このような方向けの記事です。
高校卒業後に製造業に就職して、そのままずっと工場の仕事を続けている方はたくさんいます。
でも20代半ばになると『なんで給料が全然上がらないんだろう…』という不信感が大きくなりませんか?
この記事で紹介する元製造スタッフの村瀬功さん(26歳男性・仮名)は、約7年働いても年収350万円しかなかったそうです。
さらに不運なことに、その後会社の業績が悪化したせいで、年収320万円まで減給となりました…。
このように工場で働く人の給料が安い理由は『仕事の市場価値が低いから』です。
誰でもできる単純作業→給料上げる価値がない→給料下げて辞めたらほかの高卒を採用すればいい→低い給料でも新しい高卒が採用できる
上記の流れが変わらない限り、製造業の給料が上がることはないですね。
記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計985名の方にインタビューしてきたので、製造業で働く人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、元製造スタッフの村瀬功さんの体験談をもとに『製造業は給料が上がらない理由』から『製造業から異業種への転職で失敗しない方法』までを解説しています。
この記事を読めば、製造業の給料が安い理由を理解した上で、今すぐに製造業を辞めるべきかを判断できるようになります。
それでは、さっそく見ていきましょう~。
※『今すぐに製造業から転職したい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
製造業の給料が安い理由【工場は給料上がらない!26歳男性の体験談】
まずは今回紹介する『村瀬功さん(26歳男性・仮名)』の簡単な経歴を紹介します。
村瀬功さんは商業高校を卒業後、高校からの紹介で自動車内装部品を加工する会社に就職しました。
会社の規模は、従業員数50名ほどの中小零細企業でした。
村瀬功さんがやっていた仕事内容はサンシェード(陽よけ用のロール式カーテン)の製作で、1日中ずっと自動ミシンでサンシェードを作っていました。
地味な仕事でしたが、コツコツとやる作業が好きだったので、仕事に対するストレスはほぼ無かったです。
村瀬功さんは26歳で製造業の仕事を辞めるのですが、退職理由は『給料が上がらないから。むしろ下がったから…』です。
村瀬功さんが勤めていた会社では、自動車内装部品を加工する事業しかやっていなかったので、世の中の自動車製造台数の減少の影響をもろに受けてしまいました。
もともと年収350万円でしたが、業績悪化の影響で年収320万円まで下がってしまったのです。
その結果、村瀬功さんは製造業の将来に疑問を感じて、約7年勤めた会社を退職することになりました。
製造業の給料は安い!業績悪化で給料が下がった体験談
村瀬功さんが勤めていた会社は、自動車内装部品の中でもサンシェードやトノカバーなどのニッチ製品を主力にしていたので、一度需要がなくなると事業の軌道修正はかなり難しいです。
自動車が売れない→自動車の販売店を減らそう→自動車の製造台数を減らそう→自動車部品の仕入れも減らそう→製造業全体が厳しくなる
上記のとおり。
自動車産業は大きな市場なので、世の中の変化の影響をもろに受けます。
村瀬功さんは会社の業績悪化によって、年収が30万円も下がってしまい、仕事に対するやる気と希望を失いました。
ちなみに、村瀬功さんはもともと年収350万円でしたが、この給料も決して高くはありません。
dodaが公開する『平均年収ランキング(年代別・年齢別の年収情報)』によると、20代の平均年収は次のとおり。
■20代男性の平均年収
⇒371万円
■26歳男性の平均年収
⇒385万円
上記のデータと比べると、村瀬功さんは同年代より約30万円も年収が低いことになります。
さらに減給後の年収320万円の場合は、同年代より約60万円も給料が安いです…。
ただでさえ安月給なのに、景気の影響で給料が下がるリスクがある…というのはやばいですよね。
高卒の方の多くが製造業で働いていますが、収入面で考えるとデメリットが多いかと。
工場の給料が安い理由:仕事の市場価値が低いから
そもそも、なぜ工場の給料は安いのでしょうか?
