「未経験からIT業界に転職したい…」
「IT業界に転職してスキルアップしたい…」
「でも資格も経験もない…」
このような方に向けて、記事を書いています。
いまの職場で頑張って働いてきたけど、年収やスキルアップのためにIT業界に転職したいと思うようになった…という方は結構たくさんいます。
でも、いざIT業界に転職しようとすると「プログラミングの知識や経験がないけど大丈夫かな…」「未経験からIT業界に転職するのは無理かな…」という不安があると、なかなか行動できないですよね。
この記事では『資格なし知識なし経験なしの26歳がIT業界に転職した方法』と『未経験からIT業界に転職した後どうなったか?』を紹介しますので、IT業界に転職したい方はぜひ参考にしてくださいね。
記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
この記事では、26歳でIT業界に未経験転職した僕の実体験をもとに『IT業界に未経験転職した後の仕事内容・年収・身につくスキル』から『IT業界への未経験転職に失敗しない方法』までを解説します。
この記事を読めば、IT業界に未経験転職したあとの未来がわかるので、今すぐにIT業界に転職すべきかを判断できるようになります。
3分で読める内容ですので、それではいきましょう〜。
※すぐに『IT業界への未経験転職に失敗しない方法』が知りたい方は、第6章『未経験からIT業界に転職するための具体的な方法とは?』に進んでくださいね!
目次
26歳の未経験転職でIT業界へ、2年で年収500万になりました【体験談】
「IT業界に転職したいけど、自信がなくて一歩が踏み出せない…」という方に伝えたいのは、『20代なら未経験でもIT業界に転職できる』ということです。
僕は大学を卒業していますが、申込書を書けば、誰でも入れるようなFラン大学です。(高校で勉強をサボる→大学受験に失敗→浪人する気力なし…というダメ人間でした)
Fラン大学を卒業後、新卒でアパレル企業に入社し、なんとか希望通りの商品企画の仕事に就くことができました。
憧れを抱いていた仕事に就けたことはよかったのですが、実際に働いてみると年収250万円くらいしか稼げなかったので、「収入的に長くは続けられない…」と考えるようになりました。
さらに上司や先輩を見ていても、「5年後10年後に自分はその場所に居たくない」とも思っていました。
『仕事は3年は続けるべきだ』という謎の言葉を信じていたこともあり、入社後3年で1社目を退職しました。
そして、僕はここから、底辺フリーター生活に落ちていくことになります…。
26歳でIT業界に未経験転職する前の僕は年収190万円のフリーターでした
正社員として働いていた1社目を退職後、大手転職サイトに登録して求人を探したり、ハローワークに行ったりしていましたが、これといった求人がありませんでした。
面接は一応受けていたのですが、応募先の採用担当に「お前は何しにきたんだ?」みたいな感じの反応をされるほど、自分の方向性が定まっていませんでした。
そんな中で、「もう就活はいいや!自分探しの旅に出よう!」と思い立ち、25歳の時にひとりで人生初の海外旅行でバリ島に行きました。
それからは『アルバイトでお金を貯める→海外旅行や国内旅行で全て使う』というフリーター生活を1年4ヶ月くらい続けていました。
このときはCADで図面を引くバイトと倉庫作業のバイトを掛け持ちして、休日なしで働いて月20万円ぐらい稼ぐような生活をしていたので、まさに低賃金の長時間労働者ですね。
この底辺生活をしながらも、心のどこかでは「何かしなければいけない」と思っていたので、とにかく大量の自己啓発本やビジネス書を読んだり、セミナー動画を観たりしていました。
この1年4ヶ月で約200冊ぐらいは本を読んだのですが、今ではこの経験が人生を変える大きなきっかけになったと思っています。
読書で自分の思考がアップデートされたことで、「これからは一生使えるスキルを身につけることが大事だ」という結論にいたりました。
その結果、『IT業界の営業職に転職する』という決断をします。
