
『歯科助手を辞めたくなってきた…』
『歯科助手の仕事がつらい…』
『歯科助手から転職を考えている…』
このような方に向けて、記事を書いています。
歯科助手は20代の女性に人気の仕事ですが、実際に働いてみると大変な部分もたくさんあり、辞める人が多いです。

記事を書いている僕は25歳まで年収280万円のアパレル社員でした。その後、WEB制作会社の営業職に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や人生に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計211名の会社員の方にインタビューしてきたので、様々な業界で働く人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、僕が実際にインタビューをした元歯科助手の木村里穂さん(23歳女性・仮名)の体験談をもとに、『歯科助手を辞める人が多い理由』から『歯科助手によくある退職理由』までを解説します。
3分ぐらいで読める内容なので、さっそく見ていきましょう〜。
※『今すぐ自分に合う仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
歯科助手は辞める人が多い理由【23歳女性が退職理由を語る!】

木村里穂さんが歯科助手を退職した理由は、職場の上司のパワハラが原因です。
木村里穂さんが勤めていたのは、従業員5名ほどの歯科医院で、70歳近い院長が経営しており、院長の奥さんが歯科助手をまとめていました。
では、どのようなパワハラがあったのか?
院長の奥さんから、以下のようなパワハラを受けていたそうです。
- 質問しても教えてくれない
- 挨拶しても無視される
- 業務を全然任せてもらえない
- 指示されたのに指示していないと言われる
なかなか陰湿な感じですね…。
僕が過去にインタビューした方の傾向をみると、小規模の会社で働く人ほど、人間関係のトラブルに巻き込まれている印象です。
従業員数が少ないと逃げ場がないですし、会社を監視する目がないと労働環境はめちゃくちゃになります。
ですから就職先を選ぶときは、会社規模もチェックしておきましょう。
歯科助手を辞める理由とは?【院長と合わない!】
小規模の歯科医院だと、人手が足りない、お金がない、仕組化できていない、などの理由から、従業員の管理がずさんになりやすいです。
木村里穂さんは従業員5名ほどの歯科医院で働いていましたが、給料の振り込み日が決まっていなかったそうです。
『月末のどこかで給料が振り込まれる』という感じで、25日なのか、26日なのか、30日なのか、全くわからなかった…とのこと。
いつ手元にお金が入るか予測できないことによって、『携帯料金や家賃などの毎月発生する固定費を払えるかどうか』をいつも心配していました。
ちなみに、僕が過去にインタビューした小規模の会社で働く人たちは、以下のような問題を抱えていました。
- 給料明細がもらえない
- 社会保険に加入しているかわからない
- 突然会社が倒産して社長が夜逃げした
- 教育体制がゼロで仕事の仕方を教えてくれない
- 入社してみたら内定をもらった職種と違った
- 勤務時間が管理されておらず、ほぼ毎日サービス残業だった
まともな会社で働いている方には、想像もできないと思いますが、これは全て実話です…。
歯科助手は人間関係が最悪!逃げ場がないから辞めるしかない!

歯科助手を辞めた理由で1番多いのは、『人間関係が悪いから』です。
歯科医院によって従業員数の規模はさまざまですが、5名以下のチームで仕事をすることがほとんどです。
そして、このような少人数の職場環境が、人間関係のストレスの原因になります。
では、なぜ少人数の職場環境が、人間関係の問題を引き起こすのか?
その理由は、『逃げ場がないから』です。
たとえば、職場に数百人の従業員がいれば、最初に関わった同僚や上司と相性が合わなくても、異動願いを出すなどして、付き合う人間を変えることができます。
しかしそのいっぽうで、職場に5名しか従業員がいなければ、嫌な環境から逃げるのは不可能…。
人間関係のストレスは、どのような職場でも必ずあります。
家庭環境、学校環境、交友関係などがバラバラな人間が集まるわけですから、自分にピッタリ合う職場など見つからないのは当然です。
『人間関係のストレスが少ない歯科助手の職場』という軸で就職先を選ぶなら、従業員数が多くて異動しやすい職場がおすすめですね。
歯科助手から事務職への転職は難しい!なんで!?
歯科助手から転職を考えている方の多くが、『事務職への転職』を希望します。
事務職を希望する理由は、『正社員、土日休み、定時に帰れる、転勤なし、簡単そう』というのが多い。
でも残念ながら、歯科助手から事務職に転職するのは、めちゃくちゃ難しいです。
それは、なぜか?
そもそも『事務職の倍率はめちゃくちゃ高いから』です。
事務職の求人一つに対して、数十人から数百人の応募者が集まることもあります。
応募者の中には、歯科助手の経験者も混ざっているので、その中で内定を勝ち取るのはちょっと厳しいですよね…。
しかも事務職の求人は、転職市場にほとんど出てきません。
なぜなら、新卒採用で採用枠がほぼ埋まるからです。
中途採用に出てくる事務職の求人は、経験者採用か派遣社員などの非正規雇用の求人がほとんどです。
歯科助手から転職で失敗したくない人が今すぐにやるべきことは?

