どうも、採用コンサルタントのドフラエジルです。

私はこれまで7年間、個人事業主から上場企業まで、様々な業種や規模感の会社の経営、採用、WEBマーケティングのコンサルティングをやってきました。

これらの経験をもとに、業界別の労働環境についてそれぞれまとめましたので、就職活動や転職活動の参考にご活用ください。

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業界別・労働環境のまとめ【平均年齢・残業時間・有給取得率】

メーカー業界、サービス・インフラ業界、商社業界、銀行・証券・保険・金融業界、情報(広告・通信・マスコミ)業界、百貨店・専門店・流通・小売業界、IT・ソフトウェア・情報処理業界の労働環境をまとめました。

各業界の平均年齢、平均勤続年数、平均月別所定外労働時間、平均有給休暇消化日数、役員の女性比率、管理職の女性比率、男女別の育児休業取得者比率、従業員規模を記載してあります。

それぞれの労働環境から読み取れることも記載していますので、ぜひ、仕事探し参考にしてください。

出典:リクナビ就活準備ガイド(業界ナビ)

メーカー業界の労働環境

メーカーとは主に「製品を生産する企業」のことで、製造業とも呼ばれています。

扱っている製品ごとに、自動車メーカー、鉄鋼メーカー、精密機械メーカー、食品メーカー、アパレルメーカーなどに分類されます。

製造業は日本のGDP(国内総生産)の2割を占める産業です。

メーカー業界の労働環境に関しては、以下のようなデータが出ています。

  • 平均年齢:39.8歳
  • 平均勤続年数:14.2年
  • 平均月別所定外労働時間:20.3時間
  • 平均有給休暇消化日数:9.9日
  • 役員の女性比率:9.2%
  • 管理職の女性比率:7.4%
  • 育児休業取得者比率(男性):4.9%
  • 育児休業取得者比率(女性):92.8%
  • 従業員規模:100人未満(30.2%)、100~500人未満(39.6%)、500~1000人未満(12.7%)、1000人~3000人未満(10.5%)、3000人以上(7.1%)

このデータから読み取れることは、メーカー業界は平均年齢が39.8歳と、他の業界と比較しても1番高くなっており、勤続年数も14.2年なので、比較的長く安定的に続けられる傾向があるといことです。

また、有給休暇も取りやすい環境であることもわかります。

一方で、残業時間が月平均20.3時間とやや高めな点や、管理職以上の女性比率が低い点がネックポイントだと感じる方もいるかもしれません。

サービス・インフラ業界の労働環境

教育・福祉・旅行・レジャー・外食などの業界を「サービス産業」と呼び、鉄道・航空・空港・電力・ガスなどの業界を「インフラ産業」と呼びます。

サービス・インフラ業界の労働環境に関しては、以下のようなデータが出ています。

  • 平均年齢:37.8歳
  • 平均勤続年数:10.2年
  • 平均月別所定外労働時間:16.3時間
  • 平均有給休暇消化日数:8.9日
  • 役員の女性比率:14.9%
  • 管理職の女性比率:23.3%
  • 育児休業取得者比率(男性):9.2%
  • 育児休業取得者比率(女性):92.4%
  • 従業員規模:100人未満(30.1%)、100~500人未満(40.1%)、500~1000人未満(12.6%)、1000人~3000人未満(10.7%)、3000人以上(6.4%)

このデータから読み取れることは、平均年齢も勤続年数も平均的な数値であり、残業時間はやや少なめということです。

特徴的なところは、管理職以上の女性比率が高いので、女性が出世しやすい環境であることがわかります。

しかし、サービス業の中でもジャンルによって大きな差があることも事実で、たとえば、月の平均残業時間は、「福祉・介護業界:6.8時間」に対して、「外食・レストラン:26.9時間」と20時間以上の差が開いています。

