
この記事では、家庭の経済的事情で高専を中退し、スーパーで品出しのアルバイトを1年続けて別エリアの応援まで任された20歳男性が、「土日祝休み・スキルが身につく仕事」を軸に初めての正社員就職活動に踏み出したリアルをお届けします。
「高専や専門学校を中退した後の就活が不安」「アルバイト経験しかないが正社員になれるか」——そういった方に読んでほしい体験談です。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
| 名前 | Y・Yさん(20歳男性) |
|---|---|
| 学歴 | 高専中退(高卒認定取得済み) |
| 主な職歴 | スーパー品出し(1年・飲料食料担当)→ 居酒屋キッチン(1ヶ月)→ 焼き鳥店接客 |
| 就活のきっかけ | 高専を退学後、正社員として安定した仕事に就くため転職活動を開始。免許取得後に本格化 |
| 就活の軸 | 「土日祝休み・残業少なめ」「スキルが身につく仕事」「関東エリア」 |
| 使用した就職サービス | 転職エージェント・エン転職(5社応募済み・インフラエンジニア・工場系が中心) |
| 目指す職種 | ITエンジニア・インフラ系・施工管理(スキルが積み上がる仕事を優先) |
今回インタビューしたのは、5人兄弟の上から2番目として家庭の経済的な事情を抱えながら高専を退学し、スーパーでアルバイトを続けながら就職活動を本格スタートさせた横山優斗さん(20歳男性・仮名)です。
「仕事と私生活を充実させたい」というシンプルな願いを胸に、初めての正社員就職に向けて動いています。
3分で読める内容ですので、それではいきましょう〜。
※「今すぐにフリーターから就職したい!」という方は、以下の記事を読む方が早いかもです。
目次
高専を辞めることになった背景——経済的な事情と、前に向かう選択

横山さんが高専を中退したのは、家庭の経済的な事情からでした。
1回留年したこともあり、5人兄弟で上から2番目という立場の中で、学費の負担が続けられなくなりました。
「経済的な理由で辞めた。」
この一言は、簡単なことではなかったはずです。
ただ、高卒認定は取得しており、学歴の基準としての扉は閉ざされていません。退学という形であっても、必要な資格をしっかりと手に入れていたことが、次のステップへの備えになっています。
退学後は自動車免許の取得を進め、転職活動の準備を整えてから本格的に動き始めました。「まず整えてから動く」という慎重さが、横山さんの「落ち着いて物事に取り組める」という長所の表れでもあります。
スーパーで1年間——別エリアの応援を任されるほどの信頼

横山さんが1年間続けたスーパーでの品出しアルバイトは、一見地味に見えますが、中身を聞くと印象が変わります。
担当したのは飲料・食料品の品出しで、1日に500mlの飲料を24本入りの段ボール50箱分を積み上げるという体力仕事でした。
「段ボールを積み立てて、その上にバラを並べる。1日50箱。」
これは相当な体力と正確さが求められる作業です。しかも、働くうちに自分のエリア以外の応援も頼まれるようになりました。
「別エリア部門も応援を頼まれるようになった。」
信頼される人間になった——という事実は、職歴として評価できます。
また、最初は作業指示を忘れてしまうミスがあったと正直に話してくれましたが、メモを取る習慣をつけることで改善し、その後はミスがなくなったといいます。
「失敗してもメモで改善できた。それからはミスがなかった。」
自分の弱みを認識して、自分で直せる——これは、社会人として最も大切な能力のひとつです。
剣道3年間で育てた、「落ち着いて向き合う」力

横山さんの学生時代を振り返ると、中学3年間の剣道部経験があります。
「忍耐強い方だったから、剣道を選んだ。」
剣道は精神的な鍛錬と礼儀が求められる競技です。試合の緊張感の中で冷静に相手と向き合い続けるという経験は、「落ち着いて物事に取り組める」という長所と直接つながっています。
趣味は筋トレと読書。体を鍛えながら知識を積み上げるという習慣は、「コツコツ続けられる人間だ」という根拠になります。
「積極性がない」という短所を自分で挙げていましたが、これは「慎重で丁寧に物事を進める」という裏の強みとして語り直すことができます。
横山さんが次の仕事に求めること
これまでの経験と今後の希望を整理すると、横山さんが転職先に求める条件はシンプルです。
① 土日祝休み・残業少なめ
「仕事と私生活を充実させたい」という目標のために、オフの時間が確保できる働き方を求めています。
② スキルが身につく仕事
「スキルを身に付けたい」という言葉が繰り返し出てきました。アルバイトで終わりではなく、社会人として成長していける環境を求めています。
③ 関東エリアで働けること
現在の生活拠点が関東で、「関東ならどこでも大丈夫」という広い範囲で探しています。転職活動の選択肢が広がる条件です。
就職活動のリアルな状況——エン転職で5社応募・エージェントで幅広く探している
横山さんはすでにエン転職を使って5社に応募しており、インフラエンジニア系・工場系を中心に動いています。ただ独学での勉強はまだこれからで、「学びながら入れる会社を探している」という状態です。
転職エージェントからは8社の求人が提案されており、方向性は大きく4つに分かれています。
ITエンジニア・インフラ系(正社員)。
高卒認定があれば応募できる求人と、学歴不問の求人の両方が提案されています。プログラミング研修があり、未経験からスタートできる会社では、「スキルが身につく」という希望が一番実現しやすい方向性です。横山さんのエン転職での応募傾向ともここが合致しており、最も本気で検討している軸です。
大手セキュリティ系スタッフ(正社員)。
東証一部上場の大手セキュリティ会社のスタッフ職です。安定した大企業で長期雇用が見込めます。「落ち着いて物事に向き合える」という横山さんの特性が活きる職種で、キャリアアップの仕組みも整っています。
施工管理・建設技術系(正社員)。
工事現場の管理を担当する技術職で、未経験から入れる求人です。体力仕事への適性はスーパーで証明済みで、「スキルが身につく」という希望にも合っています。
携帯ショップスタッフ・ルート配送(正社員)。
接客経験を活かせる携帯ショップスタッフと、ルート配送ドライバーも候補に挙がっています。AT限定免許を持つ横山さんには、配送系も現実的な選択肢です。

この体験談から見えてくること

横山さんのストーリーには、高専や専門学校を辞めた後に正社員を目指している方へのヒントがあります。
高専中退でも、高卒認定があれば就職の選択肢は広い
高専を中退しても高卒認定を取得していれば、「高卒以上」を条件とする求人に応募できます。学歴を理由に諦める必要はありません。特にIT系・施工管理系は学歴より意欲と適性を重視する傾向があります。
「失敗してメモで改善した」は、面接で使えるエピソード
スーパーでの失敗→メモを取る習慣で改善→その後ミスなし、という一連の話は、「自分の課題に気づいて行動で直せる人間だ」という証拠です。面接で「短所と克服エピソード」を聞かれたときに使える具体的な素材です。
「積極性がない」は「慎重に進められる」に言い換えられる
自分の短所を正直に語れることは大切ですが、面接では言い換えが必要です。「積極性がない」→「慎重に、落ち着いて物事を進めるタイプ。失敗したときはメモを取って改善してきた」という形にすることで、強みとして伝わります。

おわりに
経済的な事情で高専を辞め、スーパーで1年間黙々と働いてきた横山さんが、「仕事と私生活を充実させたい」という願いを持って初めての就職活動に踏み出しました。
「落ち着いて物事に取り組める」という特性と、「失敗してもメモで改善できる」という実績が、次の職場で必ず活きます。
20歳、まだこれからです。その一歩が、スキルが積み上がる場所への扉を開くことを願っています。
