このような方に向けて、記事を書いています。
結論からいうと、ホテルの正社員はきつい仕事です。
ホテルの正社員がきつい理由は、拘束時間がめちゃくちゃ長いからです。
ホテル業界で働く人たちの退職理由で、1番多いのが『拘束時間の長さ』。
たとえば、拘束時間が『朝6時出勤~夜24時退社(中休憩4時間ほど)』という方も珍しくありません。
ホテルの正社員として働くなら、ある程度の長時間労働は覚悟しておく必要がありますね。
記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計985名の方にインタビューしてきたので、ホテルの正社員を辞める人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、僕が実際にインタビューした元ホテル勤務の方の体験談をもとに、『ホテルの正社員がきつい理由』から『ホテルから転職で失敗しない方法』までを解説していきます。
この記事を読めば、ホテルの正社員の未来に不安を抱えている方でも、人生を変えるための一歩が踏み出せるようになります。
3分で読める内容なので、それではいきましょう。
※「自分に向いてる仕事が知りたい!」という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
ホテルの正社員がきつい理由【ホテル業界はやめとけ!失敗談あり】
ホテル勤務が大変な理由は「勤務時間がめちゃくちゃ長いこと」です。
拘束時間が12時間越え、というのは普通です。
早朝6時にホテルに出勤して、退社は深夜0時過ぎという感じです。
労働基準法の問題もあるため、途中で休憩時間がたっぷり用意されています。
たとえば、拘束時間の中で4時間の休憩が与えられ、その時間に寮に帰って食事や睡眠をとる、という感じです。
休憩時間は労働から解放されている時間なので、勤務時間には含まれませんが、しっかり拘束はされています。
また夕方から出勤しないといけないので、この時間に食事や睡眠をとっておかないと体力が回復しません。もちろん、お酒なんて絶対に飲めません。
緊急事態のときは、呼び出される可能性もあります。
この4時間は表向きは休憩時間ですが、本質的には夕方以降の労働力を回復させるための時間なのです。
元ホテル勤務の人たちは、この拘束時間について「1日に2回出勤している感覚になる」と口を揃えて言います。
ホテル勤務を考えている人は、拘束時間の長さを覚悟しておかないといけませんね。
※元ホテル正社員の20代にインタビューした、『ホテル業界がきついと思った体験談』は以下の記事をどうぞ。
ホテルの正社員は年収が低くてきつい!時給がバイト以下!?
これだけ長い拘束時間を耐えているホテル勤務の人たち。
給料はいくらもらっているのでしょうか?
たとえば、僕が面談した1年目の人だと、年収230万円ぐらいですね。
月給18万円で手取り15万円、ボーナスはあればラッキーぐらいの感じです。
時給に換算するといくらになるのか?
1日の拘束時間が18時間で、月22日出勤したとすると、月の拘束時間は396時間になります。
月給18万円を時間で割ると「454円」になります。
つまり、時給454円…です。
拘束時間から休憩時間を引いて計算しても「時給584円」です。
これはバイトの時給以下です。
これが原因で、ホテル勤務の人たちは離職していくのですね。
ホテルの正社員はシフト制の勤務がきつい!友達がいなくなる…
ホテル勤務の休日は固定ではなく、シフト制です。
サービス業にはよくある話です。
特にホテル業界は人手不足が深刻なので、連休なんて絶対に取れません。
ホテル勤務の人たちは寮に住んでいる人が多いので、大半の人は地元から離れています。
帰省となると、日帰りではなく、連休を取ってゆっくりしたいですよね?
でも、ホテル勤務の人に連休はありません。
そのため「まあいいか…」となって、地元に帰らなくなります。
こうしてホテル勤務の人たちは、長時間拘束による日ごろの疲れを癒すために、休日を潰すようになります。
ですから、結果的に友達がいなくなるのです。
ホテルの正社員は長時間労働がきつい!体力と精神力がないと続けられない…
ホテル勤務をするために、資格は必要ありません。
弁護士、医師、看護師などの国家資格なら独占業務があるので、これらの資格を持っていることは就職に有利です。
しかし、民間の資格や独占業務のない国家資格を持っていても、転職で有利になることはほとんどありません。
ましてや、ホテル勤務には資格は全く要りません。
ホテル勤務に必要なのは、長時間拘束に耐えられる体力と精神力だけです。
ホテルの正社員は仕事がきついから職場の雰囲気が悪くなる!
