はじめまして、宮野と申します。
僕は私立大学を卒業後、2年間は祖父の介護と書店アルバイトを両立させるフリーター生活を続けており、介護が落ち着いたタイミングで工場の派遣社員になりました。
25歳という年齢になり、将来に不安を感じるようになって就職を決意し、現在はタクシー会社で正社員として働いています。
この度は、友人のドフラくんから「宮野くんの話、フリーターの人たちの就職活動の参考になると思うから」と、25歳までのフリーター生活のリアルや正社員に就職することになった経緯をざっくばらんに書いてほしいと頼まれました。
かつての僕と同じような悩みを抱える方の役に立つのならと思って、当時の状況を細かく思い出しながら、僕の記録用としても一度書いてみることにしました。
20代のフリーターの方でこれから就職を考えている方に、少しでも参考にしていただければ嬉しいです。
※『今すぐにフリーターから正社員に就職したい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
25歳までのフリーター生活を振り返る
僕は私立大学のビジネス学部を卒業後、祖父の介護のため就職はせず、書店でアルバイトをするフリーターとなりました。
書店のアルバイトを選んだ理由は本やDVDを観るのが好きだったからで、大学時代を含めて合計6年間アルバイトを続けました。
僕の父親は外壁塗装の自営業をやっており、母も父の仕事を手伝っていて、妹はネイリストになっていたので、僕が祖父の介護をするしかありませんでした。
僕が24歳になる頃には祖父の介護が落ち着いたため、そろそろ自分も仕事を変えようと思い、すぐに始められそうな工場の派遣社員に登録しました。
僕が派遣されたのは医療機器の製造・検品をする田舎の工場だったため、自宅を離れて社員寮で生活することになりました。
最初に派遣された工場はマニュアル通りに同じ作業をくり返すだけでよかったので、特にストレスはなく続けられていました。
当時は朝、昼、深夜早朝などのシフトを交代制で働いていましたが、これも自分的には全く問題ありませんでした。
しかし、4ヶ月後に工場の人員削減によって派遣先が異動になり、仕事内容が顕微鏡を使って汚れや破れがないかを確認する細かい作業になり、ゴーグルをつけての作業が身体に合わず、気分が悪くなることが頻繁にありました。
「さすがにこれでは仕事を続けるのは無理だ…」と思い、派遣会社に相談して他の派遣先を紹介してほしいと頼んだのですが、今は受け入れ先を見つけるのは難しいと言われました。
25歳フリーターが就職を決意したきっかけ
工場でマニュアル通りに同じ作業をくり返すこと自体はストレスがなかったので、本当は続けたかったのですが、体調的に厳しいと判断して仕方なく派遣社員を辞めることにしました。
また、この出来事を機に、派遣社員のままだと派遣先が見つからなかったり、派遣先の都合で契約が打ち切られたりするリスクがあると思い、「非正規のままでは将来が危うい…」と強く感じたのを覚えています。
そして、「手に職をつけたい」「資格を取得してステップアップしたい」と思うようになり、25歳のときに正社員への就職を決意しました。
その後、とりあえずハローワークに行って就職相談をしたら、介護の経験があるからという理由で、介護職を中心に求人を提案してもらいました。
介護職でも良いかな〜とは思いつつ、いまいちピンと来てなかったので、それからも転職情報サイトで求人を眺めるだけの日々が続きました。
25歳フリーターが就職を成功させるために相談した場所
一人での就職活動に限界を感じた僕は、転職エージェントに相談することにしました。
担当のキャリアアドバイザーは面談で僕の過去の経験や性格を分析し、適職診断テストも受けさせてもらった上で、次のような強みを見つけてくれました。
- 細かい作業や同じ作業を繰り返すことが得意
→カテーテル製造や書店での仕事を通じて、基本に忠実な業務遂行能力が評価されました。 - 継続力がある
→書店で6年間、工場でも一定期間頑張った実績は、長期間働けるという信頼につながりました。 - 丁寧で正確な仕事ぶり
→業務時間を短縮する工夫や、丁寧な作業を楽しめる点が強みだと教えてもらいました。
