
『高卒フリーターはやばいって本当?』
『高卒フリーターは今すぐに就職すべき?』
『高卒フリーターから就職した人の体験談が知りたい…』
このような方に向けて記事を書いています。
なんとなく高卒でフリーターを続けていたら、いつの間にか20代後半になっていた…という方は多いです。
でも年齢が上がるにつれて、同世代の友達がどんどん正社員として働き始めるので、「このままフリーターを続けていたらやばいかも…」って不安になりますよね。
実際に高卒フリーターの方の中には、「自分だけ取り残されたくない」「早く収入を安定させたい」などの理由から、20代前半までに就職する人もたくさんいます。
5年後の先輩バイトや10年後の先輩バイトが、あなたの未来の姿なので、「自分もあんな感じになるのかぁ…」と思うと、将来が不安になりますよね。
この記事では、実際に『高卒フリーターの失敗談や正社員に就職できた男女4名の体験談』を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
この記事では、高卒フリーターの失敗談や就職成功体験談をもとに『高卒フリーターはやばいといわれる理由』から『高卒フリーターから正社員への就職で失敗しない方法』までを解説していきます。
この記事を読めば、高卒フリーターの実態や就職活動のリアルがわかるので、今すぐにフリーターを辞めるべきかを判断できますよ。
3分で読める内容ですので、それではいきましょう~。
※「今すぐにフリーターから正社員に就職したい!」という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
高卒フリーターはやばいといわれる6つの理由【失敗談あり】
高卒フリーターのままだとやばいと言われている理由として、以下の6点が挙げられます。
- 収入が安定しない
- 年金など老後の不安が増える
- 仕事でスキルが身につかない
- 社会的信用の低さを感じやすい
- 仕事をクビになるリスクがある
- 年齢が上がると就職が難しくなる
高卒でフリーターを続けるべきか悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んで、『今すぐに正社員に就職すべきか?』を考えてみてくださいね。
高卒フリーターがやばい理由①:収入が安定しない

高卒フリーターの生涯収入は、正社員と比べて大きな差が生まれやすいです。
一般的には、正社員は定年まで勤めると2億円以上の収入を得られますが、フリーターは約6,000万円にとどまるといわれています。
あなたが将来的に、マイホームや車の購入、結婚や子育てなどを考えるときに、この収入の差は深刻な問題になるかもです。
実際に高卒フリーターの方から聞いた、収入の低さや不安定さに対するコメントは、以下のとおりです。
斉藤凛花さん(20歳女性・仮名)
やっぱり金銭的に厳しいですね。今は彼氏と同棲中で家賃や光熱費は折半なのですが、手取り17~18万円なので貯金はほとんどできません。ご飯とか趣味とか、ちょっと欲しい物があるとすぐに財布がピンチになります…。
大岩亮太さん(24歳男性・仮名)
収入が不安定なので生活が安定しません。収入をバイトだけに頼っていると、突然の出費や予期せぬ状況に対応するのが難しいですね。
石垣真司さん(28歳男性・仮名)
苦労といえば、収入が少ないことですね。月収18万円ほどで、家賃や光熱費、保険料なんかを払ったらほとんど残りません。贅沢な生活はできませんし、貯金もほとんどないです…。
このような収入の低さや不安定さから、高卒フリーターを続けることに限界を感じて、早めに正社員になる人も多いです。
※元フリーターのミナさん(21歳女性・高卒)が、『高卒フリーターから年収400万円のIT企業に就職できた体験談』は以下の記事をどうぞ。
高卒フリーターがやばい理由②:年金など老後の不安が増える

