このような方に向けて、記事を書いています。
派遣社員には『簡単な作業が多い、仕事に責任を求められない、定時で帰れる、気楽に働ける』などのメリットがあるので、とりあえず派遣に登録する20代は多いです。
でも年齢が25歳前後になると、同年代の友人がほぼ正社員だったり、家族に非正規で働いていることを心配されたりするので、派遣社員の将来に不安を感じる人が増えていきます。
では、20代を派遣社員で過ごすのは、世の中的にどうなのか?
結論からいうと、20代を派遣社員で終わらせるのは『もったいない』のひとことです。
派遣社員は『誰でも簡単にできる仕事』しか任せてもらえないので、派遣社員のまま30代になると、『誰でも簡単にできる仕事しかできない30代の人材』になってしまいます。
転職市場において、企業が30代に求めるものは『前職の経験を活かした即戦力』なので、そこに対して、実績もスキルもない30代が応募しても、絶対に採用されないのです。
『派遣社員で一生過ごす!』という方はいいですが、『いつか正社員になりたい!』と考えている方は、今すぐ転職活動を始めるべきです。
20代のうちに正社員に転職しないと、手遅れになりますからね…。
記事を書いている僕は26歳まで年収190万円のフリーターでした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
この記事では、僕が実際に話を聞いた、派遣社員の方の体験談をもとに『20代で派遣社員を選ぶのはもったいない理由』から『派遣社員から正社員に転職して人生やり直す方法』までを解説します。
この記事を読めば、20代で派遣を選んで後悔する人のリアルがわかるので、これから派遣社員で働くべきかを判断できると思います。
3分で読める内容なので、さっそく見ていきましょう〜。
※『今すぐに派遣社員から正社員に転職したい!』という方は、下記の記事を読むほうが早いかもです。
目次
20代で派遣はもったいない?後悔する理由と派遣社員21人の失敗談
『20代で派遣社員を選ぶのはもったいないの?』
結論をいうと、20代を派遣社員だけで終わるのは、本当にもったいないです。
なぜなら、一般的なキャリアの考え方としては、『20代は仕事で多くの経験を積む。30代は20代の経験の中から自分の専門性を絞って極めていく』といわれているからです。
つまり、20代で派遣社員の経験しかない人は、30代以降で選べる仕事が『派遣社員だけ』になるということ…。
派遣社員の方の中には、『自分は一生、派遣社員で働くから大丈夫!』と主張する人もいるかもしれませんが、この考え方は危険です。
派遣社員の仕事は単純作業とはいえ、肉体労働が多いですよね?
たとえば、工場のライン作業、部品の検査スタッフ、倉庫での袋詰め作業、倉庫内のピッキングなど。
20代なら体力的に問題ないかもしれませんが、40代50代になっても続けられる自信はありますか?
また最近では大企業を中心に『工場や倉庫の業務自動化』が進んでおり、人間の代わりにAIやロボットを導入する動きも目立ちます。
そうなると、真っ先にクビを切られるのは、非正規雇用の派遣社員たちです…。
このように、20代を派遣社員で過ごすことは、将来仕事を失うリスクが高いといえます。
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⇒僕が派遣を二度とやらないと決めた理由【25歳男の失敗談】
20代で派遣はもったいないよ…30代で派遣から日雇いになった34歳男性の失敗談
『20代を派遣社員で過ごすとどうなるの?』
この疑問に答えます。
結論をいうと、30代で日雇い労働者まで転落するリスクがあります。
僕が実際に話を聞いた、元派遣社員の長谷川信彦さん(34歳男性・仮名)の場合、以下のように人生が転落していったそうです。
派遣社員として、電化製品の製造組立てや梱包、スーパーの店頭に並ぶ野菜の袋詰め、建物の解体工事の仕事をする。
↓
30代で派遣会社からの仕事がもらえない期間が出る。
↓
日銭を稼ぐために日雇い労働を始める。
↓
日雇い労働を休むと無収入になるので、就職活動をする時間がなくなる。
↓
その日を生きるだけで精一杯になり、日雇い労働者から抜け出せなくなる。
上記のとおり。
派遣社員は『仕事が楽そう』とか『簡単に働けそう』というイメージがあるので、なんとなく派遣に登録する気持ちはわかります。
でも5年後10年後の未来を考えると、派遣社員は人生が底辺になるリスクが高い…。
あなたは、長谷川信彦さんの実体験を知った上で、これからどんな行動をしようと思いますか?
