「これから転職を考えている・・・」
「転職したいけど失敗したくない・・・」
「なんとか底辺人生から抜け出したい・・・」
この記事は、このような方に向けて書いています。
結論からいうと、転職して人生転落するかどうかは、スマホに入っているアプリが、もともと入っているアプリを使っているのか、自分で使いやすいアプリを探してそのアプリを使っているのかによって決まります。
どういうこと?って感じですよね。
転職して成功する人と失敗する人には、それぞれ特徴があるのです。

この記事を書いている僕は、26歳まで年収200万円の底辺フリーターでした。その後転職して、年収500万円の正社員として人生をやり直すことができました。現在は20代向けの転職エージェントでキャリアアドバイザーをやっています。
経済学者のマイケル・ハウスマンの研究結果に「会社を辞める人と辞めない人の違い」を3万件の従業員のデータをもとに調べた研究結果があります。
この研究結果をもとに、今回は「転職して人生転落する人の特徴」と「転落人生にならないための労働階級の選び方」について解説していきます。
この記事の目次
転職して人生転落する人の特徴とは?【心理学的視点から解説します】

最近では転職するのは当たり前のことになっており、生涯ひとつの会社で働き続けるという時代ではなくなりました。
大手企業でも「終身雇用の崩壊」を公言したり、「45歳以上の早期退職者の募集」をおこなったりしているので、安定してずっと働ける会社はもう存在しないということです。
時代も急速に変化しており、自動運転、AIやロボットの導入などにより、多くの仕事がなくなるともいわれています。
こんな時代だからこそ、自分の市場価値を高めるために、多くの人が転職をしてキャリアアップをしようと考えているのです。

実は転職で失敗する人には、大きな特徴があるのです。
使用するブラウザと離職率や欠勤率に相関関係がある
アメリカの経済学者のマイケル・ハウスマンの研究結果によると、「利用しているブラウザと離職率や欠勤率に相関関係があった」というデータが出ています。
この研究では銀行・航空会社・携帯電話会社などで、主にお客様対応をする顧客サービス部門の担当者(いわゆるコールセンター)の雇用履歴などのデータ分析をおこないました。
データの数はなんと従業員3万人以上です。
この研究結果によると会社から支給されたパソコンを使う時に、どのようばブラウザを使っているかで、離職率や欠勤率に大きな差があることがわかりました。
それはSafari(サファリ)やInternet Explorer(インターネットエクスプローラー)などのもともと入っているブラウザを使っている人よりも、Google Chrome(グーグルクローム)やFirefox(ファイアフォックス)などのブラウザを自分でインストールして使っている人の方が、離職率や欠勤率が低いという研究結果です。
自分でブラウザを見つけて使っている人の方が、離職率が15%も低くて、欠勤率は19%も低くなっているというデータが出たのです。
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自分で探したブラウザを使っている人は売上も成果も高くなる

さらに自分で探したブラウザを使っている人は、もともと入っていたブラウザを使っている人に比べて、売上も高くて、顧客満足度も1.5倍高くなっているというデータも出ています。
コールセンターのメイン業務である電話対応でも通話時間が短く、短時間で業務を効率的に行っているということもわかりました。
自分が使いやすいブラウザを見つけて、それを使っている人の方が、真面目に仕事に取り組んでいて、しっかりと成果も出しているということです。
会社から与えられたものをそのまま使っている人より、勝手に自分がやりやすいようにやっている人の方が、成果も出していて、離職率も低いというのはちょっと意外ですよね。
でもこれは少し考えれば、当然だとわかります。
目の前の現状を工夫できる人は転職しても成功しやすい
この研究結果からわかることは、自分でブラウザを見つけてこれる人は、目の前の現状を工夫して打破できる人なので、そういう人はどこに行っても成果を出せて、離職率も低くなるということです。
転職して失敗したくないなら、どんな業界やどんな職種を選ぶかも大事ですが、そもそも自分に「目の前の現状を工夫する習慣」があるかどうかが重要なのです。
自分の目の前の現状を自ら工夫して変えていける人は、能動的に行動と改善をくり返して進んでいくことができるので、転職しても成功しやすくなります。
その逆に与えられたことを指示通りにやっているだけの人は、成功できるかどうかが全て外部要因に委ねられているので、転職で成功するか失敗するかはその環境次第ということになってしまいます。

