「専門学校中退後の人生ってどうなるの?」「専門学校中退でも就職できるの?」「専門学校を中退した人の体験談を知りたい!」という方向けの記事です。
記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に就職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに就職や転職に役立つ情報を発信しています。
僕は累計985名の方にインタビューしてきたので、専門学校を中退した人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、専門学校中退の人の体験談をもとに『専門学校を中退した人のその後』から『専門学校中退後の就職で失敗しない方法』までを紹介していきます。
この記事を読めば、専門学校を中退した人の就職活動の現実や苦労がわかるので、専門学校中退後の就職を成功させるために何をすべきかを判断できるはずです。
3分で読める内容ですので、それではいきましょう~。
※「いますぐに正社員に就職したい!」という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
専門学校中退後はどうなる?体験談5選【就職できない?フリーター?】
専門学校を中退した人の体験談をいくつか知ることで、「専門学校中退後の自分はどうするか?」をイメージしやすくなります。
それでは、実際に専門学校を中退した人の体験談を5つご紹介します。
理想と現実のギャップを感じてデザイン専門学校を中退したSさんの体験談
ー専門学校を中退した理由を聞かせてください。
専門学校を中退した理由は、思い描いていた夢と現実のギャップを感じたからです。もともとゲームを作りたいという夢を持って、イラストレーターやフォトショップ、3D CGといった技術を学んでいました。でも、学んでいく中で自分の想像していた世界との違いを感じるようになったんです。
「このまま続けても本当に自分の望む未来に近づけるのだろうか?」と悩むことが多くなり、途中で方向性に迷いが出てきました。それでも頑張ろうと思ったのですが、学費や生活費の負担も重なり、精神的にも余裕がなくなってしまいました。
それで、専門学校を辞めて一度立ち止まって、自分が本当にやりたいことを見直す時間を持とうと決めたんです。
ー専門学校を中退した後は何をしていましたか?
専門学校中退後は生活費を稼ぐためにアルバイトを始めました。もともと接客業のアルバイト経験が多かったので、スニーカーショップで働き始めたんです。
社員は店長だけで、あとのスタッフは全員アルバイトの店舗なので、接客だけではなく売り場づくりや仕入れ相談なども任されて、幅広い業務を経験することができました。
でも、ただ働くだけではなく、空いた時間を使ってこれからどう生きていきたいのかを考えたり、専門学校で学んだスキルを復習したりしていました。
正直なところ、フリーター生活がここまで続くとは思っていませんでしたが、自分を見つめ直すための大事な期間だったと感じています。
ー専門学校を辞めてよかったと感じていますか?
専門学校を辞めたことについて後悔はありません。むしろ、自分の進むべき道を再考するきっかけになった点ではよかったと思っています。
もしそのまま続けていたら、夢に対する熱意が冷めたまま、学費だけがかかる状態で続けていたかもしれません。それよりは、一度立ち止まって自分の将来をじっくり考えられた今の方が、前向きになれています。
ただ、辞めたことで金銭的に苦労するようになったのは事実ですし、「あのときもっと頑張れたのでは?」と自問することもあります。それでも、過去を悔やむよりは、この選択をどうプラスに変えていくかを考えるようにしています。
ー専門学校中退後の就職活動で苦労していることはありますか?
就職活動では、やはり学歴や経験が足りないことで苦労しています。応募しても書類選考で落ちてしまうことが多く、最初の壁が高いと感じます。
また、接客業の経験が中心なので、「ゲーム制作の仕事にどう繋がるのか」を具体的に説明するのが難しく、どうアピールするか悩むことが多いです。
さらに、フリーターの期間が長くなってしまったことで、企業から「本気で仕事をしたいと思っていないのでは」と見られているのではないかという不安もあります。
でも、自分が今まで積み重ねてきた経験を無駄にしないように、アピール方法を工夫して少しでもポジティブに伝えられるよう努力しています。
ー正社員への就職に向けて現在やっていることはありますか?
