

このような悩みを抱える方向けに、記事を書いています。
結論から言うと、ホテルの正社員はきつい仕事です。
ホテル従業員がきつい理由は、拘束時間がめちゃくちゃ長いからです。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計329名の会社員の方にインタビューしてきたので、様々な業界で働く人のリアルな情報をお伝えできると思います。
元ホテル勤務の人たちの退職理由で、1番多いのが「拘束時間の長さ」です。
たとえば、拘束時間が「朝6時出勤~夜24時退社(中休憩4時間ほど)」という方も珍しくありません。
ホテル勤務を希望するなら、拘束時間が長いことは覚悟しておく必要があります。
本記事では『ホテルの正社員がきつい理由』から『ホテルから転職で失敗しない方法』までを解説していきます。
3分で読める内容なので、それではいきましょう。
※『今すぐにホテルから転職したい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
ホテルの正社員がきつい理由を3分で解説します【体験談あり】

ホテル勤務が大変な理由は「勤務時間がめちゃくちゃ長いこと」です。
拘束時間が12時間越え、というのは普通です。

早朝6時にホテルに出勤して、退社は深夜0時過ぎという感じです。
労働基準法の問題もあるため、途中で休憩時間がたっぷり用意されています。
たとえば、拘束時間の中で4時間の休憩が与えられ、その時間に寮に帰って食事や睡眠をとる、という感じです。
休憩時間は労働から解放されている時間なので、勤務時間には含まれませんが、しっかり拘束はされています。
また夕方から出勤しないといけないので、この時間に食事や睡眠をとっておかないと体力が回復しません。もちろん、お酒なんて絶対に飲めません。
緊急事態のときは、呼び出される可能性もあります。
この4時間は表向きは休憩時間ですが、本質的には夕方以降の労働力を回復させるための時間なのです。
元ホテル勤務の人たちは、この拘束時間について「1日に2回出勤している感覚になる」と口を揃えて言います。
ホテル勤務を考えている人は、拘束時間の長さを覚悟しておかないといけませんね。
ホテルの正社員は年収が低くてきつい!時給がバイト以下!?
これだけ長い拘束時間を耐えているホテル勤務の人たち。
給料はいくらもらっているのでしょうか?
たとえば、僕が面談した1年目の人だと、年収230万円ぐらいですね。
月給18万円で手取り15万円、ボーナスはあればラッキーぐらいの感じです。
時給に換算するといくらになるのか?
1日の拘束時間が18時間で、月22日出勤したとすると、月の拘束時間は396時間になります。
月給18万円を時間で割ると「454円」になります。
つまり、時給454円…です。
拘束時間から休憩時間を引いて計算しても「時給584円」です。
これはバイトの時給以下です。

これが原因で、ホテル勤務の人たちは離職していくのですね。
ホテル正社員の勤務はシフト制だから友達がいなくなる

ホテル勤務の休日は固定ではなく、シフト制です。
サービス業にはよくある話です。
特にホテル業界は人手不足が深刻なので、連休なんて絶対に取れません。
ホテル勤務の人たちは寮に住んでいる人が多いので、大半の人は地元から離れています。
帰省となると、日帰りではなく、連休を取ってゆっくりしたいですよね?
でも、ホテル勤務の人に連休はありません。
そのため「まあいいか…」となって、地元に帰らなくなります。
こうしてホテル勤務の人たちは、長時間拘束による日ごろの疲れを癒すために、休日を潰すようになります。
ですから、結果的に友達がいなくなるのです。
ホテル正社員に必要なのは長時間労働に耐えれる体力と精神力だけ!

ホテル勤務をするために、資格は必要ありません。

弁護士、医師、看護師などの国家資格なら独占業務があるので、これらの資格を持っていることは就職に有利です。
しかし、民間の資格や独占業務のない国家資格を持っていても、転職で有利になることはほとんどありません。
ましてや、ホテル勤務には資格は全く要りません。
ホテル勤務に必要なのは、長時間拘束に耐えられる体力と精神力だけです。
ホテル勤務あるある!雰囲気の悪い職場はきつい…
ホテル勤務をする上で、拘束時間の次にきついのは、繁忙期の忙しさによる職場の雰囲気の悪化です。
何もない時期は業務負荷に余裕があるため、先輩や上司もやさしく対応してくれます。
しかし、ゴールデンウイークやお盆などの長期連休の時期は、めちゃくちゃ忙しくなります。
普段の倍以上のお客様が利用することもあるので、先輩や上司の目が血走り、職場の雰囲気がピリつきます。
仕事に慣れていない新人たちは、拘束時間の長さに加えて、この雰囲気が追い打ちとなり、退職していきます。
「観光業界に興味があって」「ホテルの仕事がしてみたくて」という軽い気持ちで入社すると、現実を知った瞬間にどん底に落とされます。
ホテル勤務を続けるかどうかは、18時間以上の拘束時間や繁忙期のピリつく雰囲気に、自分が耐えれるかを考慮した上で、判断する必要がありますね。

【まとめ】ホテルの正社員がきついなら転職エージェントに相談しよう

ホテルの正社員がきつい理由は、次のとおり。
・拘束時間が長い
・18時間以上も拘束される
・年収が低すぎる(時給がバイト以下)
・シフト制だから友達がいなくなる
・長時間労働に耐えないといけない
・繁忙期は職場の雰囲気が悪くなる
僕は別に、ホテルの仕事を否定しているわけではありません。ホテル正社員の仕事に、誇りを持っている方もいらっしゃると思います。
僕が伝えたいことは『ホテル勤務を選ぶなら、何か目的を持って働かないと、仕事を続けるのがきつくなるだけ…』ということです。
どんな仕事にもメリット・デメリットがありますし、楽しいこと・辛いことがあります。
大事なのは、その両方を比較した上で、仕事を選ぶこと。
あなたがもし、『ホテルの正社員の仕事がきつい…』と思っているなら、できるだけ早めに行動しておくのがおすすめです。
ホテルの仕事を続けるべきか迷ったら、転職エージェントに登録して、キャリアアドバイザーに転職相談してみましょう。
キャリアアドバイザーに相談すると、あなたに向いている仕事を教えてくれたり、ホテルから転職できる業界を教えてくれたりします。
このような話を聴いてみるだけでも、あなたの選択肢は広がるはずです。
しかも転職エージェントは全て無料で利用できるので、あなたのリスクはゼロです。これを利用しない手はないですよね。
