派遣 二度とやらない
派遣に登録しようか迷っている人「特にやりたい仕事もないから簡単で楽そうな派遣に登録しようかと思っている。でも派遣はやめとけって聞くからちょっと迷っている…。派遣って実際はどうなの?」

このような方に向けて記事を書いています。

結論からいうと、派遣社員のメリットとデメリットをしっかり理解した上で、派遣に登録するべきです。

なぜなら派遣社員には、賞与がもらえない、いつ契約解除になるかわからない、正社員登用が難しい…などのリスクがあるからです。

あなたが何らかの理由で派遣社員しか選べない状況なら仕方ありませんが、そうでないのなら正社員として働くほうがメリットは多いといわれています。

本記事では『派遣社員に登録して後悔した25歳男性の失敗談』を紹介しますので、派遣に登録しようか迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

ドフラ
こんにちは。26歳まで非正規雇用だったドフラです。

この記事を書いている僕は、26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。

この記事では、僕がインタビューした元派遣社員の西崎佳之さん(25歳男性・仮名)の体験談をもとに『派遣を二度とやらないと決めた理由』から『派遣社員から転職で失敗しない方法』までを解説します。

この記事を読めば、派遣に登録して後悔した人のリアルや、派遣から正社員に転職するまでの具体的なステップがわかりますよ。

3分で読める内容なので、それでは見ていきましょう。

「今すぐに派遣から転職したい!」という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。

僕が派遣を二度とやらないと決めた理由【25歳男の失敗談】

派遣 二度とやらない

まずは今回紹介する、元派遣社員の『西崎佳之さん(25歳男性・仮名)』の簡単な経歴を紹介しておきます。

西崎佳之さんは大学を卒業後、新卒で自動車ディーラーの営業職に就職しました。

しかしディーラーの仕事がとにかく長時間労働で、月に1日休めるかどうかという過酷な状況でした。

それでも初めての就職だったこともあり、自分なりに仕事を必死で頑張って、店舗で1番の販売台数を売れるまでに成長しました。

でも販売実績が1番になっても、店舗の先輩営業マンのほうが給料が高く、これに納得できませんでした。

「これだけ仕事を頑張っても正当な評価をされないなら、もう仕事を辞めたいな~」と思っていたときに、派遣会社の人と知り合い、「販売職の仕事はどうか?」とすすめられました。

西崎佳之さんは販売職の話を聴いて、「残業が少なくて休日もしっかりとれそうだ!」と思い、導かれるがまま、その派遣会社の派遣社員に登録しました。

しかし派遣会社に登録しても、販売職の仕事がない、給料が支払われない、でも毎日出勤させられる…という日々が待っていたそうです…。

ここからは、西崎佳之さんの実体験をもとに『派遣は二度とやらないと思った理由』を詳しく解説していきます。

派遣はひどい扱いだった。給料なしで5ヶ月働かされた…

派遣 二度とやらない

西崎佳之さんは『販売職になれる』という前提で、派遣に登録しましたが、実際には販売職の派遣先はありませんでした。

もともとは、「うちの派遣会社に登録すれば、百貨店やアパレルショップの販売職の仕事があるよ!」と言われていたそうです。

しかし、現実は景気情勢の影響でどのお店も人員削減をしており、たくさんの派遣社員が派遣切りされている状況でした…。

「いつまで仕事がないのですか?」と質問しても、「まだどうなるか読めないけど、そのうち派遣先が見つかると思うから…」の一点張りで、結局派遣に登録してから5か月間は仕事がありませんでした。

しかも、この期間の給料はゼロ円だったため、生活はめちゃくちゃ厳しい状況だったそうです。

「販売職以外の仕事でも良いから紹介してほしい!」と伝えても、やはり派遣先はなく、ただただ貯金を切り崩す日々となってしまいました。

西崎佳之さんはこの扱いに対して、「派遣は本当にひどい扱いを受けるのだと痛感しました。派遣社員をバカにしているとしか思えない態度でしたよ…」と言っています。

派遣社員は立場弱い。週休0日で出勤はやばいと思いました…

派遣 二度とやらない

西崎佳之さんが派遣社員はやめておいた方が良いと主張する理由には、派遣社員は立場が弱いからきついというのがあります。

「派遣社員は派遣先の企業からも雑に扱われることがありますし、派遣元の派遣会社からも雑に扱われることがあります。それにも関わらず派遣先から嫌われたら仕事を続けられなくなりますし、派遣会社から嫌われたら仕事を紹介してもらえなくなります…」と西崎佳之さんは語ります。

