このような方に向けて、記事を書いています。
観光業界に興味があって、ホテルの正社員になったものの、2~3年働いてみると、夜勤と日勤がごちゃ混ぜのシフトで生活リズムが崩れたり、長時間労働のわりに給料が安かったり…という理由から退職を検討する人が多くなります。
ホテルの仕事はカッコいいですし、接客はやりがいもあると思いますが、体力的にきついことや給料のことを考えると、『将来に不安を感じる…』というのが本音ではないでしょうか。
もしあなたが『支配人を目指して頑張りたい!』という強い志を持っているなら、多少しんどくてもホテルを続けるべきだと思います。
しかし、ホテル業界に強いこだわりがないのなら、今すぐ行動しないと手遅れになるかもしれません。
その理由は、未経験から転職する場合、年齢が高いほど不利になるからです。
ホテルから転職するなら、理想は『25歳前後まで』に行動することです。
記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計985名の方にインタビューしてきたので、ホテルを辞める人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、僕が実際に話を聞いた、元ホテル正社員の田辺聡一さん(23歳男性・仮名)の体験談を紹介しつつ、『ホテルを辞めたいなら即行動しないと手遅れになる理由』から『ホテルから転職で失敗しない方法』までを解説していきます。
この記事を読めば、ホテルの正社員の未来に不安を抱えている方でも、人生を変えるための一歩が踏み出せるようになります。
3分で読める内容ですので、それではいきましょう~。
※『自分に向いてる仕事が知りたい!』という方は、以下の記事で紹介する『無料適職診断テスト』を受けるほうが早いかもです。
目次
ホテルを辞めたいなら秒で行動しないと手遅れになる理由【体験談】
『旅行が好きだから』『観光が好きだから』という理由で、毎年多くの若者がホテル業界に入ります。
ホテルの仕事は『お客様から直接感謝の言葉をもらえる』などやりがいのある仕事ですが、いっぽうで長時間労働、生活リズムが整わない、給料が安い…などの辛い部分もあります。
ホテル業界に対して、よほど強い志を持っている方でないと、5年10年も続けられない…というのが実態です。
実際に厚生労働省の調査によると、宿泊業・飲食サービス業の離職率は次のとおり。(参考:平成26年3月新規大卒就職者の3年目離職率(産業別))
- 大学卒業3年以内:50.2%
- 高校卒業3年以内:64.4 %
大卒全体の離職率は約30%、高卒全体の離職率は約40%なので、全体と比較するとホテル業界の離職率は高めだといえます。
ちなみに、元ホテル勤務の田辺聡一さん(23歳男性・仮名)の職場でも、正社員の約7割が2~3年で退職している状況でした。
いずれにせよ、多くの人がホテルを辞めていくわけですから、今の段階で『ホテルを辞めたい…』と思っているなら、できるだけ早めに行動するのがおすすめです。
未経験から転職する場合、年齢的には25歳前後が理想で、30歳以降になると転職が難しくなりますからね。
田辺聡一さんの場合は、入社5ヶ月目から少しずつ転職の準備を始めて、入社11ヶ月目に転職先が決まりました。
退職理由が『長時間の拘束時間や日勤夜勤のシフトに耐えられないこと』だったため、転職先は『土日休みで残業少なめ』のシステム設計会社を選んだそうです。
いまは仕事もプライベートも充実しており、以前よりもワークライフバランスがはるかに整っているようです。
ホテルを辞めたい人の退職理由とは?
ホテルを辞めたい人は、どのような理由で退職するのでしょうか?