20代が派遣を選ぶと後悔する理由【派遣社員20名の体験談】
ここからは、派遣社員で働いた経験のある8名の体験談をもとに「20代が派遣を選ぶと後悔する理由」を解説していきます。
派遣で働いてもスキルが身につかない…26歳男性
元派遣社員の吉岡武久さん(26歳男性・仮名)が、20代で派遣になって後悔した理由は『スキルが身につかない』です。
<本人のコメント>
あくまでも派遣という立場でしか業務を任せてもらえないため、仕事で身につくスキルはほとんどありませんでした…。就業年数にも縛りがあり、長期の大きなプロジェクトに関わることも難しかったです。個人のスキルを身につけたかったので、20代のうちに派遣を辞めました。
派遣社員と正社員では、会社から任せてもらえる業務範囲が違うので、仕事で身につくスキルや経験にも差が出ますよね。
実際にスキルアップやキャリアップを希望して、20代のうちに派遣を辞めていく人は多いです。
30代以降の人生をしっかり考えたうえで、派遣を続けるべきかどうか判断しないといけませんね。
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⇒派遣の給料は安い?元派遣社員で現年収400万円の25歳女性が解説
派遣社員は給料アップが期待できない…25歳女性
元派遣社員の今田美久さん(25歳女性・仮名)が、20代で派遣になって後悔した理由は『給料アップが期待できない』です。
<本人のコメント>
なかなか給料が上がらず、賞与も2年目からの支給で、年1回で給与1ヶ月分しかもらえませんでした…。将来的に収入アップが期待できず、モチベーションが上がらなかったので、20代のうちに正社員に転職したほうがいいと判断しました。
たしかに、仕事を頑張っても給料が上がらないなら、モチベーションも下がってしまいますよね…。
仕事の成果に応じた昇給や年2回の賞与を求めるなら、派遣ではなく正社員で働いたほうがいいかと。
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⇒派遣事務はきつい?派遣から正社員の事務を目指す28歳女性の体験談
派遣の給料は手取り15万円で生活がきつい…24歳女性
元派遣社員の大屋夏菜子さん(24歳女性・仮名)が、20代で派遣になって後悔した理由は『手取りが15万円で生活がきつい』です。
<本人のコメント>
時給制の働き方だったため、給料がものすごく低く、手取りで月15万円しかありませんでした…。毎日手作り弁当と飲み物を持参して切り詰める生活がひもじかったので、派遣を辞めました。
僕がインタビューした派遣社員の方の中で、月給20万円以上稼いでいる人はめちゃくちゃ少なかったです…。
派遣会社が間に入ってマージンを持っていくので、最終的に派遣社員に支払われる給料が少なくなるのは仕方ないですね。
派遣のままではキャリアアップも給料アップも厳しい…26歳男性
元派遣社員の田中宏紀さん(26歳男性・仮名)が、20代で派遣になって後悔した理由は『キャリアアップも給料アップも厳しい』です。
<本人のコメント>
派遣会社が「福利厚生とキャリアサポートを充実しているから」という理由で、昇給もボーナスもありませんでした…。長期的なキャリアを考えた結果、正社員で働きたいと思い、派遣を辞めました。
派遣会社の中には、スキルアップサポートやWeb学習ツールが充実しているところもあるので、『知識や経験値を高めるため』と割り切って派遣をやるのはアリかもです。
とはいえ、低収入には変わりないので、あらかじめ派遣社員をやる期間を決めておくことが大切ですね。
派遣から正社員登用が狭き門すぎる…27歳男性
元派遣社員の菅原大輔さん(27歳男性・仮名)が、20代で派遣になって後悔した理由は『正社員登用が狭き門すぎる』です。
<本人のコメント>
正社員登用を目標に派遣を続けていましたが、派遣先の企業で実績や経験を積んだうえで、運よくその企業で募集があり、さらに面接などの選考を通過しなければ正社員になれない…という条件でした。自分には正社員になるハードルが高すぎると思ったので、派遣を辞めることにしました。