歯科助手から転職で失敗したくないと思ったら、まずは自己分析と情報収集から始めましょう。
『辞めたいと思ったから』という理由で、無計画に歯科助手を辞めてしまう人もいますが、できれば次の転職先が決まってから辞めたほうがいいです。
なぜなら転職活動をスタートしても、すぐに転職先が決まらない場合もあるからです。
無職の期間が3ヶ月くらいになると、貯金が底をついて、金銭的にきつくなってしまいます。
そうすると、『とにかく稼がないと!』と焦ってしまい、全然自分に向いていない仕事に転職してしまうリスクがあります。
たとえば、本当は販売職に転職しようと思っていたのに、なかなか内定がもらえず、金銭的にきつくなって、結局派遣に登録してしまう…という感じです。
『そんな人いるの?』と思うかもしれませんが、このような行動をとってしまう人は結構多いです。
実際に派遣に登録するのは、めちゃくちゃ簡単ですからね…。
あなたは、このような無駄な転職で経歴を汚さないように、しっかりと自己分析や情報収集に時間をかけてくださいね。

歯科助手の将来に不安があるなら求人情報だけでもストックしておこう!
今すぐに歯科助手を辞める気がなくても、日ごろから求人情報のチェックやキャリア相談はしておいたほうがいいです。
なぜなら、今の職場でストレスや疲労が限界に達すると、転職先を探す気力すらなくなるから…。
興味のある求人情報をストックしておくだけでも、『転職という逃げ道』ができるので、精神的に辛くなる前に行動ができます。
とはいえ、自分で求人情報を探すのは、ちょっと大変ですよね?
そんなときは、転職エージェントに登録しておくのがおすすめです。
転職エージェントは登録無料。あなたの条件に合った新規求人や転職可能なおすすめ求人をメールで送ってくれます。
こうやって優良な求人情報をストックしておけば、いざ転職しようと思ったときに、かなり便利ですよね。
ですから、今は転職できなくても、とりあえず転職エージェントには登録しておくのが安全ですよ。

まとめ:歯科助手を辞めるなら次の転職先を決めてからがベストです

最後に『歯科助手を辞めたい人はどうする?』の結論をまとめると、次のとおり。
- 身も心も限界の人:今すぐに辞めた方がいい
- まだ余力がある人:今すぐに転職情報を集めるべき
正直、何も実績を残していない状態で歯科助手を辞めると、次の転職先が決まりにくいのが現実です。
少しでも『歯科助手の仕事は向いてないかも…』と思った段階で、すぐに次の準備を始めておくのがベスト。
とはいえ、働きながら転職活動をするのは、ちょっと大変ですよね?
そんなときは、転職エージェントを利用してみるのもアリですよ。
転職エージェントに登録すると、担当のキャリアアドバイザーが自己分析や求人紹介、書類応募や面接対策まで全部やってくれるので、めちゃくちゃ楽です。
『転職したいけど、歯科助手の仕事が忙しくて…』という方は、転職エージェントも検討してみましょう。
いずれにせよ、歯科助手の仕事を一生続ける気がない方は、今から行動しておくのが安全ですよ。
未経験の仕事に転職できるのは、20代のうちだけですからね。
