「フリーターだから面接に自信がない…」
「就活をしたことがないから不安で…」
「面接で何を質問されるのか知りたい…」
このような悩みを解決します。
フリーターから就職しようと思っても、面接に自信がなくて、なかなか踏み出せないという方も多いです。
記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に就職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに就職や転職に役立つ情報を発信しています。
僕は26歳までフリーターだったので、面接の仕方がわからず、10社以上の面接に落ち続けるという失敗をしました。
この記事では、フリーターが面接で失敗しないためのポイントを解説しています。
- フリーターが面接で落ちる3つの理由
- フリーターが面接で失敗しやすい自己紹介
- フリーターが面接でアピールするべき志望動機
- フリーターが面接で絶対に聞かれる4つの質問
この記事を読めば、フリーターでも自信を持って、面接に行けるようになります。
3分で読める内容なので、それではいきましょう〜。
「今すぐにフリーターの就職に強い転職エージェントが知りたい!」という方は、下記の記事をご覧ください。
目次
フリーターが面接で落ちる3つの理由【元フリーターが教えます】
面接で落ちるフリーターの特徴は、以下の3つです。
- 話が長い人
- わかったふりをする人
- 質問しない人
それぞれ詳しく説明していきます。
面接で落ちるフリーターの特徴①:話が長い人
話が長い人は、面接で落とされます。
面接では、端的に話さなければいけません。
話が長い人は、効率が悪い、頭が悪い、と思われますし、相手をイライラさせてしまいます。
面接官が詳しく聴いてくるまでは、端的に話すことを意識しましょう。
面接官に質問してもらうためには、質問したくなるような内容に仕上げておく必要があるので、自己分析が重要になりますね。
面接で落ちるフリーターの特徴②:わかったふりをする人
わかったふりをする人は、面接で落とされます。
わかっていないのにわかったふりをする人は、会社から嫌がられます。
なぜなら「わかりません」と言える人は教えやすいが、「わかっています」と知ったかぶりをする人は教えようがないからです。
素直さがないと、好感を持たれません。
好感を持たれない人は、面接で落とされやすいのです。
面接で落ちるフリーターの特徴③:質問をしない。
質問しない人は、面接で落とされます。
特に偉い人が出てくるような面接では、質問しないと、かなりマイナスな印象になります。
役員クラスまで面接が進むと、事前に情報を共有されていることが多いので、役員側は「特にもう聴くことがない」という状況になっています。
そのため「何か質問はない?」というような、フランクな感じになることも多いです。
この場面で「特に質問はありません」などと言ってしまうと、「うちに興味がないのかな?」「入社意欲が低そうだな」と思われて不採用になります。
ですから事前の情報収集を徹底的に行い、最低でも3つくらいの質問を用意しておきましょう。
ここで積極的に質問できると、入社意欲が高い印象をアピールできます。
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フリーターが面接で失敗しやすい自己紹介
面接では最初に自己紹介を求められることが多いです。
面接では何を話すかよりも、どう話すかの方が重要です。
人が相手の第一印象を何で判断するか?をまとめた「メラビアンの法則」というものがあります。
メラビアンの法則によると、第一印象を決定づける要素は以下のとおりです。
- 視覚情報(表情・動き):55%
- 聴覚情報(耳から入る):38%
- 言語情報(話す内容):7%
つまり、何を話すかよりも、どうやって話すかが大事だということです。
面接で落ちやすい人の特徴は、真面目な顔して真面目な話を淡々とする人です。
面接で受かりやすい人の特徴は「ニコニコ話す人」です。
表情が硬かったり、不愛想な人は結構いますが、だいたい面接で落ちますね。
自己紹介の内容と時間
自己紹介の内容はこんな感じです。
本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。
↓
・名前
・年齢
・最終学歴
・卒業してから今までどうしていたか?