商品単価の違いや人材不足の度合いによって、各データに違いが出てくるので、就職先を決めるときはその部分も加味しておく必要があります。

商社業界の労働環境

商社には、総合商社と専門商社があります。

総合商社は、さまざまな産業で、原料や加工品、サービスなどの商品を扱っており、「売りたい相手と買いたい相手を結び付けて仲介する」のが主な業務になります。

専門商社は、医療・医薬・鉄鋼・食品などの特定の分野に絞って取引を手掛ける商社のことです。

商社業界の労働環境に関しては、以下のようなデータが出ています。

  • 平均年齢:38.7歳
  • 平均勤続年数:13.3年
  • 平均月別所定外労働時間:17.8時間
  • 平均有給休暇消化日数:7.6日
  • 役員の女性比率:9.6%
  • 管理職の女性比率:10.5%
  • 育児休業取得者比率(男性):4.5%
  • 育児休業取得者比率(女性):91.6%
  • 従業員規模:100人未満(32.2%)、100~500人未満(46.9%)、500~1000人未満(11.5%)、1000人~3000人未満(6.2%)、3000人以上(3.2%)

このデータから読み取れることは、商社業界は全体的に平均的な数値になっていますが、有給休暇の消化日数が若干低めのが気になるところです。

平均年齢も高く、勤続年数も長いので、長く勤めやすい環境ではあるものの休日を取ったりすることが難しい傾向があるという印象です。

ちなみに、残業時間に関してはジャンルによって開きがあり、アパレル業界が13.0時間なのに対して、医療機器業界では22.9時間となっています。

管理職の女性比率に関しても、アパレル業界では36.6%なのに対して、機械業界では4.4%と差が開いています。

銀行・証券・保険・金融業界の労働環境

銀行は、顧客から預かったお金を企業や個人などに貸し出し、預金金利と貸出金利の差で主な収益を得ています。

証券会社は、顧客が株式・債券などの金融商品を買う際の仲介をして得られる手数料収入や、自らが株式や債券を運用した際の利益などが主な収益となっています。

保険会社は、顧客から集めた保険料を株式や債券で運用し、そこから得られる利益を主な収益としています。

銀行・証券・保険・金融業界の労働環境に関しては、以下のようなデータが出ています。

  • 平均年齢:38.8歳
  • 平均勤続年数:14.6年
  • 平均月別所定外労働時間:15.4時間
  • 平均有給休暇消化日数:10.6日
  • 役員の女性比率:4.2%
  • 管理職の女性比率:11.9%
  • 育児休業取得者比率(男性):13.6%
  • 育児休業取得者比率(女性):95.6%
  • 従業員規模:100人未満(14.1%)、100~500人未満(38.5%)、500~1000人未満(12.7%)、1000人~3000人未満(21.5%)、3000人以上(13.2%)

このデータから読み取れることは、勤続年数が14.6年と1番長いので、長く勤めることができる環境だということです。

残業時間も15.6時間と1番短くて、有給消化も取りやすい環境なのがわかります。

男性の育休取得率も13.6%となっている点や、従業員規模が1,000人~3,000人未満の会社が21.5%となっている点も、安定して長く勤めやすい印象です。

しかし、今後、フィンテックやブロックチェーン技術などの導入により、どこまでの機能が残るのか、などの将来的な不安を抱えている業界なのがネックポイントだと感じる方もいると思います。

情報(広告・通信・マスコミ)業界の労働環境

新聞社、出版社、報道機関に記事を配信する通信社、テレビやラジオを運営する放送局、メディアの広告枠を営業する企業などが、情報業界になります。

情報(広告・通信・マスコミ)業界の労働環境に関しては、以下のようなデータが出ています。

  • 平均年齢:35.9歳
  • 平均勤続年数:11.8年
  • 平均月別所定外労働時間:25.3時間
  • 平均有給休暇消化日数:9.4日
  • 役員の女性比率:12.5%
  • 管理職の女性比率:18.1%
  • 育児休業取得者比率(男性):6.6%
  • 育児休業取得者比率(女性):93.9%
  • 従業員規模:100人未満(50.7%)、100~500人未満(34.8%)、500~1000人未満(6.9%)、1000人~3000人未満(4.7%)、3000人以上(2.8%)

