このような方に向けて記事を書いています。
新卒でコールセンターの正社員に就職し、コールセンターの仕事を頑張っている20代の方はたくさんいます。
でもコールセンターの正社員を続けているうちに、「毎日コール件数やアポイント件数のノルマに追われる…」「プレッシャーやストレスが精神的にきつい…」などの理由から、コールセンターからの転職を考える人も多いです。
本記事では『コールセンターからゆるふわ企業のルート営業に転職した29歳男性の体験談』を紹介しますので、コールセンターの正社員を辞めたい方はぜひ参考にしてくださいね。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計985名の方にインタビューしてきたので、コールセンターから転職する人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、元コールセンター勤務の武村朋之さん(29歳男性・仮名)の体験談をもとに『コールセンターの正社員がきつい理由』から『コールセンターから転職で失敗しない方法』までを解説しています。
この記事を読めば、コールセンターの未来に不安を抱えている方でも、人生を変えるための一歩が踏み出せるようになります。
3分で読める内容なので、それでは見ていきましょう。
※「今すぐ自分に合う仕事が知りたい!」という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
コールセンターから転職。ゆるふわ営業に転職した29歳男性の体験談
まずは今回紹介する、元コールセンター勤務の武村朋之さん(29歳男性)の簡単な経歴を紹介します。
武村朋之さんは大学を卒業後、新卒でアパレル企業の営業職として3年間勤務し、その後転職してコールセンターに入社しました。
コールセンターを転職先に選んだ理由は、求人広告に『20代が多数活躍中!』『若くても稼げる!』『楽しくて明るい職場!』という文言が書いてあったので、同世代と楽しく働けそうだと思ったからです。
武村朋之さんは25歳でコールセンターに入社し、たしかに職場には同世代が多かったのですが、それ以上にコールセンターの仕事がきつくて、とても楽しむどころではありませんでした。
途中で逃げ出すのも嫌だったので、なんとか4年間続けましたが、結局29歳でコールセンターを辞めました。
ここからは、武村朋之さんの体験談をもとに『コールセンターの正社員がきついと感じた理由』を解説していきます。
コールセンターの正社員がきつい理由:毎日ノルマに追われる
武村朋之さんがコールセンターに転職して、1番驚いたのは『毎日ノルマを追わされること』です。
武村朋之さんがやっていた業務はコールセンターの発信で、1日中ずっと店舗や会社に電話をかけて、ひたすら商談のアポイントを取り続けるという仕事でした。
【毎日200件ほどの電話をかけて、とにかく決裁者をつかまえて、電話で商品の説明をして、商談のアポイントをとる】という業務内容です。
実際の商談には『商談するだけの営業マン』が訪問するので、武村朋之さんはお客様の顔を見たことがありませんでした。
毎日200件の電話をかけるだけなら、まだ耐えれるかもしれませんが、商談のアポイント件数まで追わされていたので、このプレッシャーがめちゃくちゃきつかったそうです…。
1日の終わりに商談アポイントが0件だと、管理職から「なんでアポイントが取れないんだ!?」「どうすれば明日はアポイントが取れるんだ!?」という、いわゆる詰めが始まります。
「なんで?」「なんで?」「なんで?」と毎日詰められるので、メンタルの弱い人は1週間で飛ぶこともあったそうです。(※飛ぶ=無連絡で辞めること)
武村朋之さんは当時を振り返って、「たしかに若いうちは『なんで?』と自問自答して、改善する習慣を身に付けることはプラスになると思いますが、30代以降でこれを続けるのはきついと思いました…」と語ります。
コールセンターの正社員を30代で続けるのは無理だと思いました…
武村朋之さんは学生時代に野球部に所属していたので、部活でメンタルはかなり鍛えられており、毎日のプレッシャーにも耐えることができました。
ただし、その日に「商談のアポイントが取れるかどうか?」は運の要素も大きいので、自分でコントロールできない部分も多々あったようです。
武村朋之さんはコールセンターの仕事をする中で、商談のアポイントをとるための改善に限界があることを知り、そのうち上司にも改善の方法が見えていないことが分かってきました。
それからは「上司もただ会社の命令で詰めているだけなんだ…」と思うようになり、詰められる時間もただ耐えるだけの時間になっていきました。
コールセンターの仕事を毎日続けるうちに、「30代以降もコールセンターの正社員を続けるのは無理だ…」という気持ちが強くなり、20代のうちにコールセンターから転職することを決めました。
コールセンターの正社員はやめとけといわれる理由:家族や友人の印象が悪い
武村朋之さんはコールセンターの正社員として4年勤務する中で、周囲から詐欺みたいな仕事をしてると思われることが辛かったそうです。
実際に家族や友人に『コールセンターで商品を営業する仕事をしている』と伝えると、「そんな詐欺みたいな仕事辞めろ!」とか「その仕事ヤバいんじゃないの?」と言われることもあったようです。
