このような疑問に答えます。
結論からいうと、ほかの会社に行っても、テレアポ営業はきついです…。
たとえば、OA機器、求人広告、キャッシュレスサービス、電力削減、店舗向けPOSレジなどの新規開拓の営業に就職すると、高い確率でテレアポを経験することになります。
そして、テレアポ営業は99%が断られる仕事なので、自己肯定感やメンタルが崩壊してしまい、退職する人が後を絶ちません。
そのいっぽうで、テレアポ営業で成果を出せるようになれば、セールスやマーケティングのスキルが身につくため、人材としての市場価値は高くなります。
とはいえ現実は、成果を出せずに辞めていく人が8割以上ですね…。
記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計985名の方にインタビューしてきたので、テレアポの仕事を辞める人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、僕が実際に話を聞いた、新卒でテレアポを退職した安岡信彦さん(23歳男性・仮名)の体験談をもとに『テレアポを辞めたいと思う理由』から『テレアポから転職で失敗しない方法』までを解説していきます。
この記事を読めば、テレアポの未来に不安を抱えている方でも、人生を変えるための一歩が踏み出せるようになります。
3分で読める内容なので、それでは見ていきましょう〜。
※『今すぐ自分に合う仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
テレアポをすぐ辞めたい…新卒でテレアポ営業を辞めた体験談
『テレアポ営業はきつい…』
テレアポ営業を経験した多くの人が、こう言って、仕事を辞めていきます。
テレアポ営業の仕事は、文字通り、電話でアポイントをとる仕事です。
『テレアポ営業』というのは営業手法の一つで、主に新規開拓営業の手法として何十年も使われています。
テレアポ営業を採用する企業が扱う商品には、OA機器、求人広告、キャッシュレスサービス、電力削減、店舗向けPOSレジなどがあります。
テレアポ営業で案内する商品は、主に企業が利用する商品やサービスが多いですね。
テレアポ営業の業務の流れは、『企業に電話をかける→決裁者に電話を代わってもらう→決裁者に商談のアポイントをとる→商談に行って契約をとる』という感じです。
営業側から電話をかけて商品を案内する場合、9割以上の企業はその商品を欲しいと思っていません。
なぜなら、もし欲しいと思っていたら、その商品をすでに購入しているはずですよね。
ですから、テレアポ営業の99%は断られます…。
『断られるのがテレアポ営業の仕事だ!』と言う人もいるくらいです。
テレアポを辞めたい理由はロボットのような仕事だから…
テレアポ営業の99%は断られるので、1件のアポイントをとるためには、少なくとも100件は電話をかけなければいけません。
テレアポ営業をしている会社の中には、1日100~200件の電話をかける会社もあるので、業務の9割以上は電話をかけていることになります。
朝9時から夜6時まで、ずっと電話をかけているだけなので、まるでロボットのような業務です…。
入社当初の新人社員は、やる気もモチベーションも高いので、それなりにテレアポ営業を楽しめますが、数ヶ月経ってくるとメンタルがすり減ってきます。
『自分は何のために働いているのだろうか…』
『なぜ毎日電話で断られないといけないのか…』
『この仕事は社会の何の役に立っているのか…』
テレアポ営業を続ければ続けるほど、このような感情がこみ上げてきて、そのうちテレアポ営業を辞めていくのです。
新卒がテレアポをすぐ辞める理由は未来に絶望するから…
新卒社員がテレアポを退職したいと思う瞬間は、テレアポをしている自分の未来に絶望するときです。
テレアポ営業を経験した後で、商談をする営業マンにステップアップできる会社もありますが、一生テレアポをやらされる会社もある…。
テレアポ営業を雇う会社側も、会社に利益を生み出さなければいけないので、契約をとれる営業マンに商談のアポイントが集まるようになっています。
契約をとれない営業マンに商談を振って、もし契約をはずしてきたら、1件数百万円の利益を捨てているようなものですからね。
会社も機会損失のリスクを負いたくないので、優秀な営業マンだけを客先へ商談に行かせて、一般レベルの社員にはずっとテレアポをやらせるのです。
実際にテレアポ営業をする会社の中には、テレアポ営業だけを10年以上やっているという人もいるほど…。
『10年経ってもテレアポ営業をやっているのか…』という絶望感が大きくなり、多くの新卒社員がテレアポを退職していくのです。
テレアポを辞めたい人は限界になる前に行動するべき!
