
この記事では、リゾートホテルのレストランスタッフとして働くも、長時間労働とシフト制に限界を感じて退職を決意した23歳男性が、転職エージェントを活用して異業種への転職活動に乗り出すまでの等身大のプロセスをお届けします。
「ホテルの仕事が体力的につらい」「土日に休めない生活を変えたい」「ホテル業界から異業種に転職できるのか不安」——そんな方にこそ読んでほしい体験談です。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
| 名前 | H・Tさん(23歳男性) |
|---|---|
| 学歴 | 私立大学卒業(現代社会学部) |
| 主な職歴 | 焼肉店アルバイト(大学在学中・4年間)→ リゾートホテル内レストランのホールスタッフ(正社員・約1年) |
| 転職のきっかけ | 6時出勤・深夜退社が常態化したシフト制の長時間労働に限界を感じて退職を決意。土日に休めず友人とも会えない生活を変えたかった |
| 転職の軸 | 「土日・祝日の固定休み」「連休が取れる環境」「車通勤圏内での勤務」 |
| 使用した転職サービス | 転職エージェント(複数登録・求人選定・面接対策中) |
| 目指す職種 | 営業職・ルート営業・施工管理・技術系メーカーなど(ホテル・飲食以外の職種全般) |
今回インタビューしたのは、大学卒業後にリゾートホテルのレストランへ正社員として就職した早川俊政さん(23歳男性・仮名)です。
旅行・観光への興味から飲食サービス業に進んだものの、早朝から深夜まで続く勤務体制と、固定休みが取れないシフト制の働き方に限界を感じて退職を決意。転職エージェントと連携しながら、営業職や技術系の職種へのキャリアチェンジを進めています。
3分ほどで読める内容ですので、さっそくいきましょう〜。
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目次
ホテルへの就職を選んだ理由と、入ってみて気づいたこと

早川さんが就職活動に臨んだ当時、「やりたいことが明確にある」タイプではなかったと話します。
「観光や旅行が好きで、旅行会社を受けていたんですが、うまくいかなくて。縁があったのがホテルのレストランスタッフの仕事でした」
旅行業界への思いを持ちながら、縁が重なった形でリゾート系ホテル内レストランのホールスタッフとして入社。社員10名とアルバイトで構成されるフロアを担当し、接客・配膳・フロア管理を日々こなしていきます。
大学時代には焼肉店で4年間接客のアルバイトを続けていた早川さんにとって、サービス業のベースはもともと身についていました。
ただ、仕事として向き合ってみると、「好きだから続けられる」とはまた別の問題があることに気づいていきます。
毎日13時間労働の現実——「続けていたら先輩みたいになる」という恐怖

入社して驚いたのは、勤務時間の長さでした。
早川さんの勤務帯は早朝6時スタート。退社が23時になる日もあり、実働と休憩を合わせると13時間以上を職場で過ごす日が珍しくありませんでした。
「若手は23時に帰れるんですが、先輩たちは日付をまたぐまで残っているんです。2年目、6年目の先輩がそうやって働いているのを見て、"このまま続けたら自分もああなる"という感覚が拭えなかった」
さらに、シフト制であることも心に重くのしかかります。
土日に休めない。連休も取りづらい。友人と予定が合わない。
「テニスを続けているし、友達と遊びたい気持ちも強くて。プライベートの時間が全然確保できないのが、じわじわとしんどかった」
繁忙時のピリピリした職場の空気、スピードを求められる先輩からの言葉——単なる「きつい仕事」にとどまらず、先が見えにくい環境への不安感が積み重なっていきました。
月収は手取りで約15万円。体力も時間も使いながら、この先のキャリアに希望が持ちにくい状況でした。
退職を決めた日と、転職活動の出発点