フリーターのままだと、老後の年金額が正社員よりも大幅に低くなる可能性があります。
公的年金シミュレーターを使って、正社員とフリーターの平均年収をもとに年金見込み受給額を比較してみると、月8万円以上の差があります。(※平均年収は正社員460万円、フリーター200万円で計算)
さらに、フリーターは年齢を重ねるほど収入が下がる傾向もあるため、将来的に最低限の生活費を確保するのが難しくなるかもです。
実際に高卒フリーターの方から聞いた、年金や老後の不安に対するコメントは、以下のとおりです。
橋詰亮太さん(20歳男性・仮名)
正直、お金に余裕がないですね…。貯金もゼロなので、実家暮らしだからなんとか生活できている状態です。保険や年金の支払いも大変ですし、自分で手続きをしなきゃいけないので、しっかり管理しないと将来困りそうです。
岡山翔さん(27歳男性・仮名)
派遣やバイトを転々としてきたので、シフトに入れなければ収入が減るし、生活は不安定です。まったく先が見えません。将来の年金や老後のお金も心配ですね…。
正社員が加入している厚生年金の場合は、老後の平均受給月額は約14万5,000円となっていますが、40年間ずっと国民年金だった人が老後に受給できる金額は約6万8,000円となっています。
(参照元:厚生労働省 令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況、日本年金機構 令和6年4月分からの年金額等について)
老後のお金に不安を感じる方は、できるだけ若いうちに正社員になって、厚生年金に加入するほうがいいかもです。
※元フリーターのカツヤさん(26歳男性・高卒)が、『高卒フリーターから年収500万円の正社員に就職できた体験談』は以下の記事をどうぞ。
高卒フリーターがやばい理由③:仕事でスキルが身につかない

フリーターの仕事は、どうしても単純作業が中心になりがち。責任の範囲が限られ、難易度の高い業務を任せてもらえないことも多いです。
そのため、専門的なスキルが身につかず、長期的なキャリアを考えると『他の職種へステップアップしにくい』という状況になります。
実際に高卒フリーターの方から聞いた、仕事でスキルが身につかないことに対するコメントは、以下のとおりです。
蒲田大輝さん(21歳男性・仮名)
スーパーでバイトをしていますが、アルバイトという立場ではどうしても責任のある仕事を任されることが少なく、ほとんどスキルが身につきません。自分が成長している実感を持てないところが苦しいです…。
太田拓也さん(23歳男性・仮名)
同級生たちは大学を卒業して正社員に就職して、社会人としてのキャリアをしっかりと築いています。そんな中で自分はフリーターのままで、スキルも経験も積んでいないことに、強く焦りを感じるようになりました。
フリーターは「簡単にバイトを変えれる」というメリットがある反面、職場では「いつ辞めるかわからない」という印象を持たれやすいです。
そのため会社側は、いつ辞められても困らないように、フリーターには誰でもできるような単純作業を任せることが多くなります。
実際に高卒フリーターから正社員になった後で、スキルアップや自己成長を感じている方はたくさんいますね。
※元フリーターの中島さん(24歳男性・高卒)が、『高卒フリーターからIT業界に就職してスキルアップできた体験談』は以下の記事をどうぞ。
高卒フリーターがやばい理由④:社会的信用の低さを感じやすい

高卒フリーターは正社員に比べると、どうしても社会的信用が低めです。
結婚相手として考えられる際も、「安定した収入があるか」を重視する人が多いので、フリーターのままだとお互いの親から結婚の許可をもらえないこともあります。
また、大きな買い物をする際のローン審査やクレジットカードの発行でも、「返済能力」に対する不安から審査が通らないことも多いです。
実際に高卒フリーターの方から聞いた、社会的信用の低さに対するコメントは、以下のとおりです。
佐藤智香さん(21歳女性・仮名)
最近結婚を考えるようになったのですが、親からフリーターのままでは結婚を許可できないと言われています。土日休みの正社員に就職して安定するまでは、結婚を許してもらえなさそうです…。
松下大輔さん(26歳男性・仮名)
社会的な立場というか、周りの目が気になります。友人が正社員として働いているのを見ると、自分だけが取り残されているような気持ちになります。この年齢になって、早く就職して親を安心させたいと思うようになりました。
橋本健太さん(21歳男性・仮名)
SNSで同年代が大学を卒業して就職している姿を見ると、めちゃくちゃ焦ります。親からも「いつまでバイトを続けるの?」「ちゃんと正社員で働いて安定してほしい」と心配されています…。
高卒で何年もフリーターを続けていると、周りの友達と自分を比べたり、家族から心配されたりすることが増えるため、これが正社員に就職するきっかけになる人も多いですね。
※元フリーターの山下さん(26歳男性・高卒)が、『高卒フリーターから大手建設会社に就職して劣等感を克服できた体験談』は以下の記事をどうぞ。
高卒フリーターがやばい理由⑤:仕事をクビになるリスクがある