営業職を選ぶことに対しては賛否両論あると思いますが、僕はもともと起業も視野に入れていたので、営業力は絶対に必要だと思い、この結論にいたりました。
『エンジニアのスキルを身につける』『マーケティングスキルを身につける』など、一生使えるスキルには様々な種類があるので、どれを選んでもいいと思います。
僕の個人的な意見としては『早くスキルを身につけたい』『学力にはあまり自信がない』『将来起業を考えている』という方は、営業職を選ぶのがおすすめですね。
26歳の未経験転職にITベンチャー企業がおすすめな理由
僕は26歳の時に、ようやく自分のキャリアと向き合い、本腰を入れて転職活動を再開することになります。
僕は転職エージェントに複数登録して、各エージェントから情報収集しながら転職活動をおこなっていました。
IT業界への転職に成功した今だからわかりますが、「正社員じゃない期間が1年4ヶ月もある人材」はネックが多すぎて、なかなか転職を成功させるのが難しいですね。
当時はそんなことは知らなかったので、自分も入社する企業を選ぶスタンスで転職活動をおこなっていました。
その中で僕が選んだのはIT業界のベンチャー企業で、まだ創業5年くらいの会社でした。
この会社を選んだ理由は以下のとおりです。
- 社長と距離が近いので経営のことも学べる
- 商談相手がほぼ経営者である
- 社歴に関係なく成果が評価に反映される
- WEB系の知識を得られること
スキルも経験も何もない僕が、ゼロからIT業界でキャリアを積んでいくにはピッタリのように感じました。
将来起業も考えていたので、経営者と触れ合える機会が多くて、自分の成長にもつながる点が大きなメリットに感じました。
大手企業に入ると従業員は大勢の歯車の一つでしかないですが、小規模の会社なら大手企業よりも多くの業務が経験できて、個人としての力がつくのではないかとも考えました。
求職者の多くは大手企業や安定企業を就職先に選びやすいので、ベンチャー企業には人材が集まりにくい構造になっています。
そのため、ベンチャー企業には『20代なら未経験でも受け入れてくれる』という会社が多いのです。
未経験からIT業界に転職しようと思っている方は、『採用してもらえるハードルの低さ』や『転職後に身に付くスキルや経験』を考えると、ベンチャー企業を選ぶのが良いと思います。
実際に僕はIT業界のベンチャー企業に入社したおかげで、年収190万円のフリーターから年収500万円の正社員に移動できましたからね。
26歳が未経験からIT業界に転職して苦労したこと【体験談】
資格なし・知識なし・経験なしの26歳でIT業界のベンチャー企業に転職しましたが、入社して2年経たないくらいで年収500万円を稼げるようになりました。
入社時の仕事内容は、『ホームページ制作の新規開拓営業』でした。
個人事業主や中小企業に対して、ホームページを販売するという仕事ですね。
ベンチャー企業ということもあり、仕事は多少ハードな部分はありましたが、この経験でメンタル面や営業スキルがかなり鍛えられました。
具体的な仕事内容は『ひたすらテレアポで新規開拓をしまくる→アポが取れたら商談に行く→商談で契約を取る→制作担当と一緒に取材をする→納品をする』という感じです。
一番大変なのは、最初のテレアポですね。
ホームページを持っていない店舗や企業に対して、ひたすら電話をかけ続けるのですが、これが結構きついです。
1日に約100件~200件くらい電話をかけることもあり、そのうち95%以上は断られます。
ここでメンタルが折れて、辞めていく社員が多かったですね。
IT業界のベンチャー企業の営業職の場合は、最初はテレアポ業務を担当するパターンが多いので、ここを耐えられないと、その後の甘い汁は吸えません。
テレアポよりも商談で契約を取る方が簡単なので、ずっと商談に出れる状態をつくれると、仕事はめちゃくちゃ楽になります。
会社側は契約率の高い営業に商談を振りたいと思うので、いかに早く結果を出せるかがポイントになります。