元ホテル正社員の田辺聡一さん(23歳男性・仮名)の場合は、長時間の拘束時間や日勤夜勤のシフトによって、プライベートの時間が充実しない、という退職理由でした。
ほかの元ホテル勤務の方の退職理由は、次のとおり。
- 日勤と夜勤がごちゃ混ぜのシフトで生活リズムが崩れた
- 夜勤が肉体的にきつかった
- 連休がとれず友人や恋人との時間が作れなかった
- 仕事量に対して給料が低かった
- クレーム対応に追われて疲れた
- 毎日同じ業務のくり返しで成長できないと思った
- 全国に転勤があって引越しがストレスだった
上記のとおり、夜勤や長時間労働、休みが取れないなどが、退職にいたる主な理由のようですね。
ホテル業界は離職率の高いので、必然的に現場が人手不足になります。
そして、その人手不足をカバーするために、長時間労働と休日返上の被害を受けるのは、辞めずに頑張っている社員…。残酷な世の中ですね。
ホテル業界はやめとけ!【ホテル正社員をやめたほうがいい理由】
『ホテル業界で仕事をしてみたい!』という方に対して、『ホテル業界はやめとけ!』というのは無責任だと思うので、とりあえず納得いくまでやってみたらいいと思います。
でもホテル業界を5年10年続けれる人は、『将来ホテルの支配人になりたい!』という高い目標を持っている方くらいですね。
実際にホテルの支配人になれば、給料が一気に上がるので、本気でそこを目指したい方は、頑張って続けるのがいいと思います。
しかし、そこまでの目標がない方は、できるだけ若いうちに、ホテルから転職しておくのが無難かと。
ホテルを辞めるタイミングが、20代なら異業種への転職もしやすいですが、30代になると書類選考が通過しにくくなります。
どの企業も未経験者を採用するときは、できるだけ長く活躍してほしいと考えるため、未経験者なら20代を採用したがるのです。
30代を採用する場合は、即戦力の中途社員が多いです。
ですから、今の段階でホテルを辞めたいと思うなら、手遅れにならないうち行動してくださいね。
ホテルを辞めたいと思ったときにやっておくべきこと
今の段階で、『ホテルの正社員がきつい…』『ホテルに就職して後悔している…』という方は、そもそもホテルの正社員が自分に向いてる仕事ではない可能性が高いです。
そして、自分に向いてる仕事に就職できない最大の原因は、自分の強みや弱みを理解できていないからです。
つまり、自己分析が足りていない、ということ。
とはいえ、今まで自己分析をやったことがない人が、自分の強みや弱みを分析するのは大変ですよね?
そんな方のために、世の中には無料で適職診断テストが受けれる『転職アプリ』があります。
すべて無料で利用できますし、面談や履歴書などの手間もないので、あなたにリスクはありません。
簡単に『自分に向いてる仕事』や『自分の強みと弱み』を知ることができるので、めちゃくちゃ便利ですよ。
ホテルを辞めたいと思っている方は、ホテルから転職する前に、ぜひ無料の適職診断テストを試してみてくださいね。
ホテルから転職で失敗しない方法とは?
ホテルから転職したい方は、絶対に自分ひとりで転職活動しないでください。
それはなぜか?
転職経験の少ない方が、自分ひとりで転職しようとすると、失敗するリスクが高いからです。
僕は初めて転職するときに、最初は自分ひとりで転職活動をしていたのですが、半年経っても、1社も内定がもらえませんでした…。
僕が転職活動に失敗した理由は、次のとおり。
- ハイクラス求人に応募していた
- 履歴書や職務経歴書の内容がスカスカだった
- 企業ごとの面接対策ができていなかった
上記のとおり、僕は転職活動をかなり甘く考えていました。
僕は運よく、友人に転職エージェントを紹介してもらい、担当アドバイザーのサポートのおかげで、無事にフリーターからIT業界の正社員に転職できました。
もちろんホテルの正社員の方が、フリーターだった僕と同レベルだとは思いませんが、失敗するリスクは低い方がいいですよね。
転職エージェントはすべて無料で利用できるので、あなたのリスクはゼロです。
とりあえず登録しておいて、損はしないと思いますよ。
まとめ:ホテルを辞めたいなら今すぐに行動しよう
最後に『ホテルを辞めたいなら秒で行動しないと手遅れになる理由』をまとめておきます。
- ホテルから転職するなら理想は25歳前後までがおすすめ
- 未経験から転職する場合、年齢が高いほど不利になる
- 特に30歳以降になると未経験転職が難しくなる
- 30代を採用する企業の多くが、即戦力の中途社員を求める
今回の内容は、僕が元ホテル正社員の方から実際に聞いた話がもとになっています。
『精神的にも肉体的にも、ホテルの仕事がきつくなってきた…』という方は、できるだけ若いうちに転職しておくのが安全です。
年齢を重ねるほど、未経験からの転職が難しくなるので、やり直せるうちに行動しておきたいところです。
この記事で紹介した元ホテル勤務の田辺聡一さん(仮名)は、23歳でホテルからシステム設計会社のルート営業に転職して、『過酷な労働環境・年収230万円』という人生から『ホワイトな労働環境・年収320万円』という人生に移動することができました。
この生き方は、たくさんある中の一つのサンプルにすぎませんが、一番伝えたいのは『20代なら絶対に人生やり直せる』ということです。
まずは小さな一歩でもいいので、あなたにできることから始めてみませんか?
『自分の人生このままじゃいけない…』と思った方は、今日というより今から始めてみましょう。