・今の就活の状況
↓
本日はよろしくお願いいたします。
自己紹介の時間は「約1分ぐらい」がちょうどいいです。
詳しい話は面接の中で聞かれるので、自己紹介は要点をまとめて伝えましょう。
自己紹介が長すぎると、面接官に負担をかけてしまいますので、印象がよくないです。
経験やスキルがない人でも、面接まで行っているということは、経歴で落とされることはないということです。
経歴で落とされるなら、書類選考の時点で落ちますからね。
面接官も採用目標があるので、できれば採用したいと思っています。
しかし、採用するからには「長く働いてほしい」と思っているので、自社にマッチするかどうかは話の中で確認されていきます。
自己紹介の例文
こちらは自己紹介の例文です。
「本日は貴重なお時間をいただきまして、ありがとうございます。私の名前は〇〇と申します。現在の年齢は24歳です。最終学歴といたしましては2年前に〇〇大学を卒業いたしました。卒業後は2年ほどフリーターを続けていましたが、やはり年齢も24歳になったということで、同級生に遅れをとっているということに焦りを感じて、就職活動を始めました。現在の就職活動の軸としては、自分の遅れを取り戻せるように専門スキルを高めて働いていきたいと思いまして、未経験から始められる営業職を目指して就職活動を行っています。本日はよろしくお願いいたします」
ここにプラスアルファをするなら、相手に興味を持たれそうな内容を一言入れておくと、面接官に食いつかれます。
- 甲子園に出場したことがある。
- 趣味で日本ベスト5になりました。
- かわうそカフェに行くのが趣味です。
- 古墳を掘っていました。
これらのネタを入れておくと、面接官が質問しやすくなり、面接の雰囲気もやわらかくなります。
さらに自分が自信を持って話せる内容だと、表情も明るくなりますし、相手にも伝わりやすくなるので、一石二鳥ですね。
極論、笑っていれば受かります。
※面接での自己紹介に不安がある方は、以下の記事で紹介する就職カレッジで4日間の無料就職講座を受けてみるのがおすすめですよ。
フリーターが面接でアピールするべき志望動機
フリーターが面接官に好印象を持ってもらうためには、志望動機がとても重要な役割を果たします。
しかし求職者の中には、自分本位の志望動機を作ってしまっている人も多いです。
たとえば、土日休みだったから、研修制度が充実しているから、給料が高いから、福利厚生が充実しているから、大手企業で安定しているから、など。
このような自分の要求ばかりを主張する志望動機だと、面接で落選します。
では、どのような志望動機を作ればいいのか?
それは、自己アピールを含めた志望動機です。
たとえば、「私には〇〇があるので、〇〇を活かせば御社の△△の業務で成果を出せると思います!」というような感じです。
面接官に対して、自分を採用した方がいい理由を伝えるイメージですね。
しかしフリーターの人は、アルバイトしかやっていないので、アピールできることがない場合も多いと思います。
ここからは、実績のないフリーターが、面接通過するための自己アピール方法を解説していきます。
フリーターが面接通過するための自己アピール方法
「何をやってきた?」と言われても、何も成し遂げていないから、アピールすることがない…というフリーターの人は多いです。
このような状況で、どうすればいいか?
ここでは「自分の可能性」をアピールするのが効果的です。
これは2012年にハーバード大学の研究で判明しています。この研究は75人の学生を対象にした面接の疑似実験で、面接官役の相手に対して、求職者役を2つのグループに分けて、それぞれの印象を分析したものです。
- 達成グループ:2年間の専門的な仕事を行っており、さらに適職診断テストでも高得点を獲得した人たち
- ポテンシャルグループ:この分野での仕事の経験はないが、適職診断テストでは高得点を出しているので、活躍できる可能性があります。
この2つのグループの求職者に対して、どちらの人を採用したいと思うか?という実験です。
普通に考えたら、達成グループの人たちの方を採用すると思いますよね?
しかし、ポテンシャルグループの方が、人気が高かったのです。
これはどういうことか?