年末を区切りとして退職を決め、翌年1月からの転職活動スタートを自分の中で設定した早川さん。
「年明けから動き始めれば、面接にも落ち着いて向き合えると思って」
転職活動では転職エージェントを活用することを選び、複数のサービスに登録。並行して、自分なりに営業職・施工管理など複数の職種を調べながら求人を探していきました。
最初に意識していたのは「土日・祝日の固定休み」「連休が取れること」。長時間労働の反動から、働く環境の整備を何よりも優先していました。
エージェントから言われた、市場価値という現実

転職エージェントとの面談で、早川さんはひとつの現実をつきつけられます。
「ホールスタッフだけだと市場価値が上がりにくい、スキルも給料も上げにくいと言われて。確かにそうだな、と」
エージェントからのアドバイスは明確でした。
「できるだけ早く、対企業とのやりとりが経験できる仕事に移った方がいい」
ただし、新卒1年目で飲食ホールスタッフという経歴では、選択肢が絞られる現実もある。だからこそ、まずは営業職や施工管理など、社会人としてのビジネス基礎を身につけながら成長できる職種を狙っていく、という方針が定まっていきました。
「最初から理想の仕事を探すより、まずベースをつくれる仕事に入ることが先決だと気づきました」
ホテルスタッフという経歴がマイナスになるわけではない。ただ、ここから先の伸びしろをどの職種で作るか——それが転職活動の軸になりました。
応募した企業と、転職活動のリアルな動き

方針が定まると、早川さんの行動は具体的になっていきます。
転職エージェントを通じて複数の求人に応募。業種を絞りすぎず、「土日休み・週休2日」「固定休み」「車通勤圏内」という条件を軸に、幅広い職種を検討しました。
IT系のキャッシュレスサービス・グルメ媒体などのPR営業、測量器械の専門商社のルート営業、施工管理の求人——職種はさまざまながら、いずれも「対企業・対人のやりとりが中心」という共通点がある求人群です。
なかでも印象に残ったのが、測量器械の専門商社です。既存顧客へのルート営業がメインで、急に新規開拓の荒波に飛び込む必要が少ない。「週休2日・日祝休み・年間休日113日」という条件が早川さんの軸にぴったり合致し、選考を進めることになりました。
「既存顧客が中心なら、まずは信頼を積み上げていける。焦らず成長できそうだと思った」
また、電気設計やシーセンサーのプログラムを扱う技術系メーカーにも興味を持ちました。
「週休2日で手に職がつく。長く安定して働けそうという点が魅力でした」
施工管理系の求人には内定が出たこともありましたが、転勤の可能性がある点が引っかかり、慎重に判断を続けていきます。
転職活動は書類選考・面接を並行させながら着実に進んでいき、面接対策として「前職の入社理由」「業界を選んだ背景」「入社後に実現したいこと」など、エージェントとすり合わせながら言語化を深めていきました。
面接でそのまま使える早川さんの強み

「ホールスタッフ経験しかないので…」と早川さんは少し言葉を選びながら話しました。
でも、インタビューを通じて見えてきたのは、面接でしっかり語れる素材の多さです。
接客で鍛えた、場の空気を読むコミュニケーション力
大学時代の焼肉店アルバイト4年間と、ホテルレストランでの正社員経験。忙しいフロアで複数の役割をこなしながら積んだ接客経験は、営業職での顧客対応・社内調整に直結します。
「補助犬啓発活動」で証明された、主体的な行動力
大学のゼミで取り組んだ補助犬シールの普及活動では、自分たちでアポイントを取り、地域の飲食店7件に交渉して5件へのシール設置を実現しました。「犬は清潔で訓練されているから大丈夫です」と丁寧に説明しながら合意を得ていくプロセスは、まさに営業活動そのものです。
継続してきたスポーツから伝わる、粘り強さとチームワーク
中学でハンドボール、高校で軟式テニスを3年間続け、今もテニスを続けています。「点が取れたときの嬉しさ」「チームで勝ちを共有できるとき」という言葉から伝わるのは、成果をモチベーションに変えられる前向きさです。
この体験談から見えてくること

