このような悩みを持つ、スーパー店員の方に向けて、記事を書いています。
スーパー店員の仕事は、『サービス残業が多い』『誰にでもできる仕事』というイメージから底辺だといわれることが多いです。
では、スーパーは本当に底辺の仕事なのか?
結論からいうと、底辺になるかどうかは、就職するスーパー次第ですね。
たしかに10年以上前は、長時間のサービス残業や低賃金という労働環境のスーパーが多く、『スーパーで働く=底辺』だと主張する人も多かったようです。
しかし最近は、労働環境が大きく改善されており、『最近はそこまで底辺だとは思わない!』『大手だと福利厚生が手厚い!』という意見も増えています。
とはいえ、やはり今でも『スーパーの仕事はきつい…』という理由で、スーパーを辞めていく人が多いのも事実です。
記事を書いている僕は26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計978名の方にインタビューしてきたので、スーパーで働く人のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、僕が実際に話を聴いた、元スーパー店員の佐藤未央さん(23歳女性・仮名)の体験談をもとに、『スーパー店員が底辺に感じる瞬間』から『スーパーから転職で失敗しない方法』までを解説していきます。
この記事を読めば、スーパーの未来に不安を抱えている方でも、人生を変えるための一歩が踏み出せるようになります。
3分で読める内容なので、それではいきましょう。
※『今すぐ自分の適正年収が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
目次
スーパー店員が底辺だといわれる理由【3分で解説します】
世の中には約22,000店のスーパーがあり、大手企業から中小零細企業までさまざまです。
スーパーを運営する会社によって、社風や待遇面は異なるため、どのスーパーに就職するかが重要になります。
今回紹介する、元スーパー員の佐藤未央さん(23歳女性・仮名)は、大学卒業後に新卒社員として、某スーパーに入社しました。
約40店舗のスーパーを経営する会社だっため、新入社員研修は充実していましたし、人間関係にも大きな問題はありませんでした。
では、なぜ佐藤未央さんはスーパーを辞めたのか?
佐藤未央さんの退職理由は、転勤の頻度が多かったから、です。
具体的には、1年目に4回の転勤があったようで、これがストレスになってしまい、退職することを決意しました。
これは完全に僕の主観ですが、これまでにインタビューしてきた、スーパー社員の方の傾向をみると、私生活の時間を重視する方が多い印象です。
そのため、転勤が多かったり、長時間労働になったり、休日出勤になったりすると、強いストレスを感じるようですね。
【体験談】スーパーに就職した結果、転勤と通勤時間がきつかった…
前章で、元スーパー店員の佐藤未央さん(23歳女性・仮名)がスーパーを辞めた理由が、年4回の転勤がきつかったから、と説明しました。
これはスーパー店員のあるあるで、複数の店舗を経営する会社の場合、頻繁に転勤があるようです。
また、佐藤未央さんが特にストレスに感じていたのは、通勤時間の長さですね。
通勤時間は片道1時間半かかっていたので、往復で3時間でした…。
毎日3時間もの時間が通勤で消えるのは、なかなかしんどいですよね。
ちなみに、転勤は年4回ありましたが、どれも同県内の転勤だったため、会社から引っ越し手当などは出ず、仕方なく引っ越さずに通勤していたそうです。
プライベートを重視したかった佐藤未央さんは、この通勤時間の長さに耐えられず、スーパーを辞めました。
スーパーへの就職は負け組?いや、ホワイトだという人もいます
世間的には『スーパーに就職するのは負け組だ!』というイメージもあるようですが、実際のところはどうなのか?
