このような方に向けて、記事を書いています。
結論からいうと、高卒でも業界や職種の選び方次第で、勝ち組を狙うことは可能です。
ちなみに、ここでの勝ち組の定義は「平均年収458万円より高い年収を稼ぐ人」とします。
参考:国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」
記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に就職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに就職や人生に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計985名の方にインタビューしてきたので、高卒で高収入を稼ぐ人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、僕が実際に話を聞いた、高卒で年収600万円を稼ぐ綾瀬浩二さん(29歳男性・仮名)の体験談をもとに『高卒が勝ち組になれる職業のおすすめ』から『高卒でも稼げる仕事に就職する方法』までを解説しています。
この記事を読めば、高卒で勝ち組になれる職業の選び方がわかるので、今日から人生を変えるための一歩を踏み出せるようになります。
3分で読める内容ですので、それではいきましょう〜。
目次
高卒が勝ち組になれる職業は?高卒でも稼げる仕事に就職できた体験談
『高卒だけど勝ち組になりたい!』
このような方に、おすすめの職業は『営業職』です。
世の中には色々な職業がありますが、その中でも営業職は、仕事の成果が数字で表現しやすい職業です。
営業職は会社から『商品を販売して売上を作る』という仕事を任せられており、仕事の成果を売上実績や契約件数という数字で見ることができます。
たとえば、売上実績が100万円の人と50万円の人がいたら100万円の人の評価が高くなり、契約件数が10件の人と5件の人がいたら10件の人の評価が高くなります。
このように個人の実績を数字で残せることによって、会社から正当な評価を受けやすく、本人の頑張り次第で昇級や昇格もしやすいのです。
高卒で働いている方の多くが、工場や建設現場などの肉体労働の仕事をしていますが、これらの仕事だと個人の実績がぼんやりしています。
基本的に肉体労働は、誰でもできる単純作業のくり返しなので、その中で努力しても個人の実績を残しにくいのです。
工場には何百人何千人という工場作業員がいるので、その中から自分の頑張りを評価してもらうのは、ちょっと難しそうですよね。
そのいっぽうで、営業職なら売上や契約数という数字が残るので、会社側も個人の評価をしやすいのです。
ですから高卒で勝ち組になりたい人は、とりあえず『営業職』を選ぶのがおすすめですね。
大企業には高卒が勝ち組になれる職業はない?
世の中的には『勝ち組=大企業に入る』というイメージがありますが、ハッキリ言ってこの考え方は間違っています。
もし『勝ち組=大企業に入る』なら、大企業の工場で働く高卒の方は、勝ち組ということになりますよね?
でも実際は大手企業の工場勤務の方の多くが、いまの給料や待遇に満足していないのが現実です。
では、勝ち組とはどのような状態なのでしょうか?
自分が勝ち組かどうかを判断するなら、『自分と同世代の平均年収よりも稼げているか?』を基準にするのがわかりやすいです。
国税庁が発表した『令和元年分 民間給与実態統計調査』によると、年代別の平均年収は次のとおり。
20~24歳:263万9,000円
25~29歳:369万4,000円
30~34歳:409万9,000円
35~39歳:444万8,000円
40~44歳:476万1,000円
45~49歳:499万3,000円
50~54歳:524万5,000円
55~59歳:518万4,000円
60~64歳:410万7,000円
20代の平均年収を男女別にみると、このようになります。
【20~24歳】
男性:278万1,000円
女性:248万4,000円
【25~29歳】
男性:402万7,000円
女性:328万3,000円
上記のとおり、20代で平均年収が1番高いのは、25~29歳男性の『402万7,000円』になるので、20代のうちに年収403万円より多く稼ぎたいところですね。
