この疑問に答えます。
「パン職人ってかっこいい!」「一流のパン職人になりたい!」という理由で、パン職人になる人はたくさんいます。
しかし実際に働いてみると「労働環境や長時間労働がきつい…」「業務負荷が大きい…」などの理由から、20代のうちにパン屋から転職する人も多いです。
特に小規模会社が経営するパン屋の場合、『ヒト・モノ・カネ』が足りないことによって、パン屋の正社員の労働環境が悪くなってしまう傾向があるようです。
この記事では『小規模会社のパン屋の正社員からホワイト企業のルート営業に転職した27歳男性の体験談』を紹介しますので、パン屋から転職したい方はぜひ参考にしてくださいね。
記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕は累計985名の方にインタビューしてきた経験がありますが、元パン職人の方の話を聞いていると、本当に大変な労働環境の中で頑張っているんだな…と尊敬します。
でも身体も精神も崩壊するレベルだと、「パン職人への情熱がよっぽど高くないと仕事は続けられない…」というのが本音ではないでしょうか?
この記事では、元パン職人のカズヒロさん(27歳男性)の体験談をもとに『パン屋の正社員がきついといわれる理由』から『パン屋から転職で失敗しない方法』までを解説していきます。
この記事を読めば、パン屋の正社員の未来に不安を抱えている方でも、人生を変えるための一歩が踏み出せるようになります。
3分で読める内容なので、さっそく見ていきましょう〜。
※すぐに『パン屋から転職する方法』が知りたい方は、第6章の『パン屋からホワイト企業に転職するためにやったこと【僕の体験談】』から先に目を通してくださいね!
目次
パン屋の正社員を辞めた後に待っていたもの…元パン職人の転職体験談
この疑問に答えます。
元パン職人のカズヒロさん(27歳男性)はパン屋の正社員を7年間経験してみて、「労働時間が長い、労働環境が過酷、一人に割り当てられる業務負荷がきつい…」と感じたそうです。
パン屋の中には、ハードな労働を強いられる会社もあるのだとか。
「パン屋の仕事はきつい…」という理由で、パン職人を辞める人には、以下のような共通点があります。
- 小規模会社のパン屋に勤務している
- 長時間労働は当たり前で出退勤の管理がされてない
- 朝4時から夜21時まで仕事するのが当たり前
- 休む時間がなくて肉体的にも精神的にもきつい
『パン職人に対する情熱』が『身体と精神の限界』に負けてしまうと、どれだけパン作りが好きなパン職人の方でも、パン屋の正社員を辞めてしまうようです。
小規模会社のパン屋はハードな労働環境になりやすい
元パン職人のカズヒロさんは、「パン屋の正社員がキツくなる原因は小規模会社のパン屋で働いているから」と言っています。
世の中には、小規模会社、中規模会社、大規模会社という感じで、さまざまな規模の会社があります。
日本には約421万社の会社があるといわれており、そのうち99%が中小零細企業です。
大手企業と中小零細企業の1番の違いは『資金力の違い』。
資金力のある会社には、たくさんの従業員が在籍しているので、従業員一人に割り振られる業務負荷は小さくなります。
さらにコンプライアンスも厳しいので、福利厚生や労働環境は整備され、従業員に還元される給料も高くなる。
そのいっぽうで資金力のない会社の場合、人手が足りないので、従業員一人に割り振られる業務負荷は大きくなります。
資金力がないから福利厚生や労働環境などの待遇が悪くなり、従業員はハードな労働になる可能性が高くなる…ということですね。
ですから、どうしてもパン職人を目指したいという方は、できるだけ大手企業が運営するパン屋に就職するのが良いかと思います。
パン屋の仕事は朝早くて夜遅い!なんで!?
『パン屋の仕事=朝が早い』というイメージがありますよね?
