リーダーやマネージャーなどの、後輩に仕事を教える立場の方が抱える問題に、やる気のない社員をどうするか、という問題があります。会社の中には必ず、「やる気のない社員」というのがいるのです。

結論から言うと、やる気のない社員は辞めるまで、放置しておけば大丈夫です。

今回は、この部分を話していきたいと思います。

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やる気のない社員は辞めるまで放置すればいい理由

どの会社にも、やる気があって成果を出している社員と、やる気がなくて成果を出していない社員が存在ます。

イタリアの経済学者が発見した、「80:20」のパレートの法則というものがあります。これは、上位20%の社員が、会社の80%の売り上げをつくっているという法則です。

また、組織においては、「2:6:2」という法則もあり、これは、上位の2割が優秀な人材、6割が普通の人材、下の2割はお荷物の人材、という法則です。

これらの法則からもわかるように、組織の中には、やる気がなくて、成果を出さない最下層の人材が存在するということです。

では、彼らをどのように扱えばいいのか?

それは、辞めるまで放置すればいい、です。その理由を、それぞれ解説していきます。

やる気のない社員のやる気は上がらない

そもそも、やる気のない社員は、なぜやる気がないのか?

仕事が好きではない、給料が安い、転職を考えている、給料がもらえれば何でもいい、など。彼らに、やる気がないのには、いろいろな理由があります。

やる気のない社員には、それぞれに、やる気のない理由があるわけですから、それらを一人ずつ分析して、対応していくのは、時間も労力もめちゃめちゃかかります。

さらに、リーダーやマネージャー層が、やる気のない社員に対して、なぜやる気がないのかを知るために、時間をつくっても、多くの場合、本音を引き出すことはできません。彼らは、後ろめたい理由を隠そうとするのです。

組織のベクトルと同じ方向を向いている社員は、改善の余地がありますが、そもそも、違う方向を向いている社員を変えることなど、できないのです。だから、やる気のない社員のやる気は、そもそも上がらないのです。

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やる気のない社員にかける時間と労力のコスパは異常に悪い

やる気のない社員に対して、励ましたり、給料をあげたり、責任のあるポジションを任せたり、褒めたり、叱ったり、配属先を変えたり、など。やる気を出してもらうために、いろいろな取り組みをしても、ほとんどの場合、何も変わりません。

やる気のない社員にかける時間と労力は、圧倒的にコスパが悪いのです。

私も過去に、やる気のない社員に対して、モチベーションをあげてもらうために、時間をつくって一緒にその社員の将来のことを考えたり、その社員の給料を上げてもらうように上層部へ掛け合ったり、いろいろな取り組みを時間をかけて行いましたが、その社員は何も変わりませんでした。

この経験が何回も積み重なって、私がたどり着いた結論が、やる気のない社員にかける時間と労力は圧倒的に無駄なんだ、です。

やる気のない社員と関わる時間があったら、やる気のある社員や自分のために時間をつかう方が、はるかにコスパが高く、価値があるということがわかりました。

最初は、やる気のない社員のために、その人が活躍できる場所をつくるために、と頑張っていましたが、1ヶ月、3ヶ月、半年、1年と時間が経過しても、変わらず、やる気のない彼らの姿を見て、時間が無駄だったことを痛感しました。

そもそも、やる気のない社員たちは、自分が成果を出せるような人材になることなど、望んでいないのです。

やる気のない社員のせいでやる気のある社員が辞める

リーダーやマネージャー層が、やる気のない社員にばかり時間をつかっていると、やる気のある社員たちに不満が溜まっていきます。

なぜ、あいつはやる気もなくて、成果も出していないのに、あんなにいい扱いを受けているのか?と、やる気のある社員たちは疑問を抱き、そのうち、会社を去っていってしまいます。

