
この記事では、3D CGやIllustratorを学ぶために専門学校に進んだものの中退し、アパレル正社員・コンビニ・ゲームセンターなど6社の接客経験を重ねながら「手取りが低くて生活がきつい」という現実に直面した20歳女性が、デスクワーク・PCスキル習得を軸に転職活動を始めたリアルをお届けします。
「接客ばかりの経歴から事務・PC系に転換できるのか」「手取りを上げながら、やりたいことに近い仕事に就くにはどうすればいいか」——そういった方に届けたい体験談です。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
| 名前 | S・Mさん(20歳女性) |
|---|---|
| 学歴 | 高校卒業(CG・デザイン系専門学校中退) |
| 主な職歴 | アパレル正社員(1年・売り場担当)→ ドンキホーテ(1年半)→ コンビニ×2社・ネットカフェ・ゲームセンター(各半年〜8ヶ月) |
| 就活のきっかけ | 手取り17〜18万円では生活が厳しく、収入アップと働き方の転換を目指して転職活動を開始 |
| 就活の軸 | 「手取り19万円以上」「デスクワーク・PCスキルが身につく」「ゲーム・イラスト関連への将来的な道」 |
| 使用した就職サービス | 転職エージェント(3社書類選考中・2社書類落ち) |
| 目指す職種 | ITエンジニア(研修あり)・ゲーム関連事業の営業・スタッフ |
今回インタビューしたのは、CG・デザイン系の専門学校に進んで3D CGやIllustratorを学んだものの中退し、アパレル正社員を経て6社の接客業を経験してきた斉藤真凜さん(20歳女性・仮名)です。
「手取りが低くて生活がきつい。PCスキルを身につけて、もっと自分らしい仕事に就きたい」という思いで、転職活動を進めています。
3分で読める内容ですので、それではいきましょう〜。
※「今すぐにフリーターから就職したい!」という方は、以下の記事を読む方が早いかもです。
目次
ゲームを作りたかった——専門学校に進んだ理由

斉藤さんがCG・デザイン系の専門学校に進んだのは、「ゲームを作りたい」という思いからでした。
Illustrator・Photoshop・3D CGと、ゲーム制作に必要なツールを学び始めます。
ただ、途中で中退することになりました。
「もともとゲームを作りたくて専門学校に行った。イラストレーターやフォトショップ、3D CGの仕事もしていきたい。」
という言葉が今も出てくることからわかるように、ゲームやイラストへの興味は消えていません。
中退という選択の経緯は多く語られませんでしたが、「絵を描くことをずっと頑張ってきた」という言葉からも、クリエイティブな方向性への愛着は今も本物です。
専門学校で身につけたIllustrator・Photoshopのスキルは、現時点では仕事に活かされていませんが、次の就活で武器になりえる隠れた資産です。
アパレル正社員として売り場を任されていた

専門学校を中退した後、斉藤さんはアパレルショップの正社員として働き始めます。
「店長と自分の2人体制で、売り場づくりや仕入れの商品を相談したりしていた。」
正社員ながら店長と2人だけという環境で、売り場のレイアウトから商品の仕入れ判断まで、幅広い裁量を持って動いていました。
一般スタッフのポジションながら、店の運営に深く関わっていたということです。この経験は、「仕事を任せられる人材だ」という評価につながります。
ただ、手取りで17〜18万円という収入では、彼氏との同棲生活を支えるには厳しい状況でした。
「手取りで19万円以上もらいたい」というシンプルな収入目標が、転職の最大の動機になっています。
軽音部のバンドリーダー——表に出る力は確かにある

