このような方に向けて、記事を書いています。
高卒で就職先が見つからずに仕方なくフリーターになった人、大学を中退してそのままフリーターになった人。高卒でフリーターになった女性の方にはそれぞれ事情があると思います。
でも21歳になると、まわりの友人の多くが大学生だったり就職していたりするので、急に『フリーターのままだとやばいかも…』と不安になりますよね。
しかし、いざ就職しようと思っても、何から手をつけたらいいのかわからず、結局フリーターから抜け出せない人も多いです。
では高卒フリーターの女性が就職するためには、どうすればいいのか?
結論からいうと、高卒フリーターの女性が今すぐにやるべきことは、次の3つです。
- 高卒フリーター向けの就職エージェントに無料登録する
- 担当アドバイザーに無料で就職相談する
- 自分に合う仕事を紹介してもらい応募してみる
上記のとおり。
世の中には、高卒フリーターの就職をサポートしてくれる『就職エージェント』があるので、とりあえずここに相談するのが1番早いです。
しかも全て無料で利用できるので、あなたのリスクはゼロ。これを利用しない手はないですよね。
⇒高卒フリーターにおすすめの就職エージェント3社【すべて無料】
記事を書いている僕はもともと年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に就職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに就職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計985名の方にインタビューしてきたので、高卒フリーターの女性の就職のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、高卒フリーターから正社員に就職できた、山田南実さん(21歳女性・仮名)の体験談をもとに『高卒フリーターの女性が今すぐに就職すべき理由』から『高卒フリーターの女性が就職で失敗しない方法』までを解説していきます。
この記事を読めば、高卒フリーターの未来に不安を抱えている女性の方でも、人生を変えるための一歩が踏み出せるようになります。
3分で読める内容ですので、それではいきましょう~。
※すぐに『高卒フリーターの女性が就職で失敗しない方法』が知りたい方は、第8章『高卒フリーター女性が就職で失敗しない方法を伝えます!』に進んでくださいね!
目次
高卒フリーターの女性でも就職できる理由【21歳女性の体験談】
もし今あなたが、高卒でフリーターの自分の未来に不安を感じているなら、できるだけ早めに就職しておくべきです。
なぜならフリーター期間が長くなるほど、正社員に就職するのが難しくなるからです。
実際に、労働に関する調査研究を行なう「労働政策研究・研修機構」が2022年に実施した調査では、フリーター期間が1年以内の就職率が68.8%であるのに対し、4〜5年の場合は37.9%まで低下することがわかりました。
- フリーター期間1年以内:68.8%
- フリーター期間1〜2年:61.2%
- フリーター期間2〜3年:56.6%
- フリーター期間3〜4年:61.1%
- フリーター期間4〜5年:37.6%
- フリーター期間5年以上:32.3%
(参照元:労働政策研究報告書No.213 第4節フリーターから正社員への離脱 2.フリーター継続期間と正社員になれた割合 図表4-33 男女別 フリーター継続期間と正社員になれた割合 (128p))
上記のとおり、フリーター期間が長いほど、就職率が下がる傾向にあります。
特に女性の場合は、フリーター期間が4年以上になると、就職率が20%台にまで下がってしまうため、今のうちに就職活動を始めておくのが安心ですね。
それでは、ここからは僕がインタビューした、元ラーメン屋バイトの高卒フリーター・山田南実さん(21歳女性・仮名)の事例をもとに解説していきます。
山田南実さんは、金銭的な理由で大学に進学することができなかったため、高校を卒業後にラーメン屋チェーンでアルバイトを始めました。
山田南実さんのバイト先での仕事ぶりは、かなり高く評価されており、新店舗の立ち上げ時には、オープニングスタッフとして何度も呼ばれていたそうです。
しかし、ラーメン屋のアルバイトでは、時給1,100円で働いていたため、月給18万円ほどしか稼げないという悩みを抱えていました。
山田南実さんには弟と妹がいて、「弟と妹は大学に行かせてあげたい!」という気持ちが強く、もっとお金を稼ぎたいと思っていたのです。
そして、21歳の時に「家族のためにも、正社員に就職して収入を増やそう!」と考え、フリーターから就職することを決意します。
高卒フリーター女性が21歳で就職を成功させた方法は?