人間は過去に起こったことよりも、これからどんなことが起こるのか?という、将来のポテンシャルの方に興味がいくようになっているのです。
つまり、「未知数だけど可能性がある」という人は、採用されやすくなるということです。
資格や経験がなくても、この人は活躍できる可能性があるかもしれない!と思ってもらえれば、フリーターでも内定を獲得できるチャンスはあるのです。
そのためには、未来のことやビジョンを語ることが効果的です。
過去の実績を自慢する人はうざがられますが、夢を語っている人は好感を持たれますよね。
ですから選んでもらいたいなら、ポテンシャルをアピールしましょう。
「〇〇の経験はないけど、〇〇でリーダーの経験があるので、御社に入社しても〇〇のリーダー経験を活かして、活躍できる可能性があると思います!」
こんな感じですね。
※志望動機の作り方がわからない方は「元フリーターの僕がおすすめする転職エージェント3社」で紹介する就職カレッジに登録して、4日間の無料就職講座を受けてみてくださいね。
フリーターが面接で絶対に聞かれる4つの質問
ここからは、フリーターが面接で絶対に聴かれる「4つの質問」を解説していきます。
事前に回答を準備しておき、面接本番で言葉に詰まる、といったことがないようにしましょう。
面接の落選理由で「質問に対して固まってしまった」「言葉に詰まる場面が多かった」というのは、よくありますからね。
なぜフリーターをしていたのか?
「なぜフリーターをしていたのか?」
これはフリーターが面接で、1番よく聞かれる質問です。
この質問でチェックされるのは、フリーターの人柄です。
- 入社後はまじめに働けそうか?
- 前向きに仕事に取り組めそうか?
- 自社にマッチする人材か?
フリーターは「働く意欲が低い人」だと思われています。
企業の採用担当は、会社員ではなく、フリーターを選んだ理由を知りたがります。
そのためフリーターが面接に行くときは、フリーターをしていた具体的な理由を準備しておいてください。
- 目指していたことがあった
- 経験やスキルを身につけたかった
このような前向きな理由の場合は、以下のような回答になります。
「学校を卒業後、デビューを目指して、アルバイトをしながらバンド活動をしていました。しかし2年で結果が出なかったため、将来を考え、アルバイトを辞めて会社員になりたいと思い、就職活動をしています。」
一方でフリーターをしていた理由が「正社員になりたくなかった」というネガティブな場合は、気持ちの変化を具体的に説明するのがおすすめです。
「正直な話をさせていただくと、初めは正社員になりたくないという理由でフリーターをしていました。しかしフリーターをしている中、周りの友人がどんどんキャリアアップしていき、「自分もこのままではいけない」と思うようになりました。アルバイトの現場では正社員でないと任せてもらえない業務も多く、もっとスキルや経験を身につけたいと思うようになりました。これまでの遅れを取り戻せるように、正社員としてがむしゃらに働いて、自分の価値を高めていきたいと考え、正社員を目指すようになりました。」
ネガティブな理由の場合は、質問に対して嘘をつかずに、正直に心境の変化を伝える方が面接に通過しやすくなります。
フリーターを選んだ人の多くが、「働きたくなかったから…」というネガティブな理由でフリーターをしています。
これは面接官も知っていることです。
ですから下手に嘘をつくより、素直な気持ちを伝える方が、面接官の共感を得やすくなります。
フリーターではどんな仕事をしていたのか?
面接官はフリーターとの面接で、こんなことを考えています。
「フリーターだけど、入社した後で本当に活躍できるのか?」
面接官はそれを確認するために、どんな仕事の経験があるか、その経験から何を学んだか、その学びを就職後にどう活かすのか、を面接での会話の中から探ります。
フリーターの面接で特に大事なのは、自分の可能性を面接官にアピールすることです。
一般的に考えると、フリーターの経験が正社員に役に立つとは、なかなか思えません。
ですからフリーターで身につけたことは、面接を受ける企業の仕事に置き換えて、相手にイメージしてもらいやすいように伝える必要があります。
たとえば、こんな感じです。
「飲食店で接客とキッチンの仕事をしていました。店舗ではメンバーズカードの会員獲得に力を入れていたので、どうやって案内すれば入会してくれるかをスタッフ同士で考えて取り組み、入会数を前年度より50%増やすことに成功しました。今後の仕事でも、改善をくり返して成果につなげるという経験を活かして、業務に取り組みたいと思います。」
アルバイトだったとしても、何かを工夫して業務を改善したという経験があれば、アピールポイントになります。
アルバイト経験の中でアピールできるものには、コミュニケーション能力、接客力、リーダーシップ力、継続力、改善力などがあります。
なぜ正社員になろうと思ったのか?
