
「底辺企業に転職したくない…」
「底辺労働者になるのはイヤだ…」
「底辺企業の見分け方が知りたい…」
このような方に向けて記事を書いています。
結論からいうと、底辺企業に転職したくないなら、底辺業種を選ばないことが最重要です。
底辺業種とは、従業員一人あたりが生み出す付加価値が低い業種のことです。
従業員が生み出す付加価値が低いということは、従業員に還元できる給料も低くなるということです。
会社全体としても、低い付加価値しか生み出せないので、いつまで経っても厳しい経営状況が続きます。
このような会社は、そのうち廃業する可能性が高いです。
低賃金でこき使われるのに、挙句の果てには倒産してしまうなんて…、めちゃくちゃバカらしいですよね。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
この記事では、僕の経験をもとに『底辺になりやすい業種』から『底辺から抜け出すための方法』までを解説しています。
この記事を読めば、どの業界に就職すると底辺人生になるかがわかるので、仕事選びで失敗しなくなります。
それでは、さっそく見ていきましょう〜。
※『今すぐ自分に合う仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
底辺企業の特徴とは?【転職に失敗する理由は超簡単です】

従業員の付加価値が低い業種は「底辺業種」といわれています。
従業員が生み出す付加価値が低いと、従業員に還元できる給与が低くなり、低賃金しか払えない底辺企業となります。
このような底辺業種の企業に就職してしまうと、底辺人生になるのが確定します。

「昔はこれで上手くいっていた」「昔の成功体験を何年経っても引きずっている」「新しい取り組みにチャレンジしない」という経営陣で構成されている会社は、底辺企業になります。
新しい取り組みを行っていない企業や、何年も前からビジネスモデルが変わっていない企業は要注意です。
就職先を選ぶときは、そのあたりもしっかりと確認しておきましょう。
底辺企業の特徴①:各種保険を完備するお金がない

なぜ、各種保険を完備できない会社が存在するのか?
その理由は、お金がないからです。
各種保険を完備するためにはお金がかかるので、儲かっていないお金のない会社は、それができないということです。

就職先を探すときは、しっかりと募集要項や労働条件を確認して、各種保険がどのようになっているかを把握しておきましょう。
各種保険も完備できない会社は、そもそものビジネスモデル自体が怪しいと思ったほうがいいです。
できれば就職する前に、会社の経営状態が大丈夫かどうかを確認しておきましょう。
底辺企業の特徴②:とにかく給料が低い

従業員一人あたりの給与の額で、その会社が本質的に儲かっているかどうかがわかります。
「賞与が月給の何ヶ月分あるのか?」「去年はどれくらいの賞与があったか?一昨年はどうだったか?」など。
従業員にどれくらいの給料を支払っているかを見れば、その会社が潤っているかはすぐにわかります。
従業員の給料が高いからという理由で、つぶれる会社はほとんどありません。
しかし、その逆に従業員の給料が低い会社は、ほぼ間違いなく底辺企業です。
従業員が高い付加価値を生み出しているからこそ、従業員の給料も高く設定できるのです。
長時間労働をしているのに、給料が低いということは、どれだけ頑張っても儲からないビジネスだということです。
従業員が低い付加価値しか生み出せないなら、従業員の給料は低くなるのは当然のことですね。
【関連記事】
⇒低所得者あるある10選【底辺の人たちの特徴とは?】
底辺企業の特徴③:業界の労働分配率が低い