仕事での実績や経験に加えて、運や面接合格などの条件もあるというのは、かなりハードルが高いですね…。
『正社員になれるかどうかわからない』状況で頑張るくらいなら、最初から正社員として採用してくれる会社に転職するほうが早いかもです。
派遣社員から正社員になれる希望がなくなった…23歳女性
元派遣社員の中村ゆりかさん(23歳女性・仮名)が、20代で派遣になって後悔した理由は『正社員になれる希望がなくなった』です。
<本人のコメント>
派遣先で正社員として直接雇用を目指せると説明されましたが、実際は「前例がないから…」と言われて取り合ってもらえませんでした。正社員の見込みがなくなったので、派遣を辞めました。
『将来的には正社員登用の可能性もある』という誘い文句で、派遣社員を始める人もいますが、現実はそんなに甘くないですね。
実際に派遣で働いてみると、正社員で直雇用される未来が全く見えないことも多々あります…。
派遣で働いていると配属先がコロコロ変わる…26歳男性
元派遣社員の三浦隆平さん(26歳男性・仮名)が、20代で派遣になって後悔した理由は『配属先がコロコロ変わる』です。
<本人のコメント>
配属先がコロコロ変わるため、スキルアップやキャリア形成は全くできない状況でした…。将来のことを考えると、いつまでも在籍するわけにはいかないと思い、できるだけ早く正社員に転職しようと決めました。
配属先を短いスパンで何度も変えられてしまうと、知識や経験が蓄積しないので、なかなか仕事のスキルも上がらないですよね…。
実際に『腰を据えて長く働きたい』という理由で、派遣から正社員に転職する人は多いです。
派遣先を2ヶ月に1回異動させられる…27歳男性
元派遣社員の渡辺祐一さん(27歳男性・仮名)が、20代で派遣になって後悔した理由は『2ヶ月に1回異動させられる』です。
<本人のコメント>
2ヶ月に1回のペースで異動があり、やっと仕事を覚えたと思ったら、またイチから覚え直し…という状況が続いていました。自分が使い勝手の良い駒に思えてムカついたので、派遣を辞めました。
『派遣社員=欠員の穴を埋めるための人員』としか考えてない会社もありますので、いいように使われている感はありますよね…。
使い勝手の良い駒から抜け出したいなら、正社員として働くしかありませんね。
派遣社員には基礎的な仕事しか任せてもらえない…25歳男性
元派遣社員の牧戸淳さん(25歳男性・仮名)が、20代で派遣になって後悔した理由は『基礎的な仕事しか任せてもらえない』です。
<本人のコメント>
派遣先のプロジェクトへの貢献度によって評価が見込めるのですが、基礎的な仕事しか任せてもらえず、昇格も昇給も難しかったです…。このままでは一生給料が上がらないかもしれないと思ったので、正社員で採用してもらえる会社を探すことにしました。
プロジェクトの中の重要な仕事は、正社員に任されることがほとんどなので、派遣で働いていると、どうしても不利になります…。
仕事でスキルや実績を身につけて、自分の市場価値を高めたい方は、派遣から正社員に転職するのがおすすめですね。
派遣社員では正社員と同じ業務をやらせてもらえない…24歳男性
元派遣社員の江口将暉さん(24歳男性・仮名)が、20代で派遣になって後悔した理由は『正社員と同じ業務をやらせてもらえない』です。
<本人のコメント>
派遣社員は派遣用に用意された単純作業をやるだけで、正社員がやっている本格的な業務には携われれませんでした…。成長やキャリアアップが絶望的だと思ったので、派遣を辞めました。
製造現場の派遣社員だと、ライン作業や検品作業がメインになるので、ぶっちゃけ誰でもできる仕事しか経験できないですよね…。
成長やキャリアップを求めるなら、どこかの会社で正社員として働くしかないかと。
派遣だから責任のある仕事を任せてもらえない…27歳男性
元派遣社員の遠藤涼真さん(27歳男性・仮名)が、20代で派遣になって後悔した理由は『責任のある仕事を任せてもらえない』です。
<本人のコメント>
将来のキャリアを考えた時に、派遣のままでは担当できる業務にどうしても制限があるため、ある一定以上の成長は見込めないと思いました…。スキルアップできる環境で働くために派遣を辞めました。
