塾講師 ブラック

『塾講師がブラックって本当?』
『塾講師の退職理由は何が多いの?』
『塾講師はやめておいたほうがいいの?』

このような疑問にお答えします。

結論からいうと、塾講師がブラックといわれる理由は、時間外労働が多い仕事だからです。

実際に僕がインタビューした、元塾講師の方たちの退職理由で1番多かったのも『長時間労働によるストレス』で、塾講師の中には『時間外労働に耐えられず、体調を崩して退職した…』という人もいました。

塾講師は『教育』に関わる素晴らしい仕事ですが、労働環境がブラックになってしまっている会社もあるようです。

ドフラ
こんにちは。26歳まで倉庫作業員だった、ドフラです。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。

僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計978名の方にインタビューしてきたので、塾講師を辞める人のリアルな情報をお伝えできると思います。

この記事では、僕が元塾講師の方から聞いた実話をもとに『塾講師がブラックといわれる理由』から『塾講師のリアルな退職理由』までを解説していきます。

この記事を読めば、塾講師の実態を理解した上で、塾講師の仕事をやめるべきかどうかを判断できます。

3分で読める内容なので、それではいきましょう〜

『今すぐ自分に合う仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。

塾講師がブラックといわれる理由【元塾講師に退職理由を聞いてみた!】

塾講師 ブラック

塾講師の仕事がブラック労働になりやすいのは、とにかく時間外労働が多いからです。

塾講師の勤務時間は、だいたい「13:00~22:00」になっています。

これなら、拘束時間は9時間なので、休憩がちゃんと取れれば、一般的な勤務時間ではあります。

では、なぜ時間外労働が多くなってしまうのでしょうか?

その理由は、授業準備に時間がかかるからです。

塾講師の主な仕事は、学生に対する授業になります。

授業の時間は60分ほどなので、60分間話す内容を考えなければいけません。

さらに、ただ話すだけではなく、60分間の授業を受けてもらって、生徒たちに内容を理解してもらわなければいけません。

生徒は30~40名ほどいるので、全員に理解させるためには、授業内容をしっかりと準備しておく必要があります。

「子供と接するのが楽しい」「生徒の成績が伸びていくのが嬉しい」という仕事の魅力はありますが、その裏側には「授業準備」というハードワークが待っているのです。

塾講師はやめとけ!時間外労働のストレスがやばい…

塾講師 やめとけ

塾講師の時間外労働が多くなる理由は「授業準備」です。

では、塾講師たちは、いつ授業準備をしているのでしょうか?

それは、平日の帰宅後や休日です。

授業準備でやることは「生徒が解く可能性のある問題を事前に全て解いておくこと」と「授業でホワイトボードに書く内容の準備」です。

授業前に、生徒が解く可能性のある問題を全て解いておかないと、授業当日に教えられません。

教えられなければ、保護者達からクレームを受けることになります。

このクレーム処理は、精神的にかなりのダメージを受けます。

ですから、何が何でも事前に問題を解いておかないといけないのです。

でも、塾講師になるくらいの人たちですから、この「問題を解く」という作業が苦になる人は少ないです。

問題を解くのは、一定の時間はかかりますが、ほとんどの人がこれを得意にしているので、精神的なストレスは低めです。

塾講師がブラックになる原因は大量の授業準備!

塾講師 ブラック

多くの塾講師のストレスになっているのは「授業でホワイトボードに書く内容の準備」ですね。

人前で60分間話す内容をつくるのは、相当大変な作業です。

しかも、学力も性格もバラバラな生徒30人に対しての授業となると、その大変さは増しますね。

特に、塾講師1年目の場合は、イチから授業内容やホワイトボードに書く内容をつくらないといけないので、めちゃくちゃ時間がかかります。

2年目以降は、1年目につくった授業のベースがあるので、少しは授業準備の作業も軽減されるようですが、毎年内容が少しずつ変わるので、手直しゼロというわけにはいきません。

