
この記事では、高校推薦で地元メーカーに入社し、7年近く製造スタッフとして真面目に働いてきた25歳男性が、年収ダウンをきっかけに退職し、「20代のうちに年収500万円」「次の転職を最後に」という二つの覚悟を持って転職活動に踏み出したリアルをお届けします。
「コツコツ働いてきたのに給料が上がらない」「次こそ長く続けられる会社を選びたい」——そう感じている方に、この体験談は届くはずです。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
| 名前 | M・Yさん(25歳男性) |
|---|---|
| 学歴 | 高校卒業(商業高校・推薦入学) |
| 主な職歴 | 自動車部品メーカー・製造スタッフ(正社員・6年11ヶ月)→ 知人の大工仕事を手伝い中 |
| 就活のきっかけ | 残業削減により年収が360万→320万円台に下落。収入アップを目的に退職・転職活動開始 |
| 就活の軸 | 「年収350万円以上(将来的に500万円)」「安定した大手・長期雇用」「コツコツ働ける職場」 |
| 使用した就職サービス | 転職エージェント複数登録(求人比較・選定中) |
| 目指す職種 | 製造・警備・配送・施工・メンテナンス系(コツコツ系の仕事が得意) |
今回インタビューしたのは、高校の推薦で地元の自動車部品メーカーに入社し、7年近く製造スタッフとして働き続けた村井友貴さん(25歳男性・仮名)です。
仕事そのものにストレスはなかった。ただ、残業が減ったことで年収が40万円近く下がり、退職を決断しました。
「次の転職を最後にしたい。20代のうちに年収500万円を目指したい。」——その言葉を胸に、転職活動をスタートさせています。
3分で読める内容ですので、それではいきましょう〜。
※「今すぐにフリーターから就職したい!」という方は、以下の記事を読む方が早いかもです。
目次
7年近く続けた製造業——辞めた理由は「仕事」ではなく「給料」だった
村井さんが最初に就いた仕事は、高校の先生から推薦された自動車部品メーカーでした。
「高卒の中では基本給が高い方だった」というのが入社の決め手で、高校卒業後に入社しました。
サンシェードを担当する製造ラインでの作業が主な仕事で、箱から商品を出して組み付けていく繰り返しの作業でした。
「作業はストレスがなかった。好きな作業は自動ミシンで縫うものがあって、それが楽しかった。」
7年近く、同じ職場でコツコツ働き続けた。その事実が、村井さんという人間の真面目さを物語っています。
ただ、ある時期から残業が少なくなり、年収が360万円から320万円台に落ち込みます。
「作業は嫌いじゃないけど、収入が下がるのはきつかった。」
そして、入社7年目、村井さんは退職を決めました。
仕事内容への不満ではなく、純粋に「もっと稼ぎたい」という理由での転職——これは、次の職場選びで軸が定まりやすい、実はとてもシンプルで健全な動機です。
退職後の今——知人の大工仕事を手伝いながら動いている

退職後の村井さんは、知り合いの会社で大工の手伝いをしながら転職活動を進めています。
「日給の仕事だから、安定した収入が欲しい」という言葉には、日々の不安定さへのリアルな感覚が滲んでいます。
「次は、何があっても大丈夫なくらいの安定した会社で働きたい。」
製造業の現場にいた村井さんには、「外からの影響でいつ仕事が変わるかわからない」という実感がありました。
だからこそ、次の職場は「何かあっても大丈夫な会社」「長く続けられる仕組みがある会社」を最優先に探しています。
500万円のローンを抱えた愛車の返済もある。焦りたくないけど、早く動かなければいけない——そういう切実なリアルが、村井さんの転職活動の背景にあります。
「筋トレと同じ」——成果が見える仕事への欲求
村井さんの趣味の中で、特に印象的だったのは筋トレへの向き合い方でした。
「筋トレは自分の成果が見えるから好き。5〜6キロ増えた。」
数字として結果が出る、努力が形になる——そういう仕事に意欲が湧くタイプだということが、この言葉からわかります。
製造ラインでの作業も、「自動ミシンで縫う仕事が楽しかった」という感想の裏には、「手を動かして何かを作り上げる」という達成感があったはずです。
「出世欲はないが、何かを任されたい。」
この言葉も同じ方向性を持っています。肩書きよりも、「自分が動いた結果が見える」「任された仕事をやり遂げた」という実感を求めている——それが村井さんの仕事への価値観の核心です。
村井さんが次の仕事に求めること
7年間の製造業経験と、今後のキャリアへの希望を整理すると、村井さんが転職先に求める条件は明確です。
① 安定した企業で、長期雇用が見込めること
「次の転職を最後にしたい」という言葉に、すべての優先順位が詰まっています。日給の不安定な仕事から脱して、正社員として腰を据えられる環境を求めています。