またDODAが公開する『20代の平均年収』によると、20代男性の年齢別の平均年収は次のとおりです。
20歳:309万円
21歳:305万円
22歳:295万円
23歳:309万円
24歳:340万円
25歳:365万円
26歳:385万円
27歳:407万円
28歳:421万円
29歳:432万円
上記のとおり、29歳男性の平均年収『432万円』が1番高いです。
そのため、20代高卒の方が勝ち組になるには、『20代のうちに年収432万円より多く稼ぐこと』を目標にするのがわかりやすいですね。
【高卒の職業一覧】肉体労働をする高卒は勝ち組になれない
国税庁が発表した『令和元年分 民間給与実態統計調査』によると、20代の業種別の平均年収は次のとおり。
【宿泊業・飲食サービス業】
20~24歳:142万6,000円
25~29歳:262万2,000円
【卸売業・小売業】
20~24歳:195万5,000円
25~29歳:331万9,000円
【サービス業】
20~24歳:234万9,000円
25~29歳:323万円
【農林水産・鉱業】
20~24歳:237万2,000円
25~29歳:323万2,000円
【医療・福祉】
20~24歳:315万3,000円
25~29歳:358万5,000円
【製造業】
20~24歳:321万8,000円
25~29歳:401万2,000円
【運輸業・郵便業】
20~24歳:335万8,000円
25~29歳:404万9,000円
【建設業】
20~24歳:341万5,000円
25~29歳:413万7,000円
【情報通信業】
20~24歳:342万7,000円
25~29歳:418万5,000円
【金融業・保険業】
20~24歳:366万8,000円
25~29歳:459万2,000円
【電気・ガス・熱供給・水道業】
20~24歳:411万3,000円
25~29歳:513万7,000円
ただし、この中で高卒でも採用されやすい業種は、サービス業界、IT業界、介護・福祉業界、建設業界、運送業界になります。
各業界の平均年収から考えると、IT業界や建設業界が良さそうですよね。
でも選ぶ職種を『営業職』で考えると、建設業界の営業職は大卒しか採用しない企業も多いので、選考のハードルは高めになります。
そのため、高卒の未経験から営業職に転職するなら、IT業界を選ぶのがおすすめですね。
高卒で入れる優良企業とは?将来性のある仕事の選び方を解説
『高卒で入れる優良企業が知りたい』
『将来性のある仕事を教えてほしい』
このような方におすすめなのが、IT業界のベンチャー企業の営業職です。
IT業界は今後も伸びる市場なので、とりあえずこの業界で仕事をしていれば、時代の流れには乗れています。
またIT系ベンチャー企業の場合、大手企業と比べて従業員数が少ないので、従業員ひとりに任せてもらえる仕事の幅も広くなります。
これからの時代、大企業に勤めていても安泰はなく、いつ会社をクビになるかわかりません。
こう考えると、いつでも仕事を変えれるように、個人のスキルを高めておくことが重要になります。
そうなると、大手企業の中で歯車の一つのような仕事をしているよりも、少人数のベンチャー企業で幅広い仕事を経験する方が良いですよね。
優良企業の定義を『福利厚生が充実した大手企業』ではなく『個人のスキルが身について市場価値を高めやすい企業』と考えるなら、IT系ベンチャー企業を選ぶのはかなりおすすめです。
実際に高卒で元工場勤務の綾瀬浩二さん(29歳男性・仮名)は、20歳のときに未経験からIT系ベンチャー企業の営業職に転職して、29歳で年収600万円稼げるようになっています。
このような成功事例からも、高卒が勝ち組になるには、IT系ベンチャー企業の営業職に転職するのがおすすめだといえます。
【失敗談】高卒がハローワークに行ったけど転職できなかった話
ここでは、高卒で元工場勤務の綾瀬浩二さんの失敗談を紹介しておきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
高校卒業後に就職した工場を退職した綾瀬浩二さんが、転職活動をするために、まず向かったのが『ハローワーク』でした。