フリーターは契約期間が設定されている場合が多く、期間満了時に契約が更新されないこともあります。
さらに、会社の経営状況が悪くなると、正社員よりも先にシフトを減らされるなど、実質的に退職を迫られるケースも少なくありません。
『働き口が安定しない』というリスクは、常につきまとうでしょう。
実際に高卒フリーターの方から聞いた、仕事をクビになるリスクに対するコメントは、以下のとおりです。
藤田大貴さん(25歳男性・仮名)
フリーター生活で一番苦労しているのは収入の不安定さです。特に派遣の契約が切られたときには、次の仕事が見つかるか不安で、1ヶ月も行動に移せないほど悩みました…。
脇坂龍雅さん(21歳男性・仮名)
コンビニバイトをしているのですが、店長と意見が衝突してシフトを減らされてしまい、収入が10万円から7万円に下がった時期がありました。生活費をやりくりするのが大変だったことをよく覚えています。
安永翼さん(26歳男性・仮名)
バイトや派遣を転々としていますが、1番大変なのはやっぱり急に仕事がなくなることですね。工場で派遣をやっていた時に突然派遣切りされて、寮も追い出されるし、次の仕事も探さないといけないしでやばかったです…。
ここ数年では、コロナ禍の影響でバイト先のシフトを減らされたり、派遣先の仕事が打ち切りになったりする高卒フリーターの人もいました。
やはり収入や雇用の安定を求めて、高卒フリーターから正社員になる人が多いですね。
高卒フリーターがやばい理由⑥:年齢が上がると就職が難しくなる

若いうちはアルバイトの選択肢が多いため、あまり困らないかもしれません。
しかし30代40代になると、アルバイトの求人自体が減るだけではなく、正社員に就職するハードルがさらに上がります。
何もスキルを持たないまま年齢だけ重ねてしまうと、結果的に「正社員の道も、フリーターの道も選びにくい」という状態になる可能性も…。
実際に高卒フリーターの方から聞いた、年齢と就職の難しさに対するコメントは、以下のとおりです。
深山享也さん(20歳男性・仮名)
このままフリーター生活を続けていると、いずれ年齢的に正社員になるのが難しくなると思っています。今はまだ若いかもしれないけど、数年後にはもっと就職が厳しくなるかもしれないので…。
太田拓也さん(23歳男性・仮名)
最近は、自分がこれ以上フリーターを続けるのは難しいのではないかという危機感を抱いています。年齢を重ねるほど選べる仕事が少なくなると聞きますし、早く動かないと手遅れになる気がするんですよ。
藤田大貴さん(25歳男性・仮名)
年齢を重ねるにつれて、未経験から挑戦できる仕事が減っていく現実に直面しており、自分の選択の甘さや行動の遅さを痛感しています…。
高卒フリーターから正社員を目指す場合、年齢が若いほうが就職活動では有利になるため、20代前半のうちに就職する人も多いですね。
あなたがもし今の段階で、フリーターを続けるべきか迷っているのなら、ぜひこの機会に行動しておいてくださいね。
今なら、、、まだ間に合います!

高卒フリーターから正社員に就職できた男女4名の体験談を紹介
高卒フリーターの人の体験談をいくつか知ることで、「自分の場合はどうか?」といったイメージがしやすくなります。
それでは、実際に高卒でフリーターをしていた人の体験談を4つご紹介します。
高卒フリーターから正社員になった19歳男性

