大量採用 使い捨て

これから就職や転職を考えている20代の方は、『大量採用で社員を使い捨てにする会社』を選ばないように注意してください。

そのようなヤバい会社に入ってしまうと、その後の働く気力を失ってしまいます。

磨き方次第で本当は能力がある人も、社員を使い捨てるブラックな労働環境を経験してしまったせいで、未来への希望をなくすことがあります…。

ドフラ
こんにちは。26歳まで底辺人生を送っていた、ドフラです。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。

僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計978名の会社員の方にインタビューしてきたので、大量採用で社員を使い捨てる会社で働く人のリアルな情報をお伝えできると思います。

ということで今回は、僕が実際に話を聞いた、ブラック企業を経験した20代30代の体験談をもとに『大量採用で社員を使い捨てにする会社の3つの特徴』について解説していきたいと思います。

この記事を読めば、ブラック企業で人生をムダに浪費するリスクを抑えられるはずです。

3分で読める内容なので、それではいきましょう〜。

『今すぐ自分に合う仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。

大量採用で社員を使い捨てる会社の3つの特徴【その転職ちょっと待った!】

大量採用 使い捨て

はじめて就職する方や第二新卒の方、20代前半の方たちは素直な方がとても多くて、将来は希望に満ちています。

しかし、このような若い世代は、社会のことをあまり知らない方が多いので、気をつけておかないとヤバい会社に良いように使われてしまいます。

世の中には若い世代を大量に入社させて、使うだけ使って、要らなくなったら使い捨てる、という形になってしまっている会社があります。

これは経営者の考え方が腐っているという見方もできますが、そもそものビジネスモデルがそうなってしまっていることが圧倒的に多いです。

つまり、世の中には『長く勤められる会社』と『短期間しか勤められない会社』があるということですね。

ここからは、『人を使い捨てにする会社』の特徴をそれぞれ解説していきます。

社員を使い捨てる会社①:新入社員に商品を売りつける

人を使い捨てにする会社

「若手を使い捨てることで成立するビジネスモデル」の代表的な職業として、住宅・マンション・土地活用の営業マンがあります。

不動産業界は動かすお金が数千万円〜数十億円という規模なので、稼ぎたい若者にとっては魅力的に見える求人です。

1件当たりの販売額に対するパーセンテージが歩合となるため、そこだけ見るとめちゃくちゃ稼げる仕事のように思えるのですが、実際はかなりハード…。

少子高齢化や未婚者の増加によって、不動産を販売するのは年々難しくなってきていますし、商品単価が数千万円以上になるので、そんな簡単には売れません。

ドフラ
人脈のない20代の若者が入社後すぐに契約を取れるほど、不動産業界の営業は甘くないってことですね。

では、なぜ不動産業界には『未経験の若者を大量採用する会社』があるのか?

その理由は、新卒社員や若手人材を大量採用する不動産会社が、『若手社員=自社のカモ』だと思っているからです。

どういうことかというと、新人営業マンの9割以上の方は、入社当初からいきなり高額な不動産の契約をとることはできませんよね?

しかし、社内からの『契約を早く取ってこい!』という圧力は、かなり厳しい…。

そうなると、新人営業マンはどんな行動をするのか?