立場が弱すぎて、何も主張をできない…。辛くても耐えるしかないのが、派遣社員なのだと。

ちなみに、西崎佳之さんは派遣先がなく無給だったにも関わらず、毎日オフィスに出勤することを強制させられていたそうです。

オフィスで新規の派遣登録者に対して、派遣社員の仕組みの説明やマナー研修などを毎日やらされていました。

毎日出勤しても、給料は0円だったようです…。

普通なら「これはおかしい!」と思って、すぐに派遣を辞めるか転職すると思いますが、西崎佳之さんは週休0日という労働環境で、気力も体力も奪われていました。

冷静な状況なら正常な判断もできると思いますが、追い詰められた状況ではそれも難しいですよね…。

派遣社員の寮に入ったら派遣から抜け出せなくなりました【失敗談】

派遣 二度とやらない

西崎佳之さんは派遣に登録したあと、派遣会社が用意してくれた社員寮に住むことになりました。

最初は「家賃が浮いてラッキー!」と思っていましたが、社員寮に住んでいることで、派遣会社から良いように使われていたそうです。

社員寮から派遣会社までの距離は徒歩数分で行ける場所にあったので、何かあると急に会社から呼び出されることが多々ありました。

そのためプライベートの時間はなく、出勤と休日の区別も全くないような状況だったようです。

自分の時間が全く取れず、仕事も与えられず、おまけに給料もない…という日々を過ごす中で、「俺の人生って何なんだろう…」と思う瞬間が増えていきました。

貯金も底が見え始めており、「このまま派遣社員を続けていたらもう派遣から抜け出せない…」というところまで来ていました。

その後、西崎佳之さんは「さすがにこのままだと生活できなくなる…」と思い、一度実家に戻ることを決心したのです。

派遣はやめとけといわれる理由:派遣社員の職歴が転職で評価されない

派遣 二度とやらない

西崎佳之さんの経験からもわかるとおり、派遣社員を選ぶことにはデメリットがあります。

そして、派遣社員を続けている人は、遅かれ早かれ、派遣から正社員に転職したい時期がやってきます。

ただ、ここで問題なのが『派遣社員の経験が転職で評価されないこともある』という現実です。

企業の採用担当者の中には、非正規雇用で働いている人たちに対して『責任のない立場で仕事をしてきた人』というイメージを持つ人もいるようです。

そのため、派遣社員を数年続けても、正社員への転職でアピールできることがない…というケースもあります。

むしろ、「無責任な立場での仕事経験が長いから正社員は無理なんじゃ?」というマイナスイメージが強くなるリスクのほうが大きいかもしれません。

ですから正社員か派遣社員かで迷っている方には、『正社員で就職すること』を強くおすすめします。

ドフラ
自分に向いてる仕事が知りたい方は、以下の記事で紹介する『無料適職診断テスト』を受けるのがおすすめですよ。

派遣社員から転職で失敗しない方法とは?

派遣 二度とやらない

派遣社員から転職したい方は、絶対に自分ひとりで転職活動しないでください。

それはなぜか?

転職経験の少ない方が、自分ひとりで転職しようとすると、失敗するリスクが高いからです。

これは僕の失敗談です。僕は初めて転職するときに、最初は自分ひとりで転職活動をしていたのですが、半年経っても、1社も内定がもらえませんでした…。

僕が転職活動に失敗した理由は、次のとおり。

  • 自己分析ができていなかった
  • 業界や職種の知識がゼロだった
  • ハイクラス求人に応募していた
  • 履歴書や職務経歴書の内容がスカスカだった
  • 企業ごとの面接対策ができていなかった

上記のとおり、僕は転職活動をかなり甘く考えていました。

僕は運よく、友人に転職エージェントを紹介してもらい、担当アドバイザーのサポートのおかげで、無事にフリーターからIT業界の正社員に転職できました。

もちろん派遣社員の方が、フリーターだった僕と同レベルだとは思いませんが、失敗するリスクは低い方がいいですよね。

転職エージェントはすべて無料で利用できるので、あなたのリスクはゼロです。

とりあえず登録しておいて、損はしないと思いますよ。

ドフラ
僕は26歳の時に下記の転職エージェントを利用して、フリーターから年収500万円のIT企業に転職できましたよ。

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