ー高校卒業後にフリーターになった理由は?
高校を卒業した時、僕には明確な目標がありました。ワーキングホリデーでオーストラリアに行き、自立した生活を始めるというものです。子供の頃から過保護に育てられた僕にとって、自分だけの力で生活すること、一人暮らしをすることが大きな憧れでした。それに海外旅行好きだった父の影響もあり、「海外で生活してみたい」という夢がありました。
ところが、コロナの影響でその計画は延期に。行ける目処も立たないまま、ただ待つだけの日々を過ごすのは嫌で、とりあえずアルバイトを始めることにしました。昼間は遊園地のレストランで接客、夜は宅急便の仕分け作業と、掛け持ちで働いていました。どちらの職場でも人間関係には恵まれ、楽しく働けてはいましたが、「この生活を続けていていいのかな」と心のどこかで思い続けていました。
ーフリーター期間中に経験したアルバイトについて教えてください。
最初に始めたのが、遊園地のレストランでの接客アルバイトでした。お客様と直接触れ合う仕事は初めてでしたが、「ありがとう」と言われるたびにやりがいを感じていました。笑顔で接することや、細やかな気配りが自然と身に付いたのも、この経験のおかげだと思います。
夜には宅急便の仕分け作業もしていました。地味な作業に思われるかもしれませんが、同僚のおじさんたちが僕を息子のように可愛がってくれたおかげで、居心地はとても良かったです。体力的にはハードでしたが、この二つのアルバイトを通じて「働くことの楽しさ」を知ることができました。
ーフリーター生活から抜け出そうと思った理由は?
正直に言うと、周りの同級生の姿に劣等感を感じていたんです。大学生として新しい生活を始めた友達や、高卒で就職した同級生たちと自分を比べて、「俺は何をしているんだろう」と考えることが増えました。
特に彼女が自衛隊に就職して社会に出たことが、大きなきっかけになりました。しっかりと働く彼女の姿を見て、「このままでは自分が情けない」と痛感しました。それに加えて、アルバイトは楽しくても、収入の安定や将来のキャリアを考えると、このままフリーターを続けていては不安が消えないと気づいたんです。
ーフリーターから就職するためにどのような行動をしましたか?
最初は求人サイトで自力で就職活動をしていましたが、10社に応募してすべて落ちてしまいました。正直、自分のやり方に限界を感じました。そこで「就職エージェント」という存在を知り、登録してみることにしました。
担当のキャリアアドバイザーの方と話をして、自分の強みや経験を改めて整理してもらいました。高校時代に柔道部で厳しい練習をやり抜いたことや、アルバイトでの接客経験が「就職活動に活かせる武器になる」と教えてもらい、自信を持つきっかけになりました。
また、履歴書や面接対策を手厚くサポートしてもらえたおかげで、面接での受け答えにも自信を持てるようになりました。その結果、最終的に2社から内定をいただき、そのうちの1社である営業職を選ぶことにしました。
ー現在の仕事の状況や感想を教えてください。
現在はベンチャー企業の営業職として働いています。最初は未経験で不安もありましたが、アルバイトで身につけた接客スキルやコミュニケーション能力が役立っています。
正社員になって一番良かったのは、安定した収入と福利厚生があることで精神的にも余裕が生まれたことです。また、営業職を通じて新しいスキルを学び、自分が成長している実感を持てるのもやりがいにつながっています。職場は活気があり、若い先輩社員も多いので質問しやすい環境で、とても働きやすいです。ーフリーターから正社員を目指している方へのメッセージをお願いします。
まず言いたいのは、「一歩を踏み出してみることの大切さ」です。僕も最初は何から始めればいいのか分からず、失敗ばかりでしたが、行動し続けたことで今の生活を手に入れることができました。
アルバイトで得た経験や、自分の個性が必ず活かせる場はあります。自分を過小評価せず、ぜひ自分の中の「強み」を見つけてください。そして、プロの力を借りることも躊躇しないでほしいです。僕の場合は就職エージェントのサポートを受けたことで、視野が広がり、効率的に就職活動を進めることができました。
就職活動は大変なこともありますが、その先には新しい可能性が広がっています。一歩を踏み出せば、きっと未来は変わります。応援しています!
高卒フリーターから広告業界に就職した22歳男性

