「サラリーマンの生涯年収が知りたい」

「自分に必要な年収がいくらか知りたい」

このような方に向けて記事を書いています。

結論から言うと、20代の方が目指すべき年収は450万円で、それだと生涯年収は1億7000万円になります。

その理由は、この数値がそれぞれ日本のサラリーマンの中央値だからです。

僕は転職エージェントのキャリアアドバイザーをしており、20代の方向けに転職支援をおこなっています。

転職相談にくる求職者の方は「やりたいことが決まっていない」「稼ぎたい金額が決まっていない」というように、転職の目的が決まっていない人が多数です。

そのような方は、とりあえず、年収450万円稼げる人材を目標に設定するのがいいかと思います。これがサラリーマンの平均値ですからね。

今回はこの部分について解説していきます。3分で読める内容なので、それではいきましょう。

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サラリーマンの生涯年収は平均1億7千万円【基準は年収450万円】

日本のサラリーマンの生涯年収は平均2億5000万円になるといわれています。

サラリーマン 生涯年収

労働政策研究・研修機構によると、男女別の平均生涯年収の推移位は以下のようになります。

  • 2000年:2億7900万円(男性)、2億2910万円(女性)
  • 2005年:2億7010万円(男性)、2億1010万円(女性)
  • 2010年:2億5410万円(男性)、1億9800万円(女性)
  • 2015年:2億6220万円(男性)、1億9890万円(女性)

引用元:労働政策研究・研修機構『ユースフル労働統計2017

男性のみの生涯年収をみると、2億5000万円~2億8000万円ぐらいになっています。

ここからサラリーマンの生涯年収が2億5000万円になると考えられているのですね。

年収658万円ないと生涯年収2億5千万円は稼げない

生涯年収から逆算して、年収がどれだけ必要になるかを計算してみます。

たとえば、大学を卒業して22歳から働き始めて、60歳で仕事を辞めようと思うと、以下の年収が必要になります。

2億5千万円(生涯年収)÷38年(労働年数)=約658万円(年収)

つまり、生涯年収2億5000万円を稼ぐためには、年収658万円が必要になるということです。

ちなみに、生涯年収2億円と考えても、年収526万円が必要になります。

日本人男性の平均年収が約430万円なので、それと比べると、これらの年収は結構高いですよね。

何となく、サラリーマンをやっていれば、生涯年収2億円ぐらいは稼げるんじゃないか、と思っている人も多いと思います。

しかし、そのためには、少なくとも年収526万円以上は稼がないといけないのです。

一般的に考えると、年収526万円を稼いでいる人は少数派になります。

生涯年収は平均ではなく中央値で考えるべき

では、なぜ生涯年収の平均データが2億5000万円になっているのでしょうか?

その理由は、めちゃくちゃ稼いでいる人が、生涯年収の平均値を引き上げているからです。

サラリーマン 生涯年収

そのため、現実的な数値を確認するときは、平均値ではなく中央値をみたほうがいいです。

ちなみに、サラリーマンの生涯年収の平均を中央値で考えると、約1億7000万円となります。

たとえば、年収10億円が1人、2億円が3人、1億円が2人いた場合(合計6人)を考えてみますね。

平均値だと、10億円+2億円+2億円+2億円+1億円+1億円÷6人=3億円になります。

中央値だと、10億円・2億円・2億円・2億円・1億円・1億円と並べて、この真ん中の数値である2億円が中央値になります。

平均値だと3億円、中央値だと2億円となり、両者には1億円もの差が生まれるということです。

ですから、生涯年収を考えるときは、中央値で考えた方が現実との誤差は少なくなります。

中央値なら生涯年収の平均は1億7千万円になる

生涯年収の平均を考えるときは、平均値ではなく、中央値で考える必要があります。

年収の中央値をベースに生涯年収を考えていくと、以下のようになります。

  • 労働者全体:年収360万円 × 38年=1億3680万円
  • 女性労働者:年収240万円 × 38年=9120万円
  • 男性労働者:年収450万円 × 38年=1億7100万円

サラリーマンの生涯年収で考えると、男性労働者の1億7100万円のラインが現実的だと思います。

ですから、年収450万円未満の人たちは、まずはこの年収450万円を目標に設定するのがおすすめですね。

20代未経験から年収450万円を目指す方法

年収450万円稼げる人材になるためには、そもそも何の仕事をすればいいかを知っておかないといけません。

サラリーマン 生涯年収

マイナビ転職が発表している「職種別 モデル年収平均ランキング」がとても参考になります。

平均年収が低い職種をいくつか紹介しておきます。

  • マッサージ師:308万円
  • 通訳:328万円
  • 消防士:350万円
  • 栄養士:365万円
  • 医療事務:376万円
  • マーチャンダイザー:379万円
  • 児童相談員:390万円
  • 品質管理・保証(建築・土木):398万円