派遣社員で経験できる仕事内容には限界があるため、個人の成長を望むなら、正社員として働くしかありませんね。
ただし、年齢が30歳を超えると未経験からの転職がかなり難しくなるので、20代のうちに行動しておくのが安全かと。
派遣社員の仕事はモチベーションが上がらない…26歳男性
元派遣社員の木下英詞さん(26歳男性・仮名)が、20代で派遣になって後悔した理由は『仕事のモチベーションが上がらない』です。
<本人のコメント>
派遣で働いているので、その会社に対する仕事へのモチベーションが全く上がりませんでした…。ボーナスもなかったので、早めに正社員にならないと将来やばいと思って、派遣を辞める決意をしました。
いろんな派遣会社から派遣社員が集められて、仕事をする現場も多いので、会社に対する帰属意識が低くなるのも無理はないですね。
ちなみに、僕がインタビューしてきた派遣社員の方で、賞与をもらっている人は、ほとんどいませんでした…。
派遣会社の担当者のフォローが悪い…24歳女性
元派遣社員の藤田明菜さん(24歳女性・仮名)が、20代で派遣になって後悔した理由は『担当者のフォローが悪い』です。
<本人のコメント>
『派遣先で困ったことがあったら何でも相談してください!』とのことでしたが、相談しても連絡が遅いし、相談できても派遣先の言いなりで、何も改善してもらえませんでした…。給料や待遇面も期待できなかったので、派遣を辞めることにしました。
相談できる相手がいるから安心だと思っていたのに、いざ相談したら冷たくあしらわれるというのは、裏切られた気持ちになりますよね…。
実際に『派遣会社の担当者のフォローがない』という理由で、派遣を続けるのが嫌になり、その流れで派遣社員を辞める人は多いです。
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⇒派遣はみじめ?派遣切りされて転職を決意した26歳女性の体験談
派遣先の職場の雰囲気がよくなかった…24歳女性
元派遣社員の飯田翔子さん(24歳女性・仮名)が、20代で派遣になって後悔した理由は『職場の雰囲気がよくなかった』です。
<本人のコメント>
派遣先の家電量販店には気難しい社員の方が多く、一緒に仕事するのが大変でした…。また絶対に逆らえないお局のような社員もいて、働く環境に疲れてしまったので、派遣を辞めました。
職場の人間関係に悩む人は多いですが、派遣社員だと肩身が狭いので、精神的なストレスも大きいですよね…。
派遣先企業の上司の人間性がまともじゃない…24歳男性
元派遣社員の大原隼斗さん(24歳男性・仮名)が、20代で派遣になって後悔した理由は『上司の人間性がまともじゃない』です。
<本人のコメント>
コンプライアンスはしっかりしている印象でしたが、派遣先の上司がまともじゃなかったので、店舗での自分の立場は全くありませんでした…。長く働ける仕事じゃないと思ったので、派遣を辞めました。
どんな上司の下で働くかで、職場は天国にも地獄にもなりますが、派遣社員を見下す正社員が多い職場だと辛いですね…。
腰を据えて長期的に働きたいと考えているなら、1日も早く派遣から正社員に転職するべきかと。
派遣会社から希望の派遣先を紹介してもらえない…26歳男性
元派遣社員の上村未来さん(24歳男性・仮名)が、20代で派遣になって後悔した理由は『希望の派遣先を紹介してもらえない』です。
<本人のコメント>
派遣先との契約を更新してもらえず、新しい派遣先を探すために何度も面談に行きましたが、今までのスキルを活かせる案件はなかったです…。正社員になろうと思い、派遣を辞める決意をしました。
希望を高くしすぎると派遣先が見つからないので、劣悪な労働環境だとわかっていても、仕方なく仕事を受ける人もいるようです。
ただし肉体労働系の派遣の場合、雑に扱われる職場も多いようなので、体力や精神が限界に達する前に、派遣社員から抜け出しておくのが安全ですね。
派遣のままでは肉体労働から抜け出せない…26歳男性
元派遣社員の木村豪徳さん(26歳男性・仮名)が、20代で派遣になって後悔した理由は『肉体労働から抜け出せない』です。