そのため、朝が早い仕事であることに対して、覚悟ができている人は多いです。
しかし、元パン職人のカズヒロさん(27歳男性)の場合は、朝が早くて、夜も遅い仕事だったため、これが退職を決意する大きなきっかけになりました。
ちなみに、元パン職人のカズヒロさんの労働時間は次のとおりです。
- 朝4時から夜21時まで働くのが日常だった
- 忙しいときは朝4時から翌朝2時まで働いていた
- 月4日しか休みがなくて肉体的に限界だった
こんな感じです。
個人的には『朝4時から翌朝2時まで働いていた』という事実に衝撃を受けました…。
しかも、タイムカードなどの出退勤システムを導入しておらず、22時間勤務しているのに、8時間しか働いていないことになっていたそうです。
パン屋の仕事が大変になるきっかけとは?
元パン職人のカズヒロさん(27歳男性)によると、パン屋の仕事が急に大変になることがあるそうです。
それは、パン屋の経営者が、新規事業に手を伸ばしたときです。
しかも、カズヒロさんが働いていたパン屋では、従業員数を増やさずに新規事業をやり始めたので、めちゃくちゃ大変だった…とのこと。
パン屋の経営者が手を伸ばす新規事業には、以下の2つがあります。
- 新店をオープンさせる
- 期間限定のイベントに出店する
これらは経営者側からすると、新しくお金を生み出すビジネスモデルが増えるわけですから、メリットしかありません。
しかし、従業員側からすると、単純に仕事量が増えるだけでした。
増員なしで始めた新規事業は既存の従業員だけで支えなければならず、カズヒロさんを含めた6名の社員は『サービス残業による長時間労働』を強いられたそうです…。
店舗が増えれば、パンを作る量を増やさなければいけませんし、イベント出店が決まれば、イベント用のパンを作らなければいけません。
それらの業務負荷を誰がカバーするのかというと、既存の従業員たちだったのです。
元パン職人のカズヒロさんは当時を振り返って、「パン屋の経営者が新規出店やイベント出店を始めるとパン職人の仕事は急に大変になります。新規事業にともなって増員する資金力のないパン屋の社員はきついです。実際に僕は雇われのパン職人なのに1日20時間も労働した日がありましたからね…」とコメントしています。
パン屋の正社員は文句を言えないから特にきつい
元パン職人のカズヒロさん(27歳男性)は、「パン屋の正社員は文句を言えない立場だから特にきついです」と語ります。
カズヒロさんが勤めていたパン屋の場合、長時間労働を強いられるのは決まって正社員のパン職人でした。
なぜなら、パートやアルバイトは時給で管理されているので労働時間分の給料が発生しますが、正社員は暗黙のルールによってサービス残業をするのが当たり前だったからだそうです。
カズヒロさんがパン職人として働いていたときは、「若いときは買ってでも経験を積め!」とか「長時間働いて修行しないと一流のパン職人にはなれない!」とオーナーからよく言われていたようです。
心の中では「こんな長時間労働は絶対におかしい…」と思いながらも、オーナーの命令は絶対だったため、暗黙のルールでサービス残業をするしかありませんでした。
カズヒロさんは専門卒でパン屋の正社員に就職してから7年間頑張りましたが、体力的に何歳まで続けられるか分からなかったため、「将来ことを考えて20代のうちに転職しよう!」と思い、27歳のときにパン屋から転職を決意しました。
ちなみにパン屋の正社員のときのカズヒロさんの給料は、残業や休日出勤があっても年収250万円くらいでした。
そのため、せっかく転職するなら「年収アップとワークライフバランスが実現できる仕事に転職したい」と思ったそうです。
その後、未経験からチャレンジできる求人を中心に転職活動し続け、最終的に商社のルート営業に転職することができ、入社2年目で年収400万円稼げるようになりました。
また、土日祝休みのホワイト企業に転職したおかげで、肉体的にも精神的にも余裕のある生活ができるようになったそうです。
カズヒロさんに現在の状況を聴くと、社内の環境がゆるいので、必要以上にストレスを感じず仕事ができているようです。
パン屋から転職を考えている方は、ルート営業への転職を検討してみるのもひとつですね。
次章からは、カズヒロさんがどうやって転職活動を進めていったのかを中心に解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
パン屋からホワイト企業に転職するためにやったこと【僕の体験談】
では、パン屋から異業種に転職するには、具体的にどうやって転職活動すればいいのか?