スーパー社員にやりがいを感じている方の意見は、次のとおり。
- 食に詳しくなり、食生活が豊かになる
- 商売の楽しさを実感できる
- コミュニケーション能力が身に付く
- お客様から褒めてもらえることがある
- チームで協力しながら仕事ができる
また大手上場企業のスーパーで働く社員の場合、年収600~800万円稼ぐ社員もいるようなので、一概に『スーパー就職=負け組』とはいえませんね。
とはいえ、一般的にはスーパー業界の給料は低めです。
TKCグループが公開するBAST速報版によると、野菜小売業の従業員1人当たりの人件費は『209万3,000円』となっています。
ほかの業界と比較すると、次のとおり。(参照:BAST速報版(206業種12分析項目))
- 野菜小売業:209万円
- 婦人服小売業:295万円
- 家具小売業:446万円
- 広告業:510万円
- 電気通信工事業:586万円
- 受託開発ソフトウェア業:601万円
こうやって比較してみると、スーパーの給料が圧倒的に低いことがわかりますよね。
つまり、スーパー就職は負け組ではないが、給料が安くなる可能性は高いということです。
スーパーから転職するなら何歳まで?手遅れになる前に行動しよう
ここまでの内容から、『スーパーから転職した方が良さそうだな…』と思った方は、今すぐに行動しましょう。
未経験から転職に挑戦する場合、企業から評価されるのは『若さ』と『コミュニケーション能力』です。
スーパーから転職する方の多くが、コミュニケーション能力を身に付けていると思うので、気を付けるべきは『年齢』です。
『せっかくだからもう少し続けてみようかな~』『区切りの良いタイミングで転職しようかな~』などと行動を先延ばしにしていると、あっという間に20代後半になってしまいます。
転職市場のリアルな話をすると、未経験者は28歳以上になると、書類選考が通りにくくなります。
企業側としては、未経験者を採用すると教育コストがかかるため、未経験から育てるなら、少しでも長く働ける若手社員がいいと考えるのです。
いざスーパーから転職しようと思ったときに、『もう手遅れ…』では辛いですよね。
スーパーから転職する前にやっておくべきこと
今の段階で、『スーパー店員は底辺すぎる…』『スーパーの正社員はきつい…』と思っている方は、そもそもスーパーの仕事に向いてない可能性が高いです。
そして、自分に向いてない仕事を選んでしまう最大の原因は、自分の強みや弱みを理解できていないからです。
つまり、自己分析が足りていない、ということ。
とはいえ、今まで自己分析をやったことがない人が、自分の強みや弱みを分析するのは大変だと思います。
そんな方のために、世の中には自己分析ツールが多く存在します。
その中でも、特におすすめなのが、無料で適職診断テストが受けれる『転職アプリ』ですね。
すべて無料で利用できますし、面談や履歴書などの手間もないので、あなたにリスクはありません。
自分に向いてる仕事を順番に教えてくれたり、適性の低い職種も表示してくれるので、自分に合わない仕事を選ぶリスクも回避できます。
また、自分の個性や特徴を数値化してくれるので、客観的なデータをもとに自己分析も可能ですよ。
スーパーを辞めたいと思っている方は、転職する前に無料適職診断テストで『自分に向いてる仕事』や『自分の強みと弱み』を調べておいてくださいね。
スーパーから転職で失敗しない方法とは?
スーパーから転職したい方は、絶対に自分ひとりで転職活動しないでください。
それはなぜか?
転職経験の少ない方が、自分ひとりで転職しようとすると、失敗するリスクが高いからです。
僕は初めて転職するときに、最初は自分ひとりで転職活動をしていたのですが、半年経っても、1社も内定がもらえませんでした…。
僕が転職活動に失敗した理由は、次のとおり。
- ハイクラス求人に応募していた
- 履歴書や職務経歴書の内容がスカスカだった
- 企業ごとの面接対策ができていなかった
上記のとおり、僕は転職活動をかなり甘く考えていました。
僕は運よく、友人に転職エージェントを紹介してもらい、担当アドバイザーのサポートのおかげで、無事にフリーターからIT業界の正社員に転職できました。
もちろんスーパーで働く方が、フリーターだった僕と同レベルだとは思いませんが、失敗するリスクは低い方がいいですよね。
転職エージェントはすべて無料で利用できるので、あなたのリスクはゼロです。
とりあえず登録しておいて、損はしないと思いますよ。
まとめ:スーパー店員が底辺だと思ったら今すぐに行動すべきです
最後に、この記事のまとめです。
- 転勤の頻度が多すぎてストレスだった(年に4回の転勤)
- 同県内の転勤だと引越し手当が出ないから通勤するしかなかった
- 通勤時間が長い店舗に配属されると辛かった(往復3時間)
- 私生活の時間やプライベートが充実しないから辞めたいと思った
- スーパー業界はほかの業界に比べて給与水準が低い
今回の内容は、僕が元スーパー店員(正社員)の方から実際に聞いた話がもとになっています。
『精神的にも肉体的にも、スーパーの仕事がきつくなってきた…』という方は、できるだけ若いうちに転職しておくのが安全です。
年齢を重ねるほど、未経験からの転職が難しくなるので、やり直せるうちに行動しておきたいところです。
この記事で紹介した元スーパー店員の佐藤未央さん(仮名)は、23歳でスーパー店員からIT企業の事務総合職に転職して、『過酷な労働環境・年収230万円』という人生から『ホワイトな労働環境・年収400万円』という人生に移動することができました。
この生き方は、たくさんある中の一つのサンプルにすぎませんが、一番伝えたいのは『20代なら絶対に人生やり直せる』ということです。
まずは小さな一歩でもいいので、あなたにできることから始めてみませんか?
『自分の人生このままじゃいけない…』と思った方は、今日というより今から始めてみましょう。