担当のキャリアアドバイザーは「基本に忠実な宮野さんの性格は多くの企業で求められています!」と背中を押してくれました。
僕はこの言葉に救われた気持ちになりました。
その後、担当のキャリアアドバイザーの方に履歴書や職務経歴書を作ってもらい、電話や面談で相談を重ねながら求人の紹介から企業ごとの面接対策まで手厚くフォローしてもらいました。
ただ、1社目の面接のときは緊張しすぎて全然うまく話せず、10分くらい黙って固まってしまった…という失敗もしました。
でもそのときも励ましてもらって、なんとか気持ちを切り替えて、次の面接に臨むことができました。
僕は正社員経験がなかったので、正直ほかの同年代よりも就職活動に手こずったと思いますが、担当のキャリアアドバイザーの方に支えられたおかげで、少しずつでも前に進めた気がします。
※フリーターの方におすすめの転職エージェントが知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。
25歳フリーターの就職活動の結果と振り返り
僕は転職エージェントから10社の求人を紹介してもらい、そのうち8社に応募しました。
製造業、ロボットメンテナンス、物流管理など幅広い業界の求人を検討しましたが、最終的にタクシー会社のドライバー職を選びました。
決め手となったのは、以下の点です。
- 大手企業で安定している
- 夜勤が可能で働き方が柔軟
- 自分のペースで仕事を進められる
タクシー業務は、基本的なマニュアルに沿って行動できることが重要で、僕の性格にぴったりだと感じました。
また、資格取得やステップアップのチャンスもあり、「ここでキャリアを築ける」という確信を持ちました。
25歳フリーターの就職後の目標
25歳で正社員としての一歩を踏み出した僕ですが、まだまだ道の途中です。
タクシードライバーとして経験を積みながら、必要な資格を取得し、手に職をつけていきたいと考えています。
将来的には、さらなるキャリアアップを目指して、管理職などのポジションに挑戦したいと思っています。
まとめ:25歳フリーターが就職に成功するまでに得た気づき
25歳という年齢でフリーターから正社員への就職を果たした僕が、今強く感じているのは「失敗しても諦めずに進むことの大切さ」です。
これまで僕は、大学卒業後の介護やアルバイト生活、派遣社員としての挫折を経験してきました。
しかし、その一つ一つの経験が、結果的に自分を成長させ、就職成功のきっかけとなりました。
就職活動の中で、転職エージェントのキャリアアドバイザーに見出してもらった「継続力」や「基本に忠実な業務遂行能力」は、自分では気づいていなかった大きな強みでした。
そして、それを知ることで自信を持つことができ、適職を見つける助けになりました。
僕が就職先としてタクシー会社を選んだのは、大手企業の安定性や自分の性格に合った働き方ができると感じたからです。
「自分にはどんな働き方が向いているのか」を考えることは、就職活動の中で非常に重要なポイントだと実感しました。
「人間の価値はどれだけ失敗をしたかではなく、失敗から何を学び、どう立ち直るかで決まる」
これは、アメリカの実業家ジョン・C・マクスウェルの名言です。
僕自身、挫折や失敗を繰り返してきましたが、それを糧にしながら前に進んできました。
この記事を読んでいる方の中にも、就職や将来について不安を感じている方がいるかもしれません。
しかし、その不安を行動のエネルギーに変え、一歩を踏み出すことで未来は確実に変わります。
僕自身、これからタクシードライバーとしてキャリアを積みながら資格を取得し、さらに上を目指すつもりです。
もし以前の僕と同じように迷っている方がいたら、まずは自分の強みを知ることから始めてみるのが良いかと思います。
この記事では世の中によくある「就活ノウハウ」ではなく、僕が経験した生々しい体験談をありのままに書かせていただきました。
あとは、記事を読んでいただいた、あなたにお任せします。
あなたの就職活動がうまくいき、あなたの理想の未来が手に入ることを心より祈っています。
※フリーターから正社員への就職に失敗したくない方は、以下の記事で紹介する転職エージェントを利用するのがおすすめですよ