現在は就職に向けて、いくつかのことに取り組んでいます。一つは、専門学校で学んだスキルを活かせるようにポートフォリオを作ることです。イラストレーターやフォトショップで自分の作品を作り直し、それを応募書類に添付できる形にしています。
また、ゲーム制作に直接関わらなくても、PCスキルを活かせる事務系の仕事にも挑戦できるよう、基礎的な操作を学び直しています。
さらに、接客業の経験を「お客様の要望を引き出す力」として捉え直し、コミュニケーション能力を強みとしてアピールできるように準備しています。
並行して、転職エージェントや就職支援サービスを利用してアドバイスをもらい、自分に合った職場を探しているところです。一日も早く安定した収入を得て、今の生活をもっと豊かにできるよう頑張っています。
家計が厳しくスポーツ系専門学校を中退したFさんの体験談
ー専門学校を中退した理由を聞かせてください。
専門学校を辞めたのは家庭の経済的な事情が大きかったですね。スポーツ系の専門学校に通っていたんですが、学費が家計の負担になっていて、親からも『もう厳しいかもしれない』と話があったんです。自分でも続けるのは難しいだろうと感じていて、1年で中退する決断をしました。
それまでずっとスポーツ一筋でやってきたから、この分野で将来を目指したいという気持ちはあったんですけど、現実を考えると、仕方ない判断だったと思います。でも、その分、自分でなんとかしなきゃという責任感も芽生えました。
ー専門学校を中退後はどのように過ごしていますか?
専門学校を辞めたあとは、正直すごく焦っていましたね。「これからどうすればいいんだろう」って。でも、すぐに就職活動を始める余裕もなくて、まずはアルバイトを掛け持ちしながら生活費を稼ぐことに集中しました。
飲食店のホールやキッチンで働きながら、次の目標を模索していた感じです。途中から事務系のアルバイトにも挑戦してみたんですが、これは新鮮でしたね。商品の受付対応をしたり、法人向けのデータをまとめたりと、パソコン作業が中心で、自分でも意外とこういう仕事が向いているんじゃないかと感じました。
そうして働きながら、少しずつ「これから何を目指すべきか」を考える時間を持つようになりました。
ー専門学校を辞めてよかったと感じていますか?
専門学校を辞めたことが良かったかどうかは、正直まだ答えが出ていません。ただ、あのまま続けていたら学費の負担で家庭がもっと苦しくなったかもしれないし、自分としても学びたい気持ちを維持できたかどうかは分からないです。
でも、中退をきっかけにアルバイトでいろいろな経験ができたのは、プラスだったと思います。事務作業に興味を持ったのもその一つですし、接客を通じてお客様と関わる中で学んだことも多いです。
もしあのまま専門学校にいたら視野が狭いままだったかもしれないので、別の角度から自分を見直すきっかけになったのは大きかったですね。
ー専門学校中退後の就職活動で苦労していることはありますか?
就職活動は本当に難しいと感じています。まだ始めたばかりなんですが、職歴がないことや、専門学校を中退していることがネックになっているのか、書類選考で落ちることもあって、すごく悔しいです。
それに、希望する職種がまだはっきり決まっていないのも問題ですね。事務系の仕事や宅配の仕事に興味はあるけれど、具体的にどの会社で何をしたいのかを明確にするのが難しいです。
それでも、「正社員になりたい」という強い気持ちはあるので、少しずつでも自分の方向性を見つけていきたいと思っています。
ー現在、正社員に就職するためにどんな準備をしていますか?
就職に向けて、今は自分のスキルや経験を見直しています。特に事務のアルバイトで身につけたワードやエクセルのスキルは、履歴書でアピールできるポイントだと思うので、もっと磨きをかけようと勉強中です。
また、アルバイト経験を活かして、自分の強みを言葉にできるようにしています。たとえば、「接客でお客様のニーズを汲み取る力がある」とか、「事務作業で正確さを求められる仕事を経験してきた」とか、具体的に伝えられるようにしています。
あとは求人情報をこまめにチェックして、興味のある会社を探しながら、少しでも前に進めるようにしています。焦る気持ちはあるけど、一つひとつ準備を進めていこうと思っています。
周囲の学生の雰囲気に馴染めず看護専門学校を中退したYさんの体験談
ーどうして看護専門学校を中退することになったのでしょうか?
