『ADは離職率が高いの?』
『ADの仕事は女性には無理?』
『ADを辞める人の退職理由は?』
このような疑問に答えます。
結論からいうと、ADの離職率はめちゃくちゃ高いです。
この記事で紹介する、元ADの山本由実さん(26歳女性・仮名)が勤めていた制作会社では、離職率は1年で50%でした。
ADを辞める人の退職理由には、体力的にきつい、精神的にきつい、ディレクターになれない、などの理由が多いですね。
記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計985名の方にインタビューしてきたので、ADを辞める人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、僕が実際にインタビューした元ADの山本由実さんの体験談をもとに、『ADの離職率がやばい理由』『ADのきつい仕事の実態』『ADから転職で失敗しない方法』までを解説します。
この記事を読めば、これからADを目指そうとしている方や、今後ADを辞めようか迷っている方の参考になると思います。
3分ぐらいで読める内容なので、さっそく見ていきましょう〜。
※「自分に向いてる仕事が知りたい!」という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
ADの離職率がやばい理由【帰れない!きつい!】23歳女性の体験談
『テレビ局のADはきつい…』
世の中的には、このイメージが強いです。
では、本当にADの仕事はきついのか?
元ADの山本由実さん(26歳女性・仮名)さんによると、『毎日16時間労働が当たり前だったこと』と『月に数回しか自宅に帰れなかったこと』が1番きつかったそうです。
昔はテレビ番組の中で、ADの人たちがソファの上で寝ている姿を見ることもありました。
でも最近は働き方改革の影響もあり、ADが自宅に帰れない映像を見ることはほとんどありません。
しかし実際に元ADの方から話を聞くと、今でも労働環境は過酷そうですね…。
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ADは帰れない!毎日16時間労働が当たり前!?
元ADの山本由実さん(26歳女性・仮名)は大学卒業後、テレビ局のAD(アシスタントディレクター)の仕事に就職しました。
ADの仕事を選んだ理由は、大学から就職活動中にさまざまな求人を紹介してもらい、『とりあえず書類を応募したら内定をもらえたから』という理由です。
大学時代の山本由実さんは、国家資格を取得して仕事に就きたいと考えていましたが、大学4年生になっても資格は取れませんでした。
その結果、大学卒業の3ヵ月前から就職活動を始めることになり、もう企業の選択肢がなかったそうです。
山本由実さんは大学のゼミの先生から『就職浪人だけは絶対にダメだ!』といわれて、仕方なく就職することに決めました。
そして、よく調べずにテレビ局のADに就職して、毎日16時間労働が当たり前の生活になってしまったのです…。
山本由実さんはほぼ毎日、朝8時から夜24時まで働いていました。
夜24時を過ぎると終電がなくなるので、月に数回しか自宅に帰れなかった…とのこと。
仕事内容や人間関係のストレスはありませんでしたが、シンプルに『肉体的な限界』によって、ADを辞める決断をしたのです。
ADの仕事は楽しいけど業務量はきつい!
テレビ局のADの仕事に対して、『面白くてやりがいもある!』と言う人もいます。
でもその反面、ADの業務量はめちゃくちゃ多いです。
元ADの山本由実さんが担当していた業務は、次のとおり。
- 資料作成
- 会議室の用意
- 会議の議事録の作成
- 取材先への電話
- 収録する前の準備(楽屋への差し入れ・収録機材の準備)
一つ一つの仕事内容は単純作業ですが、抱えている番組数が多くなってくると、業務負荷がやばくなります。
山本由実さんは『ADの仕事自体は面白かった!』と言っていますので、ストレスの原因は『業務量の多さ』です。
ADの仕事は面白さがある反面、過酷な肉体労働であることを覚悟しておく必要があります。
ADの離職率は50%!女性はきついかも…
テレビ局のADは、会社で寝泊まりするほど長時間労働の職場なので、現実的に考えると、女性の方はきついかもしれません。
ちなみに山本由実さんは、救命救急士を目指すほど、体力に自信のある23歳の女性でしたが、それでも肉体的な限界が理由で退職しています。
山本由実さんが入社した制作会社は、1年以内の離職率が50%で、3年以内に同期の9割が辞めていました。
『どうしてもテレビに関わる仕事がしたい!』という方は、ADに挑戦するのはアリだと思いますが、なんとなくで選ぶ仕事ではないですね。
ふわふわした状態でADに就職すると、厳しい労働環境によって短期離職になります。
実際に山本由実さんは、入社半年でADを辞めています…。
どんな仕事を選ぶにせよ、入社する前に会社情報や仕事内容をしっかり調べておかないと、就職で失敗するリスクは高いです。
ADから転職する前にやっておくべきこと
今の段階で、『ADの仕事がきつい…』『ADは大変すぎる…』と思っている方は、そもそもADが自分に向いてる仕事ではない可能性が高いです。
そして、自分に向いてる仕事に就職できない最大の原因は、自分の強みや弱みを理解できていないからです。
つまり、自己分析が足りていない、ということ。
とはいえ、今まで自己分析をやったことがない人が、自分の強みや弱みを分析するのは大変ですよね?
そんな方のために、世の中には無料で適職診断テストが受けれる『転職サイト』があります。
すべて無料で利用できますし、面談や履歴書などの手間もないので、あなたにリスクはありません。
簡単に『自分に向いてる仕事』や『自分の強みと弱み』を知ることができるので、めちゃくちゃ便利ですよ。
ADから転職を考えている方は、ぜひ無料の適職診断テストを試してみてくださいね。
ADから転職で失敗しない方法とは?
ADから転職したい方は、絶対に自分ひとりで転職活動しないでください。
それはなぜか?
転職経験の少ない方が、自分ひとりで転職しようとすると、失敗するリスクが高いからです。
僕は初めて転職するときに、最初は自分ひとりで転職活動をしていたのですが、半年経っても、1社も内定がもらえませんでした…。
僕が転職活動に失敗した理由は、次のとおり。
- 自己分析ができていなかった
- 業界や職種の知識がゼロだった
- ハイクラス求人に応募していた
- 履歴書や職務経歴書の内容がスカスカだった
- 企業ごとの面接対策ができていなかった
上記のとおり、僕は転職活動をかなり甘く考えていました。
僕は運よく、友人に転職エージェントを紹介してもらい、担当アドバイザーのサポートのおかげで、無事にフリーターからIT業界の正社員に転職できました。
もちろんADの方が、フリーターだった僕と同レベルだとは思いませんが、失敗するリスクは低い方がいいですよね。
転職エージェントはすべて無料で利用できるので、あなたのリスクはゼロです。
とりあえず登録しておいて、損はしないと思いますよ。
ADの離職率がやばい理由【まとめ】
今回の内容をまとめておきます。
- テレビ局のADは肉体勝負になる
- 毎日16時間労働が当たり前の環境
- 月に数回しか自宅に帰れない
- 女性がADになるのは大変かも
- 業務量を覚悟してADを選ぶべき
どんな仕事にも面白い部分ときつい部分があるので、何を優先するかを考えて、就職先を選ぶ必要があります。
特にエンタメ系の仕事の場合、労働時間はあってないようなもの。プライベートな時間を優先させたい方には向いてないかと。
『将来どんな生活をしたいのか?』をよく考えてから、就職先を決めてくださいね。