このような方に向けて記事を書いています。
結論からいうと、あなたが20代30代なら、派遣は絶対にやめておいたほうがいいです。
その理由は派遣社員には、賞与がもらえない、職歴の評価が低い、いつクビにされるかわからない、人生が転落するリスクがある…からです。
あなたが何らかの理由で、派遣社員しか選べない状況なら仕方ありませんが、そうでないのなら、あえて正社員ではなく派遣を選ぶというのは、賢い選択とはいえません…。
気軽に派遣社員を選んでしまったせいで、そのあと日雇い労働者に転落していく人は、想像以上に多いのです。
ネットカフェで寝泊まりする日雇いの肉体労働者…という末路は嫌ですよね?
この記事を書いている僕は、26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計985名の方にインタビューしてきたので、派遣社員を辞める人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、僕が実際に話を聞いた、元派遣社員の西崎佳之さん(25歳男性・仮名)の体験談をもとに『派遣社員になった後のヤバい実態』から『派遣はやめたほうがいい理由』までを解説します。
この記事を読めば、派遣社員になった後の実態を理解した上で、派遣に登録しないという道を選べると思います。
3分で読める内容なので、それでは見ていきましょう。
※『今すぐ自分に合う仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
僕が派遣を二度とやらないと決めた理由【25歳男の失敗談】
まずは今回紹介する、元派遣社員の『西崎佳之さん(25歳男性・仮名)』の簡単な経歴を紹介しておきます。
西崎佳之さんはいわゆるFラン大学を卒業後、新卒で自動車ディーラーの営業職に就職しました。
しかしディーラーの仕事がとにかく長時間労働で、月に1日休めるかどうかという過酷な状況でした。
それでも初めての就職だったこともあり、自分なりに仕事を必死で頑張って、店舗で1番の販売台数を売れるまでに成長しました。
でも販売実績が1番になっても、店舗の先輩営業マンの方が給料が高く、これに納得できませんでした。
これだけ仕事を頑張っても、正当な評価をされないなら、もう仕事を辞めたいな~と思っていたときに、派遣会社の人と知り合い、『販売職の仕事はどうか?』とすすめられました。
西崎佳之さんは販売職の話を聴いて、『残業が少なくて休日もしっかりとれそうだ!』と思い、導かれるがまま、その派遣会社の派遣社員に登録しました。
しかし派遣会社に登録しても、販売職の仕事がない、給料が支払われない、でも毎日出勤させられる…という地獄のような日々が待っていたのです…。
ここからは、実際に西崎佳之さんが体験した『派遣社員のやばい実態』について詳しく解説していきます。
派遣はひどい扱いだった!給料なしで5ヶ月働かされた!
西崎佳之さんは『販売職になれる』という前提で、派遣に登録しましたが、実際には販売職の派遣先はありませんでした。
もともとは、『うちの派遣会社に登録すれば、百貨店やアパレルショップの販売職の仕事があるよ!』と言われていました。
しかし現実には景気情勢の影響で、どのお店も人員削減をしており、現実は大量の派遣社員が派遣切りにあっていたのです。
『いつまで仕事がないのですか?』と質問しても、『まだどうなるか読めないけど、そのうち派遣先が見つかると思うから』の一点張りで、結局派遣に登録してから5か月間は仕事がありませんでした。
しかも、この期間の給料はゼロ円なので、生活はめちゃくちゃ厳しい状況でした。
『販売職以外の仕事でも良いから紹介してほしい!』と伝えても、やはり派遣先はなく、ただただ貯金を切り崩す日々となってしまったのです。
西崎佳之さんはこの扱いに対して、『派遣は本当にひどい扱いを受けるのだと痛感しました。派遣社員をバカにしているとしか思えない態度でしたよ…』と言っています。
派遣社員は立場弱い!週休0日で出勤とかやばいでしょ!