ハローワークは無料で利用できる公共職業安定所で、転職するための研修が受けれたり、求人を紹介してもらえたりする場所です。
ただし、無料で求人を紹介してもらえる点は良いのですが、求人の数が多すぎて、どれを選べばいいのかよくわからないんですよね…。
綾瀬浩二さんは、自分が高卒という不利な学歴で、まともに就職活動をするのも初めてだったこともあり、とても自分ひとりでは無理だ…と思っていたそうです。
そこで、『自分の代わりに求人を探してくれるサービスとかないのかな?』と思ってネットで調べた結果、世の中には『転職エージェント』というサービスがあることを知りました。
最終的に綾瀬浩二さんは、転職エージェントを利用し始めてから約1ヶ月で、IT系ベンチャー企業から内定を獲得し、無事に転職を決めました。
綾瀬浩二さんの経験からもわかるように、高卒の方はハローワークに行くのではなく、最初から転職エージェントを利用する方が良さそうですね。
高卒の僕がIT企業に転職するまでの具体的なステップ
ここでは、高卒で元工場勤務の綾瀬浩二さんが、IT企業に転職するまでの具体的なステップを紹介していきます。
大まかにいうと、次のとおりですね。
①転職エージェントに登録する
②担当アドバイザーに自己分析を手伝ってもらう
③担当アドバイザーに自分の強みを活かせる求人を紹介してもらう
④担当アドバイザーと相談しつつ、応募する求人を決める
⑤担当アドバイザーに履歴書・職務経歴書を作ってもらう
⑥担当アドバイザーに書類を応募してもらう
⑦担当アドバイザーに面接日程を調整してもらう
⑧担当アドバイザーに企業ごとの面接対策をやってもらう
⑨企業の面接を受ける
⑩担当アドバイザーに面接後の感想を伝える
⑪担当アドバイザーから企業からの選考結果を受ける
⑫担当アドバイザーと相談しつつ、内定が出た会社の中から入社する企業を決める
上記のとおり。
これを見て気づいた方も多いと思いますが、『ほぼ担当アドバイザーがやってくれてるじゃん!』という感じですね。
このように、転職エージェントに登録すると、担当のキャリアアドバイザーの人が付いてくれて、かなり手厚くサポートしてくれます。
ただし、大手の転職エージェントやハイクラス求人専門の転職エージェントだと、ここまでの手厚いフォローを受けれないこともあるので、注意が必要です。
なぜなら、大手エージェントやハイクラス専門エージェントに登録する転職者は、大卒だったり、前職での実績が豊富だったりするので、そこまで手厚くサポートしなくても転職できるからです。
そのため高卒の人が利用するべきなのは、『学歴や職歴に自信のない方向けの転職エージェント』ですね。
このような転職エージェントは、高卒やフリーターなどの転職支援実績が豊富なので、学歴や職歴のない人でも安心して利用できます。
ぶっちゃけ転職エージェントに登録すれば、担当アドバイザーがほぼやってくれるので楽ですね。(アドバイザーは大変だと思いますが…感謝)
高卒の僕が工場勤務を辞めて良かった理由:IT企業なら大卒を部下にできる
ここまで『高卒でも営業職に転職すれば勝ち組になれる理由』から『高卒が転職で失敗しない方法』までを伝えてきました。
今回紹介した、高卒で元工場勤務の綾瀬浩二さん(29歳男性・仮名)の体験談からも、高卒でも転職すれば勝ち組になれることがわかりますよね。
しかも、転職するために必要な行動は『転職エージェントに登録すること』くらいでした。
もちろん面接を受けたり、最終的に入社する会社を決めたり、といった最低限のことはやらなければいけませんが、転職のプロに相談しながら進めれるので楽ですよね。
実際に綾瀬浩二さんは、以下のようにコメントしています。
『あのときに工場勤務を辞めて本当に良かったです。あのまま工場で働いていたら、お金もスキルもない人生になっていました…。いまは大卒の部下を持つ立場になり、収入もかなり増えたので、現状にはかなり満足していますね!』
『収入は増えなくてもいいから、このまま工場勤務を続けていきたい!』という方が、転職活動をする必要は全くないと思います。
でも『工場勤務の未来に絶望している…』という方が、転職活動を始めない理由はないですよね?
あとは、あなた次第です。
今のうちに行動して、あなたの理想の未来を手に入れませんか?