日本には、低所得者と呼ばれる貧困層が一定数存在します。
できれば、この低所得者層には入りたくないですよね?
低所得者の割合が、どれくらいなのかを調べたところ、労働人口の約4割以上が低所得者だということがわかりました。
ちなみに、低所得者の定義は「年収300万円以下」としております。
年収300万円以下ということは、手取り200万円~250万円くらいなので、実家暮らしで親のすねをかじっていれば大丈夫ですが、一人暮らしや結婚なんてしたら、生活はカツカツになります。
記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や人生に役立つ情報を発信しています。
今回は底辺フリーターを経験した僕が、低所得者の実態をもとに「年収300万円だと底辺になる理由」を解説していきたいと思います。
3分で読める内容ですので、それではいきましょう。
※『今すぐ自分に合う仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
年収300万円だと底辺になる理由【手遅れになる前に見てください】
あなたの年収はいくらですか?
すみませんが、ここでは、年収300万円以下の人を、低所得者と定義します。
低所得者は、日本の労働人口全体の4割以上を占めます。
できれば、この4割の中に入りたくないですよね?
低所得者になりやすい人には特徴があります。自分が、低所得者になりやすい性格かどうかを調べるための、チェック項目を紹介しておきますね。
僕のところに転職相談にくる年収300万円以下の方は、このような職業の方が多いです。
- アパレル店員
- ファッションデザイナー
- 飲食店スタッフ
- 美容師アシスタント
- 美容部員
- 保育士
- 医療事務
- 歯科助手
- 一般事務
- 工場スタッフ
- 倉庫作業員
- 小規模会社の社員
- 派遣社員
- フリーター
上記の職種の方たちは、全員年収300万円以下でした。この中には、年収200万円以下という人もいました。
あなたは今、どんな仕事をしていますか?
もし、上記のような仕事をしているなら要注意です。
上記の仕事を続けて、30代~40代になっても、年収300万円~350万円ぐらいがいいところです。
将来、一人暮らしや結婚などを考えている人は、今の生活をそのまま続けていると、人生が詰む可能性が高いです。
実家を出ると、家賃、駐車場代、光熱費、水道代、電気代、ガス代、食費、保険、携帯料金、養育費、などの出費が増えます。
これらによって、手元に残るお金はほとんどなくなり、驚くほどのスピードで人生から自由が消えていきます。
そうなりたくないなら、しっかりと現実を理解して、どのような行動をとるべきかを考えなければいけません。
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⇒低所得者あるある10選【底辺の人たちの特徴とは?】
底辺になりたくない20代が目指すべき年収とは?
低所得者の人たちが、底辺から抜け出すために、第一段階として目指すべき指標は「年収345万円」です。
その理由は、20代の平均年収が345万円だからです。
dodaの調査結果によると、各年代別の平均年収は以下のとおりです。
- 20代の平均年収:352万円
- 30代の平均年収:447万円
- 40代の平均年収:511万円
- 50代以上の平均年収:607万円
つまり、この平均年収は、底辺労働者のような転職リテラシーの低い人たちではなく、転職エージェントを利用するようなレベルの人たちの平均になります。
低所得者のまわりにいるような年収の低い人と比較するのではなく、自分よりも年収や人材価値の高い人たちと比較することが重要です。
「まわりにいる5人の平均が自分になる」といわれており、低所得者のまわりには低所得者が集まります。
その中にいると、一生低所得者のままです。
もし、底辺人生から抜け出したいと思うなら、まずは年収345万円を稼げる人材になることを目指しましょう。
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⇒自分が底辺かどうかは職場の人間を見ればわかる理由
20代の平均年収【年齢別・職種別・業界別】
あなたは、今の仕事をどのようにして選びましたか?
