『歯科助手の仕事がきつい…』
『歯科助手を辞めたくなってきた…』
『でも歯科助手から転職できるか不安で…』
このような方に向けて、記事を書いています。
結論から言うと、歯科助手の仕事内容で1番きつい部分は、人間関係の問題です。
その理由は、人間関係が原因で離職する歯科助手が後を絶たないからです。
記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計985名の方にインタビューしてきたので、歯科助手を辞める人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、僕が実際に話を聞いた、現役の歯科助手や元歯科助手の方の体験談をもとに、「歯科助手の仕事がきつい理由」から「歯科助手から転職で失敗しない方法」までを解説しています。
この記事を読めば、歯科助手の未来に不安を抱えている方でも、人生を変えるための一歩が踏み出せるようになります。
それでは、さっそく見ていきましょう〜。
※『今すぐ自分に合う仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
歯科助手の仕事内容がきつい理由【元歯科助手の私の体験談です】
歯科助手の仕事内容がきつい理由は、以下のとおりです。
- 覚えることが多すぎる
- バキュームが難しい
- 失敗できないプレッシャーがある
- 治療中の血や歯を抜くシーンを見るのが怖い
- 衛生管理に気をつかって大変
- 1日の拘束時間が10時間ぐらいある
- 体力勝負がしんどい
- どんな患者が来るかは予測不可能
- とにかく雑用が多い
- 人間関係が悪いと逃げ場がない
僕は元歯科助手の方たちにインタビューをしたことがありますが、歯科助手の退職理由で1番多いのは「人間関係の問題」でした。
特に、小規模の歯科医院で働いている歯科助手の方が、この問題を抱えています。
その理由は、小規模の歯科医院だと、院長を含めて、だいたい5~6人ぐらいの規模なので、人間関係に問題があると、逃げ場がなくなるからです。
歯科助手の求人募集のフリーペーパーなどには「アットホームな雰囲気」や「風通しのいい職場」などと書かれていますが、実際に入社してみないと、ヤバい職場かどうかはわかりません。
歯科助手の仕事はきつい!現役の歯科助手の体験談
僕が実際に話を聞いた、『歯科助手の方のリアルな声』は次のとおりです。
- アットホームって書いてあったけど、全然アットホームじゃなかった…
- 無視されて、全然仕事を教えてくれなかった…
- 院長が高齢過ぎて、言った言わないが多発していた…
もちろん、すべての歯科医院に、人間関係の問題があるわけではありませんし、本人の問題もあると思います。
しかし、歯科助手の皆さんが、共通して言っていたのは、「おつぼね的な存在の女性が、人間関係の問題の根源になっている」です。
僕の肌感だと、小規模の歯科医院に就職する限り、この問題が起こる可能性は高いと思います。
歯科助手が、人間関係の問題を避けるには、逃げ場が用意されている歯科医院で働くか、実力をつけて歯科助手の中で1番強い立場になるか、の2択です。
それができないのであれば、歯科助手を辞めるか、我慢して続けるしかないです。
歯科助手の仕事内容のやりがいとは?
ここまで、歯科助手のきついところを紹介してきましたが、歯科助手の仕事にも以下のようなやりがいはあります。
- 治療がうまくいくと患者から感謝される
- 歯科助手の専門知識が身に付く
- 勉強する習慣が身に付く
- 民間資格を取得できる
- 歯科医師から褒められることがある
- 頼りにされてる感を味わえる
これらのやりがいと仕事のきつさを天秤にかけて、自分の価値観に合う方を選ぶということですね。
歯科助手の仕事内容で特にきついのは何?
