

このような方に向けて記事を書いています。
仕事がラクそうだと思って清掃員に就職したら、作業が大変すぎてストレスがやばい…と悩んでいる方も多いです。
このような方に向けて、記事を書いています。
結論からいうと、清掃員のあるあるは、以下のとおりです。
- お客様から感謝される
- 人の役に立てる
- 給料が低い
- 体力的にきつい
- 長時間労働になりやすい
- 汚れが落ちない
- コミュニケーションに悩む
- みじめな気持ちになる
- マナーの悪さにイライラする
- 将来が不安になる
清掃員の仕事って、なかなか大変ですよね…。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕は累計975名の転職相談に乗ってきた経験がありますが、元清掃員の方の話を聞いていると、本当に大変な労働環境の中で頑張っているんだな…と尊敬します。
でも、身体も精神も崩壊するレベルだと、正直きついですよね。
『せっかく就職したから頑張りたいけど、清掃員がこんなに大変だとは思わなかった…』というのが本音ではないでしょうか?
今回は、僕が実際に元清掃員の方から聞いた話をもとに『清掃員あるある10選』を紹介していきます。
この記事を読めば、清掃員の未来に不安を抱えている方でも、人生を変えるための一歩が踏み出せるはずです。
3分で読める内容ですので、それでは見ていきましょう〜。
※『今すぐ自分に合う仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
清掃員あるある10選【ホテル清掃員やトイレ清掃員の体験談あり】

この記事では、僕が実際に元清掃員の方にインタビューさせてもらった、ガチの体験談と清掃員を辞めた理由を紹介しています。
先に結論をいうと、清掃員のあるあるは、以下のとおり。
- お客様から感謝される
- 人の役に立てる
- 給料が低い
- 体力的にきつい
- 長時間労働になりやすい
- 汚れが落ちない
- コミュニケーションに悩む
- みじめな気持ちになる
- マナーの悪さにイライラする
- 将来が不安になる
ここからは、『清掃員のあるある10選』を一つずつ紹介していきますね。
清掃員あるある①:お客様から感謝される

清掃員あるあるの1つ目は、『お客様から感謝される』です。
ホテルの清掃員では、客室の清掃、玄関や通路などの共用部分の掃除が中心であり、ホテルをいつも清潔に保つことで、お客様の満足そうな姿をみれたり、お客様から感謝されたりすることもあります。
ホテルにおける清掃業務は、サービスの良し悪しに大きな影響を与えるため、ホテルの清掃員は誇りを持って仕事に励むこともできます。
オフィスの清掃員は、エントランスやフロア、トイレなどの清掃をはじめ、社員のゴミを回収する業務もおこないます。
そのため、オフィスの清掃員は、オフィスで働く社員と顔見知りになったり、感謝の言葉をもらったりすることもあります。
どの現場の担当になるかによって、清掃員に対するお客様の反応は違いますが、お客様から感謝される清掃員は、モチベーション高く働くことができますね。
※元ホテル清掃員の方にインタビューした、『ホテル清掃がきつい理由』は以下の記事をどうぞ。
清掃員あるある②:人の役に立てる

清掃員あるあるの2つ目は、『人の役に立てる』です。
病院の清掃員の場合、病室内や共用部分の清掃から、手術室や手術器具の清掃までを担当することもあります。
病院の清掃では、患者さんはもちろん、医師や看護師にも気を遣いながら仕事をしなければいけないので、大変な部分もあります。
しかしその反面、一般的な清掃員よりも給料が高かったり、自分が人の役に立っていることを実感できたりするので、病院の清掃員をするメリットも大きいです。
また、病院の清掃員として働く期間が長くなると、入院する患者さんと顔見知りになって、挨拶や会話をするようになることもあります。
このような清掃員とのコミュニケーションが、入院する患者さんの生きる希望や心の支えとなる場合もあります。
清掃員あるある③:給料が低い