正直なところ、自分には看護の現場が合わないと思ったんです。高校時代に「人のためになる仕事をしたい」と考えて看護専門学校に進学しましたが、実際の授業や実習で求められるスピードや正確さについていけませんでした。私は性格的におっとりしていて、周りのスピード感やプレッシャーに飲まれてしまうことが多かったです。
その後、東洋医学に興味を持ち、少し方向転換を試みました。別の専門学校に進学し、授業内容自体は自分に合っていると感じましたが、祖母の介護や家庭の経済状況が重なり、最終的には学費が払えずに退学せざるを得なくなりました。
看護学校を辞めることになったのも、その後の選択肢を手放すことになったのも、悔しい気持ちはありましたが、自分の決断に納得して前に進むしかないと感じていました。
ー専門中退後はどのように過ごされていましたか?
学校を辞めてからは、とにかく生活費を稼がなければならない状況だったので、アルバイトを始めました。最初は地元のリサイクルショップで働いていました。好きなゲームや漫画に囲まれている職場だったので、楽しさもありましたが、それ以上に「働かなければ」という気持ちが強かったです。
その後、SNSを通じてナイトワークのお仕事を始めたこともありました。特に女装して接客するスタイルのバーで働いた経験は、自分にとってかなり新鮮で刺激的でした。お客様との会話や空気作りは楽しかったものの、精神的に消耗する部分もありましたね。
そして、派遣社員として自動車部品の製造業に従事した時期もありました。単純作業が主だったので、あまりストレスを感じずに働くことができましたが、どこか満たされない感覚も抱いていました。振り返ると、その期間は試行錯誤しながら自分に合う道を模索していた時期だったと思います。
ー専門学校を中退した後、就職活動で苦労した点は何でしたか?
中退という経歴が、自分の中で大きな引っかかりになっていました。「最後までやり遂げられなかった」という後ろめたさがあり、面接の場でもその点をどう説明するかが悩みでした。
特に、面接官から「なぜ辞めたのか」「また同じことが起きるのではないか」と聞かれるたびに、正直に答えつつも自分の意欲をどう伝えればいいのかと頭を悩ませました。
それでも、「辞めた理由」だけでなく、「そこで学んだこと」や「次にどう活かしていきたいか」という前向きな話をするよう心がけました。具体的には、アルバイトや派遣での経験を通じて、どのようなスキルや適性を見つけたのかを話すようにして、自分をアピールしました。
また、就職活動中には自己分析をしっかり行い、自分が何をしたいのか、何ができるのかを見極めることにも時間をかけました。それが今後の方向性を考える上で、とても重要だったと感じています。
ー現在の状況や仕事についてどう感じていますか?
今は生活を安定させるために、フリーターとして働きながら次のステップを模索しています。これまでの経験を通して、自分には何が合っていて、何が苦手なのかがだんだん分かってきたように思います。
ただし、現在の収入は十分とは言えませんし、正直なところ将来への不安もあります。それでも、今までいろいろな職場で働いたことで、少しずつ自分の強みや興味の方向性が見えてきました。その中でも、人と関わる仕事にはやりがいを感じていますし、もっとスキルを磨いて安定した職につきたいという気持ちが強いです。
ー専門学校を辞めたことについて、後悔はありますか?それとも良かったと感じますか?