このデータから読み取れることは、残業時間が25.6時間とダントツに高く、平均年齢も35.9歳と1番低いので、体力勝負になりやすい労働環境であることがわかります。

しかし、管理職以上の女性の割合が高い点や、100人未満の会社の割合が50.7%と高い点からも、柔軟性の高い会社が多いという印象です。

百貨店・専門店・流通・小売業界の労働環境

百貨店・専門店・流通・小売業界とは、メーカーや商社などから製品を仕入れて、一般の消費者に販売している企業のことです。

百貨店・専門店・流通・小売業界の労働環境に関しては、以下のようなデータが出ています。

  • 平均年齢:36.6歳
  • 平均勤続年数:11.8年
  • 平均月別所定外労働時間:16.6時間
  • 平均有給休暇消化日数:6.5日
  • 役員の女性比率:12.0%
  • 管理職の女性比率:17.7%
  • 育児休業取得者比率(男性):8.2%
  • 育児休業取得者比率(女性):92.4%
  • 従業員規模:100人未満(19.8%)、100~500人未満(35.2%)、500~1000人未満(13.4%)、1000人~3000人未満(16.6%)、3000人以上(15.0%)

このデータから読み取れることは、有給休暇の取得率が6.5日と1番低く、平均年齢も36.6歳と低いことから、若いうちは体力があってできるけど、年齢を重ねるに連れて続けるのが厳しくなるという印象です。

管理職以上の女性の割合が高いので、女性が活躍できるステージが整っている点などがメリットになる部分です。

IT・ソフトウェア・情報処理業界の労働環境

IT業界の中には、ソフトウェア系・ハードウェア系・情報処理系の業務を行う企業があります。

IT・ソフトウェア・情報処理業界の労働環境に関しては、以下のようなデータが出ています。

  • 平均年齢:36.2歳
  • 平均勤続年数:11.2年
  • 平均月別所定外労働時間:21.4時間
  • 平均有給休暇消化日数:11.4日
  • 役員の女性比率:7.0%
  • 管理職の女性比率:8.8%
  • 育児休業取得者比率(男性):11.5%
  • 育児休業取得者比率(女性):91.5%
  • 従業員規模:100人未満(42.7%)、100~500人未満(39.0%)、500~1000人未満(9.3%)、1000人~3000人未満(6.8%)、3000人以上(2.2%)

このデータから読み取れることは、平均年齢が若くて、男性の育児休暇の取得率が高く、有給休暇もしっかり取れる柔軟性がある代わりに、残量時間が21.4時間でハードワークになりやすい労働環境であることがわかります。

IT系は若い経営層が多く、柔軟な仕事観を持っているので、融通が利く印象です。

小規模の会社がほとんどなので、融通が利く分、社員一人当たりの業務範囲が広くなるので、それがストレスに感じる方もいるでしょう。

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まとめ

今回は以下の業界の労働環境についてまとめました。まとめです。

  • メーカー業界の労働環境
  • サービス・インフラ業界の労働環境
  • 商社業界の労働環境
  • 銀行・証券・保険・金融業界の労働環境
  • 情報(広告・通信・マスコミ)業界の労働環境
  • 百貨店・専門店・流通・小売業界の労働環境
  • IT・ソフトウェア・情報処理業界の労働環境

各業界ごとに、良いと感じる点、悪いと感じる点があると思います。

全部が良いと思える仕事に出会えるのが一番いいですが、なかなかそんな仕事は見つかりません。

ですから、就職活動や転職活動では、「妥協できる点」と「絶対に妥協ができない点」を決めておくのが重要です。

ぜひ、今回の内容を仕事探しの参考にしてくださいね。

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