やる気のない社員のせいで、やる気のある社員が辞めてしまうのです。

やる気のある社員は、上司からたくさんのことを学びたいと思っていますし、向上心がとても高く、積極的に仕事をしてくれます。しかし、彼らは成長意欲が高いので、常に学ぶことができない環境や、やる気のない社員を中心に職場がまわっている環境に対して、大きな不満を感じてしまいます。

だから、やる気のない社員にばかり、会社が時間と労力をつかっていると、やる気のある社員が会社を離れて、やる気のない社員だけが会社に残るという、最悪なシナリオになってしまうのです。

戦力外のメンバーだけで構成されたチームのリーダーは悲惨です。最終的には、このリーダーのメンタルがやられて、リーダー自身が会社を去ることになってしまうかもしれません。

だから、やる気のない社員は、最初から相手にせず、放置してしまいましょう。

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他人の心は変わらないことを前提に対応する

そもそも、他人の心を変えることなどできない、ということを前提に他人と関わるようにした方が良いです。

人はそんなに簡単に変わりません。自分自身を変えることすら難しいのに、他人を変えられるはずがないのです。

コントロールできない他人の心をコントロールしようとするから、ストレスが溜まってしまうのです。他人と関わるときは、他人の心は変わらない、という前提でいるのが大切です。

後輩の社員に対して、何かを教えるときには、教えたからといって、その社員が変わるわけではない、という思考でいることです。教えた相手に、やる気があれば、勝手に伸びますし、やる気がなければ、何も変わらないでしょう。

これは、私が実際に、リーダー層として数十人の社員を過去に指導してきて、実感したことです。最初は、教えても成果を出せない社員に対して、自分の教え方が悪いのではないか、と教え方の改善を続けていましたが、そのうち、伸びる社員と伸びない社員の特徴がわかってきました。

それは、伸びる社員はそもそも、やる気があるから勝手に伸びるし、伸びない社員はそもそも、やる気がないから全く伸びない、ということです。今考えると、当たり前のことなのですが、当時はこれに気づくまでに時間がかかりました。

ですから、後輩に教える立場の方は、この前提を理解したうえで、後輩に接すると良いと思います。後輩が変わらないことを、どうにかしようとすればするほど、ストレスが溜まって、悪い方向に進んでしまう可能性が高くなってしまいますから。

やる気のない社員が勝手に辞めるまで待つ

結局、やる気のない社員をどうすれば良いか?

それは、やる気のない社員は勝手に辞めるまで待つ、というのが結論です。

こういうと、少し冷たく感じるかもしれませんが、ここまでにお伝えした内容からも、やる気のない社員がやる気のある社員に変わることは、ほとんどないのです。もしも、変わってくれたら、ラッキーくらいの感じでいいのです。

だから、会社の中に、やる気のない社員がいたら、最低限の指導をして、それ以上のことはせず、放置するというのがベストです。やる気のない社員も、それを望んでいるのです。

他人は簡単には変わらないので、自分で変わってもらうのを待つしかない、ということです。

まとめ

今回のまとめです。

  • やる気のない社員のやる気を上げることはできない
  • やる気のない社員にかける時間は無駄である
  • やる気のない社員のせいでやる気のある社員がやめる
  • 他人の心を変えることはできない
  • やる気のない社員が自ら変わるのを待つ

今回は「やる気のない社員は辞めるまで放置すればいい」という話をしました。やる気のある社員に対して、何かを教えることは効果的ですが、やる気のない社員に時間をかけるのは、本当に無意味だと思います。

あなたがリーダー層で、後輩を指導しなければいけない立場だったとしても、あなたの時間は無限にあるわけではありません。時間も、お金と同じように、投資する感覚でつかわなければいけません。時間をかけた分、自分の成長につながったり、後輩の成長につながらなければ、その時間の価値がなくなってしまうのです。

だから、無理に、やる気のない社員と関わることをやめましょう。それは仕方ないことだ、と割り切って、自分の時間を有効につかうようにした方が絶対に良いです。それではまた。

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