
「どういう環境の会社が成長できるのかを教えてほしい」
「成長できる会社と成長できない会社の違いを知りたい」
このような方に向けて、「成長できない会社の5つの特徴」を紹介していきます。
結論からいうと、成長できない会社の特徴はこちらの5つです。
- 自由すぎる社内環境
- 緊張感が全くない
- 目標設定が不適正
- 振り返る習慣がない
- 行動規範が不透明
上記の特徴がある会社に入ると、成長することが難しくなるので、会社で成長したいと思っている方は選ばないほうがいいです。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計975名の方にインタビューしてきたので、成長できない職場で働く人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、『成長できない会社の5つの特徴』から『成長できない職場で働くことのリスク』までを解説していきます。
3分ぐらいで読める内容なので、さっそく見ていきましょう〜。
※『今すぐ自分に合う会社が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
成長できない会社の5つの特徴【成長できない職場はやばいの?】

あなたは会社で成長したいと思っていますか?
もし、そう思っているなら、以下の5つの特徴をもつ会社を選んではいけません。
- 自由すぎる環境の会社
- 緊張感が全くない会社
- 不適正な目標設定をする会社
- 自分を振り返る習慣がない会社
- 行動規範が不透明で誰も実践していない会社
この5つの特徴のある会社では、個人のビジネススキルや自己管理能力がものすごく高い人であれば、成長できるかもしれませんが、たいていの人はこのような環境では成長できません。
人間が成長できるかどうかには、環境要因が大きく関わっています。
つまり、自分を成長させるためには、どのような環境に自分の身を置くのかがめちゃくちゃ重要だということです。
ここからは、それぞれの環境要因について解説していきます。
自由すぎる職場では成長できない

私服で働いていて、お洒落な食堂があって、フレックス制で、会社よりも個人を尊重してくれる社風がある…。
そんな自由な会社に憧れを抱いている人は、たくさんいます。
しかし、憧れだけで働く会社を選ぶのは危険です。
大多数の人は、自由な会社に入ってしまうと成長できません。
自由な会社とは、「強制されるルールが少ない」「誰からも管理されない」「会社よりも個人の意思を尊重される」「上司や先輩後輩の概念がない」などの特徴がある会社のことです。
言葉だけ聞くと、自由に仕事ができて、ガミガミ言ってくる上司もいなくて、働きやすそうな環境に思えますが、このような環境だと成長はできません。
その理由は、「自己保存の本能を打ち破れないから」です。
自己保存の本能とは、「変化せずに今のままでいたい」と思ってしまう、人間の思考のことです。
これは人間の脳の仕組みの話で、人間は放っておくとサボりますし、自ら変化しようとはしません。
また、人間は論理ではなく感情で動くので、頭ではわかっていても行動に移せない…ということがたくさんあります。
たとえば、以下のようなこと。
- 早起きはメリットが多いのは知っているけど、なかなか早起きできずにギリギリまで寝てしまう
- ダイエットしたいとは思うけど、どうしても食べてしまう
- 本を読んだほうがいいのはわかるけど、結局読めないまま
あなたも、この中のどれか一つは身に覚えがあると思いますが、この原因は「自己保存本能を打ち破れていないから」なのです。
自由な会社は何も強制されないので、自己保存本能を打ち破れず、「現状維持」または「もっと楽なほう」を選んでしまい、成長は止まってしまいます。
成長できない職場には適度の緊張感がない