山田南実さんは、人生で一度も就職活動をした経験がなかったため、正社員に就職したい気持ちはあるものの、最初は何から手をつけていいのかわからなかったそうです。
求人誌で正社員の募集を見てみたり、転職サイトに登録して求人をチェックしたりしましたが、なかなかピンとくるものがなく、応募するところまではいきませんでした。
そして、インターネットで情報を調べているうちに、世の中には就職エージェントというものがあることを知り、とりあえず登録して、相談してみることにしました。
就職エージェントのホームページには、『高卒やフリーターでも就職成功できる!』という文言が書かれていたため、高卒フリーターの自分でも大丈夫そうだと思えたようです。
山田南実さんは、就職エージェントに登録してから2日後に、就職エージェントの事務所で担当のキャリアアドバイザーと面談をしました。
担当のキャリアアドバイザーが1時間半ほどかけて面談をしてくれて、アルバイトや学生時代の部活の経験をヒアリングした上で、山田南実さんの『転職市場でアピールできる強み』を教えてくれました。
そして、山田南実さんの性格や強みとマッチする会社の求人もピックアップしてくれて、各企業ごとの面接対策も細かくやってもらえたそうです。
就職活動の結果は『書類応募3社→面接3社→内定2社』となり、就職エージェントに登録してから約1ヶ月で就職を成功させました。
『IT企業のエンジニア』と『ITベンチャー企業の営業職』から内定をもらいましたが、自分の頑張り次第で早く昇給や昇格ができるという理由で、最終的にITベンチャー企業の営業職に入社を決めたそうです。
高卒フリーター女性が就職した後の現実と体験談【高卒が就職先を選ぶコツ】
山田南実さんは、21歳の時にフリーターからITベンチャー企業の営業職に就職し、入社後1年ほどで年収420万円を稼げるようになったそうです。
入社後の数ヶ月は、先輩や上司の商談について行って、商談の流れや営業トークを勉強させてもらい、入社から半年で営業としてひとり立ちしました。
最初はなかなか契約が取れず、落ち込む日も多かったそうですが、先輩や上司と営業ロープレをくり返すことで、徐々に成果が出るようになりました。
現在の山田南実さんは、部署の売上をつくる主力メンバーとして活躍しており、大事な商談を任されることも多くなってきているそうです。
山田南実さんは、フリーターから就職した後の現実について、以下のようにコメントしています。
いまの職場は学歴や社歴に関係なく、仕事での結果を評価してもらえる環境なので、自分にはかなり合っていると思います。年収もフリーター時代の2倍以上になりましたし、就職して本当に良かったです。今後はもっと収入を増やせるように仕事を頑張りたいですね!
ちなみに、山田南実さんが就職したITベンチャー企業は、部署の責任者や役員クラスにも高卒がいて、社員の半数以上が高卒なので、学歴で不利になることはないようです。
上記のとおり、高卒フリーターから就職する場合は、『社内に高卒社員がどれだけいるか?』もチェックしておいたほうが良さそうですね。
【関連記事】
⇒一生正社員になれない人の3つの特徴【クズとか失礼だろ!】
高卒フリーター女性が就職して勝ち組になる戦略【高卒女性の職業と年収】
ここでは、『高卒フリーターの女性が就職して勝ち組になる』という視点から、おすすめの職業を紹介していきます。
まずは、厚生労働省が発表した「令和4年賃金構造基本統計調査」のデータをもとに、高卒の平均年収をみていきましょう。
高卒女性の平均年収を年齢別にみると、次のとおり。
- 19歳まで:214万4,400円
- 20~24歳:232万2,000円
- 25~29歳:246万3,600円
- 30~34歳:257万2,800円
- 35~39歳:264万2,400円
つまり、高卒フリーターの女性が就職するなら、30代までに年収270万円稼げるようになっていれば、とりあえず同年代の年収と同じくらいにはなれる、ということですね。
でも、『どうせならもっと稼ぎたい!』と思う人もいますよね?