斉藤さんの学生時代の経歴で印象的なのは、高校時代の軽音部での活動です。
バンドリーダーを務め、ドラムとボーカルを担当していました。
バンドをまとめながら、自分も演奏し歌う——これは「チームを引っ張りながら自分も表現する」という、リーダーシップとパフォーマンス力を両立した経験です。
一方で「コミュニケーションが向いていない」と自分では言うのですが、6社の接客業を経験しながら働き続けてきた事実と、バンドリーダーとしての経験は、「対人スキルは確かにある」ことを示しています。
「自分が思っているより、コミュニケーション力は持っている」——これは、面接での自己PRを組み立てるうえで大切な視点です。
斉藤さんが次の仕事に求めること
これまでの経験と今後の希望を整理すると、斉藤さんが転職先に求める条件が見えてきます。
① 手取り19万円以上が確保できること
生活費の現実から出てきた、具体的な数字目標です。正社員での収入アップが今回の転職の最大の動機であり、この基準を下回る職場には入りたくないという意志があります。
② デスクワーク・PCスキルが身につく環境
「接客ばかりだったので、PCスキルを身につけたい」という言葉に、キャリアの転換への意欲が表れています。Word・Excelは使えるため、ITエンジニアや事務系職種への入口は開いています。
③ ゲーム・イラスト・クリエイティブ系への将来的な道
「絵とかゲームが好きなので、それに関わる仕事に就きたい」という夢は今も持ち続けています。すぐには難しくても、「将来的にその方向へ異動できる会社」というのが理想の軸のひとつです。
就職活動のリアルな状況——3社書類選考中・2社書類落ちを経験

斉藤さんは現在、3社の書類選考の結果を待っている段階です。これより前に2社が書類落ちになっており、まだ面接には進めていない状況です。
転職エージェントから提案されている求人の方向性は、大きく3つです。
ITエンジニア職(未経験・研修あり)。
給与をもらいながらプログラミングの基礎を学べる研修型の求人です。3D CG・Illustrator・PhotoshopといったPCツールの経験がある斉藤さんにとって、デジタル系への親しみは就活の強みになります。「テスト業務(動作確認)」からスタートできるため、完全なプログラミング未経験でも入りやすい構造になっています。
携帯ショップのスタッフ職(正社員)。
スマートフォンの販売・サポートを担当する仕事です。6社の接客経験を活かしながら、正社員として安定した収入を得られる職種です。ただし斉藤さんの希望である「デスクワーク・PCスキル」という方向性とはやや異なるため、ステップとしての位置づけになります。
ゲーム関連事業を持つ会社の営業・スタッフ職(正社員)。
ゲームの攻略サイト運営やVTuber制作事業を持つ会社での営業職です。「将来的に制作部門への異動も可能」という点が、斉藤さんの「ゲーム・イラスト関連の仕事に関わりたい」という希望と重なります。接客経験で培ったコミュニケーション力を活かせる入口として、魅力的な選択肢です。

この体験談から見えてくること

斉藤さんのストーリーには、接客職から別の働き方に転換しようとしている方や、夢と現実のバランスを取りながら就活している方へのヒントがあります。
接客6社の経験は、「人と向き合い続けてきた」という証拠
「コミュニケーションが向いていない」と言いながら、6社の接客業を続けてきた事実があります。この実績は「対人対応のスキルが身についている」という証拠であり、面接でのアピール材料として十分に機能します。
専門学校で学んだIllustrator・Photoshopは「眠っているスキル」
中退という経緯はあっても、ツールを使えるという事実は残っています。「ITエンジニアを目指す」「クリエイティブ系に関わりたい」という方向性を語るとき、この経験が説得力を持ちます。
「将来的に異動できる会社を選ぶ」という発想が、選択肢を広げる
今すぐゲーム制作の仕事に就くのは難しくても、「将来的に制作部門への異動ができる会社」を選ぶことで、夢への道を閉ざさずに就職できます。入口は営業・スタッフでも、社内でキャリアチェンジできる環境を探すという視点が大切です。

おわりに
ゲームを作りたくて専門学校へ進み、アパレルで売り場を任され、6社の接客業を経験してきた20歳。
「手取りが低くて生活がきつい」という現実と向き合いながら、「でも夢に関わる仕事に就きたい」という気持ちも持ち続けている。
その両方を手放さないまま動き出していることが、斉藤さんの就活の力になっています。
デスクワーク・PCスキル・ゲーム関連——どれかひとつでもつながる職場が見つかったとき、次のキャリアが開けていくはずです。