清掃員あるあるの3つ目は、『給料が低い』です。
清掃業は一般的に低賃金の業界であり、自分の給料に不満を感じて、清掃員を辞める人も多いです。
清掃員の平均年収は270〜290万円ほどなので、日本の平均年収443万円と比較すると、170万円近くも年収が低いことになります。
実際に元清掃員から聞いた、給与の低さに対するコメントは、以下のとおりです。
遠藤貴一さん(36歳男性・仮名)
会社内の雰囲気は和気あいあいとしていて、楽しく働けたのですが、給料が安かったため辞めるざるを得なかったです。年に2千円しか昇給しないので、このペースでは生活は厳しくなるいっぽうだと思いました…。
安田大地さん(29歳男性・仮名)
入社3年目の社員と入社15年目の社員で、賞与の金額がほぼ同じだったため、個人に対する評価制度に疑問を感じました。仕事を頑張っても頑張らなくても給料が同じという環境のせいで、モチベーションの低い社員も多かったです…。
中村彰宏さん(25歳男性・仮名)
日々の業務を問題なく終わらせれば、上から特に何も言われることもなく、働きやすい環境でした。でも給料が安くて将来が不安だったので、転職しようと思いました。
将来的に年収アップを考えている方は、清掃員で働いているままだと、いずれ限界を感じそうですね。
清掃員あるある④:体力的にきつい

清掃員あるあるの4つ目は、『体力的にきつい』です。
清掃員は、広いエリアを掃除したり、物品や家具を移動させたりするなど、継続的な肉体労働が求められる場合があります。
長時間ずっと同じ動作を行うことで、特定の筋肉や関節に負担がかかり、筋肉の疲労や筋肉痛が発生する可能性がある。
これにより、清掃員は身体的な負担や疲労の蓄積が大きくなり、清掃の仕事がきついと感じるようになります。
実際に元清掃員から聞いた、体力的にきついと思った体験談は、以下のとおり。
神野恭介さん(24歳男性・仮名)
夏は炎天下で作業しなければならず、冬は雪でも関係なく仕事でした。肉体労働は体力的にきついので、歳をとったら続けられないと思いました…。
重村達彦さん(43歳男性・仮名)
会社が人手不足だったため、社員の扱いが酷かったです。台風と大雨なのにマンションの空室清掃を命じられ、重い洗剤や清掃器具を持って現場まで電車で向かわなければいけない日が1番きつかったです…。
『清掃業=仕事がラクそう』というイメージもありますが、実際は体力が必要な場面も多いですよね。
清掃員あるある⑤:長時間労働になりやすい

清掃員あるあるの5つ目は、『長時間労働になりやすい』です。
清掃員は、24時間体制の施設の清掃業務を担当する場合もあり、複数の清掃員がシフト制で勤務することになります。
清掃会社に人員が足りていればいいのですが、人手不足の会社だと、残業や休日出勤が多くなることもある。
その結果、1日3〜5件の現場を入れられる、定時後に次の現場に行かされる、希望の休日が取れない…などの悩みを抱える人も多いです。
また、大規模施設やイベント後の清掃、災害や緊急事態に対応するための特殊な清掃などでは、そもそも清掃作業を完了させるまでに、かなりの時間がかかります。
実際に元清掃員から聞いた、長時間労働に対するコメントは、以下のとおり。
米田亮太さん(37歳男性・仮名)
朝9時から夕方5時まで清掃作業をやったあとに、追加で次の現場を入れられる日がほとんどで、終電で帰ることも多かったです。忙しい時は翌朝5時まで作業することもあり、体力的に限界でした…。
浅倉唯奈さん(26歳女性・仮名)
とにかく出勤日数が多すぎました。GW・お盆・年末年始は普通に出勤ですし、シフト制なので祝日も調整しない限り仕事でした。徐々に体力を消耗し、精神も消耗していきました…。
遠藤健さん(29歳男性・仮名)
自分が働いていた職場には体を壊して退職する人が多くいたのですが、やはり自分も同じように体を壊して清掃員を辞めることになりました。GW・お盆・年末年始も無休で働いており、今までやった仕事の中で1番きついと思いました…。
人手不足の問題を抱える清掃会社で働く清掃員は、かなりハードですね…。
清掃員あるある⑥:汚れが落ちない

