「塾講師に就職しようか迷っている…」

「塾講師はブラックなのか知りたい」

「塾講師の大変なところを知っておきたい」

このような方に向けての記事になります。

結論からいうと、塾講師はブラック労働になりやすい職種です。

その理由は、とにかく時間外労働が多いからです。

この時間外労働に耐えられず、体調を崩して退職する人もいます。

塾講師は、教育という素晴らしい仕事ではありますが、その裏側は、かなりハードな労働環境になっているようです。

僕は、20代向けのキャリアアドバイザーをしていますが、塾講師の人の転職理由は「時間外労働が多くて仕事がきつい」が1番多いです。

今回はこの部分を話していきますね。3分で読み終わるので、それではいきましょう。

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塾講師がブラック労働になる仕組みを解説

塾講師の仕事がブラック労働になりやすいのは、とにかく時間外労働が多いからです。

塾講師 ブラック

塾講師の勤務時間は、だいたい「13:00~22:00」になっています。

これなら、拘束時間は9時間なので、休憩がちゃんと取れれば、一般的な勤務時間ではあります。

では、なぜ時間外労働が多くなってしまうのでしょうか?

その理由は、授業準備に時間がかかるからです。

塾講師の主な仕事は、学生に対する授業になります。

授業の時間は60分ほどなので、60分間話す内容を考えなければいけません。

さらに、ただ話すだけではなく、60分間の授業を受けてもらって、生徒たちに内容を理解してもらわなければいけません。

生徒は30~40名ほどいるので、全員に理解させるためには、授業内容をしっかりと準備しておく必要があります。

「子供と接するのが楽しい」「生徒の成績が伸びていくのが嬉しい」という仕事の魅力はありますが、その裏側には「授業準備」というハードワークが待っているのです。

塾講師は見えない時間外労働が多い

塾講師の時間外労働が多くなる理由は「授業準備」です。

では、塾講師たちは、いつ授業準備をしているのでしょうか?

それは、平日の帰宅後や休日です。

授業準備でやることは「生徒が解く可能性のある問題を事前に全て解いておくこと」と「授業でホワイトボードに書く内容の準備」です。

授業前に、生徒が解く可能性のある問題を全て解いておかないと、授業当日に教えられません。

教えられなければ、保護者達からクレームを受けることになります。

このクレーム処理は、精神的にかなりのダメージを受けます。

ですから、何が何でも事前に問題を解いておかないといけないのです。

でも、塾講師になるくらいの人たちですから、この「問題を解く」という作業が苦になる人は少ないです。

問題を解くのは、一定の時間はかかりますが、ほとんどの人がこれを得意にしているので、精神的なストレスは低めです。

ストレスの根源は授業でホワイトボードに書く内容の準備

多くの塾講師のストレスになっているのは「授業でホワイトボードに書く内容の準備」ですね。

人前で60分間話す内容をつくるのは、相当大変な作業です。

しかも、学力も性格もバラバラな生徒30人に対しての授業となると、その大変さは増しますね。

特に、塾講師1年目の場合は、イチから授業内容やホワイトボードに書く内容をつくらないといけないので、めちゃくちゃ時間がかかります。

2年目以降は、1年目につくった授業のベースがあるので、少しは授業準備の作業も軽減されるようですが、毎年内容が少しずつ変わるので、手直しゼロというわけにはいきません。

塾講師一人あたり、平均で週に10コマほど授業があるので、毎週この準備をすることになります。

授業1コマあたり、だいたい2~3時間くらいの準備時間が必要になるので、10コマ×2~3時間で計算すると、週に20~30時間は時間をとられるということです。

出勤日の帰宅後に毎日1~2時間、これだけでは終わらないので、週に2日の休日も授業準備に充てなければいけません。

これじゃあ、プライベートな時間は確保できませんよね。

さらに、これは職場の雰囲気にもよりますが、塾の中には、定時よりも1時間も2時間も前から出勤するのが当たり前になっているところもあるようです。

運悪く、このような職場に入ってしまったら、睡眠時間も削られることになりますね。これはヤバいです。

塾講師の仕事に対して強い信念を持っている人は、これでもやっていけると思います。

しかし、そうでない人は心が折れたり、体力的に限界がきたりして、結果的に退職してしまうのですね。

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塾講師を一ヶ月で辞めたいと思う理由

塾講師を辞める人は、入社一ヶ月で、辞めたいと思うようになります。

塾講師 ブラック

その理由は、先輩塾講師が、先ほど紹介したようなハードワークをしている姿を目の当たりにするからです。

入社2年目以降の塾講師たちが、プライベートな時間や休日を返上して、授業準備をしている姿を見て、入社1年目の塾講師は、できるだけ授業を担当するのを先延ばしにしたいと考えるようになります。

「担当を持つ前にしっかり準備しておきたい」と考えるのは、まぁ普通のことですよね。

しかし、塾はそんなに甘くありません。

塾自体が人手不足なので、入社1年目だろうが、早く授業を担当してもらわないと、塾全体の業務がまわらなくなるのです。

ですから、早い人だと、入社3ヶ月くらいで、授業を担当させられるようになります。

「君は能力が高いから!」「君はできる子だから!」というような誉め言葉とともに、強制的に授業を担当させられるのです。

この急な業務負荷の増加に、精神的にも肉体的にも耐えられなくなって、塾講師を辞める人がめちゃくちゃ多いです。

新卒社員の塾講師だと、夏期講習が始まるぐらいの時期に、授業を担当させられることが多いようですね。

退職理由のダントツは「仕事がきついから」

塾講師の退職理由で、ダントツに多いのは「仕事がきついから」です。

ここまで話してきたように、塾講師の仕事は、基本的には長時間労働になります。

しかも、「見えない長時間労働」です。

子供と接することや授業をすること自体は楽しいという人が多いですが、どうしても、この長時間労働には耐えられないようです。

まぁ、誰だって長時間労働はいやですよね。

見えない長時間労働と仕事のやりがいを天秤にかけても、長時間労働は耐えられない人が多いということです。

さらに、帰宅後や休日を犠牲にして、授業準備をしなければいけないので、月給を時給で換算すると、ものすごい低賃金になってしまいますしね。

自分の労働時間と労働対価を冷静に考えたときに、塾講師はコスパが悪いという判断になります。

あなたには、今回の内容をしっかりと理解したうえで、塾講師をやるべきかどうかを考えていただければと思います。

キャリア選択には正解も不正解もないので、自分が得たいものを得られるキャリアを選んでくださいね。

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まとめ

今回のまとめです。

  • 塾講師がブラック労働になる
  • 見えない時間外労働が多い
  • 授業準備がプライベートの時間を奪う
  • 一ヶ月で辞めたくなる
  • 退職理由は「仕事がきついから」

今回は「塾講師がブラック労働になる仕組み」を解説しました。実際に、僕が元塾講師の人たちから聴いた話をもとにしています。

どんな仕事にも、メリットとデメリットがあります。

塾講師のメリットは「学生の教育や成長に関われる点」で、デメリットは「長時間労働で仕事がきつい点」です。

この両方を比較して、メリットの方が大きければ、塾講師を選べばいいですし、デメリットの方が大きければ、塾講師はやめておくのがおすすめです。

塾講師に就職しようか迷っている方は、ぜひ今回の内容を参考にしてみてくださいね。

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