若手が辞めていく職場

『若手社員がどんどん辞めていく…』
『新入社員が定着しない…』
『優秀な人材が辞めてしまう…』

このような悩みを抱える方向けの記事です。

採用活動を頑張って若手社員を採用したのに、入社後1〜2年で辞められるとショックですよね。

なぜ若い人が会社に定着しないのでしょうか?

結論からいうと、新人が定着しない理由は『その会社で働く意味を感じられていないから』です。

今から5年前10年前は『お金を稼ぎたいから働く人』や『出世したいから働く人』がたくさんいました。

ドフラ
こんにちは。ドフラです。

実際に記事を書いている僕はベンチャー企業で営業マンをやっていましたが、以前の若手社員は歩合や賞与などの金銭面を重視する人が多かった印象です。

そのため仕事ができない社員が辞めることはあっても、仕事で成果を出している社員が辞めるケースは少なかったです。

でも今は違いますね。

『自分が何のためにこの会社で働いているのか?』を実感できないと、社内で評価されてそこそこの給料をもらっている社員でもあっさりと辞めていきます。

僕が働いていたベンチャー企業でも直近では『20代の若手社員がどんどん辞めてしまう』という問題を抱えていました。

しかも仕事で成果が出せるようになった人間から辞めていくので、会社としては致命的です。

この『新人が辞めていく問題』を深掘って調べてみると『仕事ができる社員にばかり新しい仕事が集中してしまい、その社員がほぼ社外の業務になってしまうこと』が若手人材の離職の原因でした。

次から次へと自分に仕事が振られることで『なぜ自分だけこんなに働かされているんだろう…』と不満がたまっていたのです。

会社の経営者からすれば『利益の最大化』が最重要なので、効率的に会社の利益を増やす選択をするのは当然のこと。

しかしこれをやり過ぎたことで、結果的に優秀な若手社員を大量に失いました…。

ということで今回は『若手が辞めていく職場の特徴』や『新入社員が定着しない理由』を解説していきます。

それでは、さっそく見ていきましょう〜。

若手が辞めていく職場の特徴とは?【新入社員が定着しない理由】

若手が辞めていく職場

5年前10年前の若手社員の場合は、『もっとお金を稼ぎたい』『頑張って出世したい』という目的で仕事をする人が多かったです。

でも今は違いますね。

まずお金を稼ぎたい欲は、かなり下がってきています。

一般家庭の生活水準は高くなっていますし、NetflixやAmazonプライムのように月額1,000円程度で楽しめるコンテンツがあり、さらにはYouTubeなどの無料で楽しめる娯楽もあります。

このような理由から、無理してお金を稼ぐ必要がないんですよね。

それなのに『歩合』や『賞与』といったニンジンをぶら下げて頑張らせる、といった方法でモチベーションを上げようとしてもダメなんです。

僕が働いていたベンチャー企業ではこの方法を採用した結果、多くの優秀な若手社員が辞めていきました。

またキャリアプランの多様化に対して、うまく対応できなかったことも失敗点でした。

最近では若手社員はもちろん中堅社員の多くも、以前と比べて出世したい気持ちが弱まっています。

これは『人生100年時代』『終身雇用の崩壊』『45歳以上のリストラ』などの影響です。

多くの社員が『会社に依存するのは危険だ』と感じており、出世以外のキャリアプランも考えるようになりました。

『営業スキルは高めたいけどマネージャーにはなりたくない』
『ずっとプレイヤーとして活躍し続けたい』

このような若手社員も増えているのです。

そのため『課長になりたいなら頑張れ!』とか『役職を上げるために契約数を増やそう!』という言葉に、ほとんど無意味がなくなりました。

これからの時代はお金や出世よりも『いかに社員に帰属意識を持ってもらうか?』が重要ですね。

若い人が定着しない職場は働く意味を提供できていない

若手が辞めていく職場

若い人が定着しない職場は『その会社で働く意味』を提供できていません。

僕が働いていたベンチャー企業では、入社3年以内に辞めていく若手社員がめちゃくちゃ多かったです。

これを『時代的に転職が当たり前になったからだ』と結論づけてしまえばそれまでですが、それだと思考停止ですよね。

若手がどんどん辞めていく原因は『会社に居続ける理由を提供できない会社』に問題があります。

もちろん『会社にそこまで求めるなよ!』という社長の気持ちもわかりますが、本気で離職を減らしたいならやるしかないです。

『高い給料を払ってるだろ!』
『休日も多いし残業も少ないだろ!』

労働環境を良くするために会社の仕組みづくりを頑張ってきた社長の気持ちは、こんな感じですよね。

でも最近入ってきた若手社員は完成系の会社しか知らないので、職場環境が整備されているのは当たり前のこと。

その環境がある前提で、若手社員たちに『どんな意味を提供できるか?』が問われています。

今後仕事をする意味を提供できない会社には、人が集まらなくなりますね。

若手が辞める職場を改善する方法とは?

若手が辞めていく職場

20代の若手社員をみていると、給料やスキルよりも『会社への帰属意識』を求めていますね。

たとえば仕事で成果を出した社員は給料が上がりますし、成果を出した分のスキルも上がっているはずです。

でも若手は辞めていきます…。

これはつまり『会社への帰属意識の欠如』ですね。

『なぜ自分はこの会社で働くのか?』
『なぜこの仕事をやっているのか?』

このような『仕事をする目的』や『会社にいる目的』が不透明だと気持ちが離れてしまいます。

僕が働いていたベンチャー企業では多くの若手社員が営業マンとして働いていましたが、仕事ができる社員ほどずっと社外で業務をしていました。

そのため月に半分以上も会社に来ないことがあり、どんどん帰属意識が薄まっているようでした。

『契約が取れるようになったから』という理由でその社員を売上を作るための兵隊として使いまくる思想が、社員に気づかれるのは当然のこと。

酷使された若手社員には次の感情が芽生えます。

『なぜ自分だけこんなに頑張らないといけないんだろう…』
『他の社員は早く帰っているのに自分だけ今日も残業か…』

この積み重ねによって帰属意識がなくなり、せっかく苦労して採用した若手社員があっさりと辞めてしまうのです。

まさに負のループ…。

若手が辞める職場を改善するためには、『仕事をする目的』や『会社で働く目的』を若手社員に与えてあげなければいけません。

でもこれって難しいですよね。

経営者自身に『何のために会社を経営しているか?』という想いがないと、そもそも『仕事をする目的』や『会社で働く目的』など作れません。

経営者の私利私欲を満たすための目的では誰もついて来ないので、『わかりやすい大義名分』が必要です。

これを経営者自身の言葉で作って自分の声で社員に落とし込まないと、若手が辞めていく職場はずっと変わらないままですね…。