結論からいうと、工場の給料が安い理由は『仕事の市場価値が低いから』です。
たとえば、村瀬功さんがやっていたサンシェードの製作は、コツコツ作業ができる人なら誰でもやれる仕事です。
世の中的には、仕事の価値は次のように決まります。
- 誰でもできる仕事=給料が安い
- できる人が少ない仕事=給料が高い
工場を辞める理由の多くが『給料が安いから』ですが、そもそも工場勤務を選んだ時点で高収入は期待できない…とうこと。
『低収入だから将来が不安…』という方は、稼ぎやすい業界や職種を選ぶべきですね。
製造業は給料上がらない!高卒で給料上がらない時の対処法
高卒で就職する方の多くが、高校からの紹介で就職先を決めますよね?
これだと高い確率で『製造業』に就職することになります。
なぜなら高校から紹介される就職先は、過去に先輩たちが就職した実績のある会社だからです。
昔は高卒だと肉体労働や工場しか選べませんでしたが、今はさまざまな仕事があるので、高卒でもIT業界などで働くチャンスがあります。
しかし高校の先生たちは就活のプロではありませんし、そもそも公務員なので就職経験もゼロです。
そのため『高卒だから工場に就職するのが常識だろ!』と思考停止で、製造業や肉体労働系の就職先ばかり紹介してくるのです。
でも、世の中にはいろいろな仕事があります。
ちなみに、20代で製造業を辞めた綾瀬浩二さん(29歳男性・仮名)は、転職エージェントを利用して工場勤務からIT企業に転職した結果、給料が年収600万円まで上がりました。
これは数ある人生のサンプルの一つですが、特に「IT業界」なら高卒でも高収入を狙えるので、転職できればラッキーですよね。
『製造業は給料が安い…』と思うなら、とりあえず行動してみるのがおすすめですよ。
あなたが行動しない限り、給料が安い人生は変わりませんからね。
製造業で給料が安い正社員は手遅れになる前に行動しよう!
『製造業は給料が安いから辞めたい…』
このように思う方は、今すぐに製造業から転職しないと、後悔します。
なぜなら製造業から異業種に転職するなら、20代の若いうちじゃないと難しいからです
とはいえ、『どうやって製造業から転職すればいいの?』という方もいますよね。
世の中的には、製造業からの転職は難しいというイメージが強いので、なかなか行動できない人も多いのだと思います。
では、本当に製造業からの転職は難しいのでしょうか?
結論からいうと、たしかに製造業からの転職は簡単ではありませんが、転職活動のやり方を間違えなければ、製造業からでも転職できます。
具体的には『転職エージェントを利用する』という選択ですね。
特に製造業から異業種に転職したい方に対して、手厚くサポートしてくれるような転職エージェントを選ぶと、転職の成功率はグッと高まります。
世の中には『経験者の転職に強いエージェント』と『未経験者の転職に強いエージェント』があり、ここを選び間違えると失敗するので、注意が必要です。
製造業から異業種に転職したい方が登録すべきなのは、『未経験者の転職に強いエージェント』ですね。
転職エージェントに登録すれば、自己分析・求人選び・書類作成・面接対策まで全部やってくれるので、めちゃくちゃ楽に転職活動を進めていけますよ。
とりあえず迷ったら、転職エージェントに登録してみるのが安全ですね。
製造業の給料が安い理由【まとめ】
この記事のまとめです。
- 製造業は給料が全然上がらない
- 製造業の退職理由は給料の安さが原因
- 製造業は業績悪化で給料が下がるリスクもある
- 工場の給料が安いのは仕事の市場価値が低いから
- 高卒で高収入を稼ぐなら製造業から転職するしかない
- 行動しないと給料が安い人生はずっと続く
- とりあえず転職エージェントに登録すべき
なんとなく製造業に就職したものの、製造業の給料が安さに限界を感じている方は多いです。
でも環境を変えるのは勇気がいるので、今のままではマズイと思いながらも、なかなか行動できない気持ちもわかります。
しかしそのまま放置していると、年齢的に製造業から転職するのが難しくなり、『給料が安くても我慢して働き続ける人生…』という末路が待っています。
製造業から転職して新しい未来を手に入れるか、そのまま製造業の安い給料に耐え続けるか…。
人によって価値観はちがうので、どちらを選んでもOKです。
あとは、あなた次第。
今から行動して、あなたの理想の未来を手に入れませんか?