『フリーター人生を選ぶとやばいの?』
『フリーターの末路はどうなるの?』
『フリーターは何歳まで許されるの?』
このような疑問に答えます。
やりたい仕事が見つからない、自分の時間がほしい、責任のある立場は大変そうで嫌だ…などの理由からフリーターになる方は多いです。
フリーターは楽かもしれませんが、『このままフリーターを続けても大丈夫かな?』という不安を抱えている人もいます。
結論からいうと、フリーター人生を選ぶと無気力になり、就職してやり直すチャンスを失います。
この記事では、フリーターを続けるか迷っている方の反面教師として、就職経験ゼロのフリーターの石垣真司さん(28歳男性・仮名)のインタビュー内容を紹介します。
記事を書いている僕は26歳まで年収190万円のフリーターでした。その後、IT業界に就職して年収500万円になり人生が変わりました。当時の僕のようにフリーターからの就職で悩んでいる方に情報提供できればと思い、当サイトを運営しています。
この記事を読めば、フリーター人生を選んだ男性の実態がわかるので、手遅れになる前に行動するきっかけになるかと。
3分ぐらいで読める内容なので、さっそく見ていきましょう〜。
目次
フリーター人生を選んだ男の末路がやばい理由【28歳男性の体験談】
今回紹介するのは、人生で一度も就職したことがない、フリーターの『石垣真司さん(28歳男性・仮名)』です。
石垣真司さんは高校を卒業後、10年間フリーター人生を続けています。
10年間で就職活動をした経験はほぼゼロ、ハローワークの職業訓練校に行く気もゼロ、資格を取る気もゼロです。
高校3年生で進路を決めるときに、担任の先生から『お前の学力では進学は無理だから就職した方がいい!』と言われて、機械メーカーの採用試験を1社受けたのが、人生最初で最後の就職活動。
面接では『なんか元気がないよね〜』『やる気を感じられないな〜』『本当に就職したいの?』と言われて、結果は不採用でした。
石垣真司さんはその後、アルバイトを3ヶ月〜1年でコロコロ変えながら、現在はレンタルDVDショップで時給970円で働いています。
28歳になった現在も、『30歳になってから正社員になればいいでしょ!』という考えで、フリーター人生を続けています。
フリーター人生を選んだ理由は楽したかったから
石垣真司さんがフリーター人生を選んだ理由は、『とにかく楽したっかったから』です。
- 自分の時間がほしい…
- 長期の休みがほしい…
- 好きなときに休みたい…
- 責任は取りたくない…
- 大変な思いはしたくない…
- 好きな仕事じゃないと嫌だ…
このような考えから、10年間フリーターを続けています。
ご両親からは『職業訓練校に行ってはどうか?』『通信教育で資格をとってはどうか?』と言われていますが、面倒くさいから断っているとのこと。
『頑張ってもうまくいくとは限らないし、今さら勉強するのはかったるい!』
これが、石垣真司さんの主張です。
『嫌なことがあれば、すぐに職場を変えればいい』という気楽なフリーター人生を、なかなか手放せないのですね。
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フリーター人生は楽しい!嫌ならバイトを変えればいい
『フリーター人生は楽しい』と主張する石垣真司さんは、これまでに15種類以上のアルバイトを経験しています。
コンビニ店員、パチンコのホールスタッフ、居酒屋チェーン店、古本屋、ディスカウントストア、ネットカフェ、個室ビデオ、携帯ショップ、カラオケ店、工場、宅急便、倉庫…など。
工場のバイトは、重い荷物を持つ作業で、腕や腰が筋肉痛になり、3日で辞めました。
倉庫作業のバイトは、パートのおばちゃんから嫌われて、職場に居づらくなり、2ヶ月で辞めました。
パチンコのホールスタッフのバイトは、社員の指示がうるさかったことや、お客さんのドル箱を倒して店長に怒鳴られて、6ヶ月で辞めました。
古本屋のバイトは、想像以上に業務内容が多くて、現場のスピードについて行けず、1週間で辞めました。
居酒屋チェーン店のバイトでは、酔っ払いのお客さんに絡まれて殴り合いになり、3ヶ月でクビになりました。
上記のとおり、石垣真司さんは『嫌なことがあったらすぐに職場を変える』のがクセになっており、これまでに1年以上続いたアルバイトはありません。
このように『嫌なら逃げればいい』が許されるフリーター人生を続けると、どんどん無気力になっていきます。
フリーターの人生を選ぶと無気力になる!30歳まで就職する気もない