辞めるという決断をした時は、自分にとって辛い選択でしたし、後悔することも多かったです。ただ、今思えば、辞めたことで新しい道を模索する機会を得られたとも感じています。
看護学校を続けていたら、きっと自分には合わないと感じながらも無理をしていたでしょうし、結果的に今の自分の強みや好きなことに気づけなかったと思います。
だからといって、「辞めてよかった」と軽々しく言うつもりはありません。辞めたことで多くの苦労がありましたし、経済的にも精神的にも苦しい時期を経験しました。
ただ、その経験があったからこそ、これからの目標や、自分にとっての「働き方」を見つけることができたのだと思っています。
在学中に夢が破れて声優専門学校を中退したMさんの体験談
ー専門学校を中退した理由を聞かせてください。
高校卒業後、声優の道に憧れて声優系の専門学校に入学しました。アニメやゲームが好きで、声優という仕事に魅力を感じていたんです。でも、実際に通い始めてみると、授業の内容が自分にはあまり合わないなと感じてしまいました。
もっとイメージしていた華やかな世界があると思っていたんですが、実際は地道な発声練習や厳しいトレーニングが中心で、夢見ていたものとギャップがありました。
それに、自分自身の声や演技に自信が持てなくて、このまま続けても結果を出すのは難しいだろうと判断しました。結局、入学から半月ほどで退学することに決めたんです。辞めるときは本当に悩みましたが、そのときは自分に正直に向き合った結果だったと思います。
ー専門学校を中退後はどのように過ごしていますか?
専門学校を辞めた後、すぐに何か別の目標があったわけではありません。とりあえず地元でできる仕事を探そうと、家の近くにあったコンビニでアルバイトを始めました。特別な理由があったわけじゃなくて、「近いから」「働きやすそうだから」というシンプルな動機です。
でも実際に働いてみると、お客様から感謝されることが意外と嬉しくて、「接客って悪くないな」と思うようになりました。一方で、横柄な態度を取るお客様に対応するのはストレスで、それも含めて接客の難しさを感じましたね。
その後、正社員になりたいと思ってコンビニを辞め、いくつかの仕事を探しましたが採用には至らず、食品製造工場でのアルバイトを始めました。
ライン作業は単調でしたが、集中力を発揮できる場面もあり、仕事自体は嫌いじゃなかったです。ただ、周囲の期待が大きくてプレッシャーを感じることも多く、精神的にきつい時期がありました。
ー専門学校を辞めてよかったと感じていますか?
正直に言うと、専門学校を辞めたことについて、よかったと思える部分と後悔する部分が混在しています。
辞めた当時は「このまま続けても自分には無理だ」と確信していたので、あの決断は間違いではなかったと思っています。でも、声優という夢をあきらめたことに対して、時々「もっと頑張れたんじゃないか」という気持ちがよぎることもあります。
専門学校を辞めたことで、違う仕事に挑戦したり、自分の適性を考えたりする機会を得たのは確かです。その意味では、新しい自分の可能性を見つけるためのきっかけになったのかもしれません。
ー専門学校中退後の就職活動で苦労していることはありますか?
就職活動では、やはり自分に特別なスキルや資格がないという点で苦労しています。専門学校中退という経歴がどう見られるのかも不安ですし、自信を持てないまま面接を受けてしまうことが多いです。
実家で暮らしているので、早く自立して親を安心させたいという焦りもあります。その焦りから、あまり考えずに応募してしまうこともあるんですが、そういうときは採用されなくてさらに落ち込んだり…。
ー現在、正社員に就職するためにどんな準備をしていますか?