ここまで、テレアポ営業がきつい理由を並べてきましたが、テレアポ営業にもメリットはあります。
テレアポ営業で得られるものは、セールスやマーケティングのスキルと経験です。
世の中には、いい商品やいいサービスを扱っていても、世の中に知られていないせいで、業績に伸び悩んでいる会社がたくさんあります。
このような会社は、セールスやマーケティングが苦手です。
たとえば、テレアポ営業を経験してから、商品を売るのが下手な会社に転職すれば、会社内での市場価値が高いので、高収入や高待遇の条件で採用されることもあります。
とはいえ、テレアポの仕事は毎日ストレスとの戦いなので、我慢して働き続けるのも、正直大変ですよね…。
もしあなたが今の段階で、『どうしてもテレアポを続けるのは無理…』と思うなら、限界になる前に行動しておくのが安全です。
テレアポの仕事が辛すぎて、精神的にも肉体的にもストレスが限界に達すると、新しい仕事を探す気力すら失いますから…。
※テレアポ営業から設備会社のルート営業に転職した20代歳男性の体験談を「コールセンターの正社員がきつい理由【元コールセンター社員の体験談】」で紹介していますので、あわせてご覧ください。
テレアポから転職する前にやっておくべきこと
今の段階で、『テレアポを辞めたい…』『テレアポはきつい…』と思っている方は、そもそもテレアポの仕事に向いてない可能性が高いです。
そして、自分に向いてない仕事を選んでしまう最大の原因は、自分の強みや弱みを理解できていないからです。
つまり、自己分析が足りていない、ということ。
とはいえ、今まで自己分析をやったことがない人が、自分の強みや弱みを分析するのは大変だと思います。
そんな方のために、世の中には自己分析ツールが多く存在します。
その中でも、特におすすめなのが、無料で適職診断テストが受けれる『転職アプリ』ですね。
すべて無料で利用できますし、面談や履歴書などの手間もないので、あなたにリスクはありません。
自分に向いてる仕事を順番に教えてくれたり、適性の低い職種も表示してくれるので、自分に合わない仕事を選ぶリスクも回避できます。
また、自分の個性や特徴を数値化してくれるので、客観的なデータをもとに自己分析も可能ですよ。
テレアポを辞めたいと思っている方は、転職する前に無料適職診断テストで『自分に向いてる仕事』や『自分の強みと弱み』を調べておいてくださいね。
テレアポから転職で失敗しない方法とは?
テレアポから転職したい方は、絶対に自分ひとりで転職活動しないでください。
それはなぜか?
転職経験の少ない方が、自分ひとりで転職しようとすると、失敗するリスクが高いからです。
僕は初めて転職するときに、最初は自分ひとりで転職活動をしていたのですが、半年経っても、1社も内定がもらえませんでした…。
僕が転職活動に失敗した理由は、次のとおり。
- ハイクラス求人に応募していた
- 履歴書や職務経歴書の内容がスカスカだった
- 企業ごとの面接対策ができていなかった
上記のとおり、僕は転職活動をかなり甘く考えていました。
僕は運よく、友人に転職エージェントを紹介してもらい、担当アドバイザーのサポートのおかげで、無事にフリーターからIT業界の正社員に転職できました。
もちろんテレアポの仕事をする方が、フリーターだった僕と同レベルだとは思いませんが、失敗するリスクは低い方がいいですよね。
転職エージェントはすべて無料で利用できるので、あなたのリスクはゼロです。
とりあえず登録しておいて、損はしないと思いますよ。
テレアポを辞めたい理由【まとめ】
最後に『テレアポを辞めたい理由』をまとめておきます。
- 1日100〜200件の営業電話をかける
- テレアポ営業の99%は断られる
- 毎日断られ続けるのがストレスになる
- 社会の役に立っている気がしない
- 何のために働いているかわからなくなる
- 一生テレアポをやらされる未来に絶望する
今回の内容は、僕が元テレアポ社員(新規開拓の発信業務)の方から実際に聞いた話がもとになっています。
『精神的にも肉体的にも、テレアポの仕事がきつくなってきた…』という方は、できるだけ若いうちに転職しておくのが安全です。
年齢を重ねるほど、未経験からの転職が難しくなるので、やり直せるうちに行動しておきたいところです。
僕が実際にインタビューした元コールセンター勤務の武村朋之さん(仮名)は、29歳でコールセンターから設備会社のルート営業に転職して、『過酷な労働環境・年収350万円』という人生から『ホワイトな労働環境・年収450万円』という人生に移動することができました。
この生き方は、たくさんある中の一つのサンプルにすぎませんが、一番伝えたいのは『20代なら絶対に人生やり直せる』ということです。
まずは小さな一歩でもいいので、あなたにできることから始めてみませんか?
『自分の人生このままじゃいけない…』と思った方は、今日というより今から始めてみましょう。