たとえば、大卒の平均年収より稼げたら、ちょっと嬉しくないですか?
「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、大卒女性の平均年収は約352万円となっています。
ですから、高卒の女性でも年収360万円稼げれば、大卒女性の平均年収よりも稼げていることになります。
では、高卒でも年収360万円稼げる仕事はどれか?
結論をいうと、以下の3つの職種がおすすめです。
- IT業界の営業職
- ITエンジニア
- 施工管理
上記の職種をおすすめする理由は、未経験の若手採用を積極的にやっており、自分の努力次第で年収400万円以上も狙えるからです。
ちなみに、山田南実さん(21歳女性・仮名)の場合は、高卒フリーターから『IT業界の営業職』に就職して、入社2年目で年収420万円を達成しました。
実際に山田南実さんが就職したIT企業は、約4割が女性社員で、そのうち半数が年収360万円以上は稼いでいるそうです。
もちろん就職後に努力しなければいけませんが、『高卒フリーターの女性が就職して年収360万円稼ぐ』という目標はわりと達成しやすいと思いますよ。
次章からは『営業職・ITエンジニア・施工管理』の仕事内容や特徴を紹介しますね。
高卒フリーター女性の就職におすすめの仕事①:営業職
高卒フリーターの女性の就職におすすめの仕事の1つ目は、『営業職』です。
営業職は、自社の商品やサービスを提案してお客様の課題を解決する仕事で、どの業界でも『会社の売上をつくる重要な職種』として需要が高まっています。
また、営業職は就職するにあたり、特別な資格や専門的な知識・スキルが不要なため、高卒のフリーターでも採用してもらえる可能性が高いです。
企業によっては、インセンティブ制度が用意されており、成果に応じて基本給以上の給与を得ることもできます。
営業の仕事を経験すると、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力などのビジネスの基本スキルが身につくため、将来的にどの業界でも転職しやすくなるというメリットがあります。
営業職にはメーカー営業や商社営業、ルート営業や新規開拓営業、法人営業や個人営業など様々な形態が存在するので、自分に合った働き方を見つけやすいです。
高卒フリーター女性の就職におすすめの仕事②:ITエンジニア
高卒フリーターの女性の就職におすすめの仕事の2つ目は、『ITエンジニア』です。
「ITエンジニアは難しそう…」「ITエンジニアは未経験だと無理そう…」というイメージを持っている方も多いと思います。
しかし最近は、時代の変化とともに、多様なニーズに対応するITエンジニアが不足しており、未経験者を採用する企業も増えています。
実際に、未経験OKのITエンジニアの求人は多く、入社後に研修を受けながら学べるなど、教育体制が整っている企業は特におすすめです。
ITエンジニアのプログラミングスキルは、AI技術が進展する未来においても有益なものであり、一生もののスキルとして活かせます。
ただし、IT技術は進化のスピードが早いため、就職した後も継続的に学び続けることが必要です。
そのため、プログラミングに高い好奇心を持てる方や変化に対応するのが苦にならない方は、ITエンジニアに向いています。
高卒フリーター女性の就職におすすめの仕事③:施工管理
高卒フリーターの女性の就職におすすめの仕事の3つ目は、『施工管理』です。
施工管理は安全な建築物を建設できるよう、建築現場において指揮し、管理する仕事です。
建設のスケジュール管理や予算の管理、安全面の管理や事務的な手続きなど、建築工事をトータルで管理します。
『管理の仕事=ハードルが高い』という印象があるかもしれませんが、無資格・未経験でも挑戦できる仕事の一つです。
施工管理の仕事を経験することで、スケジュールを調整する能力やトラブルへの対応力、現場を指揮するマネジメント力が身につきます。
さらに、ある程度の実務経験を積んだ後は国家資格を取得することも可能で、平均年収は400万円〜600万円です。
ちなみに、施工管理の中には、年収700万円以上を稼ぐ人もいます。
「安定的にキャリアも収入もアップしていきたい!」「将来的には人をまとめるリーダーの役割に挑戦したい!」という方は、施工管理が特におすすめですね。
高卒フリーター女性が就職で失敗しない方法を伝えます!