今は、自分の特性を活かせる仕事を探すために少しずつ準備を進めています。求人情報をチェックしたり、履歴書の書き方を勉強したり、YouTubeの動画を見て面接対策をしています。最近は接客のコツや、効率的な働き方を教えてくれる動画もあって、それを参考にしています。
また、過去のアルバイトや工場での経験を振り返りながら、自分が得意だったことや、やりがいを感じたポイントを整理するようにしています。
焦りはありますが、まずは目の前の一歩一歩をしっかり踏みしめて進んでいこうと思っています。そして、最終的には親を安心させられるような安定した生活を送りたいです。
専門学校中退後フリーターを経て就職成功したNさんの就職体験談
ー専門学校を中退した理由を聞かせてください。
そうですね、一言で言えば、「続けることが難しくなったから」というのが理由です。もともと看護師の仕事に就けば将来安泰だろうという思いから進学を決めたのですが、授業を受ける中で自分の中にどうしても「これが自分の道なのか?」という疑問が消えませんでした。遅刻や欠席を繰り返すようになったのも、心のどこかでその迷いが影響していたんだと思います。
さらに、家族の事情もありました。親の体調が悪くなってしまい、家計を支えるために夜遅くまでバイトをしなければならなかったので、生活リズムが崩れてしまいました。朝の授業に間に合わなくなることが増え、結果として3年間も留年してしまいました。
そんな状況の中で、学費の負担も大きくなり、これ以上通い続けることは現実的に無理だと判断しました。自分自身でも「看護師として働く未来が見えない」と感じていたので、中退を決めたときはむしろ肩の荷が下りたような気持ちでした。
ー専門学校を中退後はどのように過ごしましたか?
専門学校を中退してすぐは、正直どうしたらいいかわからなくて、とりあえずアルバイトを続けるという選択をしました。学生時代から働いていたダイニングバーで、フリーターとして半年ほど過ごしていました。
その頃にはバイトリーダーを任されていて、売上の管理やスタッフの指導もやっていました。30人以上のスタッフがいたので、それなりに責任もありましたし、やりがいを感じていました。
店舗の売上をどう上げるか考えたり、新しいアイデアを試したりするのが好きで、目標を達成することに楽しさを感じていたんです。シフトにも積極的に入っていたので、手取りで20万円ほど稼いでいましたし、社会保険にも加入していたので、生活自体は安定していました。
ただ、同年代の友人やバイトの後輩が次々と就職していく中で、自分だけが取り残されているような気がして、どこか虚しさも感じていましたね。
ー専門学校中退後の就職活動で工夫したことや苦労したことはありますか?
まず、「何から始めればいいのか」というところでかなり悩みました。就職活動の経験がなかったので、手探り状態でとりあえずハローワークに行きました。でも、求人が多すぎて自分に合うものを見つけるのが大変で、一人ではとても無理だと感じました。
そこで「就職エージェント」というサービスを利用することにしました。担当アドバイザーの方が、僕の話をじっくり聞いてくれて、自分の性格や強みに合った企業をいくつか提案してくれました。
その中で「営業職が向いている」と言われたのですが、最初は半信半疑でした。ただ、彼らのサポートがとても手厚くて、履歴書や職務経歴書の作成、面接対策まで一緒にやってくれたので、不安な気持ちは少しずつ薄れていきましたね。
就職活動で苦労したのは、まず「普通自動車免許」が必須だと知ったことです。エージェントの方に指摘されて慌てて合宿で取りました。また、自分が「専門学校中退」という経歴で、フリーターだったこともあって、最初は自信がなかったです。でも、アドバイザーの方が背中を押してくれたので乗り越えられたと思います。
ー正社員に就職した今の状況や感想を聞かせてください。
現在は就職して数年が経ちましたが、今は本当に仕事が楽しいです。現在はベンチャー企業で法人営業をしていますが、自分でプランを考えて提案する自由度があり、モチベーションを保ちながら働けています。
同僚たちとも対等に仕事ができていますし、大卒の人たちとも肩を並べられるのは、自分にとって大きな自信になっています。
年収もフリーター時代より格段に上がりましたし、会社が副業を許可しているので、休日には別の仕事をして収入を増やしながらスキルアップも図っています。
ー専門学校を辞めてよかったと感じていますか?