平均年収が450万円ぐらいの職種をいくつか紹介します。

  • スポーツインストラクター:448万円
  • WEBショップ・ECサイト運営:449万円
  • ファッションデザイナー:450万円
  • 研究(ゲノム・バイオ):450万円
  • 物流企画・物流管理:451万円
  • DTPオペレーター:451万円
  • ブライダルコーディネーター:452万円
  • 設備管理(医療・食品・化学・素材)452万円

マイナビ転職には平均年収450万円以上の職種が複数紹介されていますが、20代で未経験の人にはチャレンジできない職種もたくさんあります。

では、どのような職種がおすすめなのか?

20代未経験におすすめの職種は「営業職」です。

実際にマイナビ転職では、営業職の平均年収は以下のように紹介されています。

  • メディカル営業(MR・MS・その他):515万円
  • その他営業・代理店営業・ルートセールス・MR関連職:522万円
  • ルートセールス・渉外・外商:527万円
  • 海外営業:560万円
  • 代理店営業・パートナーセールス:562万円
  • 金融営業(法人):586万円
  • 内勤営業・カウンターセールス:590万円
  • 営業・企画営業(法人向け):628万円
  • 営業マネジャー・営業管理職:710万円
  • 営業・企画営業(個人向け):769万円
  • 金融営業(個人)・リテール・FP:811万円
  • 不動産営業:948万円

20代未経験に営業職がおすすめな理由

20代で未経験の方に営業職がおすすめな理由は、特別な経験や資格やスキルが必要ないからです。

営業職の応募条件を確認するとわかりますが、資格不問、経験不問、学歴は高卒以上ならOK、という求人が多いです。

つまり、高校を卒業していれば、誰にでもチャンスがあるということです。

営業職は稼げる仕組みがシンプルで、売上や利益をつくれば、それが評価されて給与に反映されるようになっています。

営業職は、ほかの職種とちがって、成果が数字で出るので、実力があれば、正当な評価を受けやすい職種です。

ですから、本人の努力次第で、年収450万円を達成できる可能性はかなり高いです。

営業スキルを身に付けて将来起業も視野に入れる

今の時代は、人生100年時代、45歳定年説、終身雇用の崩壊、新型コロナウイルスなど、どのような企業に就職しても何が起きるか予測できない時代です。

今後、1人の仕事人生において、複数の企業を渡り歩くのは当たり前の時代になっていきます。

サラリーマン 生涯年収

営業職の場合、どんな会社に行っても、やることは同じです。

お客様の課題を見つけて、それを解決するための最善策を提案する、これだけです。

ですから、営業スキルを身に付けてしまえば、どこの会社の営業職でもやれるようになります。

世の中の多くの会社には営業職が必要なので、転職市場では営業職の求人が常に募集されています。

また、会社員として働き続ける、という未来も疑ったほうがいいです。

45歳以上の大量リストラをみてもわかるように、企業は従業員を雇用することに対して、リスクを感じるようになってきています。

そのため、将来的には、誰もがフリーランスや起業を選択肢の一つとして考えるようになります。

そうなったときに、営業スキルがあると有利です。

ここまでの内容から、20代で未経験の方には「営業職」としてキャリアを積むことがおすすめだと思います。

どのような行動をとるか、最後に決めるのはあなたです。

あなたは、これからどうしますか?

まとめ

今回のまとめです。

  • サラリーマンの生涯年収は平均1億7千万円
  • 年収658万円ないと生涯年収2億5千万円は稼げない
  • 生涯年収は平均ではなく中央値で考えるべき
  • 20代なら平均年収450万円を目指すべき
  • 20代未経験なら営業職がおすすめ
  • 営業スキルを身に付けて将来起業も視野に入れる

20代の方で、特にやりたいことや目標がない方は、とりあえず「年収450万円稼げる人材」を目標にするのがおすすめです。

そこまで稼げるようになったら、日本のサラリーマンの生涯年収の平均は稼げるということなので、最低ラインはクリアです。

20代で未経験なら、営業職にチャレンジして、年収450万円を目指すのがおすすめだと思いますが、最終的に決めるのはあなたです。

あなたは、どのような仕事を選びますか?

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