清掃員あるあるの6つ目は、『汚れが落ちない』です。
清掃員は、清掃業務の際に清掃用の液体を携帯常備していますが、これを使っても取れない汚れもあります。
たとえば、カビの汚れ、タバコのヤニ、油汚れ、鳥の糞による汚れ、石材の汚れ、染料やインクの染み込みなどは、特殊な薬品や機会を使って汚れを落とすことが多いです。
また、清掃員にとって辛い作業には、『嘔吐物や排泄物の清掃』もあります。
会社のマニュアルどおりに作業すれば処理できますが、なかなか大変な仕事です。
このような『汚れを落とすのが難しい現場』を何度も経験することで、清掃員としての経験値や清掃スキルが向上します。
※元清掃員の鈴村康太さん(27歳男性・仮名)が、『清掃員の正社員がきついと思った体験談』は以下の記事をどうぞ。
【関連記事】
⇒清掃員の正社員がマジできつい理由【元清掃員の失敗談あり】
清掃員あるある⑦:コミュニケーションに悩む

清掃員あるあるの7つ目は、『コミュニケーションに悩む』です。
若い人が清掃員になる場合、同僚の清掃員と年齢が離れすぎて、会話がかみ合わず、コミュニケーションが取りづらいこともあります。
また、清掃業務でペアやチームを組んだ相手が、ほとんど話さない性格の人の場合、仕事の進行がスムーズにできないこともあります。
実際に元清掃員から聞いた、人間関係の問題に対するコメントは、以下のとおり。
鈴村康太さん(27歳男性・仮名)
清掃員の仕事を何年続けても、掃き掃除やモップ掛けが上手くなるだけだと思いました。また、職場には仕事中にギャンブルの話ばかりする人や他人の悪口ばかり言っている人が多く、ここは自分の居場所じゃないと感じました…。
職場の人間関係がストレスで、清掃員を辞める人も多いですね。
清掃員あるある⑧:みじめな気持ちになる

清掃員あるあるの8つ目は、『みじめな気持ちになる』です。
清掃業は見えない努力の結果が現れる仕事であり、清掃員が公共の場所や建物を清潔に保つことで、病気の予防や安全の確保に貢献しています。
しかし、その貢献が目に見えにくいため、清掃員の仕事の重要性が十分に認識されないことがあります。
世の中には『清掃員=仕事がラクそう』というイメージがあり、『清掃員は高い教育を受けていない』『清掃業が低所得者によって主に担われている』などの先入観をもたれることもある。
これにより、清掃員が社会的に見下される職業とみなされ、他の人々から『清掃の仕事=恥ずかしい』『清掃員=底辺』と思われこともあり、清掃員の中にはみじめな気持ちになる人もいるようです。
実際に元清掃員から聞いた、清掃員をみじめに感じた体験談は、以下のとおりです。
篠原麻耶さん(24歳女性・仮名)
大学病院で清掃の仕事をしていたのですが、病院内の医師や看護師に挨拶してもほぼ無視でした。病室を掃除するときに看護師に確認をとるのですが、その時の態度もかなり冷たくて泣きそうでした…。
山村萌香さん(29歳女性・仮名)
ある会社のオフィス清掃の担当だったときに、女性社員から『掃除機のコードが椅子に当たってる!』『デスクの近くのホコリを早く掃除して!』と冷たい対応をされたり、舌打ちをされたりすることもありました。会社の全員から見下されているようで惨めでした…。
周囲から『清掃の仕事なんて恥ずかしいから辞めたら?』と言われて、みじめな気持ちになり、清掃員を辞めてしまった人もいます。
※元清掃員の錦戸浩二さん(28歳男性・仮名)が、『清掃員がみじめだと思った体験談』は以下の記事をどうぞ。
【関連記事】
⇒清掃員がみじめになる理由【清掃業が底辺だと思った体験談】
清掃員あるある⑨:マナーの悪さにイライラする