では、高卒フリーターの女性が就職で失敗しないためには、具体的に何をすればいいのか?
結論をいうと、就職エージェント経由で正社員になるのが1番安全です。
高卒でフリーターになった人は、アルバイトの面接を受けたことはあっても、正社員になるための就職活動をした経験が少ないと思います。
その状態で就職活動を進めてしまうと、書類選考が通過しない、面接で落とされまくる、という失敗をするリスクがあります。
実際に元フリーターの山田南実さんの場合も、最初は自分ひとりで就職活動をしていましたが、書類選考と面接で全て落選していたそうです。
就職活動を始めるにあたって、次の質問に答えられないなら、迷わず就職エージェントを頼るべきです。
- きちんと自己分析できますか?
- 自分にあった仕事を選べますか?
- 世の中にはどんな業界や職種がありますか?
- 将来のキャリア設計ができますか?
- 履歴書や職務経歴書は作れますか?
- ちゃんと面接対策はできますか?
- ビジネスマナーは身についていますか?
- 正しい言葉遣いができますか?
- どんなスーツを選ぶべきですか?
- スーツの正しい着方はわかりますか?
- 就職で失敗しない自信はありますか?
上記の内容を知っておかないと、就職で失敗するリスクが高いです。
ぶっちゃけ初めて就職活動をする人が、これらを全部ひとりでやるのは無理があります。
実際に高卒でフリーターだった山田南実さんの場合も、自分ひとりで就職活動してみて落選し続けた結果、『このままだと就職できない…』と痛感したそうです。
その後、自分の就職をサポートしてくれる場所をインターネットで探して、たどり着いたのが『就職エージェント』という無料の就職支援サービスでした。
就職エージェントとは、仕事を探したい求職者と人材を採用したい企業をマッチングするような場所で、求職者はカウンセリングや求人紹介、書類作成や面接対策、さらにはビジネスマナー研修までを無料で利用することができます。
就職エージェントを利用すれば、担当のキャリアアドバイザーが全部手伝ってくれるので、高卒でフリーターから就職したい女性でも安心して就職活動を進めていけます。
最終的に山田南実さんは、就職エージェントを利用して『ラーメン屋のアルバイト→ITベンチャー企業の営業職』への就職を成功させました。
ですから、高卒でフリーターから正社員に就職する場合は、とりあえず就職エージェントに相談してみるのがおすすめですね。
高卒フリーターの女性は今すぐに就職すべき!手遅れになるリスクが高いです
高卒フリーターから就職したい女性の方は、フリーター期間が長くならないように気をつけてください。
僕はこれまでに、累計985名の方にインタビューをしてきましたが、フリーターから就職に成功した方のフリーター期間は『1年以内』が多かったです。
10代20代なら未経験から応募できる求人は多いものの、フリーター期間は短いほうが就職に有利です。
実際に「労働政策研究・研修機構」の2022年の労働に関する調査では、フリーター期間が1年以内の就職率が68.8%であるのに対し、4〜5年の場合は37.9%まで低下することがわかりました。
(参照元:労働政策研究報告書No.213 第4節フリーターから正社員への離脱 2.フリーター継続期間と正社員になれた割合 図表4-33 男女別 フリーター継続期間と正社員になれた割合 (128p))
上記のとおり、フリーター期間が長くなるほど、就職率が下がる傾向にあります。
特に女性の場合は、フリーター期間が4年以上になると、就職率が20%台にまで下がってしまうため、早めに就職活動をスタートさせるのが就職成功のカギです。
ですから、いまの段階で「将来的には正社員に就職したい…」と思っている方は、フリーター期間が短いうちに行動しておくのがおすすめですよ。
ちなみに、山田南実さん(21歳女性・仮名)は高卒フリーターから正社員に就職したあと、年収400万円を超えたタイミングで、ずっとやりたかった『ネイルやエステなどの美容』にもお金を使えるようになったそうです。
フリーターから正社員に就職できれば、金銭的にも精神的にも余裕ができるので、人生の楽しみも広がりますね。
あとは、あなた次第です。
今から行動して、あなたの理想の未来を手に入れませんか?