
『SEが合わないから辞めたい…』
『SEの仕事がきつい…』
『SEは分からないことだらけで辛い…』
このような方に向けて記事を書いています。
世の中的に『これからはIT業界で働くべきだ!』というイメージがあり、SEに就職する20代の若者が増えています。
でも実際にSEの仕事をしてみると、『希望の仕事が選べない』『長時間労働がきつい』『分からないから辛い』などの理由で、20代のうちにSEを辞めていく人が多いのも事実…。
ということで、今回は『システムエンジニアは本当にきついのか?』を検証するために、元SEの本田一馬さん(28歳男性・仮名)の失敗談を紹介したいと思います。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、WEB業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計211名の会社員の方にインタビューしてきたので、様々な業界で働く人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、僕が実際に話を聞いた元SEの本田一馬さんの実体験をもとに、『SEは合わないから辞めたいと思う瞬間』から『SEから異業種に転職できるのか?』までを解説していきます。
この記事を読めば、SEの仕事の実態がわかるので、今すぐにSEを辞めるべきかを判断できるようになります。
3分ぐらいで読める内容なので、さっそく見ていきましょう〜。
※『今すぐにSEから転職したい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
『SEは合わないから辞めたい!』元SEに失敗談を聞いてみた!

『IT業界は将来性があるからSEになろう!』ということで、多くの20代の若者がSEに就職します。
最近では『SEの未経験採用』をする会社も増えてきているため、20代がSEに挑戦するハードルも下がりつつあります。
たしかに、経験やスキルのない20代の若者にとって、未経験からSEのキャリアをスタートできることは、大きなメリットですよね。
でも実際にSEとして働いてみると、『希望の仕事が選べない』や『SE業務が分からないから辛い』などの不満が出てくることも多いようです。
SEの方が勤める会社のビジネスモデルは、『自社で採用したSEを客先に常駐させて、客先のプロジェクトを遂行する』というのがほとんど。
そのため、SEが『WEBサービスを作りたい!』とか『パイソンをやりたい!』などと主張しても、客先からそのような仕事の依頼がなければ、絶対にやらせてもらえません。
客先常駐のSEは仕事を選べない!これがストレスで辞めるSEは多い

元SEの本田一馬さん(28歳男性・仮名)がSEの仕事を辞めた理由は、『客先常駐のSEだと希望の仕事が選べないから』です。
本田一馬さんは独学でpythonを勉強していたため、pythonが使える仕事を希望していましたが、客先にそのような案件はなく、3年ほど希望とは異なる仕事を続けていました。
本田一馬さんは約5年のSE経験がありますが、これまでにやってきた業務は次のとおり。
- テストエンジニア
- サーバーの運用保守
- ヘルプデスク(電話業務)
客先常駐のSEだと、現実はこんな感じですね…。
未経験からSEに就職する方の中には、『アプリをつくりたい!』『ホームページをつくりたい!』『AIに関わりたい!』などの希望を持っている人が多いです。
しかし客先常駐のSEの案件には、サーバーの運用保守やテストエンジニアなどの依頼が多いので、なかなか希望どおりの仕事を振ってもらえない…というのが現実。
ちなみに『アプリ・ホームページ・AI』などの案件では、即戦力が求められるので、経験や実績のあるSEしか採用されないことがほとんど。
未経験からSEになった方が挑戦するには、かなりハードルが高いですね…。
このように『希望の仕事をやらせてもらえないストレス』が限界になって、20代のうちに客先常駐のSEを辞めていく人が多いのです。
SEは長時間労働がきつい!【年収400万でも体力的につらい】

SEの退職理由で多いのが、『長時間労働がきついから』です。
未経験からSEに就職した人は、客先常駐でインフラ系の業務を担当することが多いのですが、インフラ系の業務では『24時間体制で仕事をすること』もあります。
そうなると、SEの求人情報に『土日休み』と掲載されていても、常駐する客先次第で『休日がシフト制』になる場合もある。
さらに人手不足の会社に勤めると、長時間労働によって欠員の業務をカバーしなければならず、体力的にはかなりきついです。
- プライベートの時間がほしい…
- もう残業はしたくない…
- 体力的にもう限界…
このようなストレスがピークになって、SEを辞めていく人が多いのです。
とはいえ、客先常駐のSEは残業代や休日手当がちゃんと支給されるので、『20代でも年収400万円以上を普通に稼げる』というメリットもあります。
- 年収400万もらえるなら長時間労働でも頑張れる人→そのままSEを続けるべき
- 年収400万でも長時間労働は絶対にやりたくない人→今すぐにSEから転職するべき
上記のとおり。
あなたは、どちらの道を選びますか?

