは「常に昨年対比よりも高いノルマを要求される」ので、店長自身のモチベーションがどんどん下がっていきます。

それでも、店長に選ばれる人たちは責任感があるので、なんとか昨年より高いノルマを達成するために、必死で頑張ります。

その結果、ノルマが達成できていないから休日返上で出勤したり、サービス残業しまくったりして、自分の労働力の全てを店舗運営に投入するのです。

こうやって、がむしゃらに店長業務をやった結果、西尾裕二さんの年間休日は40日くらいしかなかったそうです…。

西尾裕二さんはアパレル店長時代について、『当時は業務に夢中だったので、この労働環境に対して何とも思いませんでしたが、今振り返るとなかなかヤバいですよね…笑』とコメントしていました。

アパレルのきついノルマに耐えた経験は転職後に役に立ちます!

アパレル ノルマ きつい

このようにハードな環境で、アパレルのノルマに耐え続けた西尾裕二さんですが、唯一のメリットは営業職に転職してから実感しました。

西尾裕二さんは26歳のときに、アパレル店長から某総合商社の営業職に転職したのですが、営業職では「目標を達成する習慣があること」は必須です。

アパレル時代に本部から「ノルマ達成のために何をするのか?」という質問攻めにあっていたので、西尾裕二さんには自分から行動して改善する習慣が身に付いていました。

この経験が営業職に転職した後で、めちゃくちゃ役に立ったようです。

さらに、アパレル時代に合計何万人というお客様を接客していたので、営業職に転職してからも、アパレル時代のコミュニケーションスキルが活かせました。

西尾裕二さんが入社した某総合商社は、西尾裕二さんの出身大学レベルでは絶対に入れないような会社で、社内の同僚や先輩には東大や京大、早稲田や慶応などのエリート社員ばかりのようです。

そのようなエリートぞろいの環境で、西尾裕二さんがやっていけているのは「コミュニケーションスキル」が彼らよりも優れているからです。

西尾裕二さんは入社後に、人事の採用担当に自分を採用してくれた理由を質問したところ、『コミュニケーション能力が高くて、人柄も良さそうだったから』と言われたそうです。

アパレルの仕事は底辺といわれることもありますが、西尾裕二さんのように「アパレルから転職して総合商社に入る」というキャリアチェンジもできるということですね。

ちなみに、アパレル時代の西尾裕二さんは年収240万円でしたが、総合商社に転職した現在は年収600万円まで上がっているようです。

ドフラ
自分に向いてる仕事が知りたい方は、以下の記事で紹介する『無料適職診断テスト』を受けるのがおすすめですよ。

アパレルのノルマがきつい理由【まとめ】

最後に「アパレルのノルマがきつい理由」をまとめておきます。

  • アパレルのノルマとは、店舗の売上目標の達成のこと
  • ノルマのプレッシャーはアパレル店長がひとりで背負う
  • 店舗ノルマを達成できないと本部から詰められる
  • 常に昨年対比より高いノルマを要求される
  • アパレルのノルマに耐えた経験は転職後に活かせる
  • アパレル時代のコミュニケーションスキルは自分の財産になる

アパレルのノルマがきついと言われますが、ノルマのプレッシャーをかけられるのは店長だけです。

アパレル店長はノルマ達成のために、長時間労働のハードワークになりがちです。

しかし、20代前半のうちにハードワークした経験があると、その後の人生が結構楽になります。

実際にアパレル店長を経験した西尾裕二さん(29歳男性・仮名)は、『ハードワークできる精神力と体力、ノルマのプレッシャーに打ち勝つメンタル、数万人を接客して培ったコミュニケーションスキル』という武器を手に入れています。

その結果、アパレル店長から総合商社の営業職に転職して、年収600万円稼げるようになったのですから、アパレル経験は全く無駄にはなっていません。

今後もアパレル店長のまま働き続けるか?
アパレル店長から転職して自分の可能性を試すか?

あとは、あなた次第です。

今から行動して、あなたの理想の未来を手に入れませんか?

ドフラ
今すぐ転職できない方は、以下の記事で『無料適職診断テスト』を紹介していますので、試しにやってみてくださいね。