基本的にはどの会社の経営者も「なんとなくホームページはあったほうがいいんだろうな~」と思っていたので、商談で契約を取ることは簡単でした。
僕は特別に頭がいいわけではなかったので、とにかく社内で1番契約を取っている人の完コピをしようと思い、営業リストのつくり方・トーク・情報収集方法などをすべて完コピしていました。
当時は『なぜ契約が取れているか』はわかりませんでしたが、完コピによって確実に契約数は増えていきました。
その後、3ヶ月連続で売上目標を達成し、そのタイミングで月給35万円になり、賞与と合わせて年収500万円のラインに乗りました。
ここまで、入社から2年経たないぐらいです。
僕はもともと年収190万円のフリーターだったので、それと比べたら大きな飛躍だと思いました。
そして、さらに入社3年目からは『IT業界のベンチャー企業に転職してよかった!』と思えることが、どんどん起こります。
26歳の未経験転職でIT業界を選んで良かった理由|スキルと経験値は爆上がりします
僕は26歳から3年ほど、ホームページ制作を個人事業主や中小企業に提案する新規開拓の営業を経験しました。
その後はIT業界のベンチャー企業の中で、新規事業の立ち上げを担当するようになります。
もともとこの会社は2〜3年で辞めようと思っていましたが、新規事業を立ち上げる経験は起業経験に近いですし、社内にいながらキャリアチェンジできることになるので、このポジションを選択しました。
ちなみに、以下のような業務を担当してきました。
- ホームページ制作を提案する新規開拓営業
- WEBコンサルタント業務(毎月中小企業にWEBコンサルティングサービスを提供)
- コンテンツマーケティングサービスの営業
- WEBメディアの運営業務
- 経営者向けセミナーの営業・運営業務
- 採用専用のWEBサービスの新規開拓営業・毎月のコンサル
- 転職エージェント事業全般(集客・企業開拓・キャリアアドバイザー)
すべての事業をゼロから立ち上げて、新規開拓営業や運営業務などを行なってきましたが、やはり仕事のベースになっているのは、最初の新規開拓営業で身に付けたスキルや経験です。
これらは全てほぼ無形商材なので、その気になれば、自分の事業としても立ち上げることができるものばかりです。
これまでに様々な商材を扱い、営業・コンサル・運営業務などを経験してきましたが、営業スキルやビジネススキルの基礎ができていれば、だいたいは対応できることがわかりました。
ですから、個人的には『スキルなし・知識なし・経験なしの20代の方には、IT業界のベンチャー企業で営業職を経験するのが良い』と本気で思っています。
ちなみに僕はIT業界の仕事で身につけた『スキル・知識・経験』を活かして、副業で複数のブログを運営していますが、月6桁を2年ほど稼ぎ続けています。
26歳まで何もなかった僕にとっては、IT業界に未経験転職したことは一石二鳥どころか、一石三鳥、一石四鳥という感じですね。(ガチで感謝しかありません…!)
次章からは、僕がどのように転職活動を進めていったのかを中心に解説していきます。
26歳が未経験からIT業界に転職するための具体的な方法とは?
では、未経験からIT業界に転職するためには、具体的に何をすればいいのか?
結論をいうと、転職エージェント経由で転職するのが1番簡単です。
未経験からIT業界を目指す人は、IT業界の仕事のイメージがぼやけている・IT業界にどんな会社があるのかわからない・未経験から採用してもらえる企業を見分けられない…という状態だと思います。
その状態で転職活動を進めてしまうと、書類選考が通過しない、面接で落とされまくる、という失敗をするリスクがあります。
実際に僕も、最初は自分ひとりで転職活動をしていたのですが、半年経っても、1社も内定がもらえませんでした…。
僕が転職活動に失敗した理由は、『ハイクラス求人に応募していた・履歴書や職務経歴書の内容が弱い・企業ごとの面接対策が不十分』だったからです。
転職活動を始めるにあたって、次の質問に答えられないなら、迷わず転職エージェントを頼るべきです。
- きちんと自己分析できますか?