仕事で成果を出すためにはスキルや経験が必要で、スキルや経験を身に付けるためには習慣が大切です。
そして、習慣を身に付けるためには、どのような思考を持っているかが大事です。
しかし思考習慣は、すぐにもとに戻ってしまいます。
自分を変えようとすると、大きなストレスがかかり、心が折れてしまうのです。
では、どうすれば変化を継続的に続けられるのか?
それは、「長い時間、強制的に逃げられない状況をつくること」です。
人間は逃げられない状況だと、その中でなんとかしようと考えます。
たとえば、新人の営業マンに向かって「できれば売上をつくってほしい」と伝えるよりも、「今月中に絶対に売上をつくってほしい」と伝えるほうが、危機感が高くなり、なんとか達成しようという思考になります。
この思考が、自分の成長に繋がるのです。
努力しないと居づらい適度な緊張感のある環境に入れば、自分を成長させることができます。
ですから、この適度な緊張感は、成長するために大切なポイントなのです。
しかし、緊張感には一点だけ注意点があります。
それは、強すぎる緊張感は思考停止になり、成長が止まるということです。
無理な目標達成の要求や、パワハラでハードワークを強制されると、最悪の場合、鬱になってしまいます。
緊張感はあったほうがいいですが、適度な緊張感であることが重要ということですね。
【関連記事】
⇒ずっと同じ仕事を続けている人は損します!その理由とは?
成長できない会社は目標設定が不適正になっている

人間が成長するためには、適度な緊張感が必要です。
適度な緊張感を保つためには、適正な目標を設定することが重要です。
ドラクエのレベル上げのように、ちょっとずつレベルを上げて、最終的に強いラスボスを倒す…みたいな感じで、『ちょっと難しいけど、頑張れば達成できるような目標を設定すること』が大事になります。
簡単すぎると成長できませんし、無茶な目標でも思考停止してしまいます。
あなたが成長するために、ピッタリの目標を設定してくれる環境があるかどうか、会社に入って成長したいと思うなら、就職先を選ぶときにこの点を確認しておきましょう。
少しずつでも着実に成長していける環境は、とても価値があります。
成長できない職場で働く人は自分を振り返らない

自分を成長させるためには、今の自分がどのくらいの位置にいて、理想と現実の間に、どれくらいのギャップがあるかを常に把握しておくことが大切です。
「そのギャップを埋めるためには何が必要か?」を理解して、日々の業務や勉強に落とし込んでいくことで、成長することができます。
そのためには、定期的に自分を振り返る機会が必要なのです。
会社が、定期的に自分を振り返る機会をつくってくれていれば、あなたは特に意識しなくても、強制的に自分を振り返る機会をつくることができます。
これは、自己保存の本能と同じで、自分ひとりだけだと、定期的に自分を振り返るの習慣をつくるのは難しくて、結局やらなくなってしまうのです。
また、会社の先輩や上司が、振り返りに付き合ってくれることによって、客観的に自分の成長度合いが確認できるので、成長スピードもはやくなります。
せっかく会社で働くのであれば、気づきを与えてくれる機会が充実していない会社には価値がありません。
【関連記事】
⇒社長が無能かどうかを確認する5つのチェック項目
成長できない会社の行動規範は不透明です

会社の行動規範が明確な会社で、社員全員がそれを体現する努力をしている会社で働ければ、あなたは成長することができます。
その逆に行動規範が不透明な会社や、行動規範はあるけど誰もそれを実践していない会社では、成長できません。
その理由は、その会社で、どのように働くのが理想なのかが明確だと、自分の意識や行動を強制してくれるので、それが成長につながるからです。
たとえば、「結果さえ出せば、どんな働き方でも構わない」という環境だと、ずっと自己流になってしまいます。
目指すべき姿や理想とする姿が不透明だと、自分がどこへ向かうべきかわからないので、成長するための努力もできません。
ですから、まずは目的地を明確にしましょう。
そして、目的地が決まったら、あとはそこに向かって全力で走りましょう。

成長できない会社の5つの特徴【まとめ】
最後に、この記事の内容をまとめておきます。
- 自由すぎる環境だと成長できない
- 適度の緊張感がないと成長できない
- 目標設定が不適正だと成長できない
- 自分を振り返る機会がないと成長できない
- 行動規範が不透明な会社では成長できない
会社に入って、自分を成長させることができるかは、もちろん本人の意識も大切です。
しかし、自分だけで思考を変えたり、習慣を身に付けたりするのは、かなり難しいです
人間は弱いので、自分ひとりでは成長できない…という人がほとんど。
ですから『会社が自分を成長させてくれるために、どのような環境を用意しているか?』を確認しておくことは、めちゃくちゃ重要なのです。
『仕事で自分を成長させたい!』と思っている方は、入社する会社を選び間違えないようにしてくださいね。