<本人のコメント>
自分は資格や専門スキルがなかったので、別の派遣先を探してもらっても、同じような工場の仕事にたらい回しになっているだけでした…。30代以降の身体の負担などを考えた結果、派遣を続けるのは現実的に無理だと判断しました。
30代40代のキャリアを考えると、ずっと工場で肉体労働を続けるのは、結構キツそうですよね…。
さらに、工場勤務には夜勤シフトもあるので、不規則な生活リズムも、将来的には身体の負担になりそうです。
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⇒派遣社員の末路は?派遣から抜け出せない時の対処法|34歳の体験談
派遣は非正規雇用だから将来が保証されていない…25歳男性
元派遣社員の相葉純也さん(25歳男性・仮名)が、20代で派遣になって後悔した理由は『将来が保証されていない』です。
<本人のコメント>
単純作業ばかりでスキルが身につかず、派遣だから将来の保証もなくて不安でした…。自分が描いていたキャリアがキャリアカウンセラーとの面談で実現できないことを知ったので、派遣を辞めました。
企業側からすると、重要な仕事は自社の正社員に任せたいと考えるのが普通なので、派遣にまわってくる仕事は、単純作業がどうしても多くなりますよね…。
『スキルアップしたい!』とか『市場価値を高めたい!』という希望は、派遣のままでは厳しいのが現実です。
派遣切りされるリスクがある…24歳男性
元派遣社員の小山恵祐さん(24歳男性・仮名)が、20代で派遣になって後悔した理由は『派遣切りされるリスクがあるから』です。
<本人のコメント>
派遣社員は時勢に左右されることが多々あり、派遣切りにあって突然仕事を失うリスクもあるので、常に将来が不安でした…。正社員で働いて安定したいと思い、派遣を辞める決意をしました。
派遣社員にとって最大のリスクは、派遣切りされて仕事を失うことです。
僕がインタビューした派遣社員の方には、実際に派遣切りされた人も複数名いたので、ガチで人生路頭に迷う可能性がありますよね…。
派遣で働いても自分の成長が見込めない…25歳女性
元派遣社員の太田穂乃果さん(25歳女性・仮名)が、20代で派遣になって後悔した理由は『自分の成長が見込めない』です。
<本人のコメント>
工場に派遣されていたので、単純作業が多く、仕事を通して自分を成長させるのは無理だと思いました…。残業や夜勤があれば、生活に困らない給料はもらえますが、残業や夜勤がないと収入が少なくてきつかったです。
工場で単純作業をやっているだけでは、スキルや経験を身につけるのは厳しいですよね…。
実際に派遣の仕事内容では物足りなくなって、20代のうちに派遣から正社員に転職する人は多いです。
派遣で経験を積む20代はもったいない時間の使い方をしている可能性がある
20代で派遣社員を選ぶと、あとで人生を振り返ったときに、後悔する可能性が高いです
特に派遣社員から正社員に転職しようと思ったときに、『自分は今まで何をやっていたんだ…』という感情があふれます。
なぜなら、転職市場において、派遣社員の市場価値はめちゃくちゃ低いからです。
僕が実際に某IT企業の人事担当に『派遣社員に対するイメージ』を質問したところ、次のような回答が返ってきました。
『派遣社員やフリーターは「責任のない立場でずっと働いてきた人」というイメージがある。人生ずっと楽をしてきた感じがするから、正社員で採用するときはかなり厳しく選考しますよ。』
これが、人事担当のリアルな声です。
派遣先が、派遣社員に与える仕事は『部品を組み立てる、部品を並べる、野菜を袋詰めする、荷物を手で運ぶ、部品にキズがあるかを確認する』という単純作業です。
ぶっちゃけ、これは『入社初日から誰でも簡単にできる作業』です。
世の中の人材に対する評価は、次のとおり。
- 難しい仕事ができる人=市場価値が高い
- 簡単な仕事しかできない人=市場価値が低い
ですから、人生を振り返って後悔したくない人は、できるだけ早く『難しい仕事ができる人』になりましょう。
いつか派遣を辞めたいと思っているなら一生派遣になる前に行動しておくべき!