会社の利益をどれだけ従業員に還元するか?という指標に「労働分配率」があります。
この労働分配率は、製造業なら40%くらい、サービス業なら60%くらいとなっています。
付加価値の低い業界なのに、人数がたくさんいる会社は、それだけでつぶれやすくなります。
会社が生み出せる付加価値が低いのに、従業員の数が多くなってしまうと、少ない利益をたくさんの人で分け合わないといけなくなるので、給料が低くなるのは当然のことです。
業界ごとの労働分配率のデータは出ているので、就職先を選ぶときの参考にするのがおすすめです。
TKCグループが出している「BAST速報版(206業種12分析項目)」のデータによると、労働分配率が特に低いのは以下の業界でした。
- 自動車卸売業(二輪自動車を含む):34.7%
- 清酒製造業:36.8%
- 生コンクリート製造業:37.4%
- その他の農畜産物・水産物卸売業:37.5%
- コンビニエンスストア:37.6%
- 洋品雑貨・小間物小売業:41.4%
- 化粧品卸売業:41.4%
- ボルト・ナット・リベット・木ねじ:41.4%
仕事内容に、価値があるとか、価値がないとかいう話ではなく、客観的な事実として、これらの業種は労働分配率が低くなっています。
低賃金の底辺労働者になりたくないと思うなら、このような事実を踏まえて、自分が働く業種を選ぶべきだということですね。
働く場所を変えるだけで、年収が大きく変わることもありますよ。

専門学校で資格を取った人が底辺企業に就職する理由

専門学校で取れる資格を使って行う仕事は、底辺業種の中にたくさんあります。
たとえば、「美容師」「調理師」「柔道整復師」などの資格は専門学校で取得できますが、これらの資格を使った仕事は、だいたい平均年収が低いです。
これらの仕事は、独立して自分で起業しない限り、最強に底辺人生を歩むことになります。

手厚い待遇の大手企業でない限り、だいたい社会保険なども完備されていないことがほとんどです。
専門学校で取得できる資格の中にも、会計系の資格や医療系の資格など、比較的稼ぎやすい資格はあります。
しかし、専門学校で資格を取ろうとする場合は、いったん落ち着いて、よく考えたほうがいいです。

底辺企業かも…と思ったら今すぐ転職を考えるべきです

ここまでの内容を読めば、底辺になりやすい業種や会社のことが、何となくわかってきましたよね?
でも、いざ就職先を探そうとすると、具体的にどの求人を選べばいいのかわからない…という方もいると思います。
結論をいうと、底辺人生になりたくないなら、転職エージェントを利用するのがおすすめです。
僕も年収192万円の倉庫作業員だった頃は、どうやって転職活動をすればいいのか、全くわかりませんでした。
ハローワークや転職サイト、求人誌など仕事を探す方法はたくさんあります。
しかし問題は、転職市場に何千何万という膨大な求人があることです。
転職の素人が、この中から自分に合う職場を探すのは大変すぎますよね。
そのため、世の中には転職エージェントというサービスがあり、あなたの代わりに求人を探してくれたり、応募書類を作成してくれたり、面接対策をやってくれたりします。
僕も自分ひとりでの転職活動は不安だったので、転職エージェントを利用して、いろいろと助けてもらいました。
いますぐ会社を辞めろとは言いませんが、『あなたの未来は、あなたの会社にいる上司』です。
それに納得できないなら、少しずつでも行動しないとですね。
『本気で人生やり直したい!』という方は、今日とはいわず、今から行動してみませんか?

底辺企業の特徴【まとめ】
今回のまとめです。
- 底辺企業は各種保険の完備がない
- 底辺企業はとにかく給料が低い
- 底辺企業は業界の労働分配率が低い
- 底辺業種を選ばないことが最重要
- 底辺企業だと思ったら今すぐ行動すべき
今回は「底辺になりやすい業種」から「底辺にならないための就職方法」までを解説しました。
どれだけ頑張って働いても、どれだけ長時間労働をしても、絶対に稼ぐことができない、という業種があるということですね。
無理ゲーの枠の中で、いくら頑張っても、底辺人生から抜け出すことはできません。
根性論とか、質より量とか。そんな思考停止の考え方では、底辺労働者のまま一生を終えることになります。
底辺から抜け出したいと思うなら、なぜ底辺になってしまうのかを考えて、底辺から脱却するための作戦を立てましょう。
実際に僕自身も、20代フリーターからIT企業の営業職に転職した結果、年収500万円稼げるようになりました。
ちなみに転職先には、20代で年収500万円以上稼ぐ人がたくさんいました。
この記事を読んでいるあなたも、低収入の人生から抜け出したいと思っているなら、今すぐに行動してみましょう。