② 年収350万円以上からスタートし、将来的に500万円を目指せること
現状の日給生活からのアップが当面の目標ですが、20代のうちに500万円という長期の数字も持っています。入り口の年収だけでなく、「上がっていく仕組みがあるか」を重視しています。
③ コツコツ取り組める仕事であること
「コツコツとやる作業が得意」という自己分析は、7年間の製造業経験が裏付けています。反対に、雑談が多い職場や、コミュニケーションが複雑な環境はストレスになりやすいため、業務の流れが明確な職場が向いています。
④ 転勤なしまたは選択できること
地元に生活基盤があり、車のローンも抱えているため、転勤によって生活が変わることは避けたい状況です。
就職活動のリアルな状況——5つの求人から絞り込み中
村井さんは現在、複数のエージェントに登録しながら5つの方向性の求人を比較検討しています。
大手セキュリティ会社のスタッフ職(正社員・終身雇用)。
契約先の施設で異常が発生した際に対応するセキュリティスタッフと、セキュリティ機器のメンテナンスを担当する仕事です。東証一部上場企業で終身雇用、60歳まで給料が上がり続ける仕組みがあります。入社3年で400〜500万円、5年で500〜600万円という年収例は、村井さんの「20代で500万円」という目標に近い現実的な数字です。キャリアアップの制度が明確で、将来的に営業・人事・技術など別職種へのキャリアパスも用意されています。配属先によっては夜勤や長時間勤務の可能性があるため、事前確認が必要ですが、年間休日138日という条件は魅力的です。
生協の配送ドライバー(正社員・土日休み)。
生協グループ企業で個人宅へ食品を配送する仕事です。転勤ほぼなし・土日休み・残業少なめという条件は村井さんの希望に合っています。車の運転が得意な村井さんにとって業務のハードルは低く、安定的に長く働ける環境です。ただし「ガツガツ稼ぎたい人向けではない」という特性から、500万円という年収目標には届きにくい職種かもしれません。安定重視か収入重視かで判断が分かれる求人です。
太陽光・住宅設備の施工スタッフ(正社員)。
太陽光発電システムやエコキュートなどの取り付け工事を担当する仕事です。モノづくりの経験が活かせる点と、主任→係長→課長→部長と役職・給与がアップする仕組みが整っている点が魅力です。外での作業があるため季節の影響を受けやすい点がデメリットですが、稼ぎやすい環境である点は村井さんの目標と一致しています。
産業用ロボットのメンテナンス職(正社員)。
世界トップシェアの産業用ロボットメーカーグループの関連企業で、製造現場のロボット保守・メンテナンスを担当する仕事です。入社1年で年収448万円という実績もあり、村井さんの年収目標に現実的に届く職種です。ただし入社後に福岡本社での1〜2ヶ月の研修があるため、地元を離れることへの対応が必要になります。
バイク買取の個人営業(正社員)。
問い合わせのあったお客様を訪問して査定・買取を行う完全反響営業です。飛び込みや電話営業がない点、車が好きな村井さんの特性と重なる点、副店長・店長へのキャリアアップで給与が大きく上がる仕組みがある点が特徴です。コミュニケーションが苦手という村井さんの特性からすると、接客主体の仕事への適性は確認が必要です。

この体験談から見えてくること
村井さんのストーリーには、7年間まじめに働いてきたのに給料が上がらず転職を決めた方に届けたいポイントがあります。
「仕事が嫌で辞めた」より「収入を上げたくて辞めた」の方が、次の職場選びがブレない
退職理由が明確なほど、転職活動で何を優先すればいいかがはっきりします。村井さんの場合、「収入アップ」「長期雇用」「コツコツ系の仕事」という軸が一貫しているため、5つの求人を比較するときに判断基準が明確です。
7年間のコツコツ実績は、どの職種でも「信頼できる人間」の証拠になる
製造ラインで7年近く続けた事実は、業種が変わっても「与えられた仕事をやり遂げる人間だ」という信頼の根拠になります。面接では「何年間、何をやり続けたか」という数字が、何より説得力を持ちます。
「次の転職を最後に」という覚悟は、条件交渉の武器にもなる
長期雇用を前提に就職活動をしている人間は、採用担当者から見ても魅力的な候補者です。「腰を据えて働きたい」という意志を明確に伝えることが、条件面での交渉力にもつながります。
おわりに
7年間、同じ職場でコツコツ働き続けた。辞めた理由は、仕事への不満ではなく、もっと稼ぎたいというシンプルな願望でした。
500万円のローンを抱えた愛車、20代で年収500万円という目標、次の転職を最後にするという覚悟——村井さんが背負っているものは、25歳としては決して軽くありません。
でも、7年間真面目に働いてきた事実が、次の一歩の土台になります。
その積み重ねを武器に、村井さんの転職活動が実を結ぶことを願っています。