ー高校卒業後フリーターになった理由は?
高校を卒業してから、まずはアパレル雑貨店でアルバイトを始めました。おしゃれや雑貨が好きだったことに加え、接客にも興味があったので、自分には合っていると思ったんです。その頃は特に正社員になるという意識はなく、気楽に働きながら「自分が好きなことをやりたい」と思っていました。
でも、20歳になると「実家を出て一人暮らしをしたい」という思いが強くなってきました。それで、もっとお金を稼ぐためにコールセンターの仕事を追加して、アパレルの仕事と掛け持ちするようになりました。特に将来を考えるというよりは、目先の目標として一人暮らしを実現するために頑張っていた時期です。
ーフリーター期間中、どんなアルバイトを経験しましたか?
平日は昼間にコールセンターで働いて、夕方から夜や週末にはアパレル雑貨店で働く日々を過ごしていました。どちらも人と話す仕事だったので、自分の性格には合っていたと思います。アパレル雑貨店では、お客様の好みに合わせて商品を提案するのが楽しかったですし、売り場作りにも関われて、自分のアイデアを活かすことができました。一方で、コールセンターの仕事は最初は苦手でしたね。電話越しに話すのは慣れなくて、断られることも多くて。でも、続けていくうちに相手の興味を引くコツや会話のテンポを掴めるようになり、「自分でもやれるんだ」という自信が少しずつついてきました。
この2つの仕事を通して、人と接するスキルや忍耐力が磨かれたと感じています。
ー高卒フリーターのままではやばいと感じた理由は?
22歳になったとき、周りの同い年の人たちが正社員として働いていることに焦りを感じました。特に大学を卒業した友人たちが次々と就職していく中で、自分だけが取り残されているような気がして不安でしたね。それに、フリーターとして働いている間も、収入の不安定さや将来の見通しが立たないことに悩まされていました。掛け持ちで働いていましたが、一人暮らしをしながら貯金するのは難しくて、「このままでは自分の人生をどうにもできなくなる」と危機感を抱いたんです。このままフリーターを続けるわけにはいかない、と思ったのが転機でした。
ーフリーターから抜け出すためにどんな行動をしましたか?
まずは自分の経験を活かせる仕事を考えたときに、コールセンターの経験が浮かびました。「人と話すのが得意だし、営業職なら挑戦できるかもしれない」と思ったんです。でも、高校卒業後に正社員の就職活動をしたことがなかったので、何から始めたらいいか分からなくて……。
そこで、インターネットで情報を調べているときに「就職エージェント」というサービスを知りました。早速登録して、キャリアアドバイザーに相談したところ、「コールセンターでアポイントを取った経験は営業職に有利ですよ」と言われて、すごく自信が持てました。その後、履歴書の書き方や面接の練習も手伝ってもらいながら、10社に応募して内定をもらうことができました。
ー正社員として働く今の状況や感想を教えてください。
現在はWeb広告業界で営業職として働いています。月給28万円で、契約が取れればさらに収入が増える仕組みなので、モチベーションを持って取り組めています。収入が安定したことで、精神的にも余裕ができましたね。営業の仕事は決して楽ではありませんが、自分が努力した分だけ成果に繋がるところが魅力です。お客様と話して信頼を得られたときや、契約が取れたときの達成感は、フリーター時代にはなかった喜びです。今は先輩や上司にアドバイスをもらいながら、自分の営業スキルを高めるために全力で取り組んでいます。将来的にはチームリーダーとして、さらに責任ある立場を目指したいと思っています。
ー同じように悩む高卒フリーターの方にメッセージをお願いします。
フリーター生活を続けることに不安を感じているなら、まずは自分の強みを探してみてください。私の場合は、コールセンターや接客での経験が営業職につながりました。どんな経験でも必ず活かせる場所があると思います。正社員になるのは不安かもしれませんが、就職エージェントなどのサポートを活用すれば、一人で悩む必要はありません。自分の未来を変えられるのは自分だけです。勇気を持って一歩を踏み出してみてください。それがきっと、新しいスタートにつながるはずです。
高卒フリーターからアパレル業界に就職した20歳女性