『いつか派遣社員を抜け出したい…』と思いつつ、なかなか行動できない人もいますよね?
でも、もしあなたが20代なら、今すぐに派遣社員をやめるべきです。
なぜなら派遣社員から正社員に転職するときに、『年齢が高いほど不利になるから』です。
未経験の人材を採用する企業側は、『入社後の教育のしやすさ』や『活躍できる期間の長さ』を評価します。
そのため、24歳の人材と29歳の人材を比較したときに、両者の指導のしやすさや将来性を考えて、年齢の若い24歳の人材が採用されやすいのです。
ですから、少しでも若いうちに行動しておかないと、選べる仕事が少なくなり、人生損することになります。
派遣社員から正社員に転職する1番簡単な方法は?
『20代で派遣社員はもったいないのはわかったけど、何から始めればいいかわからない…』
このような方もいますよね?
派遣社員から抜け出したいなら、まずは正社員になりましょう。
転職しやすい雇用形態として、契約社員、期間工、アルバイトなどもありますが、絶対に正社員にならないとダメです。
そうしないと、底辺から抜け出せません。
とはいえ、派遣社員から正社員に転職するのは、かなり難しいです。
じゃあ、どうすればいいのか?
派遣社員から正社員に転職できる1番簡単な方法は、派遣社員の就職に強い転職エージェントに登録することです。
転職エージェントに登録すると、担当アドバイザーが求人選びから面接対策まで手厚くサポートしてくれます。
ただ覚悟しないといけないのは、派遣社員から正社員になるのが難しいことには変わりないので、転職エージェントから紹介してもらえる求人数が少ないこともあると思います。
そのような場合も想定して、できるだけ多くの転職エージェントに登録して、多くの求人を紹介してもらえる環境を作っておくことが重要です。
とにかくチャレンジできる求人に応募しまくって、どんな会社でもいいので、とりあえず正社員になりましょう。
いったん正社員に戻れれば、なんとか人生をやり直すことができますよ。
20代で派遣社員はもったいない理由【まとめ】
この記事のまとめです。
- 20代で派遣社員はもったいない
- 派遣社員は肉体的に限界がくる
- 派遣社員はロボットに代替えされる
- 派遣社員は仕事を失うリスクが高い
- 転職市場での派遣社員の市場価値は低い
- 派遣社員から日雇い労働者に転落する人もいる
- 20代のうちに派遣社員から正社員になるべき
- 派遣社員から正社員になりたい人は転職エージェントを利用しよう
今回は『20代で派遣社員はもったいない理由』を解説しました。
『派遣社員=簡単に登録できて仕事が楽そう』というイメージがあるので、20代の方がなんとなく派遣社員を選ぶ気持ちもわかります。
でも5年後10年後の未来を考えると、ちょっと不安になりますよね?
あなたの派遣先にいる、5歳年上の派遣社員や10歳年上の派遣社員が、あなたの未来の姿です。
そこに納得できないなら、今から行動して、未来を変えないとですね。