今振り返れば、あのとき専門学校中退を決断して本当によかったと思います。もちろん、途中で辞めたことに対して罪悪感や劣等感はありましたが、その選択がなければ、今の自分はなかったです。
専門学校での経験も無駄ではありませんが、自分が興味を持てない道を無理に進むより、自分の心に正直になったことが結果的に良い方向に繋がったんです。
専門学校を中退してからしばらくは不安もありましたが、就職して安定した収入を得ている今、同世代とも肩を並べているどころか、それ以上の環境を手に入れていると感じています。
人生の中で悩む時間は誰にでもあると思いますが、そのときに勇気を出して行動することが大事だと学びましたね。専門学校を辞めたことも、自分にとっては大きな一歩でした。
専門学校中退後の就職を成功させるコツ
専門学校を中退すると、学歴面で就職が不利に感じることもありますが、正しいポイントを押さえれば、中退からでも十分に就職は可能です。
専門学校中退後の就職のコツは、下記のとおりです。
- 早めに就職活動を始める
- 専門学校中退の理由をポジティブに伝える
- 専門学校で学んだことをアピールする
- 専門学校中退後に取り組んでいることを伝える
- 年齢の若さをアピールする
- 専門学校中退者に強い就職エージェントを利用する
ここからは、それぞれ解説していきます。
早めに就職活動を始める
専門学校中退後は、一日でも早く就職活動を始めましょう。
なぜなら、履歴書に空白期間が生じないようにするためです。
長期間何もしていないと「何も考えずにフラフラしていたのでは?」とネガティブに捉えられ、選考で不利になります。
専門学校中退後はできるだけ早く行動を起こすことが、就職成功への近道です。
専門学校中退の理由をポジティブに伝える
『専門学校中退=ネガティブ』という印象を抱かれやすいですが、言い換えれば『人生の転機』ともいえます。
大切なのは、その転機をどう捉え、今後に活かすかという点です。
たとえば、「将来を真剣に考えるきっかけになった」「次は失敗しないように努力を始めた」といった姿勢を示すことで、採用担当者にポジティブな印象を与えられます。
ただし、専門学校中退の理由を事実と異なる内容でごまかすのは禁物です。
反省点を自覚しつつ、前向きに行動していることを伝えましょう。
専門学校で学んだことをアピールする
専門学校を卒業していないとはいえ、在籍中に学んだ技術や知識はあなたの強みになります。
例えば、「調理師学校で基礎調理を覚えた」「美容の専門学校でコミュニケーションスキルを身につけた」「IT系の専門学校でプログラミングを学んだ」など、具体的なスキルを言葉にしてアピールしましょう。
卒業資格がなくても実務に活かせる知識があるなら、企業から必要とされる可能性は十分あります。
専門学校中退後に取り組んでいることを伝える
専門学校を辞めてからの行動が、選考では非常に重要です。
なぜなら、『専門学校を中退した』という背景だけで、イメージがマイナスになるからです。
そこで、「現在は資格取得の勉強をしている」「スキルアップのために独学でプログラミングを学んでいる」「アルバイト先の飲食店で売上を伸ばすために接客時の追加提案やスタッフ同士の情報共有に力を入れて日々改善している」といった具体的な努力を示してください。
企業から見れば、「中退してもただ落ち込むだけでなく、きちんと将来のために動いている」という姿勢が好印象に繋がります。
年齢の若さをアピールする
人材を採用する企業側にとって、若さは大きなアピールポイントになります。
なぜなら、若い人材は将来性や吸収力が高く、企業文化にも柔軟に対応できるというイメージがあるからです。
面接では、アルバイトなどで短期間で仕事を覚えた経験や、新しいことに挑戦する意欲をアピールするのがおすすめです。
特に、コロナ不況の影響が残る中でも有効求人倍率は1倍を超えているため、若い人材がチャレンジできる機会はまだまだあります。
ぜひ自分の若さと潜在能力を最大限にアピールしてください。
専門学校中退者に強い就職エージェントを利用する
そして、専門学校中退者に強い就職エージェントを利用するのが、最も有効な手段です。
自分ひとりで就職活動を進めると、自己分析や企業選び、書類作成から面接対策までを全部自分でやらなければいけないので、かなり大変です。
そのいっぽうで、専門学校中退者の就職に強いエージェントに相談すれば、下記のメリットが得られます。
- 専門学校中退者の就職実績が多い求人を紹介してもらえる
- これまでの経験を魅力的に伝える履歴書や職務経歴書を作ってもらえる
- 無料で就職講座や適職診断テストを受けさせてもらえる
- 企業ごとに面接対策をやってもらえる
どの就職エージェントも無料で登録できるので、何もリスクがないです。
ただし就職エージェントの良し悪しは、担当のキャリアアドバイザーによって決まるので、そこは運になります。
もし担当アドバイザーが自分と合わなかったら、担当者を変更してもらうか、就職エージェント自体を変えればOKです。
専門学校中退で就職したいなら、行動して少しずつ変えるしかありません。ぜひこの機会に試してみてくださいね。
専門学校中退後に就職できない人は何に失敗しているの?