歯科助手の主な仕事は、歯科医師が働きやすいようにサポートすることです。
たとえば、歯科医師の治療の補助、患者の介助、受付や会計業務、器具の滅菌、などです。
歯科助手は、歯科衛生士とは違い、国家資格が必要な仕事ではないので、無資格からでも始められます。
しかし、専門性が高い仕事なので、覚えることが膨大です。
歯科医院によっては、働きながら研修をしてくれるところもあるので、入社後に、民間の認定資格を取得する方も多いです。
ここからは、歯科助手の仕事内容について、具体的に紹介していきます。
歯科助手の仕事内容①【歯科医師の治療補助】
歯科助手の仕事には、歯科医師の治療補助があります。
具体的には、歯科医師が来る前に、その日の治療で必要な器具を揃えて準備しておきます。
歯科医師が治療している間は、ライトの角度を調整したり、医師に器具を手渡ししたり、バキュームで患者の唾液を吸ったり、などの業務があります。
治療が終わった後は、次の患者が来るまでに、片付けや消毒をして準備をします。
歯科助手の仕事内容②【器具の洗浄・滅菌】
歯科助手の仕事には、器具の洗浄・滅菌があります。
具体的には、治療で使うスケーラーやピンセットのほか、ニッパーやラジオペンチ、麻酔注射の器具などを洗浄・滅菌する業務です。
消毒液ですすぎ洗いを行ない、高圧蒸気滅菌機に入れて滅菌します。滅菌後の器具は高温になっているので、器具を冷ましてから、それぞれ正しい位置に片付けます。
衛生面に関わる業務なので、かなり気をつかう部分です。
歯科助手の仕事内容③【患者の介助】
歯科助手の仕事には、患者の介助があります。
具体的には、患者を待合室から呼んで、診療室に連れて行って、椅子に座らせてエプロンをかけます。
そしたら、口をゆすぐように指示を出して、歯科医師が来るのを待ちます。
この一連の患者の介助業務を行うのが、歯科助手の仕事です。
歯科助手の仕事内容④【受付・会計業務】
歯科助手の仕事には、受付や会計業務があります。
具体的には、受付で患者の対応をしたり、会計を行う業務です。
会計では、歯科医師が記入したカルテをもとに、診療点数を記入して、計算をおこないます。
また、歯科医院は予約制が一般的なので、治療がスムーズにできるように患者の予約の間隔を調整しながら、予約を入れるのも業務の一つです。
患者から質問されることもあるので、その都度、歯科医師に確認して答えるという業務もあります。
そのため、ある程度の知識は必要になります。
※元歯科助手の木村里穂さん(23歳女性・仮名)にインタビューした、歯科助手を辞めた時の体験談は以下の記事をどうぞ。
歯科助手の仕事内容はきついのに市場価値が低い!?
歯科助手の人たちには、仕事がきついという問題のほかにも、市場価値が低いという大きな問題があります。
どういうことかというと、歯科助手の経験は横展開しにくいので、転職市場では市場価値が低くなるということです。
つまり、歯科助手の経験は、転職であまり役に立たないということです。
歯科助手の仕事内容やきつい部分を理解した上で、自分はずっと歯科助手として働いていくんだ、という強い意思を持てる人は、迷わず歯科助手に就職しましょう。
しかし、もしかしたら歯科助手の大変さに耐えれないかもしれない…と思う人は、いろいろな職種に応用できるスキルが身につく仕事を選ぶべきです。
なぜなら年齢が上がるほど、歯科助手から異業種へのキャリアチェンジが難しくなるからです。
価値観は人それぞれなので、どの仕事を選んでもいいと思います。
ただし、歯科助手で働き続けることに少しでも不安を感じるなら、歯科助手以外の仕事も視野に入れたほうがいいかもしれませんね。
歯科助手の仕事内容がきつい理由【まとめ】
最後に、歯科助手の仕事内容がきつい理由をまとめておきます。
- 覚えることが多すぎる
- バキュームが難しい
- 失敗できないプレッシャーがある
- 治療中の血や歯を抜くシーンを見るのが怖い
- 衛生管理に気をつかって大変
- 1日の拘束時間が10時間ぐらいある
- 体力勝負がしんどい
- どんな患者が来るかは予測不可能
- とにかく雑用が多い
- 人間関係が悪いと逃げ場がない
今回は元歯科助手の方の体験談をもとに、歯科助手の仕事の実態を紹介しました。
歯科助手は基本的に残業がほぼないので、プライベートの時間を確保できるメリットがあり、20代の女性に人気の仕事です。
しかし、そのいっぽうで、実際に働いてみると大変な部分もたくさんあり、辞める人が多いのも事実…。
歯科助手で働くことのメリットとデメリットを比較した上で、ぜひあなたの納得できるキャリアを選んでくださいね。