―高校卒業後、フリーターになった理由を教えてください。
高校を卒業してすぐ、信用組合の事務職で正社員として働き始めたんですけど、わずか3ヶ月で辞めてしまったんです。その職場は社員が少なくて相談できる相手がほとんどいなくて、ミスすると「自分で考えて」って感じで突き放されることが多かったんです。それがプレッシャーになって、通勤も早朝からだったこともあって心身ともに限界を感じてしまいました。
正社員として働くことに対して自信を失ってしまって、「もう少し自分に余裕を持てる働き方をしよう」と思ったんです。それに人と話すのは好きだったので、接客のアルバイトならもっと気軽に働けるんじゃないかと思いました。だから、とりあえずアルバイトをしながら自分のことを見つめ直して、今後どうしたいのか考えようって思ったんです。―フリーター期間中、どのような仕事を経験しましたか?
フリーター期間中はチーズケーキを作る工場と焼肉屋で働いていました。工場では、ひたすらチーズケーキを作る作業をしていました。最初は単調だなと思ったんですが、リズムをつかんで作業がスムーズに進むと意外と楽しく感じて、同じ作業でも慣れればそんなに苦じゃないんだなと気づきました。
一方、焼肉屋ではドリンク作りやホール接客をしていて、これは友達の紹介で始めたんです。お客様とお話しするのは楽しかったし、友達と一緒に働ける時間も充実感がありました。でも正直、店長の説教がきつくて精神的にしんどいことも多かったですね。「このままずっとここにいるのは無理かも」と思いつつ、当時は何とかやり過ごしていました。
―フリーターのままではいけないと感じたのはどんなときでしたか?
やっぱり収入の不安定さと将来への不安が大きかったです。フリーターってシフト次第で収入が変わるし、貯金もほとんどできなくて、何かあったときの備えが全然できないんです。周りの友達が正社員として働き始めているのを見て、「このままじゃまずいな」って思うようになりました。それに、焼肉屋でのストレスも限界に近かったです。説教ばかりされる環境で働き続けるのは辛いし、早く抜け出したいと思う気持ちが強くなりました。将来のことを考えると、やっぱり正社員として安定した生活を手に入れた方がいいと思うようになったんです。
―正社員になるためにどんな行動を起こしましたか?
まず、姉が利用して良かったと言っていた転職エージェントに登録しました。アドバイザーさんに自分の得意なことや希望を相談して、適職診断をしてもらったり、面接対策を一緒に考えたりしました。その診断では、「一つのことに集中するスペシャリストタイプ」という結果が出て、「そういえば確かに自分は一つの作業をコツコツやるのが好きかも」と再確認できました。
自分でも求人を探して応募しました。土日休みじゃなくてもいいから、自分に合った職場を見つけたくて、いろんな業種に目を向けました。書類作成や面接準備は大変でしたけど、アドバイザーさんのサポートもあって、自信を持って臨むことができたと思います。
―高卒フリーターから正社員になった今の状況や感想を教えてください。
今はアパレルショップの販売員として正社員で働いています。朝8時くらいに家を出る生活リズムも自分に合っていて、体力的にも無理なく続けられています。同じ職種の先輩や同僚がいて、わからないことがあればすぐ相談できる環境が本当にありがたいですね。何より、お客様と話す時間が楽しいです。「これ、似合いそうですね」なんて会話をしながら、一緒にコーディネートを考えるのはやりがいがあります。立ち仕事は体力を使いますけど、フリーター時代の経験が生かされているのか、苦になることは少ないですね。
安定した収入が得られるようになって、好きな旅行や買い物も計画的に楽しめるようになりました。まだまだ慣れない部分はありますが、長く働けそうな職場に出会えて良かったと思っています。―同じようにフリーターから正社員を目指す方へのメッセージをお願いします。
自分の将来を考えて一歩踏み出すのは本当に勇気がいることだと思います。でも、いざ動き始めてみると、意外と道は見つかるものです。最初から完璧を目指す必要はないし、自分の得意なことや好きなことを見直して、小さな目標から始めてみるのが大事だと思います。
私も一度正社員を辞めてしまって自信を失いましたが、周りに相談して支えてもらいながら、少しずつ自分に合う職場を探しました。だから、諦めずに行動を続ければ、必ず自分に合う環境は見つかると思います。焦らず、自分を信じて頑張ってください!
高卒フリーターからIT業界に就職した21歳女性