塾講師一人あたり、平均で週に10コマほど授業があるので、毎週この準備をすることになります。

授業1コマあたり、だいたい2~3時間くらいの準備時間が必要になるので、10コマ×2~3時間で計算すると、週に20~30時間は時間をとられるということです。

出勤日の帰宅後に毎日1~2時間、これだけでは終わらないので、週に2日の休日も授業準備に充てなければいけません。

これじゃあ、プライベートな時間は確保できませんよね。

さらに、これは職場の雰囲気にもよりますが、塾の中には、定時よりも1時間も2時間も前から出勤するのが当たり前になっているところもあるようです。

運悪く、このような職場に入ってしまったら、睡眠時間も削られることになりますね。これはヤバいです。

塾講師の仕事に対して強い信念を持っている人は、これでもやっていけると思います。

しかし、そうでない人は心が折れたり、体力的に限界がきたりして、結果的に退職してしまうのですね。

ドフラ
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塾講師の退職理由は『ブラックな長時間労働』です

塾講師 退職理由

塾講師を辞める人は、入社一ヶ月で、辞めたいと思うようになります。

その理由は、先輩塾講師が、先ほど紹介したようなハードワークをしている姿を目の当たりにするからです。

入社2年目以降の塾講師たちが、プライベートな時間や休日を返上して、授業準備をしている姿を見て、入社1年目の塾講師は、できるだけ授業を担当するのを先延ばしにしたいと考えるようになります。

「担当を持つ前にしっかり準備しておきたい」と考えるのは、まぁ普通のことですよね。

しかし、塾はそんなに甘くありません。

塾自体が人手不足なので、入社1年目だろうが、早く授業を担当してもらわないと、塾全体の業務がまわらなくなるのです。

ですから、早い人だと、入社3ヶ月くらいで、授業を担当させられるようになります。

「君は能力が高いから!」「君はできる子だから!」というような誉め言葉とともに、強制的に授業を担当させられるのです。

この急な業務負荷の増加に、精神的にも肉体的にも耐えられなくなって、塾講師を辞める人がめちゃくちゃ多いです。

新卒社員の塾講師だと、夏期講習が始まるぐらいの時期に、授業を担当させられることが多いようですね。

塾講師のストレスは『見えない時間外労働が多いこと』

塾講師 ストレス

塾講師の退職理由で、ダントツに多いのは「仕事がきついから」です。

ここまで話してきたように、塾講師の仕事は、基本的には長時間労働になります。

しかも、「見えない長時間労働」です。

子供と接することや授業をすること自体は楽しいという人が多いですが、どうしても、この長時間労働には耐えられないようです。

まぁ、誰だって長時間労働はいやですよね。

見えない長時間労働と仕事のやりがいを天秤にかけても、長時間労働は耐えられない人が多いということです。

さらに、帰宅後や休日を犠牲にして、授業準備をしなければいけないので、月給を時給で換算すると、ものすごい低賃金になってしまいますしね。

自分の労働時間と労働対価を冷静に考えたときに、塾講師はコスパが悪いという判断になります。

あなたには、今回の内容をしっかりと理解したうえで、塾講師をやるべきかどうかを考えていただければと思います。

キャリア選択には正解も不正解もないので、自分が得たいものを得られるキャリアを選んでくださいね。

塾講師がブラックといわれる理由【まとめ】

最後に「塾講師がブラックといわれる理由」をまとめておきます。

  • 塾講師は見えない時間外労働が多い
  • 塾講師は大量の授業準備に追われる
  • 塾講師の退職理由の1位は「ブラックな長時間労働」
  • 時間外労働が原因で体調を崩して辞める人もいる
  • 先輩の仕事ぶりに不安を感じて1ヶ月で辞める人もいる

今回は元塾講師の方から聞いた話もとに、「なぜ塾講師がブラックだといわれるのか?」を解説しました。

塾講師のメリットは「学生の教育や成長に関われる点」で、デメリットは「長時間労働で仕事がきつい点」です。

この両方を比較して、メリットの方が大きければ、塾講師を選べばいいですし、デメリットの方が大きければ、塾講師はやめておくのがおすすめです。

塾講師の将来性に不安を感じるなら、今のうちに塾以外の仕事も知っておきましょう。

できるだけ若いうちに行動しないと、未経験からチャレンジできる職種がどんどん減っていきます。

もし今の段階で「塾講師を続けるのは無理かも…」と思うなら、今すぐに行動しておくのが安全ですよ。

塾講師のハードワークが限界になると、転職先を探す気力がなくなりますからね…。

ドフラ
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