もちろんコールセンターの仕事はビジネスなので、決して詐欺ではありません。
しかし『オレオレ詐欺』のイメージが強くて、電話で営業していることに不信感を抱く人も多いです。
武村朋之さんは実際に、コールセンターで店舗や会社に電話をかけていたときに、「お前ら詐欺師だろ!」とか「二度とかけてくるな!」と言われることもあったそうです。
武村朋之さんは当時を振り返って、「電話を掛けられる側の気持ちになればわかりますが、仕事中に営業電話をかけられるのは、その度に手が止まってしまいますし、ちょっと迷惑ですよね…」と語ります。
ちなみに、最近では迷惑電話防止システムを導入する企業も増えているので、営業電話を顧客開拓の主軸にする会社の未来は厳しくなりそうです。
毎週月曜日はコールセンターの正社員を辞めたいと思っていました…
武村朋之さんは4年間コールセンターで働きましたが、一度も仕事にやりがいを感じませんでした。
「せっかく入社したから途中で辞めるのは嫌だ」という気持ちだけで仕事を続けていたのですが、30代以降は仕事に誇りを持てない人生にしたくないと思ったそうです。
コールセンターの発信業務は99%が断られるので、1日200件電話したら198件は断られることになります。
1日に198件断られ、1ヶ月に4,356件断られ、1年に52,272件断られる…。
これだけの件数を断られていると、自分を否定されているような気持ちになるので、コールセンターで働いていた同僚のほとんどは覇気がなくなっていたそうです。
『元気だけが取り柄!』みたいな若者でも、入社1週間後には表情が暗くなっていて、声もめちゃくちゃ小さくなっているのだとか。
武村朋之さんはコールセンターで働いていた当時について、以下のようにコメントしています。
「休み明けの月曜日は毎週辞めたいと思っていました。会社に行くのが本当に嫌で、吐き気が出ることもありました…。コールセンターから設備会社の営業に転職した現在は仕事にやりがいもあって、家族や友人にも後ろめたさがなくなったので、本当に良かったです!」
もし今の段階で、「コールセンターの仕事を一生続けるのは無理だ…」と思う方は、できるだけ早めに行動しておくのがおすすめです。
30歳に近づくほど、未経験の仕事に転職するのが難しくなりますからね。
コールセンターから転職で失敗しない方法とは?
コールセンターから転職したい方は、絶対に自分ひとりで転職活動しないでください。
それはなぜか?
転職経験の少ない方が、自分ひとりで転職しようとすると、失敗するリスクが高いからです。
僕は初めて転職するときに、最初は自分ひとりで転職活動をしていたのですが、半年経っても、1社も内定がもらえませんでした…。
僕が転職活動に失敗した理由は、次のとおり。
- ハイクラス求人に応募していた
- 履歴書や職務経歴書の内容がスカスカだった
- 企業ごとの面接対策ができていなかった
上記のとおり、僕は転職活動をかなり甘く考えていました。
僕は運よく、友人に転職エージェントを紹介してもらい、担当アドバイザーのサポートのおかげで、無事にフリーターからIT業界の正社員に転職できました。
もちろんコールセンターで働く方が、フリーターだった僕と同レベルだとは思いませんが、失敗するリスクは低い方がいいですよね。
転職エージェントはすべて無料で利用できるので、あなたのリスクはゼロです。
とりあえず登録しておいて、損はしないと思いますよ。
コールセンターの正社員はやめとけといわれる理由【まとめ】
最後に『コールセンターの正社員はやめとけといわれる理由』をまとめておきます。
- 1日中ずっと店舗や会社に電話をかけ続ける
- 毎日のコール件数やアポイント件数のノルマに追われる
- 毎日200件の電話をかけないと商談アポイントが取れない
- 仕事のプレッシャーで精神的にかなりきつい状態が続く
- コールセンターの正社員は20代のうちに辞める人が多い
- 詐欺だと思われることもある→家族や友人の印象が悪い
- 仕事に誇りが持てない→毎週月曜日に辞めたいと思う
今回の内容は、僕が元コールセンター社員(新規開拓の発信業務)の方から実際に聞いた話がもとになっています。
「精神的にも肉体的にも、コールセンターの仕事がきつくなってきた…」という方は、できるだけ若いうちに転職しておくのが安全です。
年齢を重ねるほど、未経験からの転職が難しくなるので、やり直せるうちに行動しておきたいところです。
この記事で紹介した元コールセンター勤務の武村朋之さんは、29歳でコールセンターから設備会社のルート営業に転職して、『過酷な労働環境・年収350万円』という人生から『ホワイトな労働環境・年収450万円』という人生に移動することができました。
この生き方は、たくさんある中の一つのサンプルにすぎませんが、一番伝えたいのは『20代なら絶対に人生やり直せる』ということです。
まずは小さな一歩でもいいので、あなたにできることから始めてみませんか?
『自分の人生このままじゃいけない…』と思った方は、今日というより今から始めてみましょう。
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