ー高校卒業後フリーターになった理由を教えてください。
高校を卒業したとき、私には大学進学という選択肢がありませんでした。家計の事情で、学費や生活費を家族に頼ることは難しかったんです。それに、弟と妹がいて、二人の将来を優先したいという気持ちが強くありました。家族の負担を少しでも減らすためには、早く働き始めるのが最善だと思いました。それでも、正社員として働くには自信がなかったんです。どんな仕事が自分に合うのかもわからず、大学に行かないことで将来の選択肢が狭まるのではないかという漠然とした不安がありました。だから、まずはアルバイトから始めてみることにしました。
ーフリーター時代の経験について教えてください。
フリーターとしての私は、主にラーメン屋チェーンで働いていました。選んだ理由は、自宅から近かったことと、接客業に少し興味があったからです。働き始めると、その忙しさが逆に楽しくて、特にお客様から「美味しかった」と直接言われる瞬間が励みになりました。自分の仕事が人の満足に繋がると実感できるのは、やりがいを感じましたね。
そんな中で、会社も私の働きぶりを評価してくれて、新店舗のオープニングスタッフとして呼ばれることが増えました。自分なりに責任を持って仕事に取り組むことができたのは、自信につながりました。
ただ、収入面では厳しい現実もありました。時給1,100円でシフトをたくさん入れれば月に18万円ほど稼げましたが、それでは生活するのが精一杯で、将来のための貯金や家族の支援までは手が回らなかったんです。
ーフリーターの生活に危機感を持ったきっかけは何ですか?
21歳になる頃、アルバイトだけではやっていけないと強く感じるようになりました。家族のためにもっと収入を増やしたいという気持ちはずっとあったのですが、アルバイトではどれだけ頑張っても限界があります。それに、正社員として働く友人たちがキャリアを築いているのを見て、自分だけが取り残されているような気がして、焦りが募りました。
将来への漠然とした不安も大きかったです。このままの生活が続けば、ずっと経済的に不安定なままなのではないかと思うと、「この状況を変えなければ」と決意しました。
ー就職活動はどのように進めましたか?
初めての就職活動は、何から手をつけていいのかわからず、手探り状態でした。求人サイトを見たり、求人誌を買ったりしましたが、応募する勇気が湧きませんでした。そんなときに「転職エージェント」の存在を知ったんです。高卒やフリーターでも就職できるという情報を見て、「これなら私でも相談できるかも」と思いました。
エージェントの事務所でキャリアアドバイザーの方と面談したときは、本当に親身になって話を聞いてくれました。アルバイトの経験や性格を踏まえて、自分がどんな仕事に向いているのかを教えてくれました。そのおかげで、最終的にはIT企業で営業職として働く道を選びました。
以前と比べて生活に余裕が出てきたのはもちろん、将来に向けた計画も立てやすくなりました。何より、働くことに対してやりがいを感じられるのが嬉しいです。
ー高卒フリーターから正社員を目指している方へのメッセージ
フリーターから正社員になることは、確かに簡単ではありません。でも、一歩踏み出してみると、道は必ず開けます。私も最初は何をどうすればいいのかわからなかったですが、転職エージェントを利用することでスムーズに進められました。
今の生活に少しでも不安があるなら、まずは相談してみることをおすすめします。誰かの力を借りることは決して恥ずかしいことではありません。それどころか、それが未来を切り拓く大きなきっかけになるかもしれません。自分の可能性を信じて、一歩を踏み出してみてくださいね!
高卒フリーターから正社員になりたい人におすすめの就職先

ここでは、高卒フリーターから就職するときにおすすめの仕事を紹介します。就職活動の仕事選びで迷わないためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
アルバイト経験を活かせる仕事
高卒フリーターとしてアルバイトを続けてきた場合、これまでの経験を活かせる仕事を選ぶのは非常に効果的です。
アルバイト経験は正社員採用においても評価されるポイントが多いです。特に、同じ業界や職種に挑戦すれば、これまでの経験を面接でアピールすることができ、就職活動を有利に進められるでしょう。
ただし、アルバイト経験は職歴としてカウントされないことも多いため、履歴書や職務経歴書に「職歴なし」と書くケースが一般的です。
しかし、アルバイトで得たスキルや知識はしっかりと履歴書や職務経歴書に記載し、自信を持ってアピールすることが重要です。
たとえば、コミュニケーション能力やスケジュール管理、チームワークなど、日常の業務で培ったスキルはどの業界でも役立つことが多いです。
未経験OKの仕事
高卒フリーターとして就職活動をする際、「未経験OK」や「未経験者歓迎」といった求人を狙うのも一つの手です。
正社員採用の多くは即戦力を求めることが多いため、アルバイト経験しかないと書類選考で落とされることもあります。
しかし、未経験者を積極的に採用している企業では、経験よりもポテンシャルややる気を評価してくれる傾向があります。
人手不足の傾向がある業界の仕事
人手不足が深刻な業界は、多くの企業が人材確保に苦戦しているため、高卒フリーターでも就職しやすい仕事のひとつです。
しかし、「人手不足=労働環境が厳しい」という場合もあるので、就職前にその企業の働き方や福利厚生をしっかり確認しておきましょう。