面接官はフリーターに対して、このようなイメージを持っています。
「フリーターの生活から正社員の生活に、本当に切り替えれるのか?」
要するに就職に対する本気度を確認したいのです。
ですから、給料が高いから、待遇がよくなるから、何となく…。というような理由では落とされます。
面接を通過するためには、正社員になることに対する熱意を伝えなければいけません。
質問に対する回答例はこんな感じです。
「アルバイトでは任せてもらえる仕事に限界があるので、もっと成長するためには正社員になって責任のある仕事を任せてもらわないといけないと思い、正社員として働きたいと思うようになりました。」
「24歳になり、年齢的にも周りの友人が正社員としてキャリアアップしていく姿を見て、自分も負けていられないと思うようになりました。将来を考えて、スキルや経験を身につけたいと考え、正社員になることを決意しました。」
ここでのポイントは、「正社員になりたい」という情熱が伝わるエピソードを話すことです。
※フリーター3名の就職体験談を『20代後半のフリーター男でも正社員になれる理由【3名の体験談】』で紹介しているので、エピソード作りの参考にしてみてくださいね。
なぜ当社を選んだのか?
面接で確実に聴かれるのが「なぜ当社を選んだのか?」です。
数ある企業の中で、なぜうちを選んだのか?は、面接官が知りたい情報です。
面接官はこの質問で、「志望度合い」を確認しています。
企業理念が素晴らしいと思ったから、社会貢献がしたいから、営業がしたいから、転職エージェントに勧められたから、など。
どこの企業にも当てはまる回答をすると、落選します。
この質問に対する回答例は、こんな感じです。
「以前に御社のサービスを利用させていただいたことがあり、すごく身近に感じていました。また、御社の「〇〇〇〇」という企業理念が自分の「〇〇〇〇」という人生観に共通しており、実際にサービスは顧客満足度も高く、今後も市場が拡大する分野ですので、自分もぜひ御社の営業として貢献していきたいと考え、志望させていただきました。」
企業理念の具体的にこの部分に共感した、自分の人生観に一致する、サービスを利用したことがある、という自分の価値観的な内容は、誰にも否定することができません。
ですから自分の人生の価値観とうまく絡めて、志望した理由を考えられると強いです。
ここまでの内容で、「フリーターが面接で注意するべき4つのポイント」は全てお伝えしました。
今回の内容を参考にしていただき、徹底的に面接の準備をすれば、フリーターでも正社員に就職することができると思います。
僕自身もフリーターから正社員に就職していますし、僕が就職サポートしたフリーターの方たちもこの方法で正社員に就職できています。
あなたにも再現可能な方法だと思いますよ。
まとめ:フリーターでも面接準備すれば就職できる
最後に、この記事のまとめです。
- 話が長い人は面接で落ちやすい
- わかったふりをする人は面接で落ちやすい
- 質問しない人は面接で落ちやすい
- 面接では視覚情報が合否の決め手になる
- 自己紹介の内容は1分にまとめる
- 自己紹介は相手が興味をひく内容も含める
- 自分よがりの志望動機はNG
- 志望動機には自分を採用するメリットを入れる
- 自己アピールは自分の可能性を中心に伝える
- 面接で絶対に聴かれる4つの質問の準備をしておく
僕自身がフリーターから正社員に就職するときに、面接で落ち続けて苦労した経験があります。
ですから「フリーターから正社員として頑張ろう!」と思っている方には、僕と同じような苦労をしないでほしいです。
今回の内容が事前にわかっていれば、初めての面接でも自身を持って話せると思います。
なんとか内定を勝ち取って、正社員としての第一歩を踏み出してくださいね。
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