SEから転職で失敗したくない人が今すぐにやるべきことは?

SEから転職で失敗したくない人は、まずは自己分析と情報収集から始めましょう。
『辞めたいと思ったから』という理由で、無計画に会社を辞めてしまう人もいますが、できれば次の転職先が決まってから辞めたほうがいいです。
なぜなら転職活動をスタートしても、すぐに転職先が決まらない場合もあるからです。
無職の期間が3ヶ月くらいになると、貯金が底をついて、金銭的にきつくなってしまいます。
そうすると、『とにかく稼がないと!』と焦ってしまい、全然自分に向いていない仕事に転職してしまうリスクがあります。
たとえば、本当は営業職に転職しようと思っていたのに、なかなか内定がもらえず、金銭的にきつくなって、結局また客先常駐のSEに転職してしまう…という感じです。
『そんな人いるの?』と思うかもしれませんが、このような行動をとってしまう人は結構多いです。
実際に客先常駐のSEに転職するのは、めちゃくちゃ簡単ですからね…。
あなたは、このような無駄な転職で経歴を汚さないように、しっかりと自己分析や情報収集に時間をかけてくださいね。
SEは合わないから辞めたい!と思ったら求人情報をストックしておくのがおすすめ!

今すぐにSEの仕事を辞める気がなくても、日ごろから求人情報はストックしておいたほうがいいです。
なぜなら、今の職場でストレスや疲労が限界に達すると、転職先を探す気力すらなくなるから…。
興味のある求人情報をストックしておくだけでも、『転職という選択肢』ができて、過労で倒れる前に転職という手が打てるようになります。
とはいえ、自分で求人情報を探すのは、ちょっと大変ですよね?
そんなときは、転職サイトに登録しておくのがおすすめです。
転職サイトは登録無料。あなたの条件に合った新規求人や転職可能なおすすめ求人がメールで届きます。
こうやって優良な求人情報をストックしておけば、いざ転職しようと思ったときに、かなり便利ですよね。
ですから、今すぐにSEから転職する気がない方も、とりあえず転職サイトには登録しておくべきですよ。
優良な求人情報が集まる転職サイトはどこ?
では優良な求人情報を手に入れるためには、どの転職サイトに登録すればいいのか?
世の中には『転職サイト』の情報が多すぎて、どこを選んだらいいかわからないですよね。
結論からいうと、、、どの転職サイトも大差なし。
どこを選ぶか迷ったら、『リクナビNEXT』と『doda
』に登録しておけばOKです。
求人系で業界1位と業界2位なので、とりあえずこの2社に登録しておけば、だいたいの求人情報は網羅できますよ。
転職サイトは登録無料なので、あなたのリスクはゼロです。これを利用しない手はありませんよね。
すぐに会社を辞めろとは言いませんが、「未来のあなたは、あなたの会社にいる上司」です…。
それに納得できないなら、今から行動して、少しずつ変えていかないとですね。
✔とりあえず登録すべき転職サイト2社【すべて無料で利用できる】
まとめ:次の転職先を決めてからSEを辞めるのがベストです

最後に『今のSEの仕事を辞めたい人はどうする?』の結論をまとめると、次のとおり。
- 身も心も限界の人:今すぐに辞めた方がいい
- まだ余力がある人:今すぐに転職情報を集めるべき
正直、何も実績を残していない状態で会社を辞めると、次の転職先が決まりにくいのが現実です。
ですから、少しでも『今の仕事は向いてないかも…』と思った段階で、すぐに次の準備を始めておくのがベスト。
とはいえ、働きながら転職活動をするのは、ちょっと大変ですよね?
そんなときは、転職エージェントを利用してみるのもアリですよ。
転職エージェントに登録すると、担当のキャリアアドバイザーが自己分析や求人紹介、書類応募や面接対策まで全部やってくれるので、めちゃくちゃ楽です。
『転職したいけど、SEの仕事が忙しくて…』という方は、転職エージェントも検討してみましょう。
いずれにせよ、SEの仕事を一生続ける気がない方は、今から行動しておくのが安全ですよ。
未経験の仕事に転職できるのは、20代のうちだけですからね。