早川さんのエピソードには、ホテル・飲食サービス業から異業種転職を目指す20代が参考にできるポイントがいくつかあります。
「働く環境」を軸に転職先を選ぶことは、逃げではない
「土日に休みたい」「連休がほしい」という希望を、後ろめたく感じる必要はまったくありません。それは当然の権利であり、長く働き続けるための合理的な判断です。働く環境が整ってはじめて、仕事のスキルも人間関係も積み上がっていきます。
「先輩の姿が未来の自分」という直感は、正直なシグナル
「ずっと続けたら先輩みたいになる」という感覚は、単なる不満ではなく、自分のキャリアを客観的に見ている証拠です。その直感を大切に行動したことは、正しい判断だったと言えます。
ホールスタッフの経験は、言い換えれば「対人折衝の実績」
接客業の経験を「人と話すのが得意なだけ」と過小評価しないこと。営業・ルート営業・施工管理・技術職のどの分野でも、現場や顧客とのコミュニケーション力は評価される素質です。

まとめ
最後に、この記事のまとめです。
- ホテルのホールスタッフから異業種転職は可能で、接客経験は営業職などでも通用するスキルとして評価される
- 長時間労働・シフト制の飲食・ホテル業界から「土日固定休み・週休2日」の職場に転職した人のリアルな体験が参考になる
- 転職エージェントを活用すれば、ホテル正社員1年目のキャリアでも異業種への転職先候補を複数紹介してもらえる
- 「手に職をつけたい」「長く安定して働きたい」という軸で、営業職・ルート営業・技術系メーカーなど複数の選択肢が検討できる
- 大学のゼミや部活・アルバイトなど、仕事以外の経験にも面接で語れる強みが詰まっている
- 転職活動では「前職の入社理由の言語化」「業界を選んだ理由」「入社後に実現したいこと」を整理しておくと選考が進めやすくなる
6時始業・深夜退社、休みも取れないシフト制——。
早川さんが経験してきた環境は、ホテルや飲食業界で働いた人なら思い当たるものがあるはずです。
「このまま続けていたら先輩みたいになる」という直感に素直に従って行動した早川さんは、転職活動を通じて自分のキャリアを組み直す選択をしました。
ホテル正社員1年目という経歴は、弱点ではありません。「対人コミュニケーション」「場の空気を読む力」「接客で鍛えた丁寧さ」は、異業種でも十分に通用します。
大切なのは、「今の職場を辞めることへの後ろめたさ」より、「次にどんな働き方をしたいか」に目を向けることです。
23歳という年齢は、転職市場では大きな武器になります。
今この記事を読んでいるあなたが、一歩踏み出すきっかけになれば幸いです。

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よくある質問
Q1. ホテルのホールスタッフから未経験で営業職に転職できますか?
できます。接客業で培ったコミュニケーション力や、相手の要望を汲み取る力は、営業職でも高く評価されます。特に若手は「素直さ」「成長意欲」が重視されるため、1〜2年の経験でも転職は十分に可能です。転職エージェントに相談すると、自分に合った求人を複数提案してもらえます。
Q2. ホテル業界から異業種転職する場合、何を軸に転職先を選べばいいですか?
まず「働く環境の条件」(休日の形態・勤務時間・通勤方法)を明確にすることが先決です。条件を整理したうえで、接客経験が活かせる営業職・ルート営業のほか、未経験から手に職がつく技術系・施工管理系の求人も選択肢に入れると、選べる幅が広がります。
Q3. 転職活動中、面接でホテルを辞めた理由をどう説明すればいいですか?
「労働時間が長かった・休みが取れなかった」という本音をそのまま伝えるより、「自分のキャリアを長く積み上げられる環境を求めた」という前向きな表現に変換することが大切です。具体的には「業務の専門性を高めたかった」「安定したワークスタイルの中で成果を出したかった」という軸で語ると、面接官にポジティブに受け取られやすくなります。



