

このような方に向けて記事を書いています。
結論からいうと、フリーターは毎年260万円のお金を損してると思った方がいいです。
その理由は、国税庁の『令和元年 民間給与実態統計調査』によると、給与所得者全体の平均年収は436万円、フリーターを含む非正規の平均年収は175万円となっているからです。
つまり、フリーターは給与所得者全体より年収が261万円少ないということになります。
ですから、今よりお金に余裕のある生活をしたいなら、フリーターを辞めて正社員に就職するのが1番早いです。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に就職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに就職や転職に役立つ情報を発信しています。
この記事では、元フリーターの僕が実体験をもとに『フリーターは生活できない理由』から『フリーターを続けることのリスク』までを解説します。
この記事を読めば、フリーター生活を続ける人の現実わかるので、今すぐにフリーターを辞めるべきかを判断できるはずです。
3分で読める内容なので、それでは見ていきましょう。
※『今すぐにフリーターから正社員に就職したい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
フリーターが生活できない理由は年間260万円損しているから?

国税庁の『令和元年 民間給与実態統計調査』によると、フリーターを含む非正規の平均年収は175万円となっています。
年収175万円だと、月収14万6千円です。
ただし、ここから所得税・住民税・国民年金・国民健康保険を支払わなければいけないので、手取り月収は11万9千円くらいですね。
実家暮らしで家にお金を入れてない人なら、この月収でもやっていけると思いますが、自立してやっていくのは厳しいですね…。
ちなみに、僕がインタビューしたフリーターの中には、国税庁のデータより少ない給料の人もいました。
・大谷直広さん(23歳男性・仮名)
⇒月収10万円・スポーツジムアルバイト
・本山翔さん(20歳男性・仮名)
⇒月収12万円・焼肉屋アルバイト
・上田剛さん(24歳男性・仮名)
⇒月収13万円・アニメグッズ店アルバイト
ただし、上記の全員が実家暮らしだったため、とりあえず生活には困っていなかったですね。
でも、いつまでも両親に面倒をみてもらうわけにはいかないので、3人とも正社員への就職は考えていました。
フリーターの一人暮らしはきつい!バイトだけでは生活できない…

フリーターの手取り月収は11万9千円が平均なので、これだと一人暮らしがきついのは当然です。
総務省の『家計調査 家計収支編・単身世帯 2020年7〜9月期』によると、単身世帯の1ヶ月にかかる生活費は次のとおり。
・食費:3万8,041円
・光熱・水道代:9,844円
・家具・家事用品費:5,632円
・被服および履物費:4,277円
・交通・通信費:1万7,897円
・保健医療費:6,960円
・教養・娯楽費:1万5,458円
・交際費:1万1,116円
・その他:2万7,245円
上記を合計すると、『13万6,470円』になります。
さらに一人暮らしをすることで、ここに『家賃』が入ってきますので、最低でも5万円以上のお金が家賃として必要です。
つまり一人暮らしをするなら、最低でも『毎月18万6,470円』の経費がかかる、ということになります。
フリーターの手取り平均月収は『11万9千円』なので、一人暮らしをすると『毎月67,000円程の赤字』です。
このようにフリーターの一人暮らしは、年間80万円以上の赤字になるリスクが高いです。
ですから、シンプルに『フリーターの一人暮らし=無理』と思ったほうがいいかもです。
フリーターは貯金できない!生活するので精一杯です

フリーターを含む非正規の平均年収は175万円ですが、僕がインタビューしたフリーターには年収120~156万円の人も多かったです。
フリーターの手取り月収のリアルは、月10~12万円くらいです。
ここから、実家にお金を入れたり、携帯料金を払ったり、昼ご飯や飲み物を買ったり、交際費や趣味にお金を使ったり…。出費はたくさんありますよね。
こうやってお金を使っていると、だいたい毎月の預金残高はゼロになります。
ちなみに僕も26歳までフリーターで、毎月18万円くらい稼いでいましたが、常に貯金はゼロでした…。
フリーターはとにかく給料が安いから、ギリギリの生活しかできないんですよね。
ですから、【フリーターで働く→給料が安い→生活するので精一杯→貯金がたまらない→将来の不安が消えない】という状態になります。

フリーターは現在の自由と未来の可能性を交換している

フリーターは仕事で責任を求められないですし、嫌なことがあったらすぐに辞めればいいので、かなり気楽ですよね。
自分の好きな曜日の好きな時間に働けるので、基本的に自由です。
ただしフリーターを選ぶ人は、『現在の自由と未来の絶望を交換している』という現実を知っておくべきです。
フリーターは楽かもしれませんが、その代償は5年後10年後の自分の末路がヤバくなることです。
できればフリーターは、『25歳まで』に卒業しておくのがおすすめです。
フリーターから正社員に就職する場合、未経験から挑戦できる求人に応募することになりますが、未経験採用は年齢が上がるほど不利になります。
未経験者を採用する企業としては、「1歳でも若い人材を採用して長く活躍してほしい!」と考えるのが普通ですからね。
以前の僕もそうでしたが、なんとなくフリーターになって、そのまま20代半ばまでフリーターを続けている人も多いと思います。
しかし、ちゃんと将来のことを考えておかないと、取り返しのつかないことになります…。
せっかく記事を読んでくれたあなたには後悔してほしくないので、人生やり直せるうちに行動しておいてくださいね。

まとめ:フリーターの生活できない悩みを解決する方法は正社員になることです
- フリーターの給料では生活できない
- フリーターは毎年260万円損している
- フリーターの一人暮らしは毎月6万7千円の赤字
- フリーターは生活するのに精一杯で貯金できない
- フリーターは現在の自由と未来の可能性を交換している
- フリーターから抜け出したいなら、人生やり直せるうちに行動すべき
今回はフリーター生活に限界を感じてる方向けに、フリーターを続けるリスクを中心に解説しました。
たしかにフリーター生活は楽だと思いますが、いつまでも自分の将来に目を背けていると、人生が手遅れになります。
この記事を読んでくれたあなたには、絶対に後悔してほしくないので、今すぐに正社員になるための行動を始めてくださいね。
あなたのその一歩で、人生はやり直せますよ。