プレッシャーに耐えれなくなり、自分の家族や親せきに『家を建ててくれないか?』と頼み込むのです。

ここで、特にターゲットになるのが『新人社員の祖父母』。

おじいちゃんおばあちゃんは『かわいい孫が頑張っているから力を貸してあげたい』という思いから、孫の頼みを聞いて、数千万円のリフォームや新築を購入するのです。

これが、若手人材を大量に採用する本当の理由…。

つまり、このような不動産会社は、新入社員を従業員としてではなく、自社のお客様の家族として見ているということになりますね。

大量採用で入社すると1年以内に使い捨てられる理由

人を使い捨てにする会社

このように、不動産会社の新人営業マンとして入社したはずの若手社員は、会社からもらう給料以上に、自分たちの家族がその会社にお金を支払っているということになります。

家族を利用して取った最初の契約は、社内で褒め称えられますが、それも一時のことです。

それ以降、契約が取れなくなると、『早く契約を取ってこい!』という社内からの厳しい圧力は変わりません。

家が裕福な営業マンは、その後も2軒目3軒目と、どんどん家族を犠牲にしていきます。

しかし、それは永遠ではないので、いずれ終わりがくる…。

そもそも何軒も家を建てられるほど、お金を持っている家庭は少ないので、たいていは1軒目を建てた段階で終了です。

夢を抱いて入社した新人営業マンは、会社のプレッシャーに耐えきれず、ほとんどが1年以内に辞めていきます。

1年以内に家族に家を建てさせて、誹謗中傷などの罵声と売上に対する詰めによって、身も心も崩壊した社員は入社後1年で退職に追い込まれる…。

不動産会社が常に人材を大量募集している理由は、『若手社員が1年以内に辞めていくから』なのです。

普通に考えると、売上をつくることもできない若手社員を大量に採用すると、会社の経費を人件費で圧迫することになり、経営的に厳しくなります。

しかし、『新入社員=自社にお金を落とすお客様』なのだとしたら、納得できます。

これから就職や転職を考えている20代の方は、自分がお客様にされないように気をつけてくださいね。

社員を使い捨てにする会社の特徴②:会社に継続収入がない

人を使い捨てにする会社

会社はビジネスモデルそのものが悪いと、結果的に『若手社員を使い捨てるしかない』という状況になってしまいます。

特に『継続収入のない会社』は要注意です。

これを『ストック収入』ともいいます。

会社の売上は、『新規客』と『既存客(リピーター)』によって成り立っています。

新規客とは初めて買ってくれたお客様のことで、既存客とは2回以上買ってくれているお客様のこと。

会社の収益を安定させるためには、『既存客からの売上をどれだけ増やせるか?』が重要です。

既存客の売上は予測がつきやすいので、『来月は〇〇万円の利益が見込める』とか『来年は〇〇億円の売上が見込める』など事業計画も立てやすくなります。

ですから、会社の経営を安定させるためには『既存客からの収入があること』が絶対条件なのです。

継続収入がない会社は、常に新しいお客様を開拓し続けないと、売上がつくれず、従業員に給料を払うことができません。

そのため、毎日新規の企業リストに電話を掛けたり、新しいお客様になりそうな人を訪問したりするのです。

このようなハードな労働環境に耐えられるのは、何も知らない若者だけです…。

社員を使い捨てにする会社の特徴③:新規開拓がメインのビジネスモデル

人を使い捨てにする会社

20代の若者は純粋で素直な人が多いので、『会社から言われたこと=正しい』と思い込み、どんなハードワークでも頑張ってくれます。

会社側はこのような若者の弱みにつけこんで、若者に新規顧客を開拓させ続けるのです。

このような場合、だいたい商品単価が高額になることが多いです。

なぜなら、少額な商品をどれだけ売っても、全然売上がつくれないから…。

このような会社のビジネスモデルは、『50万円〜300万円の商品を個人や個人事業主・中小零細企業に対して、即決営業で販売する』という感じです。

ほとんどの20代が、1年〜3年で精神的にきつくなり、会社を辞めることになる…。

20代後半になっても、新規開拓の営業を続けられる人は、ごくわずかしかいません。

ですから結果的に、このような会社も『大量採用で人を使い捨てにする会社』になります。

就職先や転職先を選ぶときは、『その会社のビジネスモデルがどうなっているか?』まで調べておくことが大切ですね。

ドフラ
自分に向いてる仕事が知りたい方は、以下の記事で紹介する『無料適職診断テスト』を受けるのがおすすめですよ。

大量採用で社員を使い捨てにする会社の3つの特徴【まとめ】

最後に、『大量採用で社員を使い捨てにする会社の3つの特徴』をまとめておきます。

  • 新入社員に商品を売りつける
  • 会社に継続収入がない
  • 新規開拓がメインのビジネスモデル

なかなか内定がもらえないと、大量採用の求人に応募したくなることもありますよね。

しかしそのいっぽうで、『社員を使い捨てにする会社』に入社したせいで、働くこと自体が嫌になり、そのままニートになってしまう人がいるのも事実です。

人生はひとつ選択を間違えると、一気に底辺まで転落していきます…。

就職や転職で失敗したくない方は、その会社が『どんなビジネスモデルで売上や収益を出しているのか?』までチェックしておくのが安全ですよ。

ドフラ
今すぐ転職できない方は、以下の記事で『無料適職診断テスト』を紹介していますので、試しにやってみてくださいね。