専門学校中退後に就職できない人の失敗事例は、下記のとおりです。
- 履歴書の内容に嘘がある
- 専門学校中退の理由を自分の目線で正直に語りすぎる
- 求人サイトに登録するだけで満足する
- やりたい仕事がないという理由で就活自体をしない
ここからは、1つずつ解説していきます。
履歴書の内容に嘘がある
当たり前のことですが、履歴書で経歴をごまかすのはNGです。
たとえば「専門学校中退」を「高卒」と書くような行為は経歴詐称になり、企業がその事実を知れば内定はもらえません。
嘘をついてしまうと信頼関係が崩れ、「この人を採用するのはやめておいた方がいい」と思われてしまうからです。
専門学校中退の理由を自分の目線で正直に語りすぎる
専門学校中退の理由をまるごと正直に話すと、ネガティブな印象だけを持たれるリスクがあります。
たとえば「思っていた学生生活と違った」「学校が退屈に感じた」という理由をそのまま伝えると、「環境に不満があるとすぐ辞めてしまうタイプ」と見なされる可能性が高いです。
やむを得ない事情なら正直に話すのが適切ですが、中退理由そのものよりも「今後どう行動するか」を前向きに伝える方が好印象です。
求人サイトに登録するだけで満足する
求人サイトに登録しても、そのまま放置していては意味がありません。
応募する企業を探し、履歴書を作成し、実際に応募して面接を受けることが就職活動の本番です。
求人サイトに登録だけして「安心した」と思い込むのはNGですので、登録後は必ず次のステップへ行動を進めましょう。
やりたい仕事がないという理由で就活自体をしない
「自分が本当にやりたい仕事がわからないから」という理由で、就職活動を一切行わないのはおすすめできません。
やりたい仕事が見つからない場合でも、まずはできる仕事を探してみるのが大切です。
実際に働き始めることで視野が広がり、自分の得意分野や興味が高まる分野が見えてくるケースも多いです。
まとめ:専門学校を中退したら就職エージェントに相談するのが安全です
この記事のまとめです。
- 専門学校を中退しても就職できる
- 専門学校中退後フリーターになる人が多かった
- 専門学校中退者は自分ひとりで就活すると失敗するかも
- 就職エージェントを利用するのが安全で手っ取り早い
- 担当のキャリアアドバイザーが全部やってくれる
- 正社員に就職したいなら徐々にでも行動するしかない
世の中的には「専門学校を中退したら就職できない」というイメージをありますが、実際は専門学校中退でも正社員に就職できている方は多いです。
ただし就職活動の方法には、いくつかのコツがあります。
特に『専門学校を中退した後に自分ひとりで就活を進める』というのは、ちょっとリスクが高いかもしれません。
初めて就職する方が、自分ひとりで就職活動するのは、なかなか大変です。
求人の選び方もわからないですし、履歴書や職務経歴書の作り方もわからないですし、面接対策の仕方もわからないと思います。
ですから専門学校を中退した人は、就職のプロである就職エージェントに登録して、手厚いフォローを受けるのが1番安心です。
初めての就職で失敗するのは嫌だと思うので、できるだけ安全な方法を選んでくださいね。
あとは、あなた次第です。
いまから行動して、あなたの理想の未来を手に入れませんか?