フリーター人生を選ぶデメリットは、『無気力になってしまうこと』です。
『いつでも休めて、嫌なら辞めれる』という無責任なフリーター人生を続けていると、何のやる気も起こらなくなります。
実際に石垣真司さんは、28歳になった現在でも『30歳で正社員になればいいでしょ!』という感じです。
大変なことはやりたくない、努力や勉強もしたくない、毎日を楽に過ごしたい…。
このような生活を続けていると、誰でも怠けてしまいます。
石垣真司さんの月収は18万円。ここから家賃や光熱費で7万円、国民年金や国民健康保険や住民税で5万円、携帯料金やネット料金で1万円、食費や漫画やアニメで3〜5万円の出費を引くと、ほとんど残りません。
『それでも何とか生活はできるので、全く焦らないですね』と言います。
フリーターから事務の正社員を希望しているけど就職は難しい…
石垣真司さんは年に数回、ハローワークに行って仕事を探すこともあるようですが、希望の仕事は『事務職』。
しかも、事務職の正社員で、月給25万円以上を希望しているのだとか。
希望条件をハローワークの担当者に伝えたら、『そんな求人はありません。そもそもあなたの経歴では職種を選べる立場ではないですよ…』と言われたそうです。
実際に事務職の仕事は、未経験者が中途採用されるのはほぼ無理です。
事務職はそもそも求人数が少ないですし、新卒採用でほぼ埋まりますからね…。
それでも石垣真司さんは、楽そうな事務職の希望を変えず、『就職が無理なら30歳までフリーターをやりますよ〜』という調子。
ネットでバイト情報を調べると、大量にバイト募集が載っているため、『世の中はフリーターを必要としているんでしょ?』と語ります。
28歳フリーターは時給970円でもクビになるから文句を言えない!
28歳でフリーターを続けている石垣真司さんは、現在レンタルDVDショップでアルバイトをしています。
職場にいる8人のバイトの中で、完全なフリーターは石垣真司さんはだけで、それ以外は大学生か専門学生のアルバイト。
もちろん石垣真司さんは最年長のバイトで、社員の店長と同い年です。
石垣真司さんはこのバイトを続けて約1年になりますが、1週間前に入ってきた学生バイトと時給は全く同じです。
それに対して怒りたくなるけど、文句を言ったら『不満なら明日から来なくていいよ』と言われるから我慢するしかない…。
職場で会話はあるけど、学生バイトとは年齢が離れすぎているし、完全なフリーターは自分だけだから、本音では話せていません。
友達は1人もいなくて、人生で恋人もできたことがないそうですが、『人と接するのは面倒くさくて苦手だから自分はこれでいい…』と語る。
石垣真司さんの休日の楽しみは、パチンコ、アニメ、漫画、YouTubeなど。
石垣真司さんは今後の人生について、次のようにコメントしています。
『今のバイトに飽きてきたら、また次のバイトを探せばいい。今は自分の時間がほしいからね。正社員になると休みも少ないし、責任があって大変そうだし。30歳になったら正社員になるか考えてみるよ。』
フリーターは30歳までに正社員にならないと手遅れになる!
フリーターの石垣真司さんは、『30歳になったら正社員になればいい』と言っていますが、これで大丈夫なのか?
結論からいうと、30歳まで正社員経験がない人は、就職できないリスクがめちゃくちゃ高いです。
企業の採用担当者の中には、『フリーター期間=無職の期間』と判断する人もいますし、『フリーター=責任から逃げ続けている人』と考える人もいます。
要するに、転職市場でのフリーターの価値は、びっくりするほど低いのです。
フリーターには『いつでも休めて、嫌ならすぐ辞めれる』というメリットがありますが、その反面『仕事の知識やスキルが全く身に付かない』というデメリットがある。
フリーターはいつ辞めるかわからないので、基本的に職場では信用されません。
そのため、スキルが身につく仕事や重要な業務は任せてもらえず、入社初日から誰でもできるような作業しかやらせてもらえない。
つまり、フリーターを何年続けても、知識やスキルが全く身につかないので、いざ就職活動を始めたときに『何もアピールできることがない…』という悲劇になるのです。
フリーターがアピールできるのは、『若さ』だけ。
歳をとるほど『若い』と言われなくなり、特に30歳を過ぎると『経験』を重視されるようになります。
ですから手遅れにならないためには、何としてでも『20代のうちに正社員になること』が大事なのです。