そうこうしているうちに何のスキルも身につかないまま、転職回数が5回、10回と増えていき、最終的にはブラック企業しか転職先がなくなってしまうという末路をたどります。
誰でも受け入れているような職場は当然、低賃金で長時間労働の職場になりますので、底辺人生が確定するのです。
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転職して人生転落したくないなら現状を打破する習慣を持とう

転職して人生転落したくないなら、現状を打破する習慣を身に付けましょう。
「もっと効率よく仕事をするにはどうすればいいか?」「もっと成果を出すためにはどうすればいいか?」を、自分の力で打破しようとする習慣を持つことがめちゃくちゃ重要です。
現状を工夫しようとする力がない人は逃げるしかなくなるので、離職率も高くなってしまうのです。

「転職しても、すぐに退職してしまう人」や「起業しても、すぐに会社員の戻ってしまいう人」は、目の前の現状を打破する力が足りないのです。
現状を受け入れてしまうだけの人は貧しくなる
ちなみに高所得者に比べて低所得者の人の方が、「経済格差は仕方ない」と思っている人が17%も多いというデータも出ています。
つまり貧しい人ほど、現状をありのまま受け入れてしまう、ということです。
現状を受け入れるだけで現状を変えるための行動をしないので、状況はどんどん悪くなり、必然的に貧しくなっていきます。
現状をただ受け入れているだけの人は、底辺人生を歩むことになりやすいのです。
底辺人生を送りたくないなら、現状を打破するための習慣を身につけてください。
まずは第一歩として、自分のスマホに入っているアプリが、もともと入っていたアプリなのか、自分で探したアプリなのかを確認してみてくださいね。
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転職で人生転落するのは労働階級の選び方に原因がある


世の中の労働者をそれぞれ収入別に階級分けする考え方があり、「非正規の年収186万円以下のアンダークラス」「扶養内の主婦」「個人事業主」「単純労働の正社員」「年収500万円の正社員」などに分類されます。
低賃金労働者の人たちは圧倒的に非正規雇用で働いている人たちが多く、年収186万円以下のアンダークラスと呼ばれる人たちの割合が多いです。
たとえアンダークラスより稼いでいたとしても、せいぜい年収300万円前後の人たちが世の中にはたくさんいます。
なぜ年収300万円以下の低賃金労働者から抜け出せないかというと、年収300万円以下しか稼げない場所にいるからです。
低賃金から脱却したいなら今の職場で文句を言い続けるのではなく、底辺から脱却するための方法を考えて行動しなければいけません。
では低賃金から脱却するためにはどうすればいいのか?
それは自分が稼ぎたい階級の層がやっている仕事に就くことです。
ここからは各労働階級の現状について解説していきますので、仕事選びの参考にしてください。
年収186万円以下のアンダークラス階級
日本の階級社会では、パート・アルバイト・派遣社員などの平均年収186万円以下の人たちのことをアンダークラスと呼んでいます。
アンダークラスに分類される男性の未婚率は66.6%なので、3人に2人は結婚できないということです。
さらに、アンダークラスの貧困率は38.7%なので、10人中4人は貧困に陥ってしまっているということです。
このアンダークラスの層の人たちが929万人います。
扶養内で仕事をする主婦層
アンダークラスの上の層には、主婦の人たちがいます。
この層は配偶者の扶養に入っているので、あまり稼げない人たちのことで、この人たちが785万人います。
個人事業主などの旧中間階級の平均年収は303万円
労働者階級の外に出て、旧中間階級と呼ばれる個人事業主や農業などの層を見ていくと、この層の人たちは806万人ほどいて、この人たちの平均年収はたったの303万円となっています。
さらに、旧中間階級の人たちの貧困率が17.2%となっています。
一般の人たちの考えからすると、「個人事業主たちは税金をごまかしているから、本当はもっとお金を稼いでいるに違いない」と思う方もいるかもしれませんが、300万円くらいの年収しか稼げていないのが実際です。
単純労働の正社員の平均年収は370万円

