
『塾講師の正社員がとにかくきつい…』
『塾講師の正社員はもう辞めたい…』
『でも塾講師を辞める勇気が出ない…』
このような方に向けて記事を書いています。
塾講師は教育に関われる素晴らしい仕事なので、大きなやりがいを感じながら働いている方も多いです。
しかしそのいっぽうで、仕事の責任やプレッシャーに耐えれない人や業務量の多さに病む人がいるのも事実です。
今回は塾講師の正社員のリアルを検証するために、元塾講師の加藤優香さん(22歳女性・仮名)の体験談を紹介していきます。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員でした。その後、WEB業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計329名の会社員の方にインタビューしてきたので、様々な業界で働く人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、僕が実際にインタビューした元塾講師の加藤優香さんの体験談をもとに、『塾講師の正社員がつらい理由』から『塾講師から異業種に転職する方法』までを解説していきます。
この記事を読めば、塾講師の正社員がつらくて悩んでいる方でも、少しは未来に希望が持てると思います。
3分ぐらいで読める内容なので、さっそく見ていきましょう〜。
※『今すぐに塾講師から転職したい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
塾講師の正社員がつらい理由【元塾講師が本音をぶっちゃける!】

塾講師の正社員を辞める人の退職理由で1番多いのは、『塾講師の仕事がつらいから』です。
この記事で紹介する、元塾講師の加藤優香さん(22歳女性・仮名)の場合も、『塾講師の仕事がきつくて肉体的に限界だったから…』という退職理由でした。
では、なぜ加藤優香さんは塾講師に就職したのか?
その理由は、『教育実習で行った塾での経験が楽しかったから』です。
もともと加藤優香さんは公務員志望で、大学に通いながら公務員試験の勉強をしていました。
大学が教育学部だったので、教育実習で塾に行ったのですが、実習先の塾での経験がとても楽しかったそうです。
これがきっかけで、公務員になることをやめて、塾講師に就職する道を選びました。
加藤優香さんが入社した会社は、塾業界の中ではホワイト企業といわれる会社で、しっかり休日はあったようです。
では、なぜホワイト企業の塾講師を辞めたのか?
加藤優香さんが塾講師を辞めた理由は、『塾講師の業務量の多さに耐えれなかったから』です。
塾講師の正社員がつらいのは業務量の多さが原因!【しんどいから病む人も…】

加藤優香さんの話によると、『塾講師は業務量がとにかく多い』とのこと。
加藤優香さんの本来の勤務時間は『13時~22時』でしたが、実際には『11時~23時』まで働いていました。
さらに自宅に帰ってからも『深夜1時~2時』まで仕事をしていたため、単純に計算すると『労働時間は13〜14時間』になりますね…。
これによって睡眠時間が十分にとれず、最終的に体調を壊してしまったそうです。
では、塾講師の何の業務に時間を取られていたのか?
それは『授業準備の時間』です。
塾講師として授業を担当するようになると、生徒からの質問に対応するため、あらかじめ自分でも問題集を解いておかなければいけません。
さらに授業中にホワイトボードに書く内容も、事前に準備しておく必要があります。
これらの授業準備をするために、加藤優香さんは平日の勤務時間外はもちろん、休日の時間も仕事をしていたのです。
加藤優香さんが担当していた授業は、週に10コマ程度で、1コマ60分の授業でしたが、授業1コマあたりに費やす準備時間は2~3時間。
平日の空き時間で足りない分は、週2日の休日を全て使っていた…とのこと。
塾講師の正社員に就職してから、プライベートの時間がほとんど確保できなくなり、心身ともに病んでしまい、最終的に加藤優香さんは塾講師を辞めたのです。
塾講師の正社員はプレッシャーがやばい!精神的にしんどいです

