

このような方に向けて、記事を書いています。
結論からいうと、どこの塾の教室長もつらい仕事です。
なぜなら、教室長を辞める理由の多くが『長時間労働』や『人間関係』によるもので、これはどの塾の教室長でもほぼ同じ条件だから…。
つまり、あなたが教室長の仕事を続けている限り、つらい状況からは逃れられないということです。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計329名の会社員の方にインタビューしてきたので、様々な業界で働く人のリアルな情報をお伝えできると思います。
今回は僕が実際に話を聞いた、元教室長の杉本直也さん(仮名・25歳男性)の体験談をもとに『教室長の仕事がつらい理由』を解説していきます。
3分で読める内容ですので、それではいきましょう。
※『今すぐ自分に合う仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
元教室長に仕事がつらい理由を聞いてみた!【失敗談あり】

元教室長の杉本直也さん(仮名・25歳男性)によると、教室長がつらい原因には『長時間労働』や『劣悪な人間関係』によるものがある、とのこと。
杉本直也さんがやっていた、教室長の仕事は以下のとおりです。
- 塾講師やスタッフの管理
- 生徒や保護者への対応
- 生徒の集客
- 売上の管理
教室長は特別な資格がなくてもできる仕事ですが、塾の運営をトータルで管理しなければいけないので、さまざまな能力が必要になります。
たとえば、生徒や保護者に対するコミュニケーションスキル、塾講師やスタッフをまとめる統率力、集客や売上を管理する能力など、塾を総合的にマネジメントする力など。
この中で1番難しいのが、塾講師やスタッフをまとめる業務です。
特に入社間もない教室長の場合、すでに出来上がっている人間関係の中に入っていき、全体をまとめていかなければいけないので、最初はだいたい反感を買います。
あまり口を聞いてくれなかったり、親切にしてもらえなかったり…。
実際に『人間関係のストレス』が原因で、教室長を辞める人は多いです。
小規模会社の教室長は逃げ場がないから辛い…
教室長の仕事は、人間関係との戦いです。
塾内で良好な人間関係がつくれれば、職場は楽しくなりますが、劣悪な人間関係になってしまうと、職場は最悪になります。
そんな中で、教室長に就職するときに、特に注意しなければいけないのが、塾を運営する会社の規模感です。
僕が過去にインタビューした、元教室長や元塾講師の傾向をみると、小規模会社が運営する塾の労働環境は悪くなりがち…。
そもそも小規模会社は従業員数が少ないので、職場に嫌な上司や同僚がいたときに異動できない…。つまり、逃げ場がないというのが、1番辛いですよね。
教室長がつらいと思う瞬間とは?【25歳男性の体験談】

元教室長の杉本直也さん(仮名・25歳男性)が勤めていた学習塾は、『正社員2名・アルバイト5名』という少人数の職場でした。
こうなると、自分以外のもうひとりの正社員がどんな人間かで、職場は天国にも地獄にもなりますよね。
ちなみに、杉本直也さんの場合は、もうひとりの正社員(上司)が最悪だったようで、質問しても無視されて、職場では仲間外れにされていたようです…。
多店舗展開する大規模な学習塾であれば、ほかの塾に異動願いも出せますが、2店舗しか運営していない小規模会社だったため、逃げ場がなく、退職するしかありませんでした。
杉本直也さんは教室長について、以下のようにコメントしています。
無視されても動じないメンタルがあれば、教室長でもやっていけると思いますが、他人の評価を気にしてしまう人は向いてないと思います…
実際に教室長の辛さを経験した人の言葉は、なかなか重いですね…。
塾の教室長の年収はいくら?
厚生労働省が発表した『平成28年賃金構造基本統計調査』によると、教育・学習支援業の20代30代の平均年収は以下のとおりです。
20~24歳:223万円(男性)・205万円(女性)
25~29歳:264万円(男性)・235万円(女性)
30~34歳:327万円(男性)・272万円(女性)
35~39歳:389万円(男性)・297万円(女性)
上記のデータをみると、20代の平均年収は『300万円未満』なので、ほかの業界よりは年収は低めです。
たとえば、IT業界なら20代で年収500万円稼ぐ人も多いので、単純にそこと比較すると、年収差は『200万円』もあります。
元教室長の方の話を聞いていると、教室長の仕事は業務量が多く、週1日しか休めない会社もあるようなので、労働時間と給料のバランスに納得できるかどうかは、教室長として働く上で重要なポイントですね。
とはいえ、大枠では教室長も教育に関わる仕事ですから、そこにやりがいを感じて頑張っている人もいます。
『仕事を選ぶ上で何を優先に考えるか?』を決めておくのが、1番大事ってことですね。

教室長の仕事がつらい理由【まとめ】
最後に、この記事のまとめです。
- 教室長は長時間労働がつらい
- 教室長は人間関係が悪いとつらい
- 小規模会社の教室長は逃げ場がない
- 教室長の平均年収は異業種よりも低い
- 何を優先に考えて仕事を選ぶかが1番重要
塾の教室長に限らず、どんな仕事にもメリットとデメリットがあります。
ですから、自分の中で『何を優先に考えて仕事を選ぶか?』を決めておくことが、大事ですね。
もし今の段階で『教室長を辞めようか迷っている…』という方は、そもそも教室長の仕事が、自分に向いているのかを調べてみるのもおすすめですよ。
