『システムエンジニアの仕事がきつい…』
『SEが合わないから辞めたい…』
『システムエンジニアの未経験はきつい…』
このような方に向けて記事を書いています。
世の中的に『これからはIT業界で働くべきだ!』というイメージがあり、システムエンジニアに就職する20代の若者が増えています。
でも実際にシステムエンジニアの仕事をしてみると、『希望の仕事が選べない』『長時間労働がきつい』『分からないから辛い』などの理由で、20代のうちにシステムエンジニアを辞めていく人が多いのも事実…。
ということで、今回は『システムエンジニアは本当にきついのか?』を検証するために、元システムエンジニアの本田一馬さん(28歳男性・仮名)の失敗談を紹介したいと思います。
僕は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信するために、累計978名の方にインタビューしてきたので、システムエンジニアを辞める人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、僕が実際に話を聞いた、元システムエンジニアの本田一馬さん(28歳男性・仮名)の実体験をもとに、『システムエンジニアがきつい理由』から『システムエンジニアから転職で失敗しない方法までを解説していきます。
この記事を読めば、システムエンジニアの未来に不安を抱えている方でも、人生を変えるための一歩が踏み出せるようになります。
3分ぐらいで読める内容なので、さっそく見ていきましょう〜。
※『今すぐ自分に合う仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
システムエンジニアがきつい理由【SEを辞めた28歳男性の体験談】
『IT業界は将来性があるからシステムエンジニアになろう!』ということで、多くの20代の若者がシステムエンジニアに就職します。
最近では『システムエンジニアの未経験採用』をする会社も増えてきているため、20代がシステムエンジニアに挑戦するハードルも下がりつつあります。
たしかに、経験やスキルのない20代の若者にとって、未経験からシステムエンジニアのキャリアをスタートできることは、大きなメリットですよね。
でも実際にシステムエンジニアとして働いてみると、『希望の仕事が選べない』や『システムエンジニアはわからないことが多くて辛い』などの不満が出てくることも多いようです。
システムエンジニアの方が勤める会社のビジネスモデルは、『自社で採用したシステムエンジニアを客先に常駐させて、客先のプロジェクトを遂行する』というのがほとんど。
そのため、システムエンジニアが『WEBサービスを作りたい!』とか『パイソンをやりたい!』などと主張しても、客先からそのような仕事の依頼がなければ、絶対にやらせてもらえません。
システムエンジニアはやりたい仕事を選べないからきつい【失敗談あり】
元システムエンジニアの本田一馬さん(28歳男性・仮名)がシステムエンジニアの仕事を辞めた理由は、『客先常駐のシステムエンジニアだと希望の仕事が選べないから』です。
本田一馬さんは独学でpythonを勉強していたため、pythonが使える仕事を希望していましたが、客先にそのような案件はなく、3年ほど希望とは異なる仕事を続けていました。
本田一馬さんは約5年のシステムエンジニア経験がありますが、これまでにやってきた業務は次のとおり。
- テストエンジニア
- サーバーの運用保守
- ヘルプデスク(電話業務)
客先常駐のシステムエンジニアだと、現実はこんな感じですね…。
未経験からシステムエンジニアに就職する方の中には、『アプリをつくりたい!』『ホームページをつくりたい!』『AIに関わりたい!』などの希望を持っている人が多いです。
しかし客先常駐のシステムエンジニアの案件には、サーバーの運用保守やテストエンジニアなどの依頼が多いので、なかなか希望どおりの仕事を振ってもらえない…というのが現実。
ちなみに『アプリ・ホームページ・AI』などの案件では、即戦力が求められるので、経験や実績のあるシステムエンジニアしか採用されないことがほとんど。
未経験からシステムエンジニアになった方が挑戦するには、かなりハードルが高いですね…。
このように『希望の仕事をやらせてもらえないストレス』が限界になって、20代のうちに客先常駐のシステムエンジニアを辞めていく人が多いのです。
システムエンジニアは長時間労働で体力的にきつい【シフト制の休日と残業】
システムエンジニアの退職理由で多いのが、『長時間労働がきついから』です。
未経験からシステムエンジニアに就職した人は、客先常駐でインフラ系の業務を担当することが多いのですが、インフラ系の業務では『24時間体制で仕事をすること』もあります。
そうなると、システムエンジニアの求人情報に『土日休み』と掲載されていても、常駐する客先次第で『休日がシフト制』になる場合もある。
さらに人手不足の会社に勤めると、長時間労働によって欠員の業務をカバーしなければならず、体力的にはかなりきついです。
- プライベートの時間がほしい…
- もう残業はしたくない…
- 体力的にもう限界…
このようなストレスがピークになって、システムエンジニアを辞めていく人が多いのです。
とはいえ、客先常駐のシステムエンジニアは残業代や休日手当がちゃんと支給されるので、『20代でも年収400万円以上を普通に稼げる』というメリットもあります。
- 年収400万もらえるなら長時間労働でも頑張れる人→そのままシステムエンジニアを続けるべき
- 年収400万でも長時間労働は絶対にやりたくない人→今すぐにシステムエンジニアから転職するべき
上記のとおり。
価値観は人それぞれなので、どの仕事を選んでもいいと思います。
ただし、システムエンジニアの仕事を続けることに少しでも不安を感じるなら、システムエンジニア以外の仕事も視野に入れたほうがいいかもしれませんね。
システムエンジニアがきつい理由【まとめ】
最後に、システムエンジニアがきつい理由をまとめておきます。
- 未経験採用だと希望の仕事は選べない
- 客先のプロジェクト次第で仕事内容は変わる
- サーバー運用保守やヘルプデスクに回される人もいる
- 知識や経験が少ないと仕事が辛くなる
- 24時間体制だと長時間労働になりやすい
- 休日がシフト制だとプライベートが充実しない
- 残業が多くて体力的にきつい常駐先もある
今回は元システムエンジニアの方の体験談をもとに、システムエンジニアの仕事の実態を紹介しました。
世の中的に『これからはIT業界で働くべきだ!』というイメージがあり、システムエンジニアに就職する20代は増えています。
しかし、そのいっぽうで、『やりたい仕事ができない』『長時間労働がきつい』などの理由で、システムエンジニアを辞める人がいるのも事実…。
システムエンジニアで働くことのメリットとデメリットを比較した上で、ぜひあなたの納得できるキャリアを選んでくださいね。