塾講師の正社員がつらい理由は、『ちゃんと授業をしなければいけない!』というプレッシャーがしんどいからですね。
加藤優香さんの表面上の勤務時間を見れば、『週休2日、残業時間は月40時間以内』となるので、別にブラック労働ではありません。
むしろ加藤優香さんが入社したのは、『塾業界ではホワイト企業』といわれる大手企業なので、塾講師の中では労働環境はマシな方かと。
では、なぜ塾講師の正社員がつらくなるのか?
塾講師を辞めたくなる最大の原因は、見えない残業が大量に発生すること…。
『ちゃんとした授業をしないと保護者からクレームがくる…』
『しっかり授業準備をやらないと授業本番で失敗する…』
『事前に問題集を解かないと生徒の質問に対応できない…』
上記のとおり。
塾講師の正社員は、常にプレッシャーとの戦いです。
ですから責任感の強い塾講師の方ほど、時間をかけて授業準備を行います。
しかし担当する授業数が多くなると、当然オーバーワークになってしまう…。
入社2年目以降の塾講師の場合は、過去に担当した授業をもとに準備できるので、そこまで授業準備に時間を取られないかもしれません。
でも新卒1年目の塾講師だと、イチから授業の準備をしなければならず、授業準備に大量の時間を奪われます。
『見えない大量の残業』に耐えれる体力と精神力がないと、塾講師の正社員を続けるのは厳しいですね…。
ちなみに、厚生労働省が発表した『新規学卒者の3年以内の離職率』によると、教育・学習支援業の離職率は『45%以上』。これは業種別で第2位の離職率です。
【関連記事】
⇒元教室長に仕事がつらい理由を聞いてみた!【失敗談あり】
塾講師の正社員に向いている人とは?【つらい部分とやりがいを理解する】

ここまでの内容から、塾講師の仕事が大変なことはわかったと思います。
しかし僕はすべての人に対して、『塾講師の仕事はやめとけ!』と言いたいわけではありません。
塾講師の正社員にも、仕事のやりがいや楽しいところは、たくさんあります。
- 子どもと話をするのが楽しい
- 授業をするのが面白い
- 生徒の成長を見れるのがやりがいになる
上記のとおり。
大切なことは、塾講師の正社員に就職する前に、『塾講師のやりがい』と『塾講師の大変なところ』を理解しておくことです。
どんな仕事にも、楽しい部分ときつい部分があります。
ですから『きつい部分を我慢してでも、やりがいを手に入れたい!』という強い信念を持つ人だけが、入社後に活躍できます。
塾講師は教育が好きな人には天職だと思うので、仕事の大変さを覚悟できるなら、塾講師を選ぶのもアリですね。

塾講師の正社員がつらい人は何から始めるべき?

『塾講師の正社員がつらい…』と思う人は、今すぐに塾講師を辞める気がなくても、日ごろから求人情報だけはチェックしておくべきです。
なぜなら、塾講師のストレスや疲労が限界に達すると、転職先を探す気力すらなくなるから…。
興味のある求人情報をストックしておくだけでも、『転職という選択肢』ができて、過労で病んでしまう前に転職という手を打てるようになります。
とはいえ、自分で求人情報を探すのは、ちょっと大変ですよね?
そんなときは、転職エージェントに登録しておくのがおすすめです。
転職エージェントは全て無料。一度登録しておけば、あなたの条件に合った新規求人や転職可能なおすすめ求人がメールで届きます。
こうやって優良な求人情報をストックしておけば、いざ転職しようと思ったときに、かなり有利ですよね。
『塾講師として働く未来に不安がある…』という方は、今すぐ転職エージェントに登録して、いざという時のために準備をしておきましょう。

塾講師の正社員がつらい理由【まとめ】
最後に『塾講師の正社員がつらい理由』の要点をまとめておきます。
- 塾講師の正社員は業務量が多いからつらい
- 塾講師がしんどいのは見えない残業のせい
- 塾講師は授業準備によってプライベートが奪われる
- 塾講師の楽しいところは生徒の成長を見れること
- 塾講師は教育好きには天職だけど覚悟が必要
- 塾講師がつらいと思ったら転職サイトに登録するべき
今回は元塾講師の加藤優香さん(22歳女性・仮名)の体験談をもとに、塾講師の正社員の実態を解説しました。
塾講師はやりがいのある仕事ですが、そのいっぽうで授業準備など大変な業務も多いです。
『何があっても絶対に塾講師を続けたい!』という方が、塾講師を辞める準備をする必要は全くないと思います。
でも『塾講師の正社員はつらいから辞めたい…』と思っている方が、塾講師から転職する準備を始めない理由はないですよね?
ストレスに耐えながら仕事を頑張りすぎると、肉体的にも精神的にも限界になってしまいます。
塾講師の未来に不安を感じているなら、ストレスや疲労が限界に達する前に、行動しておくのが安全です。
とはいえ、働きながら転職活動をするのは、ちょっと大変ですよね?
そんなときは、転職エージェントを利用してみるのもアリですよ。
転職エージェントに登録すると、担当のキャリアアドバイザーが自己分析や求人紹介、書類応募や面接対策まで全部やってくれるので、めちゃくちゃ楽です。
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