おすすめの業界1:IT業界

IT業界は、急速なデジタル化により人材の確保や育成が追いついておらず、高卒フリーターでも就職のチャンスがあります。
IT業界の中には、インターネット、Web、ソフトウェア、ハードウェア、情報処理など幅広い分野があり、仕事内容もWeb制作、システム構築、プログラミング、保守点検、営業など多岐にわたります。
IT業界では、専門的な知識やスキルが必要とされることが多いですが、未経験者向けの教育プログラムを整備している企業も多く、入社後にスキルを身につけられる環境が整っています。
就職前にスクールや動画で勉強して知識や基礎スキルを身につけてから、就職を目指すのも一つの手段ですね。
ちなみに、IT企業の場合は営業職なら未経験者も積極的に採用していますが、プログラマーやデザイナーは経験者かスクールで学んだ人しか採用していない場合が多いです。
おすすめの業界2:建設業界
建設業界もまた、人材不足に直面している業界のひとつです。
特に建築需要が高まっている現在、職人の高齢化と若手不足が問題視されています。
そのため、未経験者でも採用される可能性が高く、高卒フリーターの就職先としても非常におすすめです。
中でも「施工管理」という職種は、経験を積むことで専門性を高めることができ、将来的なキャリアアップや年収アップも目指せます。
建設業界は体力が求められる場面も多いですが、その分、安定した収入や資格取得のサポートがあるなど、やりがいを感じられる仕事です。
おすすめの業界3:介護業界
日本の高齢化社会に伴い、介護業界も人手不足に悩んでいます。
そのため、特に介護職は無資格や未経験の人も広く募集しており、高卒やフリーターでも積極的に採用している企業が多いです。
入社後に資格取得をサポートしてくれる制度も整っているため、実務経験を積んでいくことで、将来的には社会福祉士やケアマネージャーといった専門資格を取得してキャリアアップを目指すことも可能ですよ。

高卒フリーターから就職して大卒以上の年収を稼ぐことも可能?

ここでは、高卒のフリーターでも『大卒以上の年収を稼げる』という視点から、おすすめの職業を紹介していきます。
まずは、厚生労働省が発表した「令和4年賃金構造基本統計調査」のデータをもとに、高卒の平均年収をみていきましょう。
10代20代30代の高卒男性の平均年収は、年齢別にみると、次のとおり。
- 19歳まで:225万8,400円
- 20~24歳:253万6,800円
- 25~29歳:287万400円
- 30~34歳:316万5,600円
- 35~39歳:344万6,400円
ちなみに全世代をまとめると、高卒男性の平均年収は約357万円、高卒女性の平均年収は約267万円となっています。
つまり高卒フリーターから就職するなら、30代までに年収350万円稼げるようになっていれば、とりあえず同年代の年収と同じくらいにはなれる、ということですね。
でも、「どうせならもっと稼ぎたい!」と思う人もいますよね?
たとえば、大卒の平均年収より稼げたら、ちょっと嬉しくないですか?
「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、大卒男性の平均年収は約470万円、大卒女性の平均年収は約352万円となっています。
ですから高卒で年収470万円以上を稼げれば、大卒の平均年収よりも稼げていることになります。
では、高卒で年収470万円稼ぐには、どんな職種に就けばいいのか?
結論をいうと、『IT業界の営業職』に就職するのがおすすめです。
その理由は、次のとおり。
- IT業界は利益率が高いから給料も高くなりやすい
- 営業職は成果を出せば昇給がしやすい
- IT業界も営業職も未経験の若手採用を積極的にやっている
上記の3つの理由から、高卒フリーターが大卒以上の年収を目指すなら、IT業界の営業職に就職するのがおすすめといえます。
もちろん就職後に努力しなければいけませんが、わりと『高卒で年収500万円稼ぐ』という目標は達成しやすいと思いますよ。

高卒フリーターが就職で失敗しない方法を伝えます

では高卒でフリーターの方が、就職で失敗しないためには、具体的にどうすればいいのか?
結論をいうと、『高卒フリーターに特化した転職エージェント』に無料登録すればOKです。
高卒フリーターの就活の流れは、次のとおりです。
- 高卒フリーター向けの転職エージェントに無料登録する
- 担当アドバイザーに無料で就職相談する
- 自分に合う仕事を紹介してもらい応募してみる
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ちなみに、転職エージェントの選び方にはコツがあるので、よろしければ、こちらの記事もどうぞ。