20代の転職希望者と話していると、以下のような理由で仕事を選んでいる人が多いです。
- カッコよかったから
- お洒落だから
- バイトでもやっていたから
- 学校の先生に勧められたから
- 親に勧められたから
- 楽そうだったから
- 残業が少なそうだったから
- なんとなく内定が出たから
これらの理由をみると、将来のことをしっかり考えて仕事を選んでいる人はほとんどいない、ということがわかりますよね。
他人に選んでもらったり、イメージだけで選んでいたり、何も考えていなかったり、という感じで、就職をめちゃくちゃ軽く考えています。
その仕事の将来性や年収、30代~40代になった時の自分の姿を、ろくに想像もせず、就職してしまっているのです。
ネットで検索すれば、その職種の平均年収はわかりますし、従業員の口コミを見ることもできます。
就職先での「こんなはずじゃなかった…」という失敗は、ほんの少し考えて、ちょっとだけ行動すれば、防げたような簡単な失敗なのです。
ここからは参考として、dodaが発表した年齢別、職種別、業種別の平均年収のデータを紹介しておきますね。
20代の平均年収【年齢別】
20代に限定すると、各年齢別の平均年収データは以下のとおりです。
- 20歳:279万円
- 21歳:277万円
- 22歳:280万円
- 23歳:294万円
- 24歳:322万円
- 25歳:344万円
- 26歳:363万円
- 27歳:378万円
- 28歳:390万円
- 29歳:402万円
※引用元: doda
20代の平均年収【職種別】
20代の職種別の平均年収は以下のとおりです。
- 専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人):475 万円
- 企画・管理系:391 万円
- 技術系(電気・電子・機械):383 万円
- 営業系:375 万円
- 技術系(IT・通信):373 万円
- 技術系(建築・土木):367 万円
- 技術系(メディカル・化学・食品):347 万円
- 金融系専門職:335 万円
- クリエイティブ系:318 万円
- 事務・アシスタント系:300 万円
- 販売・サービス系:296 万円
※引用元: doda
20代の平均年収【業界別】
20代の業界別の平均年収は以下のとおりです。
- 総合商社:370 万円
- メーカー:370 万円
- IT・通信:368 万円
- 金融:366 万円
- 建設・プラント・不動産:364 万円
- インターネット・広告・メディア:350 万円
- メディカル:346 万円
- 専門商社:344 万円
- サービス:322 万円
- 小売・外食:306 万円
※引用元: doda
年収300万円の底辺から抜け出す方法とは?
あなたが20代で、年収300万円以下の低所得者なら、まずは年収345万円を目指すことが、底辺から抜け出すための第一歩です。
では、年収345万円を目指すためには、具体的に何をすればいいのでしょうか?
ヒントは、先ほど紹介したdodaによる平均年収データの中にあります。特に職種別と業種別のデータです。
たとえば、年収345万円以上の職種をみると、専門職、企画・管理系、技術系(電気・電子・機械)、営業系、技術系(IT・通信)、技術系(建築・土木)、技術系(メディカル・化学・食品)ですね。
年収345蔓延以上の業界をみると、総合商社、メーカー、IT・通信、金融、建設・プラント・不動産、インターネット・広告・メディア、メディカル、専門商社ですね。
つまり、この職種と業界を掛け算して、年収345万円以上になりそうな仕事を選べばいい、ということになります。
ただし、専門職や技術系などは、専門知識やスキルが必要になることが多く、未経験からのチャレンジだとハードルは高めです。
さらに、総合商社やメーカーなどは、大卒の新卒採用に力を入れている会社が多く、20代未経験からの中途採用だと入るのは厳しくなります。
年収300万円の20代におすすめの転職先とは?
では、20代で未経験の人が、年収345万円を稼ぐためには、どのような仕事を選べばいいのでしょうか?
結論からいうと、20代の未経験におすすめなのは「IT業界の営業職」です。
実際に、dodaの調査結果によると、IT・通信業界の20代の平均年収は368 万円、20代の営業系の平均年収は375 万円となっています。
つまり、「IT業界」×「営業職」の掛け算なら、年収345万円を稼げる可能性が高いということですね。
IT業界はベンチャー企業が多く、20代なら未経験でも積極的に採用してくれるところが多いです。
また、営業職はビジネスの基本を学べる仕事なので、将来的に起業を考えている方にもおすすめです。
人生100年時代、終身雇用の崩壊、中堅社員の大幅リストラなど、現代は会社員として定年まで仕事をするのが難しい時代です。
営業職を経験して、将来的には個人で稼ぐスキルを身に付けておくことが、人生の安定にもつながります。
ここまでの内容からも、20代で低所得者から抜け出すためには、IT業界の営業職に転職するのがおすすめだと思いますが、最後に決めるのはあなたです。
まとめ
今回のまとめです。
- 低所得者の割合は4割以上
- 年収300万円以下は人生が詰む
- 20代なら年収345万円を目指すべき
- 20代は考えずに就職先を選んでいる
- 稼げる職種と稼げない職種がある
- 稼げる業種と稼げない業種がある
- 年収345万円を目指すならIT業界の営業職がおすすめ
- 将来は起業を視野に入れて転職した方がいい
今回は、低所得者の実態と、20代の平均年収データをもとに、低所得者から抜け出すための方法を解説しました。
20代の低所得者が目指すのは「年収345万円」のラインです。
特にやりたいことや目標がないという方は、とりあえず、年収345万円を目指しましょう。
今はいいかもしれませんが、20代後半、30代、40代と年齢を重ねるにつれて、辛くなっていくのはあなたです。
稼ぐ力がないと、人生から自由が消えていきますからね。
ここからどんな行動をするかで、あなたの人生は良くも悪くもなります。
あなたは今日、何から始めますか?