- IT業界にどんな職種がありますか?
- IT業界にどんな企業がありますか?
- 自分にあった会社を選べますか?
- 将来のキャリア設計ができますか?
- 履歴書や職務経歴書は作れますか?
- ちゃんと面接対策はできますか?
- ビジネスマナーは身についていますか?
- 転職で失敗しない自信はありますか?
上記の内容を知っておかないと、転職で失敗するリスクが高いです。
ぶっちゃけ初めてIT業界に転職する人が、これらを全部ひとりでやるのは無理があります。
実際に26歳までフリーターだった僕も、自分ひとりで転職活動してみて落選し続けた結果、『このままだと転職できない…』と痛感しましたからね。
その後、自分の転職をサポートしてくれる場所をインターネットで探して、たどり着いたのが『転職エージェント』という無料の転職支援サービスでした。
転職エージェントとは、仕事を探したい転職者と人材を採用したい企業をマッチングするような場所で、転職者はカウンセリングや求人紹介、書類作成や面接対策、さらにはビジネスマナー研修までを無料で利用することができます。
転職エージェントを利用すれば、担当のキャリアアドバイザーが全部手伝ってくれるので、未経験からIT業界に転職したい方でも安心して転職活動を進めていけます。
最終的に僕は、転職エージェントを利用して『フリーター→IT業界の営業職』への転職を成功させました。
ですから、未経験からIT業界に転職する場合は、とりあえず転職エージェントに相談してみるのがおすすめですね。
26歳で未経験からIT業界に転職したい人が今すぐにやるべきことは?
未経験からIT業界に転職したいと思ったら、まずは自己分析と情報収集から始めましょう。
『IT業界に転職したいと思ったから』という理由で、無計画に会社を辞めてしまう人もいますが、できれば次の転職先が決まってから辞めたほうがいいです。
なぜなら転職活動をスタートしても、すぐに転職先が決まらない場合もあるからです。
無職の期間が3ヶ月くらいになると、貯金が底をついて、金銭的にきつくなってしまいます。
そうすると、『とにかく稼がないと!』と焦ってしまい、全然自分に向いていない仕事に転職してしまうリスクがあります。
たとえば、本当はIT業界に転職しようと思っていたのに、なかなか内定がもらえず、金銭的にきつくなって、結局また前職と同じ業界に転職してしまう…という感じです。
『そんな人いるの?』と思うかもしれませんが、このような行動をとってしまう人は結構多いです。
実際に同業界から同業界に転職するのは、めちゃくちゃ簡単ですからね。
あなたは、このような無駄な転職で経歴を汚さないように、しっかりと自己分析や情報収集に時間をかけてくださいね。
まとめ:26歳の未経験転職でIT業界を選ぶと人生が変わる
とはいえ、自分ひとりで自己分析や情報収集をするのって、なかなか大変ですよね?
そんなときは、転職エージェントの担当アドバイザーに相談すればOKです。
転職の初心者が自力で行動するよりも、転職のプロからアドバイスをもらって行動する方が、何倍も効率がいいです。
『未経験からIT業界に転職したい…』と思っている方は、今すぐに行動しないとチャンスを失う可能性もあるので、注意してくださいね。
未経験から転職するなら、理想は『25歳前後』です。
30代に近づくほど、書類選考が通りにくくなりますからね。
会社の先輩や上司の姿が、5年後10年後の未来のあなたです。
これに納得できないなら、今すぐ行動して、徐々に変えていくしかないですね。
記事を書いている僕は、26歳までフリーターという不利な状況からIT業界に転職できたわけですから、ほとんどの方が転職できるはずです。
あとは、あなた次第です。
今から行動して、あなたの理想の未来を手に入れませんか?