ホテル勤務をする上で、拘束時間の次にきついのは、繁忙期の忙しさによる職場の雰囲気の悪化です。
何もない時期は業務負荷に余裕があるため、先輩や上司もやさしく対応してくれます。
しかし、ゴールデンウイークやお盆などの長期連休の時期は、普段の倍以上のお客様が利用することもあり、めちゃくちゃ忙しくなるため、先輩や上司の目が血走り、職場の雰囲気がピリつくこともある。
仕事に慣れていない新人たちは、拘束時間の長さに加えて、この雰囲気が追い打ちとなり、退職していくのです…。
「観光業界に興味があって」「ホテルの仕事がしてみたくて」という軽い気持ちで入社すると、現実を知った瞬間にどん底に落とされます。
ホテル勤務を続けるかどうかは、18時間以上の拘束時間や繁忙期のピリつく雰囲気に、自分が耐えれるかを考慮した上で、判断する必要がありますね。
上記のとおり、ホテルの正社員はきつい部分も多いので、『長時間労働や給料の安さにどうしても耐えれない!』という方は、ホテルからの転職を検討するほうが良いと思います。
ホテルの正社員がきついと思う人は転職する前に必ず自己分析しよう
今の段階で、『ホテルの仕事がきつい…』『ホテルは大変すぎる…』と思っている方は、そもそもホテルの正社員が自分に向いてる仕事ではない可能性が高いです。
そして、自分に向いてる仕事に就職できない最大の原因は、自分の強みや弱みを理解できていないからです。
つまり、自己分析が足りていない、ということ。
とはいえ、今まで自己分析をやったことがない人が、自分の強みや弱みを分析するのは大変ですよね?
そんな方のために、世の中には無料で適職診断テストが受けれる『転職サイト』があります。
すべて無料で利用できますし、面談や履歴書などの手間もないので、あなたにリスクはありません。
簡単に『自分に向いてる仕事』や『自分の強みと弱み』を知ることができるので、めちゃくちゃ便利ですよ。
ホテルから転職を考えている方は、ぜひ無料の適職診断テストを試してみてくださいね。
ホテルの正社員がきついと感じる人におすすめの転職方法は?
ホテルから転職したい方は、絶対に自分ひとりで転職活動しないでください。
それはなぜか?
転職経験の少ない方が、自分ひとりで転職しようとすると、失敗するリスクが高いからです。
僕は初めて転職するときに、最初は自分ひとりで転職活動をしていたのですが、半年経っても、1社も内定がもらえませんでした…。
僕が転職活動に失敗した理由は、次のとおり。
- 自己分析ができていなかった
- 業界や職種の知識がゼロだった
- ハイクラス求人に応募していた
- 履歴書や職務経歴書の内容がスカスカだった
- 企業ごとの面接対策ができていなかった
上記のとおり、僕は転職活動をかなり甘く考えていました。
僕は運よく、友人に転職エージェントを紹介してもらい、担当アドバイザーのサポートのおかげで、無事にフリーターからIT業界の正社員に転職できました。
もちろんホテルの正社員の方が、フリーターだった僕と同レベルだとは思いませんが、失敗するリスクは低い方がいいですよね。
転職エージェントはすべて無料で利用できるので、あなたのリスクはゼロです。
とりあえず登録しておいて、損はしないと思いますよ。
ホテルの正社員がきつい理由【まとめ】
最後に『ホテルの正社員がきつい理由』をまとめておきます。
- 拘束時間が12時間超えるのは普通
- 朝6時出勤~夜24時退社(中休憩4時間ほど)もある
- 1日に2回出勤している感覚になる
- 年収が低い→時給換算するとバイト以下になることも
- 現場が人手不足すぎて連休が取れない→友達と遊べない
- ホテルの仕事はきついから職場の雰囲気も悪くなる
- 体力と精神力がないと続けられない
今回の内容は、僕が元ホテル正社員の方から実際に聞いた話がもとになっています。
『精神的にも肉体的にも、ホテルの仕事がきつくなってきた…』という方は、できるだけ若いうちに転職しておくのが安全です。
年齢を重ねるほど、未経験からの転職が難しくなるので、やり直せるうちに行動しておきたいところです。
僕が実際にインタビューした元ホテル勤務の田辺聡一さん(仮名)は、23歳でホテルからシステム設計会社のルート営業に転職して、『過酷な労働環境・年収230万円』という人生から『土日休み・ホワイトな労働環境・年収320万円』という人生に移動することができました。
この生き方は、たくさんある中の一つのサンプルにすぎませんが、一番伝えたいのは『20代なら絶対に人生やり直せる』ということです。
まずは小さな一歩でもいいので、あなたにできることから始めてみませんか?
『自分の人生このままじゃいけない…』と思った方は、今日というより今から始めてみましょう。