主婦の人たちの上に正社員の層があり、この人たちは単純な労働者階級の正社員である「事務職」「販売職」「サービス職」などのマニュアル労働者のことです。
「マニュアル労働者だけど、一応正社員である」という人たちです。
単純労働をする正社員は2,192万人いて、全体の35.1%となっており、労働者の3分の1以上はこの層に入ります。
この人たちの平均年収は370万円で、男性の未婚率は31%となっています。
アンダークラスと呼ばれる人たちと比べて、好条件で働いており、男性の未婚率も半分くらいに減っていることがわかります。
貧困率に関しても7.0%ということで、グッと下がります。
ですから個人事業主と単純労働者のサラリーマンを比較して、「どっちが安定しているか?」となったときには、間違いなくサラリーマンだということです。
個人事業主よりも、サラリーマンの方が安定はしています。
サラリーマンの平均年収が370万円なので、結婚して配偶者がパートなどをすれば、年収は500万円くらいになります。
稼げる専門職だと平均年収500万円
単純労働者の正社員の上の階級には新中間階級と呼ばれる層がいて、平均年収は500万円です。
ある程度の収入が稼げる専門職だと、年収500万円くらい稼げるので、単純労働の正社員と比較してローンなども組みやすくなります。
しかし新中間階級の層であっても、奥さんがパートなどで外に働きに出てくれないと、家を買ったり、それなりの暮らしをすることはできません。
サラリーマンだと年収500万円が限界になる

アンダークラスの低賃金労働者から脱却するためには、平均年収370万円の単純労働の正社員か、平均年収500万円の専門職の労働者になるという選択肢があります。
アンダークラスから脱却したいのなら、自分が稼ぎたい年収と耐えられそうな労働内容に合わせて、どの階級の職業を選ぶかを決めればいいです。
しかし、もしあなたが年収500万円以上稼ぎたいと思っているなら、サラリーマンだけの収入では限界があります。
専門性の高い正社員として働いても、せいぜい年収500万円くらいです。
年収600万円~700万円クラスの正社員になろうとすると、管理職にならなければいけません。
管理職になれるのは、会社の中でわずか一握りの精鋭たちです。
学歴や資格がなく、特別な経験やスキルもないアンダークラスの人が管理職の層を目指すのは、現実的になかなか厳しいです。
実際に目指せるのはブラック企業の管理職くらいでしょう。
ですから、年収500万円以上を本気で目指したいというなら、サラリーマンとしての収入を確保しながら、副業で自分の収入を増やしていくしかありません。
サラリーマンをしながら副業をして複数の財布を持つ

株式投資、ブログ、YouTube、ライティング、書類作成など、サラリーマンをしながらでも収入を増やす方法はいくつもあります。
サラリーマンとして働くことのデメリットは、会社に依存しなければ生きていけなくなることです。
「もし会社が倒産したら?」「もし給料が減額されたら?」「もし突然解雇されたら?」など、会社からの給料しか収入源を持っていないと、めちゃくちゃリスクの高い人生になります。
終身雇用が崩壊した現代では、会社からの収入が途絶えても生活していけるくらいのお金は、自分で稼げるようになっておくべきです。
「この会社は安定しているか?」「この会社に入れば一生安泰か?」などの判断基準で仕事を選ぶのではなく、「自分個人としてどのようなスキルが身につくか?」「一生使えそうなスキルや経験が身につく仕事か?」という基準で仕事を選ぶのが賢い選択です。
いずれにしても、サラリーマンからいきなり会社を辞めて起業するのはリスクが高いので、サラリーマンをしながら自分で稼げる力を身につけるために副業をするというのが、本当の意味での年収アップと安定につながります。
まずはアンダークラスから抜け出すために正社員として働き、毎月の安定した固定給を確保しながら、将来のために副業も並行していくというのがオススメの働き方です。
まとめ
今回のまとめです。
- 転職して人生転落する人には特徴がある
- 使用するブラウザと離職率や欠勤率に相関関係がある
- 自分で探したブラウザを使っている人は売上も成果も高くなる
- 目の前の現状を工夫できる人は転職しても成功しやすい
- 転職して人生転落したくないなら現状を打破する習慣を持つ
- 現状を受け入れてしまうだけの人は貧しくなる
今回は「転職して人生転落する人の特徴」について話しました。
底辺人生になるのがイヤなら、現状を打破する習慣を身に付けておくことが重要ということですね。
せっかく「転職する」という行動をしたのであれば、転職した後も現状から打破するための行動をできるようになってください。
転職して失敗しないためには、自分で道を切り開く力が必要なのです。

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