
こんにちは、キャリアアドバイザーのドフラです。
「今の職場に違和感を感じ始めている」
「転職したいけど今の会社を辞めるべきか迷っている」
「転職で失敗することに不安を感じている」
この記事は、このような方に向けて書いています。
結論からいうと、転職しないことの最大のデメリットは、転職しないと、自分の市場価値がどれくらいなのかが一生わからないという点です。
実際に転職してみることで、自分の能力に見合った給料をもらうことになるので、本当の自分の市場価値がわかるのです。
一社の会社しか知らないと、客観的な自分の価値に気付くことができません。
あなたは、本当はもっと給料がもらえる人材かもしれませんし、会社の看板がなければ市場価値の低い人材なのかもしれません。
いずれにせよ、自分の本当の市場価値に気付くことができるので、誰しも一度は転職をするべきなのです。
今回は、「一度も転職しないと自分の市場価値が一生分からない理由」について話していきたいと思います。
この記事の目次
自分の市場価値を知るためには転職するしかない理由

今の時代、転職しないことは、異常といってもいいくらいに珍しいことです。
その理由は、企業の寿命が昔に比べてどんどん短くなっており、どんな会社も常に倒産するというリスクを抱えている状態だからです。
かつては、アメリカ企業の寿命は60年といわれていましたが、今では、寿命20年といわれています。
インターネットの普及によって、新しい企業が次から次へと登場して、古い企業はどんどん淘汰されていきました。
日本でも大手上場企業が、45歳以上に早期退職希望者を募ったり、終身雇用の崩壊を発表したりするなど、どこの会社で働いても一生安泰ということはないということです。
会社倒産のリスクをを常に意識すると自分の市場価値が見えてくる

自分の市場価値を知るためには、「自分が勤めている会社が、いつかは倒産する可能性がある」というのを常に意識しておくことが大切です。
もし、明日会社が潰れたら、あなたはどうしますか?
突然、勤務先の企業が潰れたら、おそらく多くのサラリーマンが路頭に迷うことでしょう。
これまでに一つの会社しか経験したことがない方は、このような状況になってから初めて自分の市場価値を意識するようになります。
いっぽうで普段から会社倒産のリスクに備えている人は、自分が会社の外に出たときのことを常に考えているので、客観的に自分のスキルや経験の価値を高めるための行動ができています。
普段からこうした行動がとれている人は、会社が突然倒産しても全然困らないのです。
【関連記事】
⇒社長が無能かどうかを確認する5つのチェック項目
会社の外に出ないと自分の市場価値を知ることはできない

会社の外に出てみないと、本当の意味での自分の市場価値を知ることはできません。
外に出てみないと、今の自分の職場が良い会社なのかどうかもわからないですし、一つの会社しか知らないと転職するべきかどうかの判断もつきません。
客観的に外から見た自分の市場価値をわかっていないと、今の職場でどんなスキルを身に付けておくべきかや、どんな経験を積んでおくべきかがわからないのです。
「会社の看板があるから仕事ができているのか?」「自分個人の力で仕事ができているのか?」は、実際に今の会社を辞めて新しい職場に行ってみないとわかりません。
転職することで、自分に足りない部分や自分が優れている部分も見えてきます。
自分に足りない部分がわかれば、今の仕事の中でその部分を補えるようなスキルを磨けるように工夫することができます。
自分が優れている部分は、それがどれくらいの価値があるのかを副業や転職活動によって確認することもできます。
転職することでスキルの幅が広がる

「一つの会社でスキルを磨き続ける」という働き方は、高度経済成長期の時代はそれでよかったのですが、いつ会社が潰れてもおかしくない今の時代には合っていません。
今の時代は、転職や副業で複数の仕事をするのが合っています。
転職や副業などで複数の仕事が経験できれば、スキルの幅が広がって、自分の市場価値も高まります。
時代の移り変わりとともに、必要な仕事と不要な仕事は入れ替わっていくので、常に新しい仕事に挑戦して自分の価値を高めておくという意識は重要です。
「転職しようかどうか迷っている」という方は、自分のスキルの幅を広げるという意味でも、転職に挑戦するのがおすすめです。
今の職場に違和感を感じたら転職したほうがいい

「ここじゃダメかも・・・」と今の職場に少しでも違和感を感じているなら、思い切って転職するのがおすすめです。
なぜなら、職場に違和感を感じていると、遅かれ早かれ会社を辞めることになるからです。
心に違和感や不安を感じている状態で働き続けるのは、精神衛生上あまりよくありません。
「一度決めたことはやり続けないといけない」という考え方を大切にしている方もいますが、それだけが正解じゃないのです。
「会社の外に出て新しいことに挑戦する」という考え方も正解です。
やらずに後悔するくらいなら、やって後悔したほうが経験値が蓄積されるので、人生にとってはプラスになります。
ですから、今の職場に違和感を感じたら転職するのがおすすめです。
今やっている仕事以外にもやりがいのある仕事はたくさんある

多くの人が転職に踏み切れない最大の要因は「このタイミングで今の職場を辞めたら、もったいないのではないか?」という感情を持っていることです。
はっきり言っておきますが、世の中に、絶対に成功できる転職などありません。
転職するべきかを考えていると、「転職したら失敗するのではないか?」「転職先のほうがキツイ仕事だったらどうしよう?」「このまま今の仕事を続けている方が出世できるのではないか?」など、色々な考えが頭をよぎり、行動できなくなってしまいます。
あなたが転職した後でどうなるかは、転職してみないとわかりません。
やってもないことについて、あれこれと考えている時間はめちゃくちゃ無駄な時間です。
もし、転職して失敗したら、とりあえず目の前の仕事をやりきって、また転職すればいいのです。
ですから、自分の市場価値を高めるためにも固定概念は捨ててしまって、積極的に転職に挑戦していきましょう。
【関連記事】
⇒職業選択を間違えると低所得者から一生抜け出せない
まとめ
最後に今回紹介した「自分の市場価値を知るためには転職するしかない理由」のまとめです。
- 会社倒産のリスクをを常に意識すると自分の市場価値が見えてくる
- 会社の外に出ないと自分の市場価値を知ることはできない
- 転職することでスキルの幅が広がる
- 今の職場に違和感を感じたら転職したほうがいい
- 今やっている仕事以外にもやりがいのある仕事はたくさんある
自分の市場価値を知るための方法は、実際に会社の外に出るしかないので、積極的に転職にチャレンジすることが大切ですね。
「転職して失敗したらどうしよう?」という不安はあるかもしれませんが、転職してどうなるかなんて転職してみないとわかりません。
今の職場や環境に少しでも違和感を感じている方は、勇気をだして転職に挑戦することをおすすめします。