派遣社員はやめておいた方が良い理由には、派遣社員は立場が弱いからきつい、というのがあります。
派遣社員は派遣先の企業からも雑に扱われますし、派遣元の派遣会社からも雑に扱われます。
それにも関わらず、派遣先から嫌われたら仕事を続けられなくなりますし、派遣会社から嫌われたら仕事を紹介してもらえなくなります…。
立場が弱すぎて、何も主張をできない…。辛くても耐えるしかないのが、派遣社員なのです…。
ちなみに西崎佳之さんの場合は、派遣先がなく無給だったにも関わらず、毎日オフィスに出勤することを強制させられていました。
オフィスで新規の派遣登録者に対して、派遣社員の仕組みの説明やマナー研修などを毎日やらされていたそうです。
もちろん毎日出勤しても、給料は0円だったそうです…。
普通なら『これはおかしい!』と思って、すぐに派遣を辞めるか転職すると思いますが、西崎佳之さんは週休0日という労働環境で、気力も体力も奪われていました。
冷静な状況なら正常な判断もできると思いますが、追い詰められた状況ではそれも難しいですよね…。
派遣社員は寮に入ったら終了!もう派遣から抜け出せない
西崎佳之さんは派遣社員として登録した後に、派遣会社が用意してくれた社員寮に住むことになりました。
最初は『家賃が浮いてラッキー!』と思っていましたが、社員寮に住んでいることで、派遣会社から良いように、こき使われていたのです。
社員寮から派遣会社までの距離は、徒歩数分で行ける場所にあったので、何かあると急に会社から呼び出されることが多々ありました。
そのためプライベートの時間はなく、出勤と休日の区別も全くないような状況でした。
自分の時間が全く取れず、仕事も与えられず、おまけに給料もない…という日々を過ごす中で、『俺の人生って何なんだろう…』と思う瞬間が増えていきました。
貯金も底が見え始めており、そのまま派遣社員を続けていたら、もう派遣から抜け出せない…というところまで来ていました。
その後、西崎佳之さんは『さすがに、このままだと生活できなくなる…』と思い、一度実家に戻ることを決心したのです。
派遣はやめとけ!何の職歴にもならない!転職で不利になる
ここまでの内容のとおり、20代30代が派遣社員を選ぶことには、デメリットが多すぎますよね?
派遣社員を続けている人は、遅かれ早かれ、派遣から正社員に転職したい時期がやってきます。
ただ、ここで問題なのが『派遣社員の経験は職歴にならない』という現実です。
企業の採用担当者の多くが、非正規雇用で働いている人たちに対して『責任のない立場で仕事をしてきた人』というイメージを持っています。
そのため派遣社員を何年続けても、正社員への転職でアピールできることは、ほぼないのです。
むしろ、『無責任な立場での仕事経験が長いから正社員は無理なんじゃ?』という、マイナスイメージが強くなるリスクの方が大きいですね。
ですから正社員か派遣社員かで迷っている方には、『正社員で就職すること』を強くおすすめします。
派遣社員から転職で失敗しない方法とは?
派遣社員から転職したい方は、絶対に自分ひとりで転職活動しないでください。
それはなぜか?
転職経験の少ない方が、自分ひとりで転職しようとすると、失敗するリスクが高いからです。
これは僕の失敗談です。僕は初めて転職するときに、最初は自分ひとりで転職活動をしていたのですが、半年経っても、1社も内定がもらえませんでした…。
僕が転職活動に失敗した理由は、次のとおり。
- 自己分析ができていなかった
- 業界や職種の知識がゼロだった
- ハイクラス求人に応募していた
- 履歴書や職務経歴書の内容がスカスカだった
- 企業ごとの面接対策ができていなかった
上記のとおり、僕は転職活動をかなり甘く考えていました。
僕は運よく、友人に転職エージェントを紹介してもらい、担当アドバイザーのサポートのおかげで、無事にフリーターからIT業界の正社員に転職できました。
もちろん派遣社員の方が、フリーターだった僕と同レベルだとは思いませんが、失敗するリスクは低い方がいいですよね。
転職エージェントはすべて無料で利用できるので、あなたのリスクはゼロです。
とりあえず登録しておいて、損はしないと思いますよ。