結論からいうと、パン屋の正社員が異業種に転職するまでの具体的なステップは次のとおりです。
①未経験向けの転職エージェントに無料登録する
②担当アドバイザーにカウンセリングしてもらう
③担当アドバイザーにキャリアプランを考えてもらう
④担当アドバイザーに求人を提案してもらう
⑤担当アドバイザーに応募書類の作成を手伝ってもらう
⑥担当アドバイザーに面接対策をやってもらう
⑦企業の面接を受ける
⑧担当アドバイザーに選考結果のフィードバックをもらう
⑨担当アドバイザーに相談しつつ、内定が出た企業の中から転職先を決める
上記のとおり、転職エージェントに登録すれば、自己分析・求人選び・書類作成・面接対策まで全部やってくれるので、めちゃくちゃ楽に転職活動を進めていけます。
ただし、世の中には『経験者の転職に強いエージェント』と『未経験者の転職に強いエージェント』があり、ここを選び間違えると失敗するので、注意が必要です。
パン屋から異業種への転職に失敗したくない方が登録すべきなのは、『未経験者の転職に強いエージェント』ですね。
実際に元パン職人のカズヒロさんも27歳のときに『未経験者の転職に強いエージェント』を利用して、ホワイト企業のルート営業への転職を成功させています。
ここまでの内容を読んで、パン屋から異業種に転職したいと思った方は、とりあえず転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。
転職エージェントはすべて無料で利用できるので、まずは気軽に登録してみましょう。
ちなみに、カズヒロさんが利用した転職エージェントは10時間以上のフォローがある『 第二新卒エージェントneo 』です。
下記に紹介しておくので、パン屋から転職したい方はぜひ無料登録してみてくださいね。
第二新卒エージェントneo
第二新卒エージェントneoは、パン職人をはじめとした20代の転職に強いエージェントです。
職歴や学歴に自信のない若手層を対象としているため、未経験OKの求人を豊富に取り扱っており、ブラック企業が排除されているのも特徴ですね。
転職サポートを利用した人の年収は平均113万円上がっており、高確率で年収アップの内定を獲得できています。転職支援実績も22,000人以上です。
20代でパン屋の正社員の経験しかない場合は、第二新卒エージェントneoを利用して10時間以上の無料転職サポートを受けるのが良いかと思います。
ビジネスマナーや面接対策までしっかりやってもらえるので、自己肯定感が高まり、前向きに転職活動を進められますよ。
第二新卒エージェントneo :20代の転職に強い。未経験OKの求人が豊富。10時間以上の無料転職サポートあり。
まとめ:パン屋から転職したいなら今日というより今から行動しよう
「パン屋の正社員から異業種に転職したい…」という方は、今日というより、今から行動するのがおすすめです。
年齢を重ねるほど、未経験からの転職が難しくなるので、やり直せるうちに行動しておきたいところです。
この記事で紹介した元パン職人のカズヒロさんは、27歳でパン屋から商社のルート営業に転職して、『過酷な労働環境・年収250万円』という人生から『土日祝休みのホワイト企業・年収400万円』という人生に移動することができました。
この生き方はたくさんある中の一つのサンプルにすぎませんが、一番伝えたいのは『20代なら絶対に人生やり直せる』ということです。
まずは小さな一歩でもいいので、あなたにできることから始めてみませんか?
『自分の人生このままじゃいけない…』と思った方は、今日というより今から始めてみましょう。
第二新卒エージェントneo :20代の転職に強い。未経験OKの求人が豊富。10時間以上の無料転職サポートあり。
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