清掃員あるあるの9つ目は、『マナーの悪さにイライラする』です。
オフィスや商業施設のトイレ清掃員では、トイレを使用する人間のマナーの悪さに悩まされることも多いです。
たとえば、トイレの後ちゃんと流していない人、便器から床まで汚す人、個室から全然出てこない人、トイレにゴミを放置する人…など。
また、商業施設の清掃員の場合は、商業施設内のゴミ箱に家庭ゴミを大量に捨てようとする人、植木の中にゴミを捨てる人に悩むこともあります。
世界的には『日本人=マナーが良い』というイメージですが、清掃員として働く人の中には、日本人のマナー違反にムカついている人も多いですね。
実際に元清掃員から聞いた、将来に不安を感じた体験談は、以下のとおりです。
西田穂花さん(27歳女性・仮名)
トイレの清掃員をやっていたのですが、たまにとんでもないゴミが捨ててあるので、トイレを使用する人のマナーの悪さに驚きました。トイレの個室からなかなか出てこない人もいて、清掃が全て終わるまでに時間がかかることもストレスでした…。
宇野京悟さん(34歳男性・仮名)
トイレの清掃員をやっていたのですが、毎日同じ時間にトイレの個室にこもる人がいて、絶対に30分は出てきませんでした。30分もこもられると掃除が進まないので、かなり腹が立ちました…。
錦戸浩二さん(28歳男性・仮名)
商業施設の清掃員をやっていたのですが、ゴミをゴミ箱に捨てない人や家庭ゴミを大量に捨てようとする人がいたり、ひどい時は植木の中にゴミが捨てられていることもありました。マナー違反の人間が出したゴミを掃除しなければいけない状況にムカつきました…。
清掃員はお客さんに対して強く言えない立場なので、イライラもたまりそうですね。
※元清掃員の方にインタビューした、『清掃員をやめた理由8選』は以下の記事をどうぞ。
清掃員あるある⑩:将来が不安になる

清掃員あるあるの10個目は、『将来が不安になる』です。
清掃員は、一般的には専門知識やスキルを必要とせず、比較的簡単に就職しやすい職種です。
現実に清掃の仕事で経験する業務は、ほかの仕事に応用しにくいため、長期的なキャリアの観点からみると、清掃員はスキルアップや自己成長の機会が制限される可能性があります。
その結果、自分の職業である清掃員を『将来的にスキルアップやキャリアアップが難しい仕事』だと考えてしまい、将来が心配になる人も多い。
また、清掃員の給料の低さも、将来の経済面の不安材料になります。
実際に元清掃員から聞いた、将来に不安を感じた体験談は、以下のとおりです。
山川海斗さん(27歳男性・仮名)
自分の担当業務が良くも悪くも同じことのくり返しだったので、仕事が退屈になってしまい、ずっと清掃業で働き続ける未来に疑問を感じました…。将来のキャリアを考えた結果、環境を変えようと思いました。
スキルアップや自己成長が難しいという理由で、清掃の仕事を続けるモチベーションを失い、清掃員を辞める人も多いですね。

若い人は清掃員をやめたほうがいい?【失敗する理由は超簡単です】

世の中には『清掃員=みじめ』『清掃員=底辺』というイメージもあり、若い人が清掃員になることに対して、否定的な意見を言う人もいます。
では、若い人は清掃員をやめたほうがいいのか?
結論をいうと、清掃員の仕事を選ぶかどうかは、本人の価値観の問題なので、清掃員を辞めるかどうかは、あなた次第です。
つまり、清掃員が良いとか悪いとかの話ではない、ということ。
しかし現実問題として、清掃員で働くことには、以下のデメリットがあります。
- スキルが身につかない
- 社会的な評価が低い
- 給料が安い
- 体力的にきつい
- キャリアアップが難しい
この中でも、特に『給料の安さ』に限界を感じて、清掃員を辞める人が多い印象です。
清掃員の平均年収は270〜290万円ほどなので、日本の平均年収443万円と比較すると、170万円近くも年収が低いことになります。
たとえば、DODAが発表する『20代男性・女性の平均年収』『30代男性・女性の平均年収』によると、20代30代の平均年収は以下のとおり。
- 20歳:271万円
- 21歳:267万円
- 22歳:277万円
- 23歳:286万円
- 24歳:305万円
- 25歳:331万円
- 26歳:351万円
- 27歳:369万円
- 28歳:383万円
- 29歳:395万円
- 30歳:407万円
- 31歳:416万円
- 32歳:427万円
- 33歳:431万円
- 34歳:434万円
- 35歳:442万円
- 36歳:454万円
- 37歳:462万円
- 38歳:472万円
- 39歳:471万円
上記の年収をみると、清掃員として働く人は、24歳以上の平均年収を稼ぐことが難しいということになります。
もちろん、清掃業は世の中に必要な仕事ですし、清掃員として働くことが悪いわけではありません。
しかし、将来的に年収アップやキャリアアップを考えている方は、清掃員のままだと、いずれ限界がくるはずです。
ですから、今の段階で『清掃員の将来に不安がある…』という方